盛岡市のおひとりさまが知っておきたい終活|相談窓口・葬儀・死後事務の備え

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盛岡市でおひとりさまの終活を進めるとき、いちばん決めにくいのが葬儀とお墓です。希望を書き残しても、実行する人がいなければ実現しません。この記事では、葬儀とお墓で決めておく4つのこと、生前契約で確認すべき点、費用を口座以外で用意する方法を中心に、相談窓口、死後事務委任と人生会議、エンディングノートの書き方までを整理します。

この記事の結論

  • 迷ったらまず地域包括支援センターに電話してください。相談は無料です
  • 葬儀とお墓は「何を望むか」より先に「誰が実行するか」を決めてください
  • 亡くなると口座は凍結されます。葬儀費用は口座に頼らない手当てが要ります
  • お墓は継ぐ人を必要としない選択肢が複数あります
  • 火葬後に返却される許可証が、納骨のときに必要です。骨箱の中にあることが多い書類です
  • おひとりさまに特に必要なのは遺言書と死後事務委任契約の2つです
  • 制度の内容と金額は変わります。必ず市の公式ページと窓口で確認してください

この記事でわかること

  1. おひとりさまの終活で「一番大切なこと」
  2. 盛岡市の相談窓口と、聞いておきたい質問
  3. 葬儀で決めておく4つのこと
  4. 生前契約で確認すべき7点
  5. 葬儀費用を口座以外で用意する方法
  6. お墓の選択肢と、誰が納骨するか
  7. 死後事務委任契約と人生会議
  8. エンディングノートに書く6項目

おひとりさまの終活で「一番大切なこと」は何でしょう

結論から言えば、「実行する人を決めること」です。おひとりさまの終活が難しく見えるのは、希望を決める作業と、それを実行する人を決める作業が、別々だからです。

心配なこといつ起きるか備えの方向
倒れても気づかれないいつでも見守りの仕組みを使う
入院のとき、身元保証人がいない急に病院の相談室に相談する
判断ができなくなったら徐々に任意後見契約
葬儀と納骨を誰がするのか最後に死後事務委任契約
部屋の片付け最後に死後事務委任、生前整理
財産は誰に渡るのか最後に遺言書

冬の備えも「終活」のうちです

盛岡市では、冬に外出が減り、人と会う機会そのものが少なくなります。除雪、灯油の切れ、凍結した路面での転倒、停電。これらは高齢のひとり暮らしにとって現実的な危険です。冬こそ見守りの仕組みが効きます。除雪を頼める先や灯油の配達契約についても、市役所や地域包括支援センターで相談できます。屋根の雪下ろしは、自分で上がらないでください。

盛岡市の公的サポート――おひとりさまが使える窓口はここです

やりたいこと行く窓口費用
何から始めるか分からない地域包括支援センター(住所によって担当が決まっています)無料
見守り・配食・緊急通報市役所の高齢者福祉の窓口相談は無料
介護保険の申請・相談市役所、地域包括支援センター相談は無料
日常の金銭管理社会福祉協議会(日常生活自立支援事業)相談は無料
成年後見の相談地域包括支援センター、社会福祉協議会無料
遺言・任意後見・死後事務公証役場、弁護士・司法書士・行政書士公証役場の相談は無料
亡くなったあとの手続き市役所の窓口無料
費用が心配法テラス、社会福祉協議会条件により無料
契約トラブル・詐欺消費生活センター(188無料

※ 窓口の名称・配置・受付時間は変更されることがあります。出向く前に市役所へ電話で確認すると、二度手間を防げます。

窓口で聞いておきたい7つの質問

質問なぜ聞くのか
「私の場合、まず何をすればよいですか」順番を決めてもらう。これがいちばん重要です
「見守りの仕組みで、私が使えるものはありますか」要介護認定がなくても使えるものがあります
「入院のとき、身元保証人がいないとどうなりますか」いちばん不安が大きい部分です
「死後事務委任は、どこに頼めばよいですか」市が窓口を案内できる場合があります
「市営の墓地や合葬墓はありますか」継ぐ人がいない場合の選択肢になります
「冬の除雪や灯油のことも相談できますか」盛岡では生活に直結します
「費用が心配です。使える制度はありますか」社会福祉協議会や法テラスにつないでもらえます

見守りの仕組みは「まだ元気なうち」から使えます

種類どんな仕組みか相談先
緊急通報の装置ボタンを押すと、決めた先や受信センターにつながります市役所・地域包括支援センター
配食のサービス食事を届けると同時に、安否の確認を兼ねます市役所・地域包括支援センター
訪問による見守り民生委員や地域の担い手が定期的に訪問します市役所・民生委員
電話による見守り定期的に電話がかかってきます市役所・社会福祉協議会
民間のサービスセンサー、通報装置、駆けつけなど各事業者(費用がかかります)

葬儀・お墓のこと――盛岡市でできる事前準備

おひとりさまの場合、「どんな葬儀にするか」より先に「誰が手配するか」を決める必要があります。ここが決まっていないと、他のすべてが空回りします。

葬儀で決めておく4つのこと

決めること決め方
1誰が手配するか死後事務委任契約で決めておく。ここが出発点です
2葬儀の形一般葬・家族葬・直葬(火葬のみ)。おひとりさまは直葬を選ぶ方が多いです
3費用の用意口座は凍結されます。頼む相手に預ける、生前契約で預けるなどの手当てが必要です
4連絡してほしい人名簿を作っておきます。これがないと誰にも知らされません

生前契約で確認すべき7点

葬儀社と生前に契約する場合、確認すべき点は決まっています。何十年も先に実行される契約だからです。

確認することなぜ重要か
1預けたお金がどう管理されるか最重要。事業者の資産と分けて管理されているかを書面で確認します
2契約に含まれる範囲火葬だけか、納骨まで含むか
3含まれない費用安置日数が延びた場合、遠方への搬送など
4解約したいときの条件と返金気が変わることは十分あり得ます
5事業者が立ち行かなくなった場合の扱い長い年月がかかる契約です
6誰が実行を確認するのか契約どおり行われたかを見る人が必要です
7亡くなったことが伝わる仕組みこれが抜けると、契約していても実行されません

7番目が最も抜けやすい点です

契約して費用を預けても、亡くなったことが事業者に伝わらなければ実行されません。見守りの仕組みに登録しておく、緊急連絡先に事業者を入れておく、冷蔵庫に貼る1枚に契約先を書いておく――連絡が届く経路を必ず作っておいてください。

葬儀費用を口座以外で用意する方法

方法特徴注意点
生前契約で預けておく確実に使われます預託金の管理方法を必ず確認
頼む相手に預けておく柔軟に使えます相手との信頼関係が前提。書面にしておきます
生命保険の受取人を指定する口座凍結の影響を受けません請求手続きが必要です
口座に残しておくだけ凍結されます。これだけでは足りません

「口座にお金がある」は備えになりません

亡くなると口座は凍結されます。遺産分割前でも一定の範囲で払い戻しを受けられる制度はありますが、戸籍などの書類が必要で、すぐには間に合いません。葬儀の支払いは、多くの場合1週間から10日程度で求められます。口座に頼らない手当てを1つ用意しておいてください。

お墓の選択肢と、誰が納骨するか

選択肢特徴継ぐ人費用の傾向
永代供養墓管理を寺院・霊園が引き受けます不要
納骨堂屋内。雪の時期もお参りしやすい不要のものが多い
樹木葬樹木や草花を墓標にします不要
合葬・合祀他の方と一緒に納められます不要小さい
散骨海洋などに撒きます不要小〜中
手元供養遺骨の一部を手元に置きます小さい

※ 費用は施設・地域・契約内容によって大きく異なります。市営墓地・合葬墓の募集時期・条件・費用は年度によって変わりますので、盛岡市の公式ページでご確認ください。

「誰が納骨するか」と「許可証の場所」を決めてください

お墓の種類を決めても、実際に遺骨を納めに行く人がいなければ実現しません。永代供養墓を生前に契約していても、納骨の手続きをする人が必要です。死後事務委任契約に「納骨まで」を含めておいてください。

あわせて、火葬後に返却される火葬許可証が、納骨のときに必要になります。白い封筒に入って骨箱の中に納められていることがほとんどです。その旨をノートに書いておくと、頼まれた人が探さずに済みます。

「死後事務委任」と「人生会議」――知っておくと安心の二つの備え

比べる点死後事務委任契約人生会議(ACP)
いつ効くか亡くなったあと生きている間(判断できなくなったとき)
決めること葬儀・納骨・部屋の片付け・届出望む医療とケア、判断を任せる相手
形式契約(書面)話し合い。書面に残すのが望ましい
費用契約時の費用+作業費用を預ける形が一般的かかりません
おひとりさまの相手専門家、社会福祉協議会、親族かかりつけ医、看護師、ケアマネジャーでも構いません

人生会議で決めることは、実は1つだけです

「自分が話せなくなったとき、誰に判断してほしいか」を1人決めて、その人に伝えること。これが最も効きます。5分で終わり、費用もかかりません。相手は家族でなくて構いません。かかりつけ医、訪問看護師、ケアマネジャーでもよいのです。

あわせて「苦痛を和らげる医療は十分に行ってください」と一文書いておいてください。「延命は望まない」と書いても、痛みを我慢することにはなりません。ここは誤解が多い点です。

死後事務委任契約|費用と頼み先

頼む相手向いている場合注意点
甥・姪などの親族関係が良好で、近くに住んでいる相手も年を取ります。予備の人も決めておきます
弁護士・司法書士・行政書士頼れる親族がいない費用がかかります。事務所の継続性も確認を
社会福祉協議会収入が多くない、まず相談したい地域によって取り組みの内容が異なります
民間の身元保証等の事業者幅広く任せたい預けたお金の管理方法と解約条件を書面で確認

判断能力に備える3つの方法

比べる点金融機関の代理人届任意後見法定後見(成年後見)
いつ手続きするか元気なうち元気なうち判断能力が落ちてから
誰を選ぶか自分で決める自分で決める家庭裁判所が決めます
効き始めるとき届け出た時から判断能力が落ち、監督人が選ばれた時審判が確定した時
継続的な費用基本的になし後見人と監督人の報酬後見人の報酬
手続きの重さ軽い重い

後見人にできないこと

  • 身元保証人にはなれません
  • 医療行為への同意はできません
  • 死後の事務は原則として範囲外です(後見は本人の死亡で終了します)

だからこそ、葬儀と納骨の段取りは別に用意しておく必要があります。

エンディングノートに書いておきたいこと|おひとりさまが特に意識するポイント

全部書こうとしないでください。おひとりさまの場合、次の6つが書いてあれば、いちばん困る部分は埋まります。

項目書く内容優先
1緊急連絡先2人以上。1人だとつながらないことがあります最優先
2かかりつけ医・持病・薬救急のときに使われます最優先
3加入している保険会社名と証券番号。金額は不要
4取引のある金融機関支店名まで。残高は不要
5葬儀とお墓の希望、契約先生前契約をしているならその連絡先も
6頼みたい人と連絡先いなければ「いない」と書く。それも重要な情報です

記入例(葬儀とお墓の欄)

【葬儀について】 火葬のみで構いません。読経はしてほしいです。
 契約先:◯◯(連絡先 ×××)/2026年8月に生前契約済み

【お墓について】 継ぐ人がいないので、永代供養にしてほしいです。
 希望先:◯◯霊園の合葬墓(未契約。姪の◯◯に相談して決めてください)

【火葬許可証】 火葬後に返却されます。骨箱の中に入っているはずです。納骨のときに必要です。

【連絡してほしい人】 ① 姪 ◯◯(×××) ② 友人 ◯◯(×××) ③ 元同僚 ◯◯(×××)

ノートに書いてはいけないもの

暗証番号やパスワードは書かないでください。ノートは家族や窓口の人が見る可能性があります。別の紙に書いて封筒に入れ、通帳や印章とは別の場所に保管してください。ノートには「暗証番号は別の封筒にあります」とだけ書いておきます。

また財産の分け方の希望を書いても、法的な効力はありません。財産は遺言書に書いてください。ノートと遺言書の内容が食い違うと、かえって争いのもとになります。

遺言書|おひとりさまに最も効く1通

遺言書がないと、1年以上の手続きが起きます

相続人が1人もいない場合、家庭裁判所が相続財産清算人を選び、債権者への支払い、相続人の捜索、特別縁故者への分与を経て、残った財産が国庫に入ります。この手続きには1年以上かかり、申し立てる人が費用を立て替えます。

遺言書が1通あれば、この長い手続きそのものが起きません。

  • 本文は全文を自分で手書き(財産目録だけはパソコンで作れます。各ページに署名と押印が必要)
  • 日付は「2026年8月24日」のように特定できる形で。「吉日」は無効です
  • 氏名を自書し、押印する
  • 遺言執行者を必ず指定する。いないと手続きが進みません
  • 法務局の保管制度が使えます。手数料3,900円、検認も不要になります

亡くなったあとの手続きと期限

手続き期限窓口
死亡届の提出7日以内市役所(24時間受付)
火葬許可の申請死亡届と同時市役所
健康保険証・資格確認書の返却速やかに市役所
介護保険被保険者証の返却14日以内市役所
年金の受給停止厚生年金10日/国民年金14日年金事務所・市役所
葬祭費の申請2年市役所
高額療養費の申請2年市役所・保険者
相続放棄をする場合3か月家庭裁判所

今日からできる10のこと

  • お住まいの地域の地域包括支援センターの電話番号を調べて、電話機のそばに貼る
  • 「自分が話せなくなったとき、誰に判断してほしいか」を1人決める
  • 「亡くなったあとの手続きを頼む相手」を1人考える
  • かかりつけ医・持病・薬を1枚に書いて、冷蔵庫に貼る
  • 緊急連絡先を2人決める
  • 葬儀の形(火葬のみ/読経あり など)を1行書く
  • 葬儀費用を、口座以外の形で用意する方法を考える
  • お墓の希望を1行書く(「継ぐ人がいないので永代供養」でも十分です)
  • 市営墓地・合葬墓について市役所に問い合わせる
  • 書いた紙を1つの封筒にまとめ、置き場所を誰か1人に伝える

年代別・盛岡市でいつ何をするか

おひとりさまの終活は、やる順番より「いつやるか」で難易度が変わります。目安を置いておきます。

年代この時期にやること理由
50代口座と保険の棚卸し/持ち家の名義を確認まだ体力があり、書類を集めやすい時期です
60代金融機関の代理人届/遺言書を1通書く退職で契約が動く時期。費用のかからない備えから始められます
70代任意後見契約/死後事務委任契約/見守りの登録判断能力があるうちにしか契約できません
80代以降医療情報の1枚を最新にする/頼む相手を再確認する頼んだ相手も年を取ります。予備の人を決めておきます
いつでも市役所の窓口に相談する相談は無料で、何度でも受けられます

迷ったら「費用のかからないもの」から

順番に迷ったら、お金のかからない備えを先に済ませてください。医療情報の1枚(0円)、金融機関の代理人届(多くは0円)、自筆の遺言書(法務局の保管制度で3,900円)。この3つだけでも、家族や周囲の負担は目に見えて減ります。任意後見契約や死後事務委任契約は、そのあとで検討すれば十分です。

費用の考え方|無料でできることと、お金がかかること

項目費用の性質
地域包括支援センターへの相談無料
市役所への相談無料
社会福祉協議会への相談無料
公証役場への相談無料(作成には手数料)
医療情報の1枚を作る0円(紙とペンだけ)
金融機関の代理人届かからないことが多いですが、金融機関によります
自筆証書遺言紙とペンのみ。法務局の保管制度は3,900円
公正証書遺言公証人の手数料は財産の額に応じて決まります
任意後見契約契約時の費用と、開始後の後見人・監督人の報酬
死後事務委任契約契約時の費用と、実際の作業費用をあらかじめ預けておく形が一般的
葬儀・納骨選ぶ形によって大きく変わります

※ 具体的な金額は依頼先や財産の内容によって大きく異なります。編集部が公開情報をもとに費用の性質のみを整理したもので、金額の目安を示すものではありません。必ず複数の窓口で見積もりを取って比べてください。収入等の条件によっては、法テラスの無料法律相談を利用できる場合があります。

よくある質問

まず、どこに電話すればよいですか。
お住まいの地域の地域包括支援センターです。担当が分からない場合は、市役所に電話して「地域包括支援センターの担当を教えてください」と伝えれば案内されます。相談は無料で、何度でも受けられます。
葬儀の生前契約はしたほうがよいですか。
頼れる親族がいない場合は、検討する価値が大きいです。ただし契約前に7点(預けたお金の管理方法・含まれる範囲・含まれない費用・解約条件・事業者に不測の事態が生じた場合・実行を確認する人・亡くなったことが伝わる仕組み)を書面で確認してください。とくに最後の1つが抜けやすい点です。
葬儀費用を口座に残しておけばよいのでは。
亡くなると口座は凍結されます。遺産分割前でも一定の範囲で払い戻しを受けられる制度はありますが、戸籍などの書類が必要で、すぐには間に合いません。葬儀の支払いは1週間から10日程度で求められるのが一般的です。生前契約で預ける、頼む相手に預ける、生命保険の受取人を指定するなど、口座に頼らない手当てを1つ用意してください。
お墓を持たない選択はできますか。
できます。永代供養墓、納骨堂、樹木葬、合葬、散骨、手元供養など、継ぐ人を必要としない方法があります。ただし「誰が納骨するか」まで決めておいてください。生前に契約していても、手続きをする人がいなければ実現しません。死後事務委任契約に「納骨まで」を含めておくのが確実です。
火葬許可証はどこにありますか。
火葬後、証印が押されて返却され、白い封筒に入って骨箱の中に納められていることがほとんどです。納骨のときに墓地・納骨堂の管理者へ提出します。納骨まで年単位で間があくこともあるため、「骨箱の中にあります」とノートに書いておいてください。紛失した場合は再発行の手続きがあります。
成年後見人がいれば、葬儀もやってもらえますか。
いいえ。後見は本人の死亡で終了します。死後の事務は原則として範囲外です。また後見人は身元保証人にもなれず、医療行為への同意もできません。葬儀と納骨は、生前契約または死後事務委任契約で別に備える必要があります。
入院のとき、身元保証人がいなくて断られませんか。
身元保証人等がいないことのみを理由に入院を拒否することは、医師法に反するとされており、国から医療機関に通知が出ています。断られた場合は、まず病院の相談室(医療ソーシャルワーカー)にご相談ください。
まだ元気ですが、早すぎませんか。
早すぎることはありません。むしろ、任意後見契約も遺言書も生前契約も、判断能力があるうちにしか結べません。見守りの仕組みの多くも、要介護認定を受けていなくても利用できます。
財産がほとんどありません。それでも準備は必要ですか。
必要です。むしろ財産が少ない場合ほど、手続きの費用が出せず、誰も動けない状態になりやすいのです。葬儀と部屋の片付けの費用だけでも用意して、頼む相手を決めておくことに大きな意味があります。
冬の除雪や灯油のことも相談できますか。
相談できます。市役所の高齢者福祉の窓口、地域包括支援センター、社会福祉協議会が窓口になります。除雪の支援の仕組みがある場合があります。灯油の配達契約や、屋根の雪下ろしを頼める先についても、地域の情報を持っています。屋根には自分で上がらないでください。
葬祭費はいくらもらえますか。
金額は保険者(市区町村または後期高齢者医療広域連合)の条例で定められており、地域によって異なります。市役所の窓口でご確認ください。申請しなければ支給されず、期限は葬祭を行った日の翌日から2年です。受け取れるのは葬祭を行った人で、親族でなくても対象になります。
今日1つだけやるとしたら、何ですか。
「亡くなったあとの手続きを頼む相手」を1人考えてください。決められなくても構いません。候補が1人浮かべば、それが次に相談する内容になります。その足で地域包括支援センターに電話し、「頼める人がいない(または1人いる)ので、どうすればよいか」と相談してください。

まとめ|盛岡市のおひとりさまが今すぐできる終活の5ステップ

  • 地域包括支援センターに電話する住所によって担当が決まっています。相談は無料で、何度でも受けられます。
  • 見守りの仕組みを使う要介護認定がなくても使えるものがあります。とくに冬は効きます。
  • 「誰に頼むか」を決める医療の判断を任せる相手(人生会議)と、死後の手続きを頼む相手(死後事務委任契約)。この2人が決まれば、終活の骨組みは完成します。
  • 葬儀とお墓の段取りと費用を決める形より先に「誰が手配するか」と「費用を口座以外でどう用意するか」。生前契約をするなら7点を書面で確認します。
  • 遺言書を書き、遺言執行者を指定する法務局の保管制度なら3,900円。検認も不要になります。

おひとりさまの終活で最も大切なのは、希望を書くことではなく、実行する人を決めることです。どんなに詳しく希望を書き残しても、動く人がいなければ何も起きません。

最後にもう一度。制度の内容も金額も変わります。この記事は「どこへ、何を聞きに行くか」の地図として使い、具体的な条件は必ず盛岡市の公式ページと窓口でご確認ください。

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本記事は、編集部が盛岡市および国の公的機関の公開情報をもとにまとめたものです。制度の名称・対象要件・金額・申込方法・窓口の配置は変更されることがあります。本記事では、変わりやすい個別の金額や要件をあえて記載していません。必ずお住まいの地域の窓口、地域包括支援センター、または盛岡市の公式ホームページで最新の内容をご確認ください。市営墓地・合葬墓の募集時期・条件・費用は年度によって異なります。葬儀の生前契約をご検討の際は、契約内容・費用の内訳・預託金の管理方法・解約条件・事業者に不測の事態が生じた場合の扱いを、必ず書面でご確認ください。ご不安がある場合は、契約前に消費生活センター(消費者ホットライン「188」)にご相談いただけます。遺言・任意後見・死後事務委任契約に関する個別のご相談は、公証役場、弁護士・司法書士・行政書士等の専門家をご利用ください。収入等の条件によっては、法テラスの無料法律相談を利用できる場合があります。医療に関する記述は医学的な助言を行うものではありません。治療の選択については主治医および医療・ケアの担当者にご相談ください。

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