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レタックスは、日本郵便が提供する電子郵便のサービスです。書いた内容が受取地の郵便局でプリントされ、台紙に入って届けられます。
「電報の郵便局版」と説明されることが多いのですが、正確には電報ではありません。この違いを知らないまま申し込むと、料金の考え方でつまずきます。
この記事では、電報との違いを最初にはっきりさせたうえで、用紙はどこで手に入るのか、台紙と宛名にどう書くのかを記入例つきで整理します。
先に結論だけ
- レタックス=日本郵便の「電子郵便」。電報とは別のサービスです
- 最大の違いは料金のしくみ。電報は文字数で増え、レタックスは一律です
- Webから申し込めば、用紙は要りません。画面に入力するだけです
- 窓口で出す場合、用紙は郵便局に備え付けてあります。持参する必要はありません
- 宛名は「喪主」。斎場へ送るなら「◯◯斎場気付」を入れます
- 現金(香典)は送れません。現金書留を使ってください
料金・締切・台紙について
この記事では料金をおおよその価格帯で示しています。基本料金・台紙の種類・当日配達の締切時刻・取扱いは改定されることがあります。申し込みの前に、必ず日本郵便の公式サイト、またはお近くの郵便局で最新の内容をご確認ください。
目次
- レタックスとは — 日本郵便の電子郵便
- レタックスと電報の違い【比較表】
- レタックスの料金のしくみ
- 申し込み方法は3つ【比較表】
- Webレタックスの使い方
- 郵便局の窓口で申し込む方法
- レタックスの用紙はどこで手に入る?【様式の疑問】
- パソコンで作る場合のレイアウト
- 台紙の選び方と書き方【記入例】
- 宛名の書き方【送り先別】
- 差出人の書き方
- 本文の書き方と文字数の目安
- 弔電の文例|レタックスで使えるお悔やみ
- 祝電の文例|結婚・出産・就任
- いつ届く?配達日の目安と締切
- 送れないもの・注意点
- 電報・レターパック・手紙との違い
- レタックスのよくある質問
- まとめ|レタックスを使いこなす5つのポイント
レタックスとは — 日本郵便の電子郵便
レタックスは、日本郵便の「電子郵便」という商品の愛称です。しくみは次のようになっています。
- 差出人が通信文を作るWebの画面で入力するか、郵便局の用紙に書きます
- データが受取地の郵便局へ送られるここが「電子」と呼ばれる理由です
- 受取地の郵便局でプリントされる紙に印刷され、選んだ台紙に入れられます
- 配達される郵便配達員が届けます。翌日配達が基本です
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 電子郵便(愛称:レタックス) |
| 提供元 | 日本郵便 |
| 読み方 | れたっくす |
| 用途 | 弔電・祝電・お礼状・通知・案内など |
| 配達 | 郵便配達員が届けます |
| 届くまで | 翌日配達が基本。当日配達に対応する場合もあります |
| 文字数 | 一律料金で、用紙に収まる範囲なら制限なし |
| 写真・イラスト | 入れられます(電報では基本的にできません) |
| 申し込み | Web・郵便局の窓口など |
レタックスは「電報」ではありません
混同されやすいのですが、電報は電気通信事業者(通信会社)が提供するサービスで、レタックスは郵便のサービスです。名前が似ているのは、どちらも「短い文面を届ける」用途が同じだからにすぎません。
葬儀の受付では同じ扱いです
「弔電を打ちたいが、レタックスでもよいのか」——問題ありません。式場では他の弔電と同じように扱われ、読み上げの対象にもなります。どちらで送っても、受け取る側に差はありません。
レタックスと電報の違い【比較表】
| 比較項目 | レタックス(日本郵便) | 電報(通信会社など) |
|---|---|---|
| 提供元 | 日本郵便 | 通信会社・民間の電報会社 |
| 料金のしくみ | 一律料金(基本料金+台紙代) | 文字数で加算(25文字ごとなど) |
| 文字数制限 | 実質なし(用紙に収まる範囲) | あり(文字数で料金が変わります) |
| 写真・イラスト | 入れられます | 基本的にできません(一部対応あり) |
| 手書きの原稿 | そのまま送れます(窓口) | できません |
| 配達する人 | 郵便配達員 | 各社の配達員・委託業者 |
| 当日配達 | 締切時刻までの差し出しで可能な場合あり | 各社・地域により異なる |
| 申し込み | Web・郵便局の窓口など | Web・電話など |
| 台紙 | 選べます(無料のものから高級品まで) | 選べます |
| 電話で申し込む | — | できます |
| 向いている場面 | 文章を長く書きたい/費用を抑えたい/写真を入れたい | とにかく急ぐ/電話で頼みたい |
選び分けの目安
- 長い文面を書きたい → レタックス。文字数で料金が増えません
- 写真や画像を入れたい → レタックス
- 費用を抑えたい → レタックス。長文にするほど差が開きます
- 今すぐ電話で頼みたい → 電報。24時間の電話受付があります
- 数時間後に届けたい → 電報。当日配達に強い傾向があります
レタックスの料金のしくみ
レタックスの料金は、基本料金と台紙代の組み合わせで決まります。
| 費目 | 内容 | 目安 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 通信文を届けるための料金 | 数百円台〜 |
| 台紙代 | 選んだ台紙の代金 | 無料のものから数千円台まで |
| 合計(簡素な台紙) | — | 600円台〜1,000円台 |
| 合計(一般的な弔事用台紙) | — | 1,000円台〜3,000円台 |
| 合計(高級な台紙) | うるし調・押し花など | 5,000円台まで |
| 文字数による加算 | ありません | — |
| 写真・画像の追加 | 台紙や申し込み方法によります | — |
| 速達・配達日指定 | オプション | 別途 |
※ 編集部が公開情報をもとにまとめた価格帯です。基本料金・台紙の種類と価格・オプションは改定されることがあります。実際の金額は日本郵便の公式サイト、または郵便局の窓口でご確認ください。Webから申し込むほうが窓口より安く設定されていることがあります。
長文にするほど電報より安くなります
電報は文字数が増えるほど料金が上がるのに対し、レタックスは一律です。そのため、故人とのエピソードを盛り込んだ長めの弔電を送りたい場合、レタックスのほうが費用を抑えられることが多くあります。短い定型文なら差は小さくなります。
申し込み方法は3つ【比較表】
| Webレタックス | 郵便局の窓口 | ポストへ投函 | |
|---|---|---|---|
| 用紙 | 不要 | 郵便局に備え付け | 専用の封筒・用紙が必要 |
| 受付時間 | 24時間 | 郵便局の営業時間内 | 収集時刻による |
| 支払い | クレジットカードなど | 現金など | 切手など |
| 手書きを送る | できません | できます | できます |
| 画像を入れる | できます | 取扱いによります | — |
| 料金 | 窓口より安い設定のことがあります | — | — |
| 急ぐとき | 締切時刻に注意 | その場で相談できる | 向きません |
| 向いている人 | 夜間・深夜に申し込みたい/自宅から出られない | 初めてで不安/手書きで送りたい | 時間に余裕がある |
※ 取扱い・受付時間・支払い方法は変更されることがあります。ポスト投函の可否を含め、詳細は日本郵便の公式サイトでご確認ください。法人向けにファクスから差し出す方法もありますが、事前の契約が必要です。
急いでいるなら、まず郵便局に電話を
「明日の葬儀に間に合わせたい」というときは、近くの郵便局に電話して「明日◯時までに◯◯斎場へ届けたい」と伝えるのが最も確実です。間に合うかどうかを、その場で判断してもらえます。
Webレタックスの使い方
インターネットから申し込む方法です。24時間いつでも申し込め、用紙も不要なため、現在では最も使われている方法です。
Webレタックスの主な特徴
- 24時間365日、いつでも申し込める
- 用紙が要らない——画面に入力するだけです
- 台紙をその場で選べる——仕上がりのイメージが確認できます
- 文字数を気にせず書ける
- クレジットカードで支払える
- 窓口より料金が安く設定されていることがあります
- 画像を入れられます
申し込みの手順
- 日本郵便のWebレタックスのページを開く——検索するか、日本郵便の公式サイトから進みます
- 用途を選ぶ——弔事・慶事・一般など。用途で台紙の候補が変わります
- 台紙を選ぶ——弔事なら落ち着いた色・柄のものを選びます
- 本文を入力する——文例が用意されていることが多く、そのまま使えます
- 宛先を入力する——郵便番号・住所・氏名。斎場宛なら「気付」を入れます
- 差出人を入力する——住所・氏名。会社名は正式名称で
- 配達日を指定する——葬儀の日時に合わせます
- 内容を確認する——プレビューで誤字と改行位置を必ず確認します
- 支払いをして申し込み完了——受付番号を控えておきます
Webレタックスはいつ届く?
差出日の翌日配達が基本です。締切時刻までに申し込めば当日配達に対応する地域もありますが、締切は改定されることがあるため、申し込み画面で必ず確認してください。
郵便局の窓口で申し込む方法
窓口がおすすめな方
- 初めてで、書き方に不安がある
- 手書きの文面をそのまま送りたい
- インターネットの操作に慣れていない
- 台紙を実物で見て選びたい
- その場で相談しながら決めたい
- 現金で支払いたい
窓口での手順
- 郵便窓口で「レタックスをお願いします」と伝える——用紙を出してもらえます
- 用途を伝える——「弔電です」と言えば、弔事用の台紙を案内してもらえます
- 用紙に本文を書く——備え付けの用紙に手書きで書けます
- 宛先・差出人を記入する——住所・氏名を正確に
- 台紙を選ぶ——見本を見せてもらえます
- 配達日を伝える——葬儀の日時を伝えれば、間に合うか確認してもらえます
- 料金を支払う——控えを受け取ります
窓口では「いつ・どこへ」を先に伝える
「明日の午前10時から、◯◯斎場で葬儀があります」と最初に伝えてください。間に合う差し出し方を逆算して案内してもらえます。文面や台紙選びから話し始めると、間に合わないと分かったときに時間を無駄にします。
レタックスの用紙はどこで手に入る?【様式の疑問】
「レタックス用紙をダウンロードしたい」「決まった様式があるのか」——ここでつまずく方が非常に多い部分です。整理します。
| 申し込み方法 | 用紙は必要か | どうやって手に入れるか |
|---|---|---|
| Webレタックス | 不要 | 画面に直接入力します。ダウンロードするものはありません |
| 郵便局の窓口 | 必要 | 郵便局に備え付けてあります。持参する必要はありません |
| ポストへ投函 | 必要 | 専用の封筒・用紙を郵便局で入手します |
結論:用紙をダウンロードする必要はありません
- Webから申し込むなら、用紙という概念がありません。ブラウザに入力するだけです
- 窓口で出すなら、用紙は郵便局にあります。手ぶらで行って構いません
- 「決まった様式に沿って自宅で作らなければならない」ということはありません
文面を家で考えてから行くのがおすすめ
窓口の用紙は備え付けですが、その場で文面を考えるのは大変です。メモ帳やスマートフォンに文案を書いてから行けば、書き写すだけで済みます。この記事の文例をそのまま使っていただいて構いません。
パソコンで作る場合のレイアウト
「パソコンで作りたい」「作成ツールはあるのか」という方向けの整理です。
| やりたいこと | できるか | 方法 |
|---|---|---|
| パソコンで文面を作りたい | できます | Webレタックスの画面で入力するのが最も簡単です |
| 文面を家で作って持ち込みたい | 取扱いによります | 差し出す郵便局に「自作の原稿を持ち込めるか」を確認してください |
| レイアウトを自分で決めたい | 一部できます | Webの画面で改行位置と行数を調整します |
| 縦書きにしたい | 台紙・様式によります | 申し込み画面のプレビューで確認します |
| 専用の作成ソフトを使う | 不要です | Webの申し込み画面が作成ツールを兼ねています |
| 画像を入れたい | できます | Webレタックスで画像を添付します |
文面を下書きするときのコツ
- 1行あたりの文字数を意識する——長い行は台紙に収まらず、途中で折り返されます
- 句読点を使わない——弔事・慶事の文書では慣例として使いません。全角スペースで区切ります
- 改行を先に決めておく——意味の切れ目で改行すると読みやすくなります
- プレビューを必ず見る——画面上の見た目と印刷結果は一致します
- 短く区切る——1文を30字程度に抑えると、どの台紙でも収まります
台紙の選び方と書き方【記入例】
台紙の種類
| 台紙の種類 | 価格帯の目安 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| シンプルな紙製・封筒型 | 最も安価 | 一般的な知人・取引先 |
| お悔やみ用(弔事)の台紙 | 中程度 | 弔電の標準。落ち着いた色・柄 |
| お祝い用(慶事)の台紙 | 中程度 | 結婚・出産・就任など |
| 押し花・刺繍入り | やや高め | 親族・特に近しい関係 |
| うるし調などの高級台紙 | 最も高価 | 社葬・格式を重んじる場面 |
| 線香などが付くもの | やや高め | 供物を兼ねたい場合 |
※ 台紙の種類・価格は変更されることがあります。実際の選択肢は申し込み画面または郵便局の窓口でご確認ください。
台紙選びで外さない基準
- 用途に合ったもの——弔事用と慶事用は明確に分かれています。取り違えは最も避けたい失敗です
- 関係に見合った価格——高価すぎる台紙は遺族に気を遣わせます
- 弔事は落ち着いた色——白・グレー・紺・紫など。金銀の装飾は避けます
- 宗教が分からないときは無地に近いもの——蓮の花柄は仏教なので、神式・キリスト教式では避けます
- 迷ったら中程度のもの——安すぎず高すぎずが最も無難です
台紙に入る内容(弔電の場合)
ご尊父様のご逝去の報に接し
心よりお悔やみ申し上げます
安らかなお眠りを
お祈りいたします
◯◯県◯◯市◯◯町一丁目二番三号
山 田 太 郎
上に宛名、中央に本文、下に差出人。句読点は使わず、全角スペースと改行で区切ります
宛名の書き方【送り先別】
宛名でよく迷うのが「誰宛にするか」と「斎場へ送るときの書き方」です。
| 状況 | 宛名の書き方 |
|---|---|
| 喪主が分かる(斎場へ送る) | ◯◯斎場気付 山田 一郎 様 |
| 喪主が分からない(斎場へ送る) | ◯◯斎場気付 山田家 ご遺族様 |
| 自宅へ送る | 山田 一郎 様 |
| 社葬 | 株式会社◯◯ 葬儀委員長 山田 一郎 様 |
| 会社宛(社員の訃報) | 株式会社◯◯ 総務部御中 |
| 結婚式(式場へ) | ◯◯ホテル気付 山田 花子 様(新婦の旧姓で) |
「気付(きつけ)」を忘れない
斎場やホテルなど、受取人が住んでいない場所へ送るときは「気付」を入れます。これがないと配達されないことがあります。読み方は「きつけ」です。
また、故人宛には送りません。宛名は喪主または「◯◯家 ご遺族様」です。
斎場の住所は葬儀社に確認できます
訃報に住所が書かれていない場合、斎場名で検索するか、葬儀を担当する葬儀社に電話してください。「◯月◯日の◯◯家の葬儀に弔電を送りたい」と伝えれば、正確な住所と、いつまでに届けばよいかを教えてもらえます。
差出人の書き方
差出人が誰か分からないと、遺族はお礼を伝えられません。「誰が」「どういう関係で」が分かる情報を入れます。
| 立場 | 差出人の書き方 |
|---|---|
| 個人 | ◯◯県◯◯市◯◯町一丁目二番三号 山田 太郎 |
| 関係を添える | ◯◯高等学校 同級生 山田 太郎 |
| 会社として | 株式会社◯◯ 代表取締役 山田 太郎 |
| 部署として | 株式会社◯◯ 営業部一同 |
| 有志で | 株式会社◯◯ 有志一同 |
| 連名(3名まで) | 山田 太郎 佐藤 次郎 鈴木 三郎 |
| 連名(4名以上) | ◯◯会 有志一同 |
| 団体 | ◯◯町内会 会長 山田 太郎 |
- 会社名は略さない——「(株)」ではなく「株式会社」と正式名称で
- 住所を入れる——遺族が礼状を送るときに必要になります
- 関係が分かる一言を添える——「◯◯大学 同期」など
- 読み間違えられそうな姓はふりがなを——斉藤・齊藤・斎藤・齋藤の取り違えは頻出です
- 4名を超える連名は「一同」に——台紙に収まらなくなります
本文の書き方と文字数の目安
| 項目 | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 本文の長さ | 50〜150文字程度 | 読み上げられることを考えると、長すぎないほうが好まれます |
| 1行の文字数 | 15〜20文字程度 | 台紙に収まり、読みやすくなります |
| 句読点 | 使わない | 「滞りなく進むように」という慣例です |
| 区切り方 | 全角スペースと改行 | — |
| 宗教語 | 宗教が分かる場合のみ使う | 「ご冥福」は仏教語です |
| 忌み言葉 | 避ける | 重ね言葉・直接的な死の表現 |
| エピソード | 一文入れると印象が変わります | 定型文だけより心に残ります |
避けたい言葉
重ね言葉(重ね重ね・たびたび・再び・続いて)、直接的な死の表現(死亡・死ぬ)は避けます。また「ご冥福」は仏教語なので、宗教が分からないときは「心よりお悔やみ申し上げます」にします。詳しくは忌み言葉一覧・早見表|葬儀・結婚式で避けたい言葉と五十音順の言い換え索引をご覧ください。
弔電の文例|レタックスで使えるお悔やみ
文例1:どの関係でも使える基本形
ご尊父様のご逝去の報に接し
心よりお悔やみ申し上げます
ご遺族の皆様のお気持ちをお察し申し上げますとともに
故人のご冥福をお祈りいたします
文例2:友人の親が亡くなった場合
ご母堂様のご訃報に接し 謹んでお悔やみ申し上げます
学生時代 ご自宅にお邪魔したときに
温かく迎えてくださったことを思い出しております
ご家族の皆様のご心痛はいかばかりかとお察しいたします
心よりご冥福をお祈りいたします
文例3:職場の同僚が亡くなった場合
◯◯様のご逝去の報に接し
社員一同 深い悲しみに包まれております
いつも周囲に気を配り 困っている者にはまず声をかけてくださる方でした
在りし日のお姿を偲び 心よりご冥福をお祈り申し上げます
文例4:取引先の方が亡くなった場合
貴社◯◯様のご逝去の報に接し 謹んで哀悼の意を表します
長年にわたり格別のご指導を賜りましたことに
改めて深く感謝申し上げます
ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます
文例5:神式の場合
ご尊父様のご逝去の報に接し 謹んでお悔やみ申し上げます
御霊のご平安を心よりお祈り申し上げます
補足神式では「ご冥福」「成仏」「供養」を使いません
文例6:キリスト教式の場合
◯◯様の訃報に接し 心よりお悔やみ申し上げます
安らかなお眠りと
ご遺族の皆様の上に神の慰めがありますようお祈りいたします
文例7:宗教が分からない場合
ご尊父様のご逝去の報に接し 心よりお悔やみ申し上げます
ご遺族の皆様のご心痛をお察し申し上げます
どうかお力を落とされませんよう お体をおいといください
故人への敬称(喪主から見た続柄)
- 父 → ご尊父様(ごそんぷさま)
- 母 → ご母堂様(ごぼどうさま)
- 夫 → ご主人様 / 妻 → ご令室様
- 祖父 → ご祖父様 / 祖母 → ご祖母様
- 息子 → ご子息様 / 娘 → ご息女様
- 兄 → ご令兄様 / 姉 → ご令姉様
続柄が分からない場合は、故人の名前を直接使うか「このたびのご不幸に際し」と書けば安全です。詳しい一覧は弔問と弔電の違い|参列できないときの選び方・宛名の書き方と文例にあります。
祝電の文例|結婚・出産・就任
文例8:結婚(一般)
ご結婚おめでとうございます
お二人の門出を心よりお祝い申し上げます
末永くお幸せに
文例9:結婚(友人へ)
ご結婚おめでとうございます
本日は出席できず残念ですが
お二人の笑顔あふれる毎日を思い浮かべております
結びに ご両家のご繁栄をお祈り申し上げます
文例10:出産
ご出産おめでとうございます
お健やかなご成長を心よりお祈りいたします
どうぞご無理をなさらず お体を大切になさってください
文例11:就任・昇進
このたびのご就任 誠におめでとうございます
ご手腕にあらためて敬服いたしております
今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます
祝電で避ける言葉
結婚の祝電では「切れる」「終わる」「最後に」「別れる」「重ね重ね」「皆々様」を避けます。「最後に」は「結びに」、「皆々様」は「皆様」に言い換えます。詳しくは忌み言葉一覧・早見表をご覧ください。
いつ届く?配達日の目安と締切
| 状況 | 目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 通常の配達 | 差出日の翌日 | これが基本です |
| 当日配達 | 締切時刻までの差し出しで可能な場合あり | 地域と時間帯によります。必ず事前確認を |
| 土日・祝日 | 配達される場合があります | 地域によります |
| 配達日を指定したい | 指定できます | 葬儀の日時に合わせて指定します |
| 遠方・離島 | 日数がかかることがあります | 余裕をもって差し出してください |
| 海外 | 送れません | 国内のみのサービスです |
※ 当日配達の可否・締切時刻・休日配達の取扱いは、地域や時期によって異なり、変更されることがあります。急ぐ場合は必ず郵便局に電話でご確認ください。
葬儀に間に合わせるための逆算
- 弔電の締切は「葬儀・告別式の開式前」です。読み上げの準備があるため、開式の1時間前までを目安にします
- 通夜に間に合えばより丁寧です
- 翌日配達が基本なので、前日までに差し出すのが安全です
- 葬儀が終わっていたら送らない——会場は片づけられ、受け取り手がいません。お悔やみの手紙に切り替えます
送れないもの・注意点
| 送れるか | 内容 | 代わりの方法 |
|---|---|---|
| 送れません | 現金(香典) | 現金書留を使います |
| 送れません | 商品券・小切手などの有価証券 | 現金書留・書留 |
| 送れません | 物品(線香・菓子など) | ゆうパックなど。台紙に品が付くものは別途あります |
| 送れません | 海外への差し出し | 国際電報など別のサービス |
| 送れます | 文章・画像 | — |
香典はレタックスでは送れません
現金を送れるのは現金書留だけです。不祝儀袋に入れ、お悔やみの手紙を添えて、喪主の自宅宛に送ります(葬儀後は会場に人がいません)。弔電と香典は別々に手配すると覚えてください。
- 誤字は届いてから直せません——申し込み前にプレビューで必ず確認します
- 宛名の漢字を確認する——特に姓の字体
- 斎場名を正確に——同名の施設があります
- 「気付」を忘れない——斎場・ホテル宛のとき
- 配達日を間違えない——葬儀の日か、通夜の日か
- 受付番号を控える——問い合わせのときに必要です
電報・レターパック・手紙との違い
| レタックス | 電報 | レターパック | 手紙(普通郵便) | |
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | 日本郵便 | 通信会社など | 日本郵便 | 日本郵便 |
| 中身 | 文面(台紙入り) | 文面(台紙入り) | 物を入れられます | 文面 |
| 台紙 | あり | あり | なし | なし |
| 料金 | 一律(基本+台紙) | 文字数で加算 | 全国一律 | 重さで決まる |
| 届くまで | 翌日が基本 | 当日も可 | 翌日ごろ | 数日 |
| 式で読み上げ | 対象になります | 対象になります | なりません | なりません |
| 向いている場面 | 弔電・祝電(長め・写真つき) | とにかく急ぐとき | 物を送る | 後日のお悔やみ状 |
レターパックは弔電の代わりになりません
レターパックは物を送るためのサービスで、台紙も付かず、式場で読み上げられることもありません。弔意を伝えるなら、レタックスか電報を選んでください。ただし香典返しを送る側としては、レターパックがよく使われます。詳しくは香典返しの郵送マナー|レターパック・宅急便の品名の書き方と送り方をご覧ください。
レタックスのよくある質問
- レタックスと電報の違いは何ですか?
- 提供元と料金のしくみが違います。レタックスは日本郵便の郵便サービスで一律料金・文字数制限なし、電報は通信会社などのサービスで文字数によって料金が加算されます。レタックスは写真や手書きの原稿も送れます。式場での扱いに差はありません。
- レタックスの用紙はどこでダウンロードできますか?
- ダウンロードする必要はありません。Webから申し込むなら画面に直接入力するだけで用紙は不要、郵便局の窓口で出すなら用紙は局に備え付けてあります。手ぶらで行って構いません。
- パソコンで作れますか?作成ツールはありますか?
- Webレタックスの申し込み画面が、そのまま作成ツールになっています。専用のソフトは不要です。画面で文面を入力し、台紙を選び、プレビューで仕上がりを確認できます。
- いつから申し込みできますか?
- Webレタックスは24時間365日申し込めます。郵便局の窓口は営業時間内です。翌日配達が基本なので、葬儀の前日までに差し出しておくと安全です。
- 当日配達はできますか?
- 締切時刻までに差し出せば当日配達に対応する地域があります。ただし締切時刻・対応地域は変更されることがあるため、急ぐ場合は郵便局に電話で確認してください。
- 土日・祝日でも配達されますか?
- 配達される場合があります。ただし地域によって取扱いが異なります。葬儀が土日にかかる場合は、事前に郵便局へ確認しておくと確実です。
- 香典はレタックスで送れますか?
- 送れません。現金を送れるのは現金書留だけです。不祝儀袋に入れ、お悔やみの手紙を添えて、喪主の自宅宛に送ってください。弔電と香典は別々に手配します。
- 海外へ送れますか?
- 送れません。国内向けのサービスです。海外へ弔意を伝えたい場合は、国際電報など別のサービスを検討してください。
- レターパックと何が違うのですか?
- レターパックは物を送るサービスで、台紙が付かず、式場で読み上げられることもありません。弔意を伝える用途にはレタックスか電報を使います。
- 宛名は誰にすればいいですか?
- 喪主のフルネームです。分からない場合は「◯◯家 ご遺族様」とします。斎場へ送るときは「◯◯斎場気付」を必ず入れてください。故人宛には送りません。
- 文字数に制限はありますか?
- 一律料金なので、文字数で料金が上がることはありません。ただし台紙に収まる範囲という物理的な制限はあります。読み上げられることを考えると50〜150文字程度が読みやすい長さです。
- 手書きの文面をそのまま送れますか?
- 郵便局の窓口で差し出す場合は、備え付けの用紙に手書きで書けます。Webからの申し込みでは入力になります。自作の原稿を持ち込めるかは取扱いによるため、差し出す郵便局にご確認ください。
- 句読点は使ってもいいですか?
- 使わないのが慣例です。弔事では「滞りなく進むように」、慶事では「区切らない」という意味があります。読点の代わりに全角スペース、句点の代わりに改行を使ってください。
- 申し込んだあとに内容を直せますか?
- 差し出したあとの訂正はできないと考えてください。申し込み前にプレビューで、宛名の漢字・斎場名・配達日・本文の誤字を必ず確認してください。
まとめ|レタックスを使いこなす5つのポイント
レタックス・要点
- レタックスは日本郵便の「電子郵便」。電報とは別のサービス
- 電報は文字数で料金が増えるが、レタックスは一律。長文ほど有利
- Webなら用紙不要・24時間受付。窓口なら用紙は備え付け
- 用紙をダウンロードする必要はありません
- 宛名は喪主。斎場へ送るなら「気付」を入れる
- 差出人には住所・氏名・関係が分かる情報を入れる
- 句読点は使わず、全角スペースと改行で区切る
- 本文は50〜150文字程度。エピソードを一文入れると印象が変わる
- 翌日配達が基本。葬儀の前日までに差し出すのが安全
- 香典は送れません。現金書留を使ってください
レタックスは「電報より手間がかかりそう」と思われがちですが、Webからなら5分ほどで申し込めます。文字数を気にせず書けるので、故人との思い出を一文添えたいときにはむしろ向いています。
急いでいるときほど、まず郵便局に電話して「いつまでに、どこへ届けたい」と伝えるのが確実です。間に合う方法を逆算して案内してもらえます。
この記事の次に読むと理解が深まります
- 弔問と弔電の違い|参列できないときの選び方・宛名の書き方と文例集/敬称の一覧と他の選択肢
- 忌み言葉一覧・早見表|葬儀・結婚式で避けたい言葉と五十音順の言い換え索引/文面をつくる前に
- 供花の名札の書き方|親族・会社・連名の記入例と読み方・相場・手配の流れ/花も贈るなら
- 弔問とは?読み方と慰問との違い|後日伺うときの服装・香典・言葉と文例/後日伺う場合
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、日本郵便のサービス内容を保証するものではありません。基本料金、台紙の種類と価格、当日配達の可否と締切時刻、休日配達の取扱い、申し込み方法、差し出せる内容は変更されることがあります。記載した価格帯は編集部が公開情報をもとにまとめた目安です。実際の申し込みにあたっては、必ず日本郵便の公式サイト、またはお近くの郵便局でご確認ください。弔電の敬称や避けるべき言葉は、宗教・宗派・地域の慣習によって異なります。

























