おひとりさまの終活と自治体のサポート|岡山市が用意している支援サービス完全ガイド

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「家族に頼れない自分が、もしものときどうなるのか…」と不安を感じていませんか? 岡山市には、おひとりさまの終活を支える公的なサービスがしっかり整っています。

ひとり暮らしで終活を考えると、「誰に相談すればいいの?」「亡くなった後のことは誰がやってくれるの?」と、次々と不安が頭をよぎるものです。でも、安心してください。岡山市は、おひとりさまの終活を具体的にサポートする制度や窓口を複数用意しています。
このページでは、岡山市の公式資料をもとに、知っておきたい制度とサービスをわかりやすくご紹介します。


目次

まず知っておきたい「岡山市の終活支援条例」が生まれた背景

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ひとり暮らしの高齢者が急増している岡山市

岡山市議会が令和7年(2025年)3月に制定した「岡山市民の終活を支援するための条例」の前文には、こんな言葉があります。「住み慣れた地域で安心して生涯を通じ、自分らしくより充実した日々を送り、自らの望む人生を全うすることのできる社会の実現は、私たち市民の願いです」。
(出典:岡山市議会「岡山市民の終活を支援するための条例 逐条解説」令和7年4月

この条例が生まれた理由のひとつが、65歳以上の単身世帯が令和2年時点で35,368人にのぼり、平成12年の17,283人から約2倍に増えているという現実です。岡山市の総人口は将来的に減少が見込まれる一方で、高齢者の割合は増え続けると予想されています。
(出典:岡山市議会「岡山市民の終活を支援するための条例 逐条解説」令和7年4月

おひとりさまが増える社会だからこそ、市が終活を積極的に支援しようという取り組みが始まっています。終活を考えることは、時代の流れとしてもごく自然なことです。

この条例でわかること:終活は「強制」ではなく「自分のペースで」

条例の第4条には、「終活は、市民自らの主体的な意思によりなされるものであり、取組を行う又は行わないことを強制されるものではない」と明記されています。
(出典:岡山市議会「岡山市民の終活を支援するための条例 逐条解説」令和7年4月

焦る必要はありません。「今日から少しだけ準備を始める」、それだけで十分なスタートです。


おひとりさまが真っ先に活用したい「エンディングノート」と書き方サポート

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岡山市のエンディングノート「わたしのこと」とは

岡山市は、令和7年12月に市オリジナルのエンディングノート「わたしのこと 〜伝えたい想い〜」を発行しました。このノートは岡山市ホームページからもダウンロードできます。
(出典:岡山市「岡山市エンディングノート わたしのこと」2025年12月発行

ノートには、以下のような内容を書き留めるページが用意されています。

  • わたしの基本情報・身分証明書番号
  • 健康状態・かかりつけ医・薬局の情報
  • ペットに関すること・ライフライン等の契約一覧
  • 預貯金・生命保険・不動産・デジタル遺産
  • 希望する介護・医療(延命治療・告知の意向)
  • 遺言書の有無・葬儀・お墓の希望
  • 大切な人へのメッセージ

(出典:岡山市「岡山市エンディングノート わたしのこと」2025年12月発行

ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、「全部書かなければいけない」わけではありません。ノートの冒頭にも「全ての項目を記入する必要はありません。書きやすいところから始めましょう」と書かれています。今日できることだけ、少しずつで大丈夫ですよ。

書き方がわからない方へ:書き方サポートブックも用意されています

岡山市は「エンディングノートの書き方サポート」冊子(kakikata.ver2)も別途用意しています。各ページの記入例や記入のポイントが丁寧に解説されており、「どう書けばいいかわからない」という方に役立ちます。
(出典:岡山市「エンディングノート書き方サポート」

おひとりさまが特に書いておきたい「判断能力が低下した場合」の欄

エンディングノートの「希望する介護」ページには、「判断能力が低下した場合に相談してほしい人」を記入する欄があります。家族が遠方にいる方やご親族との交流が少ない方は、信頼できる友人・知人、または後述する成年後見人の名前をここに書き留めておくと、もしものときにとても役立ちます。
(出典:岡山市「岡山市エンディングノート わたしのこと」2025年12月発行

また、「家族が遠方にいる場合の終活準備」というコラムも収録されており、信頼できる第三者との「死後事務委任契約」や法務局の「遺言書保管制度」の活用が案内されています。おひとりさまにとって、非常に参考になる情報です。


おひとりさまの安心を守る「成年後見制度」と「日常生活自立支援事業」

認知症になっても財産・権利が守られる「成年後見制度」

認知症などで判断能力が低下したとき、財産管理や各種契約が難しくなります。そんな場合に備えた制度が「成年後見制度」です。岡山市では、この制度を以下の2種類で活用できます。

  • 法定後見制度:判断能力が不十分になった後に、家庭裁判所が成年後見人等を選任する制度
  • 任意後見制度:判断能力があるうちに、自分で後見人を決めておく制度(内容も事前に決められます)

(出典:岡山市「岡山市エンディングノート わたしのこと」2025年12月発行

特におひとりさまの場合、家族に頼れないからこそ「元気なうちに任意後見人を決めておく」ことが安心の鍵になります。

市長が申し立てることもできる「岡山市成年後見制度取扱要綱」

重要なのは、身寄りがなく申立人がいない場合でも、市長が家庭裁判所に後見開始の申し立てを行うことができるという点です。この仕組みは「岡山市成年後見制度取扱要綱」に定められており、親族がいない方や音信不通の場合でも対応できる体制が整っています。
(出典:岡山市「岡山市成年後見制度取扱要綱」令和7年1月15日施行

また、後見人への報酬の負担が難しい場合には助成制度もあります(高齢者福祉課・電話 086-803-1231、地域包括ケア推進課・電話 086-803-1246)。
(出典:岡山市「認知症安心ガイドブック 2026年版 サービス編」令和8年3月発行

判断能力が不十分でも安心「日常生活自立支援事業」

「成年後見制度ほどではないけれど、お金の管理や書類の整理が心配」という方には、「日常生活自立支援事業」が活用できます。岡山市社会福祉協議会(電話 086-225-4051)との契約のもと、福祉サービスの利用援助・日常的な金銭管理・書類等の預かりが受けられます。
(出典:岡山市「認知症安心ガイドブック 2026年版 サービス編」令和8年3月発行

相談窓口「岡山市成年後見センター」

成年後見制度全般の相談は「岡山市成年後見センター(岡山市社会福祉協議会内)」へ。電話は 086-225-4066です。また、申立て手続きの窓口は岡山家庭裁判所(電話 086-222-6771)です。
(出典:岡山市「岡山市エンディングノート わたしのこと」2025年12月発行


岡山市の「地域包括支援センター」と「見守りネットワーク」を活用する

何でも相談できる窓口「地域包括支援センター」

「何から始めればいいかわからない」というときは、まず地域の「地域包括支援センター」に電話してみてください。日常生活に不安のある高齢者や介護についての相談に幅広く対応しており、必要なサービスにつないでもらうことができます。電話・来所・訪問のいずれでも相談を受けてくれます。
(出典:岡山市「認知症安心ガイドブック 2026年版 相談・社会参加編」令和8年3月発行

岡山市内には、北区・中区・東区・南区に地域包括支援センターと各分室が設置されています。担当中学校区が決まっているので、お住まいの地区のセンターにご連絡ください。

もしもに備える「緊急通報システム」

自宅で急な発作や事故が起きたとき、ペンダントのボタンを押すだけで近くの協力員や消防局に助けを求められる「緊急通報システム」があります。最寄りの福祉事務所や各支所の総務民生課に相談できます。
(出典:岡山市「認知症安心ガイドブック 2026年版 サービス編」令和8年3月発行

地域で見守る「高齢者・子どもの見守りネットワーク事業」

岡山市では、地域の協力事業所と連携し、高齢者に何らかの異変があった場合に速やかに対応できる見守りの仕組みを運営しています。問い合わせは高齢者福祉課(電話 086-803-1230)へ。
(出典:岡山市「認知症安心ガイドブック 2026年版 サービス編」令和8年3月発行

認知症が心配になったら「おかやま認知症コールセンター」へ

「最近物忘れが増えた気がする」「認知症かもしれない」という不安をひとりで抱えないでください。「おかやま認知症コールセンター」(電話 086-801-4165)では、相談内容が他に伝わることなく、専門職が電話で話を聞いてくれます。平日10時〜16時に相談できます(8月13〜15日、12月29日〜1月3日を除く)。
(出典:岡山市「認知症安心ガイドブック 2026年版 相談・社会参加編」令和8年3月発行


亡くなったあとのこと:おくやみハンドブックと各種手続きの流れ

遺族が困らないよう「おくやみハンドブック」を活用する

岡山市は、身近な人が亡くなったあとの手続きをまとめた「おくやみハンドブック」(令和7年6月発行)を用意しています。世帯主変更・国民健康保険・年金・介護保険・障害福祉など、多岐にわたる手続きが一覧でわかります。
(出典:岡山市「おくやみハンドブック」令和7年6月発行

おひとりさまの場合、亡くなったあとの手続きを担う人が限られます。だからこそ、エンディングノートに「このハンドブックの存在と保管場所」も書き添えておくと、万が一のときに関係者が動きやすくなります。実は、これだけでもずいぶん助かるんです。

おひとりさまが亡くなったとき:各種費用の制度も確認を

国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入していた方が亡くなった場合、葬祭を行った方(喪主)に葬祭費として5万円が支給される制度があります。手続きは各区市民保険年金課・各支所・地域センター・各福祉事務所で受け付けています。申請期限は葬祭を行った日の翌日から2年以内です。
(出典:岡山市「おくやみハンドブック」令和7年6月発行

複雑な手続きは「おくやみ窓口」で一括サポート

岡山市の各区役所(北・中・東・南)には「おくやみ窓口」が設けられており、予約制で対面サポートを受けられます。「ホームページを見てもよくわからない」というご遺族や関係者を、職員が丁寧にご案内します。
(出典:岡山市「おくやみハンドブック」令和7年6月発行


まとめ|おひとりさまの終活、岡山市で始めるための5つのポイント

  • 岡山市オリジナルのエンディングノートを入手して、書けるところから少しずつ記入する。「判断能力が低下した場合に相談してほしい人」の欄は、おひとりさまに特に重要です。(出典:岡山市エンディングノート
  • 元気なうちに「任意後見制度」を検討する。身寄りがなくても、市長が申し立てできる制度もあります。後見人報酬の助成制度も活用できます。(出典:岡山市成年後見制度取扱要綱
  • お金の管理や書類が心配なら「日常生活自立支援事業」へ相談する。岡山市社会福祉協議会(086-225-4051)が窓口です。(出典:岡山市認知症安心ガイドブック サービス編
  • 「地域包括支援センター」に電話して、まず相談してみる。どの制度が自分に合うかは、窓口の方が丁寧に教えてくれます。(出典:岡山市認知症安心ガイドブック 相談・社会参加編
  • 「おくやみハンドブック」の存在をエンディングノートに書き添えておく。亡くなった後に関わる方が手続きを進めやすくなります。(出典:岡山市おくやみハンドブック

終活は、誰かのためにするものではありません。「自分らしく生きる」ための準備です。岡山市には、おひとりさまをちゃんと支える仕組みがあります。一人で全部考えようとしなくていいんです。


📞 まずはご相談ください:岡山市の終活サポート窓口一覧

「何から始めればいいかわからない」という方は、以下の窓口へお気軽にご連絡ください。窓口の方が丁寧に教えてくれますので、難しく考えなくて大丈夫です。

エンディングノートは岡山市ホームページからダウンロードできます。まず1ページだけ開いてみることが、終活の第一歩です。

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