本ページはプロモーションが含まれている場合があります。
「ぼけますから、よろしくお願いします。の現在は?」
「ぼけますから、よろしくお願いします。その後が気になる」
これはドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」(泣きながら撮った1200日の記録)を観た方たちの中でも多い感想です。
この記事では同映画がどんな内容の映画なのか?
基本情報から上映スケジュールなどをまとめています。
「認知症や介護なんて関係ない」
といった若い世代の方ほど、特に読んでいただきたい・知ってもらいたい映画です。
目次
「ぼけますから、よろしくお願いします。」動画
上の動画は「ぼけますから、よろしくお願いします。」の予告編動画になります。
ドキュメンタリーということもあり、予告編とはいえ「ある家族の貴重な時間」を一般に共有させてもらっているのだと考えると、「泣ける」のひと言だけでは言葉が足りないと思ってしまいます。
▼映画基本情報
作品タイトル | |
ぼけますから、よろしくお願いします。 | |
監督 | |
信友直子 | |
出演者 | |
信友良則 | 信友文子 |
信友直子 | ー |
上映時間 | |
1時間42分 | |
公開 | |
2018年11月3日 | |
受賞歴 | |
ぴあ映画初日満足度1位 | 第92回キネマ旬報ベスト・テン文化映画3位 |
第43回日本カトリック映画賞 | 2018年度全国映連賞特別賞 |
第36回日本映画復興奨励賞 | 文部科学省特別選定映画 |
厚生労働省推薦映画 | 令和元年度文化庁映画賞 |
令和元年度文化記録映画大賞 | ー |
▼ストーリー
広島県呉市で生まれ育った「私」(監督・信友直子)はドキュメンタリー製作に携わるテレビディレクター
大学進学のため、18歳で上京して以来40年近く東京で暮らしている
結婚せず仕事に没頭し続けるひとり娘を故郷の両親は見守っている
「私」が45歳のとき、乳がんが見つかるが、ユーモアと愛情溢れる母(87)に支えられ、人生最大の危機を乗り越えた「私」は両親の記録を撮り始めることに
だが、「私」はファインダーを通して少しずつ変わっていく母の変化に気付き始める
誰しもが可能性のある認知症
病気に直面して苦悩する母
仕事を捨てて実家に帰る決心がつかず揺れる「私」に父(95)の言葉
「(介護は)わしがやる。あんたはあんたの仕事をせい」
そして「私」は両親の記録を撮ることが使命だと思い始め…
▼映画化まで
監督で実際に撮影もご自身で行った信友直子さんが、娘の「私」視点で認知症の患者を抱えた家族の実情を描いたドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」
いわゆる「ノンフィクション」にあたる映画になりますが、こうした作品はテレビ番組で放送されるケースもあります。
同映画もテレビ番組の特集から映画化の運びとなりました。
2016年9月にフジテレビ・関西テレビ共同制作の情報番組「Mr.サンデー」で2週にわたって放送され、大反響に。
継続取材後、2017年10月にBSフジで放送され、放送後に視聴者から再放送を望む声が殺到しました。
そして追加取材・再編集を行った完全版として映画化となったわけです。
同映画の公式Facebookで確認できる映画公開日初日の映画館での様子をフジテレビ系番組「とくダネ!」で放送されるという内容の投稿からも、公開直後の反響など注目されていたことが伺えます。
「ぼけますから、よろしくお願いします。」上映場所情報
2018年に公開された同映画ですが、2019年11月時点でも各所で上映されています。
上映場所情報については「ぼけますから、よろしくお願いします。」ウェブサイトから確認することができます。
以下、引用紹介させていただきます。
出典:映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」ウェブサイト
※記事執筆時2019年11月25日付最新の上映情報です
記事執筆時点で2020年1月分までの上映情報が確認できます。
場所によっては監督の信友直子さんの講演が行われるところもありますので、原体験による貴重なお話を聞くことができるのではないでしょうか。
お住まいの地域で上映会を希望される場合、資料請求または問い合わせてみるとよいでしょう。
「映画を観たいのに上映場所やスケジュールの都合で残念…」
という方は、動画配信サービス「U-NEXT」でも配信されています。
「U-NEXT」は、月額1,990円(税込2,189円)で利用できる動画配信のサブスクリプション(月額定額)サービスですが、今なら「31日間無料体験」ができます。
DVD化されていない現状、上映場所やスケジュールの都合で映画が観ることができない方などには、動画配信サービスの利用価値は高いのではないでしょうか。
「ぼけますから、よろしくお願いします。」のDVD化は?
「ぼけますから、よろしくお願いします。」のDVDやBD(ブルーレイディスク)は、2019年11月時点では製作・販売されていません。
今後製作・発売される予定があるのかは定かではありませんが、DVD化・BD化を希望する方は多いことでしょう。
※プライム会員について詳しくは便宜アマゾン側でご確認ください
ちなみに、同映画の監督の単行本はアマゾンで購入することが可能です。
▼終活.comの感想
フィクションや小説でない分、1ページ1ページが同映画の各シーンの描写を頭に浮かべることができるかと思います。
認知症や介護については、誰しもが他人事ではない問題です。
そのため、活字で観る分「監督や両親の想い」がよりメッセージとして伝わってきました。
「ぼけますから、よろしくお願いします。」現在やその後
同映画を観られた方の多くは、やはり信友さんのご両親の現在・その後どうされているのか、気になっているのではないかと思います。
「私」である監督の信友直子さんやご両親のことなど、映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」公式Facebookにて確認することができます。
上のFacebookの投稿のように、監督さんやスタッフさんが写真付きで投稿していたりします。
下の投稿は2019年11月1日付で投稿されたものですが、お父様の99歳の誕生日の様子が伺えます。
「あつあつハンバーグが食べたい」というお父様の言葉がとてもチャーミングですね。
近況など気になる方は是非映画を観られた上で、ご自身でFacebookの投稿をチェックして「その後・現在」を知っていただければと思います。
まとめ
ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」について、概要的な情報など一通り紹介させていただきました。
同映画に見られるように、介護する側・される側ともに高齢者の「老老介護」は、その現状や問題点・解決策などがテレビや様々なメディアでも多く取り上げられています。
厚生労働省の調査でも、要介護・要支援認定者の原因の上位に認知症が入っています。
人は誰でも高齢とともに認知症になる可能性はあります。
映画と同じような境遇の方は「自分にも認知症の母がいるので身につまされる思い」といった口コミなども見られます。
『もしも自分の親が認知症になったら』
『もしも自分の親が要介護となったら』
といったことを少し意識したり、想定しておくことはとても大切なことだと思います。
「生きることとか、死ぬことっていわれてもよくわからない」
といった若い世代の人たちや、終活を考え始めている、そんな次世代終活組の方ほど観てほしい映画だと思います。
自身・親ともに元気なうちから「もしもの時」を考えておくのは終活の定義にもなっていることですが、介護のことについて知っておくのも終活の一環だと思います。
以下の記事で終活の為に覚えておきたい介護について、わかりやすくまとめています。
「自分は関係ない」
「うちの親には関係なさそうだな」
と、今はそう思われていたとしても『何となくでも知っておく』というのは後々の問題解決にも役立ち、繋がるものだと考えられます。