年賀状じまいの文例30選|70代・80代の短い例文と相手別の書き方

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年賀状じまいの文例を30パターンそろえました。短い1〜2行のものから、相手別・年代別・場面別まで、そのまま書き写せる形で並べています。

まず下の早見表で、自分に合う文例の番号を選んでください。そこだけ読めば用は足ります。

文例の選び方【早見表】

  • とにかく短くしたい文例①〜⑥(1〜2行)
  • きちんと感謝を伝えたい文例⑦〜⑫(3〜4行)
  • 相手によって変えたい文例⑬〜⑲(親戚・友人・仕事関係・恩師など)
  • 年代に合った言い方にしたい文例⑳〜㉔(40代〜90代)
  • 年賀状ではなく別の形で伝えたい文例㉕〜㉚(寒中見舞い・喪中・返信)

迷ったらこの1つ

文例②が、年代・相手を問わず最も使いやすい形です。短く、理由も角が立たず、今後の関係も損ないません。

目次

  1. 【短い文例】そのまま使える1〜2行 ①〜⑥
  2. 【標準の文例】感謝を伝える3〜4行 ⑦〜⑫
  3. 【相手別】親戚・友人・仕事関係・恩師 ⑬〜⑲
  4. 【年代別】40代から90代まで ⑳〜㉔
  5. 【場面別】寒中見舞い・喪中・返信 ㉕〜㉚
  6. 文例を自分用に直す3つの手順
  7. 文字数の目安と、どこに書くか
  8. 年賀状じまいを伝える時期
  9. 印刷か、手書きか
  10. 必ず入れたい3つの要素
  11. 避けたい表現【NG例と言い換え】
  12. 句読点は使わないのが慣例です
  13. 喪中はがきと一緒に伝えてよいか
  14. 相手からまた年賀状が届いたら
  15. 年賀状じまいのあとの付き合い方
  16. 親の年賀状じまいを子どもが手伝う場合
  17. 一斉にやめるか、少しずつやめるか
  18. 年賀状じまいとは — 終活としての位置づけ
  19. よくある質問
  20. まとめ

【短い文例】そのまま使える1〜2行 ①〜⑥

最後の年賀状の余白に、手書きで添えるのに適した長さです。短くても失礼にはなりません。

文例① 最も短い形

誠に勝手ながら 本年をもちまして年賀状は最後とさせていただきます
長年のご厚情に心より御礼申し上げます

文例② 年齢を理由に(最も使いやすい形)

高齢のため 本年をもちまして年賀状を失礼させていただきます
今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます

文例③ 理由を書かない形

誠に勝手ではございますが 新年のご挨拶は本年限りとさせていただきます
これまでのご厚情に深く感謝申し上げます

文例④ 体力を理由に

近年は筆をとるのが難しくなり 本年で年賀状を締めくくらせていただきます
皆様のご健康をお祈りしております

文例⑤ 終活の一環として

身の回りの整理を進めており 年賀状は本年で最後とさせていただきます
長い間ありがとうございました

文例⑥ 今後の連絡手段を添える

本年をもちまして年賀状を失礼いたします
お電話はこれまでどおりいつでもお待ちしております

短い文例を使うときのコツ

「やめる」という言葉を直接使わないのが、角が立たない書き方です。「最後とさせていただきます」「失礼させていただきます」「締めくくらせていただきます」——この3つの言い回しを覚えておくと、どんな相手にも使えます。

【標準の文例】感謝を伝える3〜4行 ⑦〜⑫

年賀状の裏面に印刷する、あるいは別に一枚の挨拶状として出す場合の長さです。

文例⑦ 最も一般的な形

謹んで新年のお慶びを申し上げます
長年にわたり年頭のご挨拶を交わさせていただき 誠にありがとうございました
誠に勝手ながら 高齢のため本年をもちまして年賀状のご挨拶を最後とさせていただきます
今後も変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします

文例⑧ 感謝を前面に出す

明けましておめでとうございます
これまで長きにわたり温かいお便りをいただき 心より感謝しております
年齢を重ね 筆をとることが難しくなってまいりましたので
本年をもって年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます
これまでのご厚情に あらためて御礼申し上げます

文例⑨ 関係は続くと明記する

謹賀新年
本年をもちまして 年賀状によるご挨拶を失礼させていただくことにいたしました
とはいえ これまでのご縁が変わるわけではございません
お近くにお越しの際は どうぞお気軽にお立ち寄りください
本年も皆様にとってよい一年となりますように

文例⑩ 終活として整理していることを伝える

新年おめでとうございます
このたび身の回りのことを少しずつ整理しており
年賀状につきましても 本年をもって区切りとさせていただきます
長年にわたるご厚情に 心より御礼申し上げます
皆様のご健康を これからもお祈りしております

文例⑪ 連絡先を伝えて締める

明けましておめでとうございます
誠に勝手ながら 本年をもちまして年賀状を失礼させていただきます
今後のご連絡は お電話(000-000-0000)にてお願いできれば幸いです
これまで本当にありがとうございました
どうぞお体を大切にお過ごしください

文例⑫ 夫婦連名で出す場合

謹んで新年のご挨拶を申し上げます
永年にわたり年賀のご挨拶をいただき 誠にありがとうございました
夫婦ともに高齢となりましたので 本年をもって年賀状を最後とさせていただきます
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます
                    山田太郎 美智子

【相手別】親戚・友人・仕事関係・恩師 ⑬〜⑲

相手文例気をつけること
親戚関係が続くことを必ず添える
親しい友人くだけた言い方でも構いません
久しく会っていない友人丁寧に。近況を一言添えると温かくなります
仕事関係(現役)私的な挨拶を控える旨として伝える
元の職場・取引先感謝を前面に
恩師・目上の方最も丁寧に。健康を気づかう一文を
ご近所顔を合わせる相手なので、口頭でも一言

文例⑬ 親戚へ

いつもお気にかけていただき ありがとうございます
年齢のこともあり 年賀状は本年で最後とさせていただきます
とはいえ親戚同士 これからも変わらずお付き合いください
また皆で集まれる日を楽しみにしております

文例⑭ 親しい友人へ

あけましておめでとう
年々はがきを書くのが大変になってきたので 年賀状は今年で最後にすることにしました
でも縁が切れるわけではないので これからも変わらずよろしくね
また近いうちに会いましょう

文例⑮ 久しく会っていない友人へ

ご無沙汰しておりますが お変わりございませんか
おかげさまで私は元気に過ごしております
誠に勝手ながら 高齢のため本年をもって年賀状を失礼させていただきます
長い間 毎年のお便りをありがとうございました
どうぞお体を大切にお過ごしください

文例⑯ 仕事関係の方へ(現役の場合)

謹んで新年のお慶びを申し上げます
平素は格別のご厚情を賜り 誠にありがとうございます
誠に勝手ながら 本年をもちまして私信での年始のご挨拶を控えさせていただきます
今後とも変わらぬご指導のほど よろしくお願い申し上げます

文例⑰ 元の職場・取引先へ

謹賀新年
在職中は大変お世話になり 誠にありがとうございました
退職から年月も経ちましたので 本年をもって年賀のご挨拶を最後とさせていただきます
皆様のますますのご活躍とご健勝を 心よりお祈り申し上げます

文例⑱ 恩師・目上の方へ

謹んで新年のご挨拶を申し上げます
永年にわたり温かいお心遣いを賜り 深く感謝申し上げております
誠に恐縮ではございますが 年齢のため本年をもちまして年賀状でのご挨拶を失礼させていただきます
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます
末筆ながら 先生のご健康を心よりお祈り申し上げます

文例⑲ ご近所の方へ

明けましておめでとうございます
いつも何かとお世話になり ありがとうございます
高齢になりましたので 年賀状は本年で最後とさせていただきます
これからも顔を合わせた折には どうぞよろしくお願いいたします

【年代別】40代から90代まで ⑳〜㉔

年賀状じまいは高齢の方だけのものではありません。年代によって、自然に見える理由が変わります。

年代使いやすい理由文例
40代・50代連絡手段の変化を理由にする
60代退職・区切りを理由にする
70代年齢・体力を素直に
80代年齢を理由に、短く
90代ごく短く。家族が代筆しても構いません

40代・50代は「高齢のため」が使えません

若い世代の年賀状じまいでは、連絡手段が変わったことを理由にするのが自然です。「日ごろから連絡を取り合っているので」という言い方なら、相手も納得しやすくなります。

文例⑳ 40代・50代向け

あけましておめでとうございます
日ごろから連絡を取り合っておりますので 年賀状でのご挨拶は本年をもって
控えさせていただくことにいたしました
今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします

文例㉑ 60代向け(退職を機に)

謹賀新年
昨年をもちまして 長年勤めた職を退きました
一つの区切りとして 年賀状でのご挨拶も本年を最後とさせていただきます
これまでのご厚情に心より感謝申し上げます
今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます

文例㉒ 70代向け

明けましておめでとうございます
おかげさまで元気に過ごしておりますが 年々はがきの準備が負担になってまいりました
誠に勝手ながら 本年をもって年賀状を締めくくらせていただきます
長年にわたるご厚情に 心より御礼申し上げます
どうぞお体を大切にお過ごしください

文例㉓ 80代向け(短めに)

明けましておめでとうございます
高齢のため 本年をもちまして年賀状を失礼させていただきます
長い間 本当にありがとうございました
皆様のご健康をお祈りしております

文例㉔ 90代向け(ごく短く)

永年のご厚情に感謝申し上げます
高齢のため 年賀状は本年限りとさせていただきます
どうぞお元気でお過ごしください

【場面別】寒中見舞い・喪中・返信 ㉕〜㉚

場面いつ出すか文例
寒中見舞いで伝える松の内が明けてから立春まで
喪中はがきで一緒に伝える11月〜12月初旬
年賀状とは別に手紙で伝える12月上旬
相手から届いたあとに返信する松の内が明けてから
メールやアプリへ移行する
家族が代わりに書く

文例㉕ 寒中見舞いで伝える

寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な年賀状をいただき ありがとうございました
誠に勝手ながら 高齢のため本年をもって年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました
長年にわたるご厚情に心より御礼申し上げます
寒さ厳しき折 どうぞご自愛くださいませ

文例㉖ 喪中はがきで一緒に伝える

喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
 本年◯月に 父 太郎が九十歳にて永眠いたしました
 ここに本年中に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに
 なお 高齢のため 私どもの年賀状も本年をもって最後とさせていただきます
 明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます

文例㉗ 年賀状とは別に、手紙で伝える

師走の候 皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます
このたび 身の回りのことを少しずつ整理してまいりました
つきましては誠に勝手ながら 年賀状でのご挨拶を本年限りとさせていただきたく
一筆申し上げる次第でございます
長年にわたり温かいお便りをいただきましたこと 深く感謝しております
今後とも変わらぬお付き合いを賜れば幸いです
寒さに向かう折 どうぞご自愛くださいませ

文例㉘ 相手から年賀状が届いたあとに返信する

寒中お見舞い申し上げます
新年のご挨拶をいただきながら こちらからお返しできず失礼いたしました
実は昨年より 年賀状でのご挨拶を控えさせていただいております
勝手を申し上げ恐縮ですが ご理解いただければ幸いです
これまでのご厚情に あらためて御礼申し上げます

文例㉙ メール・メッセージアプリへ移行する

明けましておめでとうございます
本年をもちまして 年賀状でのご挨拶を最後とさせていただきます
今後はメール(◯◯@◯◯)にてご連絡を差し上げたく存じます
これまでと変わらぬお付き合いをお願い申し上げます

文例㉚ 家族が代わりに書く場合

明けましておめでとうございます
父 山田太郎は高齢のため 本年をもって年賀状でのご挨拶を失礼させていただきます
長年にわたり温かいお付き合いをいただきましたこと 家族一同心より御礼申し上げます
皆様のご健康をお祈りしております
                            山田太郎 長男 一郎

文例を自分用に直す3つの手順

  1. 理由の部分だけ差し替える「高齢のため」を、「身の回りの整理をしており」「筆をとるのが難しくなり」「連絡手段が変わりましたので」などに置き換えます。ここだけで印象が変わります
  2. 相手との関係に応じて敬語の強さを変える親しい相手なら「〜させていただきます」を「〜することにしました」に。目上の方には「恐縮ではございますが」を足します
  3. 最後に一言だけ、自分の言葉を足す「またお会いできる日を楽しみにしています」「◯◯さんのお元気そうなお顔を思い出しております」など。この一行があるだけで、定型文が手紙になります

全文を書き換える必要はありません

文例をそのまま使っても失礼にはあたりません。むしろ、慣れない言い回しで書くより、整った定型文のほうが伝わります。変えるなら、理由の一行と、最後の一言だけで十分です。

文字数の目安と、どこに書くか

書く場所文字数の目安向いている文例
年賀状の余白に手書き30〜60字①〜⑥
年賀状の裏面に印刷80〜150字⑦〜⑫
別の挨拶状として出す150〜250字
寒中見舞い80〜150字㉕・㉘
喪中はがきに添える20〜40字(1〜2行)

年賀状のどこに書くか(裏面・縦書きの場合)

賀詞(謹賀新年など)
中央本文・年賀状じまいの一文
年号・氏名

縦書きは右から左へ。年賀状じまいの一文は、賀詞のあと、本文の最後に置きます

短い文例なら、余白に手書きが最も伝わります

印刷された文面の下に、一行だけ手書きで添える——この形が、いちばん気持ちが伝わります。字がうまくなくても構いません。手書きであること自体に意味があります。

年賀状じまいを伝える時期

時期伝え方良い点注意点
11月〜12月上旬別の挨拶状・喪中はがき相手が年賀状を準備する前に伝えられます手間と費用がかかります
年賀状に添える(元日)最後の年賀状に一文最も一般的。自然に伝わります相手はすでに出しています
松の内明け〜立春寒中見舞い年賀状を受け取ってから伝えられます1年遅れる形になります
年賀状を出さずに黙ってやめる心配をかけます。避けてください

黙ってやめないでください

何も言わずに年賀状を出さなくなると、相手は「体調を崩したのでは」「何か気に障ることをしたのでは」と心配します。とくに高齢の方の場合、周囲は本気で安否を案じます。

一文でよいので、必ず伝えてください。これが年賀状じまいで最も大切なことです。

印刷か、手書きか

全文を印刷印刷+一言手書き全文を手書き
手間小さい大きい
伝わり方事務的に感じられることも最もよい最も丁寧
枚数が多いとき向いています向いています現実的ではありません
おすすめこれごく親しい数人へ

「印刷+一言手書き」が最もよい形です

本文は印刷し、相手ごとに一行だけ手書きを添える。「◯◯さん お元気でしょうか」の一行があるだけで、定型文が個人的な手紙になります。

手が震えて字がうまく書けなくても、心配は要りません。受け取る側は、字の美しさではなく、書いてくれたこと自体を受け取ります。

必ず入れたい3つの要素

  1. これまでの感謝「長年にわたるご厚情に御礼申し上げます」。これがないと、突き放した印象になります
  2. やめる理由(簡潔に)「高齢のため」「身の回りの整理をしており」。詳しく書く必要はありません。病気の詳細などは書かないほうが相手を心配させません
  3. 今後もご縁は続くという一文「今後とも変わらぬお付き合いを」。これが最も大切です。関係を切るのではないと伝わります

3番目を書き忘れると誤解されます

感謝と理由だけで終わると、「もう付き合いを終わりにしたい」という意味に読めてしまうことがあります。とくに高齢の方から届いた場合、受け取る側は深読みします。

「今後とも変わらぬお付き合いを」の一文は、必ず入れてください。

避けたい表現【NG例と言い換え】

避けたい表現なぜ避けるか言い換え
年賀状をやめます直接的で冷たく響きます本年をもって最後とさせていただきます
面倒になったので相手を軽んじた印象に筆をとることが難しくなり
費用がかかるので同上身の回りの整理をしており
皆様に一律で事務的に見えます——(書かない)
今後は連絡しません関係を切る意味に取られます今後とも変わらぬお付き合いを
去年「去る」を含みます昨年・旧年
病名や症状を詳しく書く相手を心配させます体調のこともあり
重ね言葉「重ね重ね」「いよいよ」「ますます」心より・より一層
句読点(、。)「区切る」を連想させます全角スペースと改行
賀正・迎春(目上の方へ)略式とされます謹賀新年・恭賀新年

避けたい言葉の全体像は忌み言葉一覧・早見表|葬儀・結婚式で避けたい言葉と五十音順の言い換え索引にまとめています。

句読点は使わないのが慣例です

なぜ句読点を使わないのか

年賀状や挨拶状では、句読点(、。)を使わないのが慣例です。理由は2つあると言われています。

  • 「区切る」「終わる」を連想させるため
  • もともと毛筆の文書に句読点を用いなかったため

読点の代わりに全角スペース、句点の代わりに改行を使います。この記事の文例も、すべてその形にしてあります。

気にしすぎなくても大丈夫です

親しい友人あてなら、句読点があっても問題になることはまずありません。目上の方・恩師・仕事関係のときだけ気をつければ十分です。

喪中はがきと一緒に伝えてよいか

一緒に伝える分けて伝える
手間・費用1回で済みます2回に分かれます
受け取る側の印象やや情報が多くなりますそれぞれが伝わりやすい
マナー上問題ありません問題ありません
書き方喪中の挨拶を先に、年賀状じまいは「なお」で始めて1〜2行喪中はがきは11月〜12月、年賀状じまいは翌年に
おすすめ喪中はがきを出す年なら、一緒に伝えてしまうのが実務的です

喪中はがきに書くときの注意

喪中はがきは年賀欠礼の挨拶なので、お祝いの言葉は書きません。「あけましておめでとう」はもちろん、本文で「年賀」という語も避け、「年始のご挨拶」と書きます。句読点も使いません。

書き方の詳細は喪中はがきの書き方|文例・出す時期・続柄・年賀状じまいをご覧ください。

相手からまた年賀状が届いたら

状況どうするか
年賀状じまいを伝えた翌年に届いた入れ違いの可能性があります。寒中見舞いで一度だけ返す(文例㉘)
2年連続で届いた寒中見舞いで、改めて丁寧に伝える
3年目以降も届く返信しなくても失礼にはあたりません。相手が出したくて出しています
返事をしないと気になる暑中見舞いや、別の折に一筆出すという方法も
相手が高齢で、心配電話を1本入れる

返さなくてよいのです

年賀状じまいを伝えたあとも届く場合、多くは「こちらは出したいから出している」という相手の気持ちです。返事を求めているわけではありません。

1度だけ寒中見舞いで返し、それ以降は返さなくて問題ありません。そこで無理をすると、年賀状じまいをした意味がなくなります。

年賀状じまいのあとの付き合い方

方法向いている相手ひとこと
電話親しい友人・親戚年に1度でも声を聞くと安心します
メール・メッセージアプリやり取りに慣れている相手短くて構いません
暑中見舞い・季節の便り年賀状の代わりに枚数を絞れば負担になりません
誕生日に一言ごく親しい相手
会ったときに話すご近所・地域の知人
何もしない形式的な付き合いだった相手それも自然な整理です

年賀状じまいは「関係を切ること」ではありません

やめるのは「毎年、全員に、はがきを出す」という作業であって、関係そのものではありません。むしろ、本当に連絡を取りたい相手に、時間をかけられるようになります。

年賀状の準備に何日もかけていた方ほど、その時間を数人との電話や手紙に振り向けられます。

親の年賀状じまいを子どもが手伝う場合

やることポイント
本人の意思を確認する勝手に決めない。年賀状が生きがいという方もいます
宛名リストを一緒に見る誰に出しているかを把握する機会にもなります
文面を用意するこの記事の文例をそのまま使って構いません
印刷・宛名書きを代行する本人には一言の手書きだけお願いする
投函まで行う
代筆であることを書く本人が書けない場合は文例㉚の形で

宛名リストは、そのまま「連絡先リスト」になります

年賀状の宛名リストは、親がどんな人と付き合ってきたかの記録です。年賀状じまいのタイミングで一緒に確認しておくと、いざというときに「誰に知らせるか」がわかります。

これは終活として非常に価値のある作業です。終活ノートの書き方例|項目別の記入サンプルの「連絡してほしい人」の欄に書き写しておくとよいでしょう。

一斉にやめるか、少しずつやめるか

全員に一斉に伝える

  • 手間が1回で済みます
  • 公平で、後ろめたさがありません
  • 誰に出したか管理しなくてよい
  • 最も一般的な形です
  • 失礼にはあたりません

相手を選んで減らす

  • 親しい人とは続けられます
  • 負担は確実に減ります
  • 出す・出さないの線引きが難しい
  • 出さない相手に知られると角が立つことも
  • 毎年判断が必要になります

迷ったら「一斉に」がおすすめです

相手を選んで減らすと、「あの人には出して、私には出さないのか」という状況が生まれます。しかも毎年、線引きを考え続けることになります。

全員に一斉に伝えて、その後は個別に電話や手紙で付き合う——この形が、いちばん気持ちよく整理できます。

年賀状じまいとは — 終活としての位置づけ

年賀状じまいで得られること内容
年末の負担がなくなる宛名書き・印刷・投函。数日かかっていた作業が消えます
費用が減るはがき代・印刷代
付き合いが整理される本当に連絡を取りたい相手が見えてきます
宛名リストが残る「誰に知らせるか」の記録になります
終活の入口になる次の整理に手をつけやすくなります
家族の負担も減る本人が亡くなったあと、家族が誰に知らせるか迷わずに済みます

年賀状じまいは、始めやすい終活の一つです

相続や葬儀の話は重くなりますが、年賀状じまいは年末の作業を一つ減らすという、前向きな整理です。しかも宛名リストという最も価値のある記録が手元に残ります。

ここから終活を始める方は少なくありません。次に何をするかは終活をする意味は?遺族が担う手続き・期限一覧を参考にしてください。

よくある質問

年賀状じまいの文例は、どれくらいの長さがよいですか?
年賀状の余白に手書きなら30〜60字、裏面に印刷するなら80〜150字が目安です。短くても失礼にはあたりません。80代・90代の方なら、文例①〜⑥の1〜2行で十分です。
いちばん使いやすい文例はどれですか?
文例②です。「高齢のため 本年をもちまして年賀状を失礼させていただきます/今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます」——短く、理由も角が立たず、関係が続くことも伝わります。年代・相手を問わず使えます。
やめる理由は書いたほうがいいですか?
簡潔に書くのがおすすめです。「高齢のため」「身の回りの整理をしており」程度で十分で、詳しく書く必要はありません。とくに病名や症状を書くと、相手を心配させてしまいます。理由を書かない文例(文例③)もあります。
「年賀状をやめます」と書いてもいいですか?
意味は通じますが、直接的で冷たく響きます。「本年をもって最後とさせていただきます」「失礼させていただきます」「締めくくらせていただきます」——このいずれかに言い換えるのがおすすめです。
いつ伝えるのがよいですか?
最後の年賀状に一文添えるのが最も一般的です。相手が準備する前に伝えたいなら11月〜12月上旬に別の挨拶状を、年賀状を受け取ってから伝えるなら寒中見舞い(松の内明け〜立春)を使います。
黙ってやめてもいいですか?
避けてください。何も言わずに出さなくなると、相手は「体調を崩したのでは」と本気で心配します。一文でよいので必ず伝えてください。
一斉にやめても失礼ではありませんか?
失礼にはあたりません。むしろ相手を選んで減らすほうが、「あの人には出して自分には出さない」という状況を生みます。全員に一斉に伝えて、その後は個別に付き合うのが最も気持ちよく整理できます。
喪中はがきと一緒に伝えてもいいですか?
問題ありません。喪中の挨拶を先に書き、年賀状じまいは「なお」で始めて1〜2行添えます(文例㉖)。ただし喪中はがきは年賀欠礼の挨拶なので、お祝いの言葉と句読点は使いません。
相手からまた年賀状が届いたら、どうすればいいですか?
1度だけ寒中見舞いで返し(文例㉘)、それ以降は返さなくて構いません。多くは「こちらは出したいから出している」という相手の気持ちで、返事を求めていません。無理をすると年賀状じまいの意味がなくなります。
40代・50代でも年賀状じまいをしてよいですか?
問題ありません。ただし「高齢のため」は使えないので、連絡手段が変わったことを理由にするのが自然です(文例⑳)。「日ごろから連絡を取り合っておりますので」という言い方なら、相手も納得しやすくなります。
句読点は本当に使わないほうがいいですか?
年賀状や挨拶状では使わないのが慣例です。「区切る」を連想させるためと、もともと毛筆の文書に用いなかったためと言われています。読点の代わりに全角スペース、句点の代わりに改行を使います。親しい友人あてなら、あっても問題になることはまずありません。
親の年賀状じまいを、子どもが手伝ってもよいですか?
問題ありません。ただし本人の意思を必ず確認してください——年賀状が生きがいという方もいます。本人が書けない場合は、代筆であることを明記した文例㉚を使います。あわせて宛名リストを一緒に確認しておくと、いざというときの連絡先リストになります。

まとめ

年賀状じまい・要点

  • 迷ったら文例②。年代・相手を問わず使えます
  • 短くても失礼にならない。80代以降は1〜2行で十分
  • 必ず入れる3つ=感謝/理由(簡潔に)/今後も縁は続くという一文
  • 3つ目を書き忘れると「関係を切る」意味に読まれます
  • 「やめます」ではなく「最後とさせていただきます」
  • 黙ってやめない。必ず一文伝える
  • 時期は最後の年賀状に添えるのが最も一般的
  • 句読点は使わず、全角スペースと改行で区切る
  • 「印刷+一言手書き」がいちばん伝わります
  • 相手を選ばず一斉に。その後は個別に付き合う

年賀状じまいは、関係を終わらせるものではありません。「毎年、全員に、はがきを書く」という作業をやめるだけです。

むしろその時間を、本当に声を聞きたい数人との電話や手紙に振り向けられます。付き合いが減るのではなく、濃くなる——そう受け止めている方が多くいます。

文例はそのまま書き写して構いません。最後に一行だけ、自分の言葉を添えてください。それだけで、定型文が手紙になります。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の地域・家・世代の慣習を保証するものではありません。年賀状じまいを伝える時期、文面の長さ、句読点や賀詞の扱いは、相手との関係や地域によって考え方が異なります。掲載した文例は編集部が作成したもので、実在の個人・団体とは関係ありません。そのままお使いいただけますが、相手との関係に応じて言い回しを調整してください。

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