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※本記事は2026年6月時点で確認できる情報をもとに作成しています。年賀状の受付時期や郵便サービスの案内は変更される場合があります。最新情報は日本郵便などの公式サイトでご確認ください。
「そろそろ年賀状をやめたいけれど、どう伝えれば失礼にならないのだろう」と悩んでいませんか。
年賀状じまいとは、長年続けてきた年賀状のやりとりに区切りをつけることです。高齢になり、年賀状の作成や宛名書きが負担になってきた方、終活の一環として人間関係や身の回りを少しずつ整理したい方が、年賀状じまいを検討するケースも見られるようになっています。
年賀状をやめることは、決して失礼なことでも、薄情なことでもありません。大切なのは、これまでのご縁への感謝を伝えたうえで、丁寧に区切りをつけることです。
この記事では、70代・80代の方向けに、年賀状じまいの基本マナー、送る時期、喪中や寒中見舞いの場合の対応、そのまま使える文例を年代別・相手別に紹介します。
目次
まず確認|年賀状じまいで大切な3つのポイント
- 伝える時期は方法によって違います。事前の挨拶状なら11月〜12月上旬、最後の年賀状に添えるなら通常の年賀状と同じ時期に送ります。
- 文面には「感謝」「理由」「今後もよろしく」の3点を入れると、失礼になりにくく自然に伝わります。
- 喪中はがきと年賀状じまいは目的が異なります。喪中の年は無理に兼ねず、寒中見舞いなどで別に伝える方法もあります。
年賀状じまいとは?終活の一環として考える人も

年賀状じまいとは、毎年続けてきた年賀状のやりとりを、今年を最後に控えることを相手に知らせる挨拶です。
「年賀状卒業」「終活年賀状」「年賀状をやめる挨拶」などと呼ばれることもあります。明確な形式が決まっているわけではありませんが、長年のやりとりに感謝しながら、今後は年賀状での挨拶を控えることを丁寧に伝えるのが基本です。
70代・80代では、次のような理由で年賀状じまいを考える方もいます。
- 年賀状の枚数が多く、準備が負担になってきた
- 目や手の調子が悪く、宛名書きや一言添える作業が大変になった
- 終活の一環として、人間関係や連絡先を整理したい
- 家族に年賀状管理の負担を残したくない
- 年賀状以外の形で、無理なく付き合いを続けたい
年賀状じまいは、人間関係を断つことではありません。年賀状という形式を卒業し、これからの付き合い方を自分に合った形へ変えることと考えると、前向きに伝えやすくなります。
年賀状じまいを伝える時期|11月〜12月?最後の年賀状?

年賀状じまいで迷いやすいのが、いつ相手に伝えるかです。
結論から言うと、年賀状じまいの伝え方には主に3つの方法があり、それぞれ適した時期が異なります。
| 伝え方 | 送る時期の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 事前の挨拶状・年賀状じまいはがき | 11月〜12月上旬 | 相手が年賀状を準備する前に知らせたい場合 |
| 最後の年賀状に一文添える | 通常の年賀状と同じ時期 | 新年の挨拶と一緒に、自然に伝えたい場合 |
| 寒中見舞いで伝える | 松の内明け〜立春頃 | 喪中の年、年賀状をいただいた後に伝える場合 |
相手の準備前に伝えたいなら、11月〜12月上旬
相手が年賀状を準備する前に知らせたい場合は、11月〜12月上旬に「年賀状じまいの挨拶状」として送る方法があります。
印刷会社の早割や宛名整理を早めに進める方もいるため、先に知らせておくことで、相手側の手間を減らせる場合があります。
自然に伝えたいなら、最後の年賀状に添える
最も自然に伝えやすいのは、最後の年賀状に「本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただきます」と一文添える方法です。
この場合は、通常の年賀状と同じ時期に投函します。
日本郵便では、例年12月中旬ごろから年賀状の引受が始まり、元日に届けるための差し出し期限も案内されています。実際に送る年の受付開始日や投函期限は、日本郵便の最新情報を確認しましょう。
年賀状をいただいた後なら、寒中見舞いで伝える
年賀状じまいを伝える前に相手から年賀状が届いた場合は、年賀状の返信として急いで知らせるより、松の内明け以降に寒中見舞いとして伝える方法があります。
寒中見舞いは、一般的に松の内が明けてから立春までの間に送る冬の挨拶状です。地域により松の内の期間には違いがありますが、関東では1月8日以降、関西などでは1月16日以降を目安にすることが多いです。
年賀状じまいの基本マナー|失礼にならない伝え方

年賀状じまいは、伝え方を間違えると「もう付き合いをやめたいのかな」と受け取られてしまうこともあります。次の3点を入れるだけで、印象はかなりやわらかくなります。
① これまでの感謝を必ず入れる
年賀状じまいでは、まず長年のやりとりへの感謝を伝えましょう。
たとえば、以下のような一文です。
- 長年にわたる温かいお付き合いに、心より感謝申し上げます。
- 毎年ご丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。
- これまで変わらぬご厚情を賜りましたこと、深く御礼申し上げます。
② やめる理由は簡潔でよい
理由は詳しく書きすぎる必要はありません。「年齢を重ねたため」「筆を執ることが難しくなってきたため」「終活の一環として身の回りを整理しているため」など、自然に伝わる表現で十分です。
「面倒になった」「手間がかかる」といった表現は、相手を軽く扱っているように見えることがあるため避けましょう。
③ 今後のご縁を大切にする一文を入れる
年賀状をやめても、相手との関係を終わらせるわけではありません。最後に、今後も変わらぬお付き合いを願う一文を入れると、温かい印象になります。
- 年賀状でのご挨拶は控えさせていただきますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
- これからも皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
- またお会いできる日を楽しみにしております。
喪中のときは?寒中見舞いで年賀状じまいを伝える方法

喪中はがきは「年賀の挨拶を控えるお知らせ」であり、年賀状じまいとは目的が異なります。そのため、喪中はがきに年賀状じまいを兼ねる形は、基本的には避けた方が無難です。
喪中の年は、まず喪中はがきで年賀欠礼を伝え、年明けの松の内明け以降に寒中見舞いとして年賀状じまいを伝える方法が丁寧です。
寒中見舞いで伝える文例
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
私事ではございますが、年齢を重ね、筆を執ることが少しずつ難しくなってまいりました。誠に勝手ながら、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきたく存じます。
これまでの温かいお付き合いに心より感謝申し上げますとともに、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
相手から年賀状をいただいた後に年賀状じまいを伝える場合は、「ご丁寧な年賀状をありがとうございました」「行き違いになりましたこと、何卒ご容赦ください」といった一文を添えると、より丁寧です。
【70代向け】年賀状じまいの文例

70代の方は、体力面の変化や終活への意識を、前向きに伝える文面が自然です。まだ元気なうちに伝えることで、相手にも安心して受け止めてもらいやすくなります。
体力的な理由を伝える文例
短文・約100字
明けましておめでとうございます。
年齢とともに筆を執ることが少しずつ難しくなってまいりました。誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただきます。長年のご厚情に心より感謝申し上げます。
長文・約240字
明けましておめでとうございます。
皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
さて、私事ではございますが、年齢を重ねるにつれ、年賀状の準備に少しずつ負担を感じるようになってまいりました。誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただきたく存じます。
長年にわたり温かいお付き合いをいただきましたこと、心より御礼申し上げます。今後とも変わらぬご厚誼を賜れましたら幸いです。
終活の一環として伝える文例
短文・約95字
明けましておめでとうございます。
このたび終活の一環として身の回りを少しずつ整理することにいたしました。誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただきます。
長文・約260字
明けましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
さて私事ではございますが、このたび終活の一環として、身の回りのことを少しずつ整理していくことにいたしました。その一つとして、誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただきたく存じます。
長年にわたりご縁をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。今後とも皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
理由を詳しく書かない文例
短文・約85字
明けましておめでとうございます。
誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただきます。これまでの温かいお付き合いに、心より感謝申し上げます。
長文・約210字
明けましておめでとうございます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を終わりにさせていただくことにいたしました。長い間、毎年変わらずご挨拶をいただきましたこと、本当にありがとうございました。
年賀状でのご挨拶は控えさせていただきますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
【80代向け】年賀状じまいの文例

80代の方は、年齢を理由にした文面や、長年のご縁への感謝を中心にした文面が自然です。無理に長く書かず、短い言葉でも十分に気持ちは伝わります。
年齢を理由にする文例
短文・約90字
明けましておめでとうございます。
おかげさまで八十路を迎え、誠に勝手ながら本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただきます。長年のご厚情に深く感謝申し上げます。
長文・約230字
明けましておめでとうございます。
おかげさまで穏やかに新年を迎えることができました。
さて、八十路を迎えましてから、筆を執ることがだんだんと難しくなってまいりました。誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を終わりにさせていただきたく存じます。
長年にわたる温かいお付き合いに心より感謝申し上げます。皆様のご健康をお祈り申し上げます。
感謝を込めた文例
短文・約100字
明けましておめでとうございます。
長年にわたるご厚情に、心より感謝申し上げます。誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただきます。どうかお元気でお過ごしください。
長文・約250字
明けましておめでとうございます。
旧年中も温かいお便りをいただき、誠にありがとうございました。毎年はがきが届くたびに、皆様のお顔が目に浮かび、ありがたい気持ちでいっぱいでした。
誠に勝手ながら、年齢を重ねてまいりましたことを機に、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を卒業させていただくことにいたしました。これまでの長いご縁に、心から感謝しております。
どうかお体に気をつけて、末永くお元気でいらしてください。
親しい友人向けの文例
短文・約80字
あけましておめでとうございます。
長い間、毎年ありがとう。今年で年賀状はおしまいにしようと思っています。これからもどうぞよろしく。体に気をつけてね。
長文・約200字
あけましておめでとうございます。
毎年はがきをもらうたびに、元気でいてくれてよかったなあと、うれしく思っていました。
年齢のこともあり、今年で年賀状でのご挨拶はおしまいにしようと思っています。長い間、本当にありがとうございました。これからもお体に気をつけて、元気でいてください。またお会いできる日を楽しみにしています。
相手別の文例|親戚・友人・仕事関係・恩師

相手との関係によって、少しだけ言葉を変えると、より自然に伝わります。
親戚への文例
明けましておめでとうございます。
おかげさまで元気に新年を迎えることができました。
誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただくことにいたしました。これまでの温かいお付き合いに心より感謝申し上げます。
これからもまたお会いできる機会を楽しみにしております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
友人への文例
明けましておめでとうございます。
毎年はがきをいただき、本当にありがとうございました。
今年で年賀状でのご挨拶はおしまいにさせていただきますが、あなたとのご縁はこれからも大切にしていきたいと思っています。どうかお体を大切に、元気でお過ごしください。
仕事関係の方への文例
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
誠に勝手ではございますが、このたびをもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただくことにいたしました。在職中はひとかたならぬお世話になりましたこと、改めて深く御礼申し上げます。
皆様のご健康とますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
恩師への文例
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
長年にわたり温かくご指導いただきましたこと、今も心の支えになっております。誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただきます。
先生のご健康とご多幸を、これからも心よりお祈り申し上げます。
年賀状じまい後の付き合い方|関係を切る必要はありません

年賀状をやめると、「相手との関係まで途切れてしまうのでは」と心配になる方もいるかもしれません。
しかし、年賀状じまいは人間関係の終わりではありません。年賀状という形式を卒業し、無理のない付き合い方に変えることです。
年賀状じまい後は、次のような形でつながりを続けることもできます。
- 暑中見舞い・残暑見舞い:夏のご挨拶として近況を伝える
- 寒中見舞い:年賀状への返礼や冬の挨拶として使う
- 季節の絵はがき:桜や紅葉など、季節の便りとして送る
- 電話・メール・LINE:親しい相手には、無理のない方法で近況を伝える
- 会える機会を大切にする:年賀状よりも直接会うことを大切にする
「年賀状は卒業しますが、これからもご縁を大切にしたいです」という気持ちが伝われば、相手も前向きに受け止めやすくなります。
年賀状じまいで避けたいNG表現

年賀状じまいは、伝え方によって印象が大きく変わります。次のような表現は避け、やわらかい言い方に整えましょう。
| 避けたい表現 | 理由 | 言い換え例 |
|---|---|---|
| もう年賀状は送りません | 断定的で冷たい印象になりやすい | 本年をもちまして年賀状でのご挨拶を最後にさせていただきます |
| 面倒になったので | 相手を軽く扱っているように見える | 年齢を重ね、年賀状の準備が難しくなってまいりました |
| 手間がかかるので | 事務的・一方的に聞こえる | 身の回りを少しずつ整理することにいたしました |
| 感謝の言葉がない | 関係を切る印象になりやすい | 長年の温かいお付き合いに心より感謝申し上げます |
年賀状をいただいた後に初めて年賀状じまいを知らせる場合は、相手がすでに準備している可能性があります。その場合は、「行き違いになりましたこと、何卒ご容赦ください」と一言添えて、寒中見舞いなどで丁寧に伝えると安心です。
よくある質問

Q. 年賀状じまいは一斉に送っても失礼ではありませんか?
基本的には、一斉に同じ文面で送っても問題ありません。ただし、特にお世話になった方や親しい方には、手書きで一言添えるとより丁寧です。
Q. 喪中はがきと年賀状じまいを一緒に伝えてもよいですか?
喪中はがきは「年賀の挨拶を控えるお知らせ」であり、年賀状じまいとは目的が異なります。無理に兼ねず、喪中の年は喪中はがきに留め、年明けの松の内明け以降に寒中見舞いとして伝える方法が丁寧です。
Q. 相手からまた年賀状が届いてしまったらどうすればよいですか?
寒中見舞いとして、改めて年賀状じまいのご挨拶を送るとよいでしょう。「ご丁寧な年賀状をありがとうございました」「行き違いになりましたこと、何卒ご容赦ください」と添えると自然です。
Q. 年賀状じまいをした後、別の連絡手段を伝えた方がよいですか?
必ず伝えなければならないわけではありません。ただ、今後も連絡を取りたい相手には、電話番号やメール、LINEなど、無理のない連絡手段を一言添えてもよいでしょう。
Q. 70代・80代では、文章の長さはどのくらいがよいですか?
80字〜120字程度の短文でも十分です。長くても250〜300字程度にとどめると読みやすくなります。体力的に書くことが負担な場合は、短い感謝の言葉だけでも気持ちは伝わります。
Q. 親の年賀状じまいを子どもが手伝ってもよいですか?
問題ありません。ただし、本人の意思を確認せずに一方的にやめるのではなく、「年賀状が負担になっていないか」「誰には個別に伝えたいか」などを一緒に確認しながら進めるとよいでしょう。
まとめ|年賀状じまいは、感謝を伝えて丁寧に卒業すること
年賀状じまいは、長年のご縁に感謝を伝えながら、自分に合った付き合い方へ変えていくための前向きな選択です。
- 事前の挨拶状なら11月〜12月上旬、最後の年賀状に添えるなら通常の年賀状と同じ時期に送る
- 文面には「感謝」「理由」「今後もよろしく」の3つを入れる
- 70代・80代では、体力面や終活の一環として自然に伝えられる
- 喪中はがきと年賀状じまいは目的が異なるため、寒中見舞いで別に伝える方法もある
- 年賀状をやめても、暑中見舞い・電話・メールなどでご縁は続けられる
「年賀状をやめる」と聞くと、少し寂しく感じるかもしれません。けれど、丁寧に感謝を伝えて区切りをつければ、相手にもきっと気持ちは伝わります。
無理に続けるのではなく、今の自分に合った形で、これまでのご縁を大切にしていきましょう。
📝 年賀状じまいをきっかけに、終活も少しずつ整理してみませんか?
年賀状じまいは、人間関係や連絡先を見直す良いきっかけにもなります。エンディングノートに、連絡してほしい人・年賀状をやめた相手・今後の希望などを整理しておくと、ご家族も把握しやすくなります。
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【参考情報】
【免責事項】本記事は一般的なマナー情報の提供を目的としており、個別の事情に対する判断を行うものではありません。年賀状じまいの文例はあくまで参考例です。お相手との関係性や地域・ご家庭の考え方に応じて、適宜調整してご利用ください。









