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枕花(まくらばな)は、ご臨終のあと、安置されたご遺体の枕元に供える花です。
贈るとき最初に迷うのが「どこに置けばいいのか」です。置き場所は、枕飾りとの位置関係でほぼ決まります。そして置く場所を決めるのは遺族ではなく、多くの場合は葬儀社です。
この記事では、まず配置を図で示し、そのうえで誰が出すもので、いくらが目安で、持参と配送のどちらを選ぶかを、判断できる形で整理します。
先に結論だけ
- 置き場所は「枕飾りの左右」または「ご遺体の枕元の脇」。狭ければ足元側でも構いません
- 実際の配置は葬儀社が決めます。贈る側・遺族が悩む必要はありません
- 出すのはごく近しい親族・親友のみ。一般の知人は通夜以降の供花にします
- 相場は1基5,000〜20,000円(編集部がまとめた目安)。供花より控えめにします
- 形は「かご入りのアレンジメント」一択。花束・スタンド花・鉢植えは避けます
- 持参するときも喪服は着ません。地味な平服で伺います
贈る前に必ず確認すること
ご遺体がどこに安置されているかです。自宅なら受け取れますが、葬儀社の安置施設では枕花を受け付けていないことがあります(面会時間の制限や、スペースの都合のため)。まず葬儀社か遺族に「枕花をお送りしてよいか」を確認してください。
目次
- 枕花とは|読み方といつ贈るか
- 枕花はどこに置く?【配置図】
- 置き場所に迷ったときの判断
- 枕花は誰が出すもの?【立場別の一覧】
- 枕花の相場【贈り主別】
- 枕花・供花・一本花・花輪の違い【比較表】
- 持参と配送、どちらを選ぶか
- 持参する場合の作法
- 配送で贈る場合の手配
- 花の種類と色の選び方
- 宗教別の枕花【比較表】
- 名札(芳名札)は付けるか
- 持参するときの服装
- 訪問のタイミングと滞在時間
- 枕花を辞退されたとき
- 枕花はいつまで飾る?そのあとの扱い
- 受け取る側(遺族)の対応
- 添えるメッセージの文例
- 枕花でよく聞かれること
- 枕花を贈る前に確かめること
枕花とは|読み方といつ贈るか
枕花は「まくらばな」と読みます。ご遺体を安置した枕元に供える花で、「一日も早く駆けつけたい」という気持ちを形にしたものとされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | まくらばな |
| いつ贈るか | 訃報を受けてすぐ〜通夜の前まで |
| どこへ贈るか | ご遺体を安置した場所(自宅または安置施設) |
| 誰が贈るか | ごく近しい親族・親友 |
| 形 | かご入りのアレンジメント(花瓶が不要なもの) |
| 相場 | 1基5,000〜20,000円 |
| 色 | 白を基調に、淡いピンク・紫・水色 |
| 名札 | 付けないことが多い(付けるなら小さな札) |
| 供花との違い | 供花は通夜以降に式場の祭壇へ。枕花は通夜前に安置場所へ |
枕花と供花は「両方」贈ることもあります
ごく近しい間柄では、訃報直後に枕花を贈り、通夜に合わせて供花も贈るという形が取られます。重複ではなく、それぞれ役割が違うためです。ただし費用がかさむので、関係の深さに応じて判断してください。
枕花はどこに置く?【配置図】

基本の考え方は「枕飾りの邪魔をせず、故人の枕元に近い位置」です。枕飾りは僧侶が読経する際の正面にあたるため、その前をふさがないようにします。
基本の配置(ご遺体を上から見た図)
枕飾りは頭の側に置かれます。枕花はその左右へ。枕飾りの正面(読経する僧侶が座る位置)はふさぎません
| 置き場所 | 適しているか | 理由 |
|---|---|---|
| 枕飾りの左右 | 最も一般的 | 故人の枕元に近く、読経の邪魔にならない |
| ご遺体の枕元の脇(床) | 適している | スペースが狭いときの定番 |
| ご遺体の足元側 | 問題ありません | 枕花が多いときは足元側にも並べます |
| 部屋の隅・壁際 | 問題ありません | 数が多い場合。まず1基を枕元に置きます |
| 枕飾りの正面 | 避ける | 僧侶が読経・焼香する位置をふさぎます |
| ご遺体の上・布団の上 | 避ける | - |
| 隣室・廊下 | やむを得ない場合は可 | マンションなどで安置スペースが極端に狭いとき |
| 仏壇の中 | 避ける | 仏壇はご本尊を祀る場所です |
実際は葬儀社が置いてくれます
枕花が届くと、葬儀社の担当者が安置スペースを見て適切な位置に並べます。贈った側も遺族も、置き場所で悩む必要はまずありません。「どこに置けばいいですか」と聞けば、その場で置いてもらえます。
置き場所に迷ったときの判断
自宅に安置していて、葬儀社の担当者が不在のときは、次の順で考えてください。
- 枕飾りの正面を空けているかここが最優先です。僧侶が座り、遺族が焼香する場所になります
- 顔が見える位置をふさいでいないかご対面のとき、花で顔が隠れないようにします
- 倒れないかろうそくと線香が灯っています。火気の近くに置かないのは安全上も重要です
- 出入りの動線をふさいでいないか弔問客や葬儀社の担当者が通ります
- それでも迷ったら枕元の左右これが原則の位置です
火気にだけは注意
枕飾りにはろうそくと線香が灯っています。花のかごや包装のセロハンが近くにあると危険です。最低でも30cmは離すか、包装を外して置いてください。マンションでは火災報知器の位置も確認しておくと安心です。
枕元に置くものと会場に贈る花
- 枕元に置く香炉・燭台・花立の並べ方は、枕飾りに必要なもの一覧にまとめています。
- 通夜や葬儀の会場に贈る花は供花といい、名札の書き方に決まりがあります。供花の名札の書き方で記入例を見られます。
枕花は誰が出すもの?【立場別の一覧】
枕花を贈れるのはごく限られた関係の人です。安置直後は遺族が最も慌ただしく、人と物が増えると負担になるためです。
| 立場 | 枕花 | 代わりの方法 |
|---|---|---|
| 配偶者・子・親 | 贈る | - |
| 兄弟姉妹 | 贈る | - |
| 孫・おい・めい | 贈ることが多い | 親族でまとめることも |
| いとこ・遠縁の親族 | 関係の深さによる | 通夜以降の供花 |
| 特に親しかった友人 | 贈ってよい | 事前に遺族へ確認を |
| 一般の友人・知人 | 控える | 通夜以降の供花/香典 |
| 会社・取引先 | 控える | 供花・弔電 |
| ご近所 | 控える | 香典/通夜に参列 |
迷ったときの基準
「通夜の前に、遺族へ電話をかけても不自然でない関係か」。これが一つの目安です。枕花を贈るには安置場所を聞く必要があり、それ自体が遺族の手を止めます。電話をためらう関係なら、通夜以降の供花にするのが配慮です。
枕花の相場【贈り主別】
| 贈り主 | 相場の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 子・配偶者 | 10,000〜20,000円 | 1対(2基)にすることもあります |
| 兄弟姉妹 | 10,000〜15,000円 | - |
| 孫一同・親族一同 | 10,000〜20,000円 | まとめて1基 |
| おい・めい | 5,000〜10,000円 | - |
| 親しい友人 | 5,000〜10,000円 | 控えめにするのが配慮 |
| 友人一同 | 10,000〜15,000円 | - |
※ 編集部が公開情報をもとにまとめた目安です。地域・花店・季節によって変わります。
高すぎるものは避ける
枕花は安置スペースに置くものです。豪華で大きいものは物理的に置けず、遺族が扱いに困ります。片手で持てる大きさ(おおむね幅30cm・高さ40cm程度まで)を目安にしてください。金額より大きさで判断するほうが実用的です。
枕花・供花・一本花・花輪の違い【比較表】
| 枕花 | 供花 | 一本花 | 花輪 | |
|---|---|---|---|---|
| 読み方 | まくらばな | きょうか | いっぽんばな | はなわ |
| 誰が用意するか | 近しい親族・親友が贈る | 親族・会社・友人が贈る | 葬儀社が用意する | 会社・団体が贈る |
| いつ | 訃報直後〜通夜前 | 通夜の開始2〜3時間前まで | 安置と同時 | 通夜の前日〜当日朝 |
| どこへ | 安置場所(自宅・安置施設) | 式場の祭壇 | 枕飾りの花立 | 式場の入口(屋外) |
| 形 | かご入りアレンジメント | スタンド花・籠花 | 樒または白菊を1本 | 輪状の造花 |
| 相場 | 5,000〜20,000円 | 15,000〜20,000円 | 葬儀プランに含む | 10,000〜20,000円 |
| 名札 | 付けないことが多い | 付ける | なし | 付ける |
言葉そのものの違いは一輪花・一本花・枕花の違いとは?読み方と葬儀マナー、供花の名札の書き方は供花の名札の書き方|親族・会社・連名の記入例で解説しています。
持参と配送、どちらを選ぶか
| 持参する | 配送する | |
|---|---|---|
| 向いている関係 | ごく近しい親族・親友 | 親族全般・遠方の方 |
| 遺族の負担 | 応対の手間がかかる | 小さい |
| 安置場所 | 自宅のみ現実的 | 自宅・安置施設どちらも(要確認) |
| 時間帯 | 常識的な時間に。深夜早朝は避ける | 配達時間を指定できる |
| 事前連絡 | 必須 | 必須 |
| 服装 | 地味な平服(喪服は着ない) | - |
| 香典 | この段階では持参しない | - |
「持参」は思っているより負担をかけます
安置直後の自宅は、葬儀社との打ち合わせ、親族への連絡、菩提寺への手配で人の出入りが絶えません。持参すると、遺族はお茶を出し、玄関で応対することになります。関係が近いからこそ、あえて配送を選ぶのも立派な配慮です。
持参する場合の作法
- 必ず事前に電話する:「枕花をお持ちしたいのですが、ご迷惑ではないでしょうか」。「難しければ遠慮なく」と添えます
- 安置場所と、伺ってよい時間を聞く:自宅か施設か。施設なら面会時間があります
- 包装を外して渡すか、その場で外す:遺族に処分の手間をかけません
- 玄関でお悔やみを述べる:「このたびはご愁傷様でございます」
- 置き場所は自分で決めない:「どちらに置かせていただきましょうか」と尋ねます
- ご対面を勧められたら応じる:勧められなければ玄関で失礼します
- 5〜15分で辞去する:この時期の長居は最も避けたいことです
香典はこの段階では渡しません
香典は通夜または葬儀の受付で渡します。枕花を持参する段階で渡すと、遺族が管理に困ります。詳しくは弔問とは?読み方と慰問との違いをご覧ください。
配送で贈る場合の手配
- 安置場所を確認する:遺族または葬儀社に電話します。ここが最初の関門です
- 受け取れるかを確認する:安置施設では枕花を受け付けていないことがあります
- 葬儀社に依頼するのが最も確実:安置場所を把握しており、スペースに合う大きさで用意してもらえます
- 花店に頼む場合は「枕花」と伝える:用途を言えば、宗教に配慮した内容で組んでもらえます
- 配達時間を指定する:早朝・深夜を避け、日中の時間帯に
- 贈り主が分かるようにする:名札を付けないなら、小さなカードに氏名を書いて添えます
安置施設に直接送らない
葬儀社の安置施設は、多くの場合面会予約制で、荷物の受け取り体制がありません。花店から直送すると受け取れず、返送になることがあります。必ず葬儀社を通してください。
花の種類と色の選び方
| 選ぶとよい | 避けたい | |
|---|---|---|
| 形 | かご入りアレンジメント(オアシスに挿してある) | 花束(花瓶を用意させる)、スタンド花(大きすぎる)、鉢植え(「根付く」を連想) |
| 色 | 白を基調に、淡いピンク・紫・水色 | 赤・オレンジなど強い原色 |
| 花の種類 | 白菊、白百合、トルコキキョウ、カーネーション、胡蝶蘭、スターチス | とげのある花(バラ)、椿(花ごと落ちる)、彼岸花、毒のある花 |
| 香り | 控えめなもの | 強い香りの花(線香の香りと混ざります) |
| 大きさ | 幅30cm・高さ40cm程度まで | 置き場所に困る大型のもの |
| 花粉 | 花粉を取り除いてもらう | 百合の花粉(布団や畳に落ちると取れません) |
百合を使うなら「花粉を取ってください」と伝える
百合の花粉は布や畳に付くと落ちません。ご遺体のすぐそばに置くものなので、花店に「枕花なので花粉は取り除いてください」と伝えてください。プロなら必ず対応してくれます。
宗教別の枕花【比較表】
| 仏式 | 神式 | キリスト教式 | |
|---|---|---|---|
| 贈ってよいか | 一般的 | 一般的 | 贈る習慣がある |
| 主な花 | 白菊・白百合・カーネーション | 白菊・白百合・榊 | 白い洋花(百合・カーネーション・カスミソウ) |
| 菊を使うか | 使う | 使う | 使わないのが一般的 |
| 色 | 白基調 | 白基調 | 白基調。淡い色も可 |
| 名札 | 付けないことが多い | 付けないことが多い | 付けない |
| 贈り先 | 安置場所 | 安置場所 | 自宅へ贈るのが一般的 |
宗教が分からないときは白基調の洋花で
白を基調にした洋花のアレンジメントなら、仏式・神式・キリスト教式のいずれでも失礼になりません。花店に「枕花で、宗教が分からない」と伝えれば、適切に組んでもらえます。
名札(芳名札)は付けるか
| 枕花 | 供花 | |
|---|---|---|
| 名札 | 付けないことが多い | 付ける |
| 理由 | 安置場所は身内だけの空間で、参列者に見せるものではないため | 参列者に贈り主を知らせる役割があるため |
| 贈り主をどう伝えるか | 小さなカードに氏名を書いて添える | 立て札に記載 |
| 付ける場合 | 目立たない小さな札に。地域の慣習に従います | - |
名札を付けないなら、必ずカードを添える
名札を付けないのが通例とはいえ、誰から届いたか分からないと遺族が礼を伝えられません。小さなメッセージカードに氏名と、故人との関係が分かる一言(「◯◯高校 同級生」など)を書いて添えてください。
持参するときの服装
枕花を持参するのは通夜の前です。この段階で喪服は着ません。
| 男性 | 女性 | |
|---|---|---|
| 適している | 黒・紺・グレーのシャツやセーター、ダークカラーのスラックス。仕事帰りならスーツのまま | 地味な色のワンピース・ブラウス+スカートやパンツ |
| 避けたい | 喪服、派手な色柄、短パン、サンダル | 喪服、明るい色・花柄、ノースリーブ、光る素材 |
| アクセサリー | 外す | 結婚指輪のみ |
| その他 | 香水は控える/素足は避ける/髪はまとめる | |
なぜ喪服を着ないのか
喪服はあらかじめ用意しておく礼装です。臨終の直後に着ていると、「亡くなるのを待っていた」と受け取られるという考え方が古くからあります。仕事帰りのスーツや、地味な普段着で十分です。同じ理由は枕経とは?服装は喪服でよい?男女別早見表にも書いています。
訪問のタイミングと滞在時間
| 時間帯 | 訪問 | 備考 |
|---|---|---|
| 臨終の直後(搬送中) | 避ける | 安置がまだ済んでいません |
| 安置の当日・日中 | 近しい人のみ | 葬儀社との打ち合わせ中のことが多い |
| 安置の翌日・日中 | 最も適している | - |
| 朝早く(9時前) | 避ける | - |
| 夜遅く(20時以降) | 避ける | - |
| 通夜の当日 | 通夜に参列する | 枕花は間に合わないため供花に切り替えます |
滞在は5〜15分が目安です。この時期の遺族は、役所の手続き・親族への連絡・葬儀の打ち合わせで分刻みに動いています。花を渡し、お悔やみを述べ、静かに辞去するのが最も丁寧です。
枕花を辞退されたとき
| 状況 | どう受け止めるか | 代わりにできること |
|---|---|---|
| 「お気持ちだけで」と言われた | 遺族の負担を減らしたい意思表示 | 通夜以降の供花/香典/弔電 |
| 安置施設で受け取れない | 施設の運用上の制約 | 供花を式場へ/後日、自宅へアレンジメント |
| 家族葬で「供花・供物辞退」 | すべて辞退の意向 | 何も贈らない。弔電か手紙で |
| 連絡がつかない | - | 通夜の日程が分かってから供花を手配 |
辞退は「気を遣わせたくない」という配慮
辞退されているのに贈ると、遺族はお返しを考えなければならなくなります。その気持ちを汲むのが最も丁寧な対応です。どうしても何かしたい場合は、四十九日を過ぎてから自宅へお供えを送るという方法があります。
枕花はいつまで飾る?そのあとの扱い
処分に決まりはありません
枕花は位牌のように魂が宿るとは考えられていません。枯れたら通常のごみとして出して差し支えありません。気になる場合は白い紙に包んでから出す方が多くいます。後飾り祭壇の使い方は後飾り祭壇はどこに置く?配置・飾り方といつまで飾るかをご覧ください。
受け取る側(遺族)の対応
| 場面 | 対応 |
|---|---|
| 「枕花を贈りたい」と連絡が来た | 安置場所と、受け取れる時間を伝えます。難しければ正直に断って構いません |
| 届いたとき | 置き場所は葬儀社に任せて問題ありません |
| 誰から届いたか記録する | これが最も大切。あとで礼を伝えるために、カードや名札を保管します |
| お返しは必要か | 必須ではありません。お礼の連絡だけで十分です |
| 香典もいただいた場合 | 香典返しに含めて考えます |
| 持参してくださった方への応対 | お茶を出さなくても構いません。無理をしないことが優先です |
| 身内だけで静かに過ごしたい | 「しばらく家族だけで過ごしたいと思っています」で十分伝わります |
誰から届いたかは、その場でメモを
安置から葬儀までは慌ただしく、記憶が残りません。届いた枕花のカードは、封筒などにまとめて保管してください。香典帳と一緒にしておくと、忌明けの礼状を出すときに助かります。
添えるメッセージの文例
文例1:短く添える(最も無難)
心よりお悔やみ申し上げます
◯◯高等学校 同級生 山田太郎
文例2:親族へ
このたびは誠に残念でなりません。
ささやかですが、お花をお供えください。
何かお手伝いできることがあれば、遠慮なくお知らせください。
山田一郎
文例3:親しい友人の家族へ
◯◯さんの訃報に接し、言葉が見つかりません。
学生時代から本当にお世話になりました。
ご家族の皆様、どうかご無理をなさらないでください。
友人一同
文例4:宗教が分からない場合
ご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
安らかなお眠りをお祈りいたします。
山田太郎
メッセージで避ける言葉
重ね言葉(重ね重ね・たびたび・再び)、直接的な表現(死亡・死ぬ)は避けます。また「ご冥福」は仏教語なので、神式・キリスト教式では使いません。詳しくは忌み言葉一覧・早見表をご覧ください。
枕花でよく聞かれること
- 枕花はどこに置けばいいですか?
- 枕飾りの左右、またはご遺体の枕元の脇が基本です。スペースが狭ければ足元側や部屋の隅でも構いません。枕飾りの正面(僧侶が読経する位置)はふさがないようにします。実際には葬儀社が適切な位置に並べてくれます。
- 枕花は誰が出すものですか?
- ごく近しい親族と親友です。配偶者・子・親・兄弟姉妹が中心で、孫やおい・めいも贈ります。一般の友人・知人・会社関係は、通夜以降の供花にするのが通例です。
- 枕花の相場はいくらですか?
- 1基5,000〜20,000円が目安です(編集部がまとめた目安)。子や配偶者なら10,000〜20,000円、友人なら5,000〜10,000円程度。金額より大きさが大切で、置き場所に困らないサイズを選んでください。
- 供花との違いは何ですか?
- 枕花は通夜前に安置場所へ、供花は通夜以降に式場の祭壇へ贈るものです。形も違い、枕花はかご入りアレンジメント、供花はスタンド花や籠花が中心です。名札も枕花は付けないことが多く、供花は付けます。
- 枕花と供花、両方贈ってもいいですか?
- 問題ありません。ごく近しい間柄では両方贈ることがあります。役割が違うので重複にはなりません。ただし費用がかさむため、関係の深さに応じて判断してください。
- 持参と配送、どちらがいいですか?
- 関係がごく近いなら持参、それ以外は配送のほうが遺族の負担が小さくなります。安置直後の遺族は応対する余裕がないことが多いためです。どちらの場合も事前連絡は必須です。
- 安置施設に直接送ってもいいですか?
- まず葬儀社に確認してください。安置施設は面会予約制で荷物の受け取り体制がないことが多く、直送すると受け取れない場合があります。葬儀社を通して手配するのが最も確実です。
- 持参するとき喪服を着ていくべきですか?
- 着ません。通夜前に喪服を着ると「準備していた」印象を与えるとされます。黒・紺・グレーの地味な平服で十分です。仕事帰りのスーツのままでも問題ありません。
- 名札は付けたほうがいいですか?
- 付けないことが多いです。枕花は身内だけの空間に置くもので、参列者に見せるものではないためです。ただし誰から届いたか分かるよう、小さなカードに氏名を添えてください。
- どんな花を選べばいいですか?
- 白を基調にしたかご入りアレンジメントです。花瓶が不要なので遺族の手間になりません。とげのある花(バラ)、椿、強い香りの花は避けます。百合を使う場合は「花粉を取ってください」と伝えてください。布団や畳に付くと落ちません。
- 枕花はいつまで飾りますか?
- 安置中は枕元に、通夜・葬儀では式場に移し、出棺のときに棺に納めるのが一般的な流れです。残った花は後飾り祭壇に飾ります。枯れたあとの処分に特別な作法はありません。
- 枕花をいただきました。お返しは必要ですか?
- 必須ではありません。お礼の連絡だけで十分です。香典も一緒にいただいた場合は、香典返しに含めて考えます。香典返しの郵送マナーも参考にしてください。
枕花を贈る前に確かめること
枕花・要点
- 置き場所は「枕飾りの左右」または「枕元の脇」。枕飾りの正面はふさがない
- 実際の配置は葬儀社が決めてくれる。悩まなくてよい
- 贈るのはごく近しい親族・親友のみ。一般の関係は通夜以降の供花に
- 相場は1基5,000〜20,000円(編集部がまとめた目安)
- 形は「かご入りアレンジメント」。花束・スタンド花・鉢植えは避ける
- 金額より大きさ。幅30cm・高さ40cm程度までが安心
- 百合を使うなら花粉を取ってもらう
- 安置施設には直送しない。必ず葬儀社を通す
- 持参しても喪服は着ない。滞在は5〜15分
- 名札は付けなくてよいが、氏名のカードは必ず添える
枕花は、通夜や葬儀の前に贈るいちばん早く届く弔意です。まだ何も整っていない部屋に一つ花があるだけで、その場の空気は変わります。
ただし、この時期の遺族は最も忙しくしています。贈る前に一本電話をかけて、置きやすい大きさのものを選び、短時間で辞去する。これだけで、気持ちは十分に伝わります。
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※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の宗派・地域の慣習・葬儀社や安置施設の対応を保証するものではありません。枕花の要否、置き場所、名札の扱い、受け入れの可否は、宗教・地域・葬儀社・安置施設によって異なります。金額は編集部が公開情報をもとにまとめた目安です。実際に贈る際は、担当の葬儀社またはご遺族にご確認ください。

























