親が終活をしない3つの理由と解決方法!

自分が終活を始めてみると、死んだ後はすごく大変って感じた人が多いと思います。
そうなると「親にも終活をしてほしい」という気持ちが湧き上がるものです。

私も同じで何度か両親に話してみたものの、なかなか重い腰をあげてくれませんでした。

ですが、あるきっかけから、親にも終活を始めてもらうことに成功しました。
終活.com編集部スタッフと友人知人の経験を基に、いくつか紹介したいと思います。

親が終活をしない3つの理由

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親が終活をしない
自分が終活をしていると、親にもして欲しいという気持ちが強まると思います。
その気持ちは凄くわかります。

しかし「終活をしない」ことばかりに気を取られていませんか?

そもそも親はなぜ終活をしてくれないのか

この点について考えることを忘れていませんか?
親に終活するようにいっても、全く動く気配がないという方はぜひこの点について考えていただきたい。

親が終活をしないのは、ちゃんと理由があるんです。

・面倒くさい
・まだ早い
・何とかなる

親が終活をしない3つの理由です。
「理由になってない」「怠慢だ!」という意見はさておき、それぞれの理由をもう少しわかりやすく紹介していきます。

 

面倒くさい

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親が終活をしない理由で多いのが「面倒くさい」です。

ですが、これは当然の反応です。
多くの人は新しいことを始めるとき「面倒くさい」と感じます。
行動に移すのが面倒くさい。
考えるのが面倒くさい。
面倒くさいポイントに違いはあっても、面倒くさいからやらないんです。

自分は面倒くさいなんて思わなかったよ?

という人もいるでしょう。
しかし、それは自分がやりたくて始めたことだからです。

・自分が知らないこと
・興味がないこと
・やりたくもないこと

上記のことを誰かに勧められても、面倒くさくてやらないことが多いですよね?

親が終活をしない理由もそれと同じことなんです。

また、「なんとなく」と答える人も、だいたいは深層心理で「面倒くさい」と思っている人です。
面倒くさいっていうのも面倒くさいから「なんとなく」という言葉が出てくるんです。

 

まだ早い

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まだ早い
これも親が終活をしない理由に多いと思います。

40代・50代・60代の人はまだまだ元気です。
70代・80代・90代、100歳でも元気な人は元気です。
若い人からみれば「おじさん、おばさん」「おじいさん、おばあさん」でも元気な人は沢山います。

そういう人もいずれ死が訪れるのはわかっています。
ですが「今日明日死ぬわけじゃないから大丈夫」と思っています。

だから「まだ早い」という理由で終活をしません。

もちろん前向きな気持ちは大事です。
そのほうが日々楽しく過ごすことができますし、より良い人生が送れるはずです。

だからこそ「まだ早い」という気持ちを理解してあげる必要があります。

あなたも「まだ早い」と先延ばしにしてしまった経験あるのではないでしょうか。
例えば学生時代の「夏休み」と「宿題」です。

syukudai

・夏休みを人生
・宿題を終活

このように考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

夏休みが始まって、すぐに宿題を終わらせる人がいます。
この人は、まだ人生先は長いけど、前もって終活をしている人です。

しかし全員が全員、宿題をさくっと終わらせるわけではありませんよね。

夏休みはまだまだあるから、すぐに宿題やらなくても大丈夫。
夏休みの後半になったら、宿題を始める

これを人生と終活に置き換えると…

人生はまだまだ長いから、すぐに終活やらなくても大丈夫。
人生の後半になったら、終活を始める

こんな感じです。
学生の頃の夏休みって長い休みだから油断してしまうんです。

人生も同じです。
1年を短いと考える人もいますが、終活でやる内容を考えれば結構余裕があるんです。
終活ってやることが色々ありますが、本気出して一気にやれば一年なんてかかりませんから。

だから「まだ早い」という気持ちもわからなくもありません。
しかし終活に早いということはありませんから、それをどうご両親に伝えるか、ここにかかっていると思います。

 

何とかなる

親が終活をしない理由に「何とかなる」があります。
楽観的に考えている人のほとんどは「何とかなる」と考えています。

あとは経験者が語るってやつです。
私の両親はまさに経験者が語る「何とかなる」でした。

はじめは「何を根拠に言ってるんだ?」という感じだったので少し反論しました。

「いやいや、大変なのはこっちなんだけど?」
「ちょっとくらい考えてくれてもいいんじゃない?」

と。

しかし返ってきた言葉は正論過ぎて思わず納得してしまうほどでした。
個人的に親が終活をしない理由の1位になるんじゃないかなと思うくらい。

で、その正論が

「実際に何とかなったから言ってるの!」

でした。

私の祖父母は父方も母方も他界しています。
かれこれ10年以上は経っているのですが、そのときはまだ終活という言葉は聞いたことがありませんでした。
つまり、祖父母は終活をしていなかったのです。

それにも関わらず、父も母も「何とかなった」という経験があります。
だから実際に自分達が死んでも、経験を基に何とかなると思っているのです。

やっぱり経験していない人が空想で語る内容より、経験者が語る内容のほうが説得力がありますよね。

私もこの正論をいわれて

も出ませんでした。

ですが、よくよく考えたら、昔の人って終活なんてしていなかったけど、何とかなっていたわけなんですよね。

それが大変だから終活が出てきたんでしょ?

おっしゃるとおりですが、何とかなるか、何とかならないか、の二択だったら「何とかなる」ものなんです。

 

また、他にも…

・自分の死について考えたくない
・何をしてよいかわからない
・体力的な問題からしない

などがあります。

このように親が終活をしないのには、色々な理由があるんです。
理由があるということは解決できる問題なのです。
だからこそ、終活をしてほしいのであれば、しっかり理由を聞く必要があります。

その上で、終活をする魅力などをご両親にお伝えして、終活をしていただくようにしましょう。

続いては、親が終活しないときの解決方法をいくつかご紹介します。

親が終活をしないときの解決方法

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親が終活をしないときの解決方法をいくつかご紹介したいと思います。

ちなみにここで紹介する内容は、終活.com編集部スタッフと友人知人の経験を基に紹介させていただきます。

ですので「必ずしも解決できる方法ではない」ということをご理解いただきお読みください。

・一緒に終活を始める
・勝手に始める
・孫を使う
・熱く語る
・諦める

今回紹介させていただく解決方法は、上記5点です。
では、それぞれの内容を確認していきましょう。

 

一緒に終活を始める

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親に終活を押し付けるのではなく、一緒に始めることからスタートしませんか?
親は子どもが一緒にやってくれると割とすんなり受け入れてくれることもあります。

面倒くさいと考えている親は、新しいことを始めるのが億劫になっているだけなんです。
誰かと一緒なら始めることへのハードルも一気に下がります。

私の周りも「一緒に終活始めるのが有効的」という意見が多かったです。

電話やラインで「終活やれば?」くらいでは、親の重い腰は動きません。

同居しているのであれば一緒にやる。
別居しているのであれば、終活の進捗をお互いに話し合ったりして、一緒に進めていくなど試行錯誤しながらやっていくとよいでしょう。

 

勝手に始める

「勝手に始める」という選択もあります。
親の終活を子どもである自分が率先して始めるパターンです。

最初は親のことを自分ひとりでやることになりますが、いずれは親も協力的になる傾向にあります。

ただ、何でもかんでも勝手にやるのはよくありません。
例えば、生前整理を勝手に始めた場合は、親が大事にしているものまで処分してしまう可能性があります。

ですので勝手に始める場合は、エンディングノートの作成など軽めのところからやってみましょう。

ちなみに私は勝手に始めて、両親に終活をスタートしてもらうことができました。

両親はともにクロスワードが好きなんですよね。

crossword

しかも絶対にマスを全て埋めないと気が済まない性分なんです。
わからないときは好きな言葉で帳尻合わせたりしてました(笑)

だから「エンディングノートもいけるかな?」
と思って私が書けるところは私が書いて、中途半端になった状態のエンディングノートを渡しました。

すると、やっぱり気になるんですね。
私が書いていない項目を少しずつですが埋めてくれるようになりました。

最近は生前整理も少しずつ始めてくれたので、意外と強引に始めてみるのもアリだと思っています。

 

孫を使う

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子どもを利用するな!

とお叱りの声もあるかもしれません。
しかし年配となったご両親の重い腰を動かすには、孫を使うのがもっとも有効的なんです。

いつの時代も、おじいちゃんおばあちゃんは孫に弱いものです。

これをいわゆる

といいます。
これ、全国共通じゃないですか?

その孫が、エンディングノートをプレゼントしたらどうでしょうか。
おじいちゃんおばあちゃんは書かずにはいられないはずです。

きっと孫には不思議な力があるのでしょう。
だからこそ孫にも協力してもらって、何とか終活を始めてもらいましょう!

ちなみにエンディングノートはコクヨが販売している「もしもの時に役立つノート」が人気です。
終活.comでも取り上げているので、プレゼントする際は参考にしてみてください。

 

熱く語る

presentation

ご両親に対して、終活というものを熱く語りましょう。

▼面倒くさいといっている人へ熱く語る場合は

・面倒くさいを上回る魅力を語る
・終活しないほうが面倒くさくなることを語る

▼まだ早いを理由に終活をしない人に熱く語る場合は

・終活に早いはないことを語る
・早く始めることのメリットを語る

▼何とかなるを理由に終活をしない人に熱く語る場合は

・何とかならない人もいることを語る
・より具体例をあげて熱く語る

なお、この中でもっとも強敵となるのは「何とかなる」を理由に終活をしない人です。
経験を基に考えているので、ちょっとくらいのプレゼンでは重い腰をあげてくれません。
ですのでより具体的に、あなたの熱意が伝わるように語る必要があります。

語る内容が思いつかない人は、親に終活を勧めるのをやめましょう。
親を納得させるだけの終活の良さも伝えられないのに、それを始めてもらおうとすること自体間違いです。
人に勧めるときは本当に良いと思ったときにしましょう。

 

諦める

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いくつかの解決方法を紹介しました。
だからこそ言いにくいのですが、「親に終活をしてもらうことを諦める」という選択もあります。

「人生諦めも肝心」というじゃないですか?
「しないしない」いうのもいやじゃないですか?

だからいっそ諦めて好きに生きてもらいましょう!

終活は義務じゃないですし、必ずやる必要はないです。
簡単にいうと「やりたい人がやる活動」です。

それを強制するのはよくありません。

普通の会社で上司(あなた)が部下(ご両親)に同じことをしたら

今の時代…

になってしまうくらいよくないです。

「それとこれとは違うでしょ」

という声も聞こえてきそうですね。
まぁ、違うといえば違いますが、ニュアンス的に似たようなものです(笑)

今一度思い出してみてください。

終活とは、より良い人生の終わりを迎えるための活動です。
より良い人生の終わりは人それぞれあるんです。
あなたは終活をした方がより良い人生を送れると考えているかもしれません。
しかし両親の人生は、終活することが必ずしもプラスにあるとは考えていないかもしれません。

無理やり終活をするより、好きな人生を歩んでいただくことの方が大事ではありませんか。
自分の好きに生きてもらったほうが親孝行にもなりますし、私はよいと思います。

まとめ

matome

親が終活をしない3つの理由と解決方法を紹介しました。

理由を知ることで、解決策が見つかる可能性もあります。
親が終活をしてくれないときは、まず一度理由を聞いてみましょう。

また、解決できないときは、いっそ諦めてしまうことも視野にいれましょう。
無理やり終活をしても、終活本来の意味とは全く異なるものになってしまいますから。

また、終活をしない理由が「終活という言葉が嫌い」だった場合は、下の記事を読んでいただきたいです。
終活.com独自の目線で終活という言葉について語っています。

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