終活が面倒で進まない人へ|1日30分・費用0円のプチ終活20項目

本ページはプロモーションが含まれている場合があります。

終活をしたほうがいいのは分かっている。でも手がつかない。それは怠けているからではなく、終活という言葉が指す作業が大きすぎるからです。お墓、相続、保険、片付け、葬儀。どれも重く、どれも1日では終わりません。この記事では、1日30分・費用0円でできることだけを20項目に絞り、5週間の順番に並べました。気が重い作業は1つも入っていません。

この記事の結論

  • 終活が進まない原因は、意志ではなく「最初の1つが大きすぎる」ことです
  • だから30分で終わる作業だけを20個集めました。お金は1円もかかりません
  • 最初にやってはいけないのは、押し入れの片付けとアルバムの整理です。必ず止まります
  • 順番は財布→お金→デジタル→連絡先→気持ち。手前ほど軽く、迷いが少なくなっています
  • 1週間に4項目、5週間で20項目。週1回30分でも構いません
  • 20項目を終えると、家族がいちばん困る部分はほぼ埋まります

この記事でわかること

  1. 終活が面倒に感じる5つの理由と、その外し方
  2. プチ終活とは何か
  3. 最初にやってはいけない3つのこと
  4. 1日30分・費用0円でできる20項目の一覧
  5. 5週間の進め方(週ごとに4項目)
  6. 続かないときの立て直し方
  7. 年代別・どこから始めるか
  8. やらなくてよいこと

終活が面倒に感じるのは当たり前です

終活という言葉には、お墓・相続・保険・葬儀・介護・片付けという、まったく性質の違う作業が全部入っています。しかもそのどれもが、調べることが多く、家族と相談が必要で、お金の話につながります。

「終活をやろう」と思った瞬間、脳はこの全部を一度に見てしまいます。だから手が止まります。これは意志の弱さではなく、作業の設計の問題です。

解き方は1つだけです

「終活」という言葉を使うのをやめて、30分で終わる作業の名前に置き換えること。「終活をする」ではなく「財布のカードを数える」。これだけで手が動きます。この記事はその置き換えを20個分、用意したものです。

進まない5つの理由と、それぞれの外し方

進まない理由本当の原因外し方
何から始めればいいか分からない選択肢が多すぎる順番を人に決めてもらう。この記事の20項目を上から順にやる
時間がまとまって取れない1回に何時間もかかると思っている30分で終わるものだけをやる。終わらない作業は最初から入れない
死ぬ話を考えたくない終活=死の準備だと感じている生きている間に役立つ作業から始める。財布とお金の整理は今の生活が楽になります
お金がかかりそう墓・保険・葬儀の話が先に来ている費用0円の作業だけを先にやる。お金の判断は最後で構いません
家族に言い出しにくい相談が前提だと思っている1人で完結する作業から始める。20項目のうち16項目は1人でできます

プチ終活とは何か

プチ終活とは、大きな決断を伴わない、小さく区切った終活のことです。頭の中だけで考えてみることをエア終活と呼ぶこともあります。どちらも正式な用語ではありませんが、考え方としては役に立ちます。

ふつうの終活

  • お墓や葬儀の形を決める
  • 保険を見直す
  • 遺言書を作る
  • 家財を処分する
  • お金と決断が必要
  • 家族との相談が前提

プチ終活

  • 持ち物を数える
  • 今ある情報を1枚に書く
  • 使っていないものを止める
  • 希望をメモしておく
  • 費用は0円
  • 1人で完結する

プチ終活は本番の前段階ではありません。これ自体に価値があります。実際、家族が亡くなったあとに遺族が困るのは、お墓の種類より「どこに何があるか分からない」ことのほうが圧倒的に多いからです。

家族が実際に困ることと、20項目の対応

プチ終活の20項目は、思いつきで並べたものではありません。ご家族が亡くなったあとに遺族が実際につまずく場面から逆算して選んでいます。どの項目が何に効くのかを対応させると、次のようになります。

遺族がつまずく場面効く項目やっていない場合に起きること
どこの銀行に口座があるか分からない5・12通帳のない口座は見つからず、相続財産から漏れます
保険に入っていたか分からない7請求されないまま時効になることがあります
スマートフォンが開けない11連絡先も写真も取り出せません。解除は原則できません
毎月の引き落としが止まらない8・9・10解約先が分からず、支払いだけが続きます
誰に連絡すればよいか分からない13・14知らせるべき人に知らせられません
持病や薬が分からない4・15救急搬送時に必要な情報が伝わりません
延命治療を家族が決められない17決めた家族に、長く後悔が残ります
葬儀の形を決められない18短時間で高額な判断を迫られます
書類がどこにあるか分からない16・20すべての項目が無意味になります

この表の最下段が最も重要です。1から19まで書いても、置き場所を誰も知らなければ、家に紙が1枚増えただけになります。項目20を飛ばさないでください。

始めるきっかけの作り方

「いつか始めよう」は来ません。予定になっている日に紐づけると動きます。

きっかけ紐づける作業理由
誕生日項目1〜4(身のまわり)年に1回必ず来ます。見直しの日にもできます
年末年始項目5〜8(お金)通帳や保険の書類を出す機会が重なります
スマートフォンを買い替えたとき項目9〜12(デジタル)契約とサービスを見直す絶好の機会です
健康診断・通院の日項目15(医療の1枚)その場で書ける情報がそろっています
入院や葬儀に立ち会ったあと項目17・18(気持ち)いちばん言葉が出やすい時期です
確定申告の時期項目5〜8(お金)書類を広げるついでに済ませられます

最初にやってはいけない3つのこと

この3つから始めると、ほぼ確実に止まります

  • 押し入れ・物置の片付け……1日では終わらず、途中で部屋が散らかった状態になります。中断すると再開できません
  • 写真・アルバムの整理……手が止まります。1枚ごとに思い出すため、30分で数枚しか進みません
  • 家族と葬儀やお墓の話をする……相手の準備ができていないと、話が終わらないか、気まずくなります

この3つはやる価値が高い作業ですが、最初にやる作業ではありません。順番の問題です。

1日30分・費用0円でできる20項目

やること目安1人でできるか
1週目
身のまわり
1財布の中のカードを全部出して数える20分できる
2使っていないカードを1枚選んで解約の連絡先を控える15分できる
3鞄と引き出しの中の鍵・診察券を1か所にまとめる30分できる
4薬とお薬手帳を1か所に集める20分できる
2週目
お金
5通帳・キャッシュカードを全部出して口座の数を数える30分できる
6使っていない口座を1つ決める(解約はまだしない)15分できる
7加入している保険を紙に書き出す(会社名と証券番号だけ)30分できる
8毎月の引き落としを通帳1ページ分だけ確認する30分できる
3週目
デジタル
9スマートフォンの有料サービスを一覧で確認する30分できる
10使っていないサービスを1つ止める20分できる
11スマートフォンの開き方(暗証番号)を紙に書いて封筒に入れる10分できる
12ネット銀行・ネット証券があるかを書き出す20分できる
4週目
連絡
13もしものときに連絡してほしい人を5人書く20分できる
14その5人の連絡先を、スマートフォン以外の紙に書く20分できる
15かかりつけ医と持病・アレルギーを1枚に書く20分できる
16健康保険証・マイナンバーカードの保管場所を決める15分できる
5週目
気持ち
17延命治療についての今の考えを3行書く20分できる
18葬儀について「してほしいこと」を1つだけ書く15分できる
19渡したい物と渡したい相手を1組だけ決める20分相談したほうがよい
20ここまで書いた紙を1つの封筒にまとめ、置き場所を1人に伝える15分伝える相手が必要

1週目|身のまわりから始める

なぜ財布から始めるのか。迷いが生じないからです。財布の中身は自分にしか関係がなく、家族に相談する必要も、お金を使う必要もありません。しかも30分で確実に終わります。

項目1の記入例

クレジットカード 3枚(うち1年以上使っていないもの=1枚)
キャッシュカード 4枚(うち残高がほぼないもの=2枚)
ポイントカード 9枚(うち1年以上使っていないもの=7枚)
診察券 5枚
その他 図書館の貸出券、保険証

数えるだけです。捨てる判断は今日はしません。

この1回で、自分が把握していない契約がいくつあるかが見えます。多くの方が「思っていたより多い」と感じます。それが分かるだけで十分な成果です。

2週目|お金を見えるようにする

金額を計算する必要はありません。やるのは「どこに、いくつあるか」を書き出すだけです。これは終活のためだけでなく、今の家計の見直しにもそのまま役立ちます。

項目7の記入例(保険の書き出し)

①生命保険 ◯◯生命/証券番号 ××××××/受取人 妻
②医療保険 △△保険/証券番号 ××××××
③火災保険 □□火災/証券番号 ××××××/自宅
④自動車保険 ◯◯損保/証券番号 ××××××

保険金額は書かなくて構いません。会社名と証券番号があれば、家族は問い合わせができます。

口座は「数える」までで止めてください

使っていない口座を解約するのは正しい判断ですが、解約は窓口へ行く必要があり、30分では終わりません。プチ終活の段階では「どれを解約するか決める」までにとどめます。決まっていれば、用事のついでに片付けられます。

3週目|デジタルを止める・開けるようにする

いま家族がいちばん困るのがここです。紙の通帳がない口座、毎月引き落とされ続ける有料サービス、開けないスマートフォン。この3つは、生前に手を打っておかないと解決が難しくなります。

項目放っておくと起きること
有料サービス亡くなったあとも引き落としが続きます。解約には本人のログインが必要なことが多く、家族には止められません
ネット銀行・ネット証券紙が届かないため存在に気づかれません。相続財産から漏れることがあります
スマートフォンの暗証番号開けなければ連絡先も写真も取り出せません。解除は原則できません

項目11の暗証番号は、扱いに注意してください

紙に書いたら封筒に入れて封をし、通帳や印鑑とは別の場所に保管してください。封筒の表には「開ける必要が生じたときに開けてください」とだけ書きます。財布や手帳に挟むのは避けてください。紛失時の被害が大きくなります。

4週目|連絡先と医療の情報を1枚に

この週の4項目は、入院したときにそのまま役立ちます。終活というより、生きている間の備えです。

項目15の記入例(医療の1枚)

かかりつけ医 ◯◯内科(△△町)/通院は月1回
持病 高血圧、糖尿病
飲んでいる薬 お薬手帳のとおり(手帳は玄関の引き出し)
アレルギー えび・かに
過去の手術 2015年 胆のう摘出
緊急連絡先 長女(携帯 ×××)/弟(自宅 ×××)

この1枚を冷蔵庫に貼っておくという方法があります。救急隊は冷蔵庫を確認するよう訓練されていることが多く、自治体によっては専用の容器を配布しているところもあります。お住まいの市区町村の高齢者福祉の窓口で確認してみてください。

5週目|気持ちを書く

最後の週だけ、少し性質が違います。正解のない話を、決めきらずに書く週です。

書き方のコツは「今の気持ちです」と添えること

延命治療や葬儀の希望は、状況が変われば変わります。「2026年8月時点の気持ちです。変わったら書き直します」と最初に書いておけば、決めきれないまま書けます。書けない理由の多くは「一度書いたら変えられない」という思い込みです。

項目17の記入例(延命治療)

2026年8月24日時点の気持ちです。

回復の見込みがない状態になったときは、管につないで長引かせることは望みません。ただし痛みや苦しさを取る治療はしっかりしてほしいと思っています。判断が必要になったときは、長女に決めてもらいたいです。

気持ちが変わったら書き直します。

30分で終わらせるためのコツ

  • 時計をかけてから始める。30分たったら途中でもやめます
  • 捨てる判断をしない。数える・書き出すだけにします。判断が入ると必ず超過します
  • きれいにまとめない。裏紙に鉛筆で構いません。清書は最後の1回だけ
  • 調べものを始めない。分からないことは「?」と書いて次へ進みます
  • 1項目ずつ。ついでにあれもやろう、が最大の敵です
  • やった日付を書く。進んでいることが目に見えると続きます

続かないときの立て直し方

止まった状況立て直し方
1週目で止まった項目が重かった可能性があります。いちばん軽い項目11(暗証番号を書く・10分)からやり直してください
3週目で止まったデジタルが苦手なだけです。3週目を飛ばして4週目へ。飛ばした分は誰かに手伝ってもらいます
5週目で止まった気持ちの話は重くて当然です。項目18(葬儀の希望を1つだけ)だけ書いて終わりにして構いません
1か月あいてしまった最初からやり直す必要はありません。書いた紙を見返すところから再開します
やる気が完全になくなったやめて構いません。ここまで書いた紙を封筒に入れて置き場所を伝えれば、それだけで家族は助かります

頭の中だけでやってみる「エア終活」

手を動かす気力すら出ないときは、考えるだけの終活があります。実際に書かなくても、一度考えたことは記憶に残り、次に手を動かすときの負担が減ります。

  • もし明日入院すると言われたら、何を持っていくか思い浮かべるだけです。財布・保険証・薬・充電器・眼鏡。ここで出てこなかったものが、実際に困るものです。
  • 家族が自分の部屋を開けたとき、何を先に見つけるか見つけてほしいものと、見つけてほしくないものが分かれます。それが片付けの優先順位になります。
  • 自分が1週間連絡できなくなったら、誰が気づくか誰も浮かばない場合、それは見守りの仕組みを考える理由になります。
  • いちばん渡したいものは何か物でも言葉でも構いません。1つ浮かべば、5週目の項目19はもう終わっています。

1人でやるか、家族と一緒にやるか

やり方向いている場合注意点
1人で進める家族に心配をかけたくない/まだ話す段階ではない最後に置き場所だけは伝えてください。伝えなければ存在しないのと同じです
家族と一緒にすでに話題にできる関係/親の終活を手伝う手伝う側が主導すると反発されます。作業だけ手伝い、判断は本人に任せます
同じ立場の人とおひとりさま/家族が遠方自治体や社会福祉協議会が講座を開いていることがあります

親にやってほしい場合の頼み方

「終活して」と言うと、ほぼ確実に断られます。死を連想させる言葉だからです。代わりに「入院したときに困るから、保険証と薬の場所だけ教えて」と、具体的で今日役立つ形で頼んでください。1つ答えてもらえたら、それがこの記事の項目16です。そこから自然に広がります。

年代別・どこから始めるか

年代おすすめの開始点理由
40代3週目(デジタル)契約とサービスが最も多い年代です。整理の効果が今の家計に出ます
50代2週目(お金)親の相続を経験する時期。自分の情報を先に整えると、両方が進みます
60代1週目(身のまわり)退職で契約が動く時期。数えるところから全体像をつかみます
70代以上4週目(連絡と医療)入院に備える効果がいちばん大きい時期です

やらなくてよいこと

終活の記事はやることばかり増やしがちですが、プチ終活の段階では、やらなくてよいことのほうが大事です。

やらなくてよいこと理由
市販のエンディングノートを買う費用がかかり、項目が多すぎて途中で止まります。裏紙で十分です
財産の金額を計算する変わります。「どこにあるか」だけで家族は動けます
お墓や葬儀の形を決める調べる時間もお金もかかります。プチ終活の範囲外です
遺言書を書く形式の要件があり、30分では終わりません。必要になったら専門家へ
家中の物を捨てるいちばん挫折が多い作業です。20項目が終わってから考えてください
セミナーや相談会に申し込むまだ早い段階です。自分の情報が整理できてから行くほうが得るものが多いです

20項目を終えたあと、次にやること

ここから先はお金か時間、あるいは両方がかかります。プチ終活が終わってから考えれば十分です。

使っていない口座とカードを実際に解約する2週目で決めておいたものを、窓口や電話で処理します。
エンディングノートに清書する20項目の紙がそろっていれば、書き写すだけで完成します。
家族と1回だけ話す「封筒を作った。中身はこういうもの」と伝えるだけで構いません。
その先お墓・葬儀・保険・遺言判断が必要な領域です。ここで初めて専門家や事業者に相談します。

よくある質問

本当に費用は0円で済みますか。
20項目については0円です。使うのは紙とペン、それに手元の書類だけです。封筒代がかかる程度と考えてください。市販のノートを買う必要も、相談に行く必要もありません。
順番どおりにやらないとだめですか。
順番は「軽い順」に並べてありますが、入れ替えて構いません。ただし5週目(気持ち)を最初に持ってくるのは避けてください。いちばん重い週です。手が止まった経験があると、次に再開しにくくなります。
30分では終わりませんでした。
途中でやめて問題ありません。それが正しい進め方です。数え終わらなかったら「途中まで」と書いて次回に回してください。時間を超えてやり切ろうとすると、次回がなくなります。
何歳から始めるものですか。
決まりはありません。契約とデジタルの整理は、むしろ40代・50代のほうが効果が大きいです。使っていない有料サービスが見つかれば、その分は毎月の支出が減ります。終活としてではなく、家計の見直しとして始めても構いません。
書いたものはどこに置けばよいですか。
1つの封筒にまとめて、家族が探しそうな場所に置いてください。金庫や貸金庫は避けます。開けられないからです。置き場所を1人に伝えるところまでが項目20です。これをやらないと、20項目の意味が半減します。
家族に見られたくない内容があります。
封筒を2つに分けてください。すぐ必要な情報(保険証・連絡先・医療)を入れた封筒と、見てほしくない内容の封筒です。後者には「私が亡くなったあとに開けてください」と書いておきます。分けておけば、必要な情報だけを共有できます。
認知症が心配です。何を優先すべきですか。
2週目(お金)と3週目(デジタル)を優先してください。判断能力が落ちると、口座の解約も契約の見直しもできなくなります。「どこに何があるか」の一覧は、判断能力があるうちにしか作れません。あわせて、任意後見という制度についても早めに調べておく価値があります。
一人暮らしです。項目20の「伝える相手」がいません。
候補は家族以外にもあります。かかりつけ医、ケアマネジャー、地域包括支援センター、大家さん、民生委員などです。すべてを伝える必要はなく、「玄関の引き出しに封筒がある」とだけ知っている人が1人いればよいのです。自治体によっては、緊急連絡先や医療情報を登録しておける制度を設けているところもあります。
途中でやめたら意味がありませんか。
意味はあります。1週目だけでも、カードと診察券の場所が分かるようになります。3週目までやれば、家族が最も困るデジタル関係が片付きます。終活は全部やるか何もしないかではありません。やった分だけ、残された人の作業が減ります。
これをやれば終活は終わりですか。
終わりではありません。ただし「家族が困る度合い」で見ると、大きい部分は片付きます。残っているのはお墓・葬儀・相続といった、お金と判断が必要な領域です。それらは必要になったときに、専門家に相談しながら決めれば十分間に合います。
親にこの記事を見せてもよいでしょうか。
見せ方に気をつけてください。「終活してほしい」と受け取られると反発を招きます。おすすめは、自分が先に20項目をやってみて、その封筒を見せながら「私はこれを作った」と伝える方法です。押しつけにならず、話が始まりやすくなります。
やった記録はどう残せばよいですか。
紙の隅に日付を書くだけで十分です。「2026年8月24日 項目1〜4 完了」のように。次に再開するとき、どこまでやったかで迷わずに済みます。この記録があると、1か月あいても復帰できます。

まとめ|終活ではなく「財布のカードを数える」から始めてください

終活が進まないのは、意志の問題ではありません。「終活」という言葉が、性質の違う重い作業を全部まとめて指しているからです。だから最初の一歩が決まらず、手が止まります。

解き方は、言葉を作業名に置き換えることです。今日やるのは終活ではなく、財布のカードを数えることです。20分で終わります。お金はかかりません。誰にも相談する必要はありません。

20項目を5週間で終えれば、財布・お金・デジタル・連絡先・気持ちという、家族が最も困る5つの領域に一通り手が入ります。お墓も葬儀も相続も、まだ何も決めていなくて構いません。それらより先に必要なのは「どこに何があるか」だからです。

そして最後の項目20、封筒の置き場所を1人に伝えること。ここまでやって、プチ終活は完成します。所要時間は合計でおよそ7時間、費用は封筒代だけです。

スポンサーリンク

次に読んでおきたい関連記事

本記事は、編集部が公的機関の公開情報および一般的な終活の実務をもとにまとめたものです。所要時間の目安は、書類がおおむね手元にそろっている場合を想定したものであり、状況によって前後します。緊急医療情報キットの配布、高齢者の緊急連絡先の登録制度、終活支援の取り組みの有無は、お住まいの市区町村によって異なります。詳しくは市区町村の高齢者福祉の窓口または地域包括支援センターにご確認ください。延命治療に関する記述は、医学的な助言を行うものではありません。治療の選択については主治医および医療・ケアの担当者にご相談ください。相続・遺言・後見に関する個別のご相談は、弁護士・司法書士等の専門家をご利用ください。

おすすめの記事