映画館で観たい2019年上映中のおすすめ終活映画ランキング

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現在映画館で上映中の映画の中から、終活.comおすすめの終活映画をランキング化しました。

あらすじと予告動画、そして一言感想を添えています。
他にも2019年公開予定の作品情報も載せています。

終活に関係なくおすすめの映画ばかりですので、是非ご覧になってみて下さい!

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2019年おすすめ終活映画ランキング

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2019年公開された映画。
その中から「終活」への第一歩を踏み出すための後押しをしてくれる作品を独自に選び、ランキング化しました!

なかなか行動に移せない人や、何のために終活をするのか分からない人。

そういう方に是非観て欲しい映画ばかりです。
それでは1位から紹介していきます。

 

【第1位】長いお別れ

長いお別れ

監督
中野量太
出演者
蒼井優竹内結子
松原智恵子山﨑努
北村有起哉中村倫也

 

▼主題歌:めぐる(優河)

 

▼あらすじ

芙美(次女)
麻里(長女)
曜子(母親)
昇平(父親)
新(麻里の夫)
道彦(芙美の同級生)

第10回中央公論文芸賞、第5回日本医療小説大賞をそれぞれ受賞した作品、直木賞作家の中島京子著「長いお別れ」を原作とした映画

かつて校長も務めた厳格な昇平
同窓会に出席しようと家を出たが、会場に向かってる途中で同窓会のことも忘れてしまう
心配になり病院で診察してもらうと、アルツハイマー性の認知症だと判明

認知症だと判明した半年後、70歳を迎えた昇平の誕生日

別々に住んでいた娘、長女の麻里と次女の芙美はその時に昇平が認知症になった事実を告げられる

妻の曜子は介護への苦労
麻里は無関心の夫や反抗期の息子に疲弊
芙美は将来への不安

家族全員がそれぞれ悩みを抱えているなかで、認知症になった昇平への介護に向き合っていく

記憶がどんどんなくなっていく昇平の中で最期まで生き続ける家族との記憶

家族の在り方とは・・・

 

▼小説
長いお別れ (文春文庫)、著者:中島京子

 

▼上映日
2019年5月31日

 

▼予告編

 

▼コメント
終活は「自分」
そして「家族」のためにする活動です。

でも実際のところ「別にどうでもいい」と考える人が多いと思います。
そういう方に「家族」という存在の大切さを感じさせてくれる作品です。

この映画で最も印象に残ったのは昇平の行動です。
家に居るのにも関わらず何度も「帰る」という言葉を口にし、家を出ていくシーンです。

認知症の症状が酷くなり、家族との記憶を徐々に忘れてしまう昇平。
そんななかでも最期に帰る場所は「家族」のもとだと無意識に願っている・・・
このシーンに「家族」の大切さ、愛の深さを感じ涙が止まりませんでした。

「家に帰る」

この言葉にある「家」は「住宅」ではなく、「家族と過ごした自分の中の心地よい思い出」

本当に心打たれ、改めて「家族」はかけがえのないものだと思いました。

避けては通れない「介護」
この介護の苦労や辛さ、不安を通して「家族」というカタチの在り方を考えさせてくれます。

認知症と介護、そして家族
テーマだけみるとネガティブな気持ちになる作品だと思うかもしれませんが、この作品は逆に温かい気持ちになれる素晴らしい作品です。

そして色んな視点から家族の在り方を考えさせてくれます。

認知症になった父親
介護をする妻
家族との距離が近い次女
家族との距離が遠い長女
長女の子供(孫)

蒼井優さんや竹内結子さんの演技が素晴らしく映画に惹き込まれます。
それ以上に存在感が凄かったのが山﨑努さんと松原智恵子の夫婦。

喜怒哀楽以上の感情を与えてくれ、名演技に感動させて頂きました。

介護する側も介護される側もこういう「介護」が理想的だと思わせてくれる作品です。
終活関係なく是非観て欲しい映画というこで1位にしました!

 

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【第2位】洗骨

洗骨

監督
照屋年之(ガレッジセール・ゴリ)
出演者
奥田瑛二筒井道隆
水崎綾女大島蓉子
坂本あきら鈴木Q太郎

 

▼主題歌:童神(古謝美佐子)

 

▼あらすじ

信綱(父親)
恵美子(母親)
剛(長男)
優子(長女)
信子(叔母)

2017年札幌国際短編映画祭で特別賞を受賞した「born、bone、墓音。」が原案の映画

洗骨とは、沖縄の粟国島で現在も残る風習
遺体を棺に入れ一度、土葬または風葬を行う
そして遺体が白骨化した時に棺から出し、遺骨を海水やお酒などで洗う
その後に再度埋葬する

粟国島に住む新城家
最愛の妻、恵美子を亡くした信綱
東京で働く長男の剛
名古屋で働く長女の優子

恵美子が亡くなってから4年後
洗骨を行うために剛も優子も粟国島に帰ってくる

だがこの4年間で各々に変化が
信綱

優子
それぞれの人生に苦労や不安、苦しみを抱え自分と向き合う

バラバラになってしまった家族の絆
洗骨を通してそれぞれの気持ちが交差する

母親の偉大さ
そして洗骨の本当の意味

最期にガレッジセール・ゴリが伝えたかったメッセージはいかに・・・

 

▼上映日
2019年2月9日

 

▼予告編

 

▼コメント
終活に対して、生きてる時に「死」のことを考え、準備するなんて無意味だと批判する方はたくさんいます。

ですが「生」と「死」は対極ではなく、隣り合わせなんだと考えさせてくれるのがこの映画です。

洗骨という言葉だけ見ると、怖いという印象を受けるかもしれませんが、遺族の心を整理する時間。

自分自身と向き合い、この先自分がどうあるべきか考えることの大切さが伝わってきます。

お笑い芸人のガレッジセールのゴリさんが監督・脚本を手がけていることから、ところどころで笑えるシーンがあったのもよかったです。
ユーモアな場面があるからこそ、シリアスな場面で「死」の重さや深さをより身近に感じさせてくれます。

あとは最愛の妻を亡くした奥田瑛二さんも素晴らしい演技でしたが、何と言っても叔母役を演じた大島蓉子さんの存在感が凄いです。

そして最期のシーン。
「死」を意識するからこそ「生」をより感じ
「生」を意識するからこそ「死」をより感じる

だからこそ「死」とどう向き合うかが重要であり大切なことなんだと改めて考えさせられました。

終活をすることで、前向きに「死」と向き合い、これからの生をより良くできるきっかけになれば嬉しいです。

 

【第3位】劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

光のお父さん

監督
野口照夫
山本清史
出演者
坂口健太郎吉田鋼太郎
佐久間由衣山本舞香
前原滉今泉佑唯
野々村はなの和田正人
山田純大佐藤隆太

 

▼主題歌:COLORS(GLAY)

 

▼あらすじ

暁(父親)
アキオ(息子)
由紀子(母親)
美樹(妹)

マイディーというハンドルネームの青年がブログで連載していた「光のお父さん」を原作とした映画

アキオが幼い時から単身赴任ばかりで仕事一筋だった父親の暁
そんな仕事人間だった父親がある日、急に仕事を辞め家へ戻ってきた

母親の由紀子や妹の美樹は困惑したが何も言わず普段通り接する

だがアキオは父親の考えていることをどうしても知りたくなる

そこで子供のころに「ファイナルファンタジーIII」を一緒にプレイしたことを思い出し、「ファイナルファンタジーXIV」のオンラインの世界で父の本音を聞き出す計画を立てる

父の退職祝いにゲームソフトをプレゼントし、父には黙って一緒にプレイするアキオ

オンライン上での父のもう一つの顔と本音

そして最期に待っているのは父の衝撃の告白・・・

 

▼ブログ
光のお父さん

 

▼上映日
2019年6月21日

 

▼予告編

 

▼コメント
現代のネット社会の問題を顕著に表していて、家族とのコミュニケーションの大切を考えさせてくれる作品となっています。

ひと昔では考えられない親子のコミュニケーションの取り方で、時代の変化のスピードが早すぎて対応する難しさも痛感します(笑)

そして何より言葉にしないと相手に伝わらないということ。
大切に想っている気持ちも相手に言葉として伝えないと意味がありません。

でもやっぱり実際に言葉で伝える恥ずかしさもこの映画ではよく表現されています。
そういう場合は、エンディングノートに家族への気持ちを書き記しておくのもいいでしょう。

言葉にすることで相手だけじゃなく自分に取っても愛情の確認をすることに繋がると思います。

親子の距離感
他人との距離感
オンラインゲームという相手が分からない同士だからこそ、何でも言い合える関係

これをリアルに感じさせてくれた吉田鋼太郎さんの演技には脱帽です。
坂口健太郎さんを始め、他のキャストも役と合っていて、感情移入しやすかったです。

喜怒哀楽を感じさせてくれ、家族愛、家族とのコミュニケーションの大切さと全てを感じさせてくれる映画です。

きっとこの作品を観ると久々に親子でご飯でも食べようかなとほのぼのすると思います(笑)

 

【第4位】グリーンブック

グリーンブック

監督
ピーター・ファレリー
出演者
ヴィゴ・モーテンセンマハーシャラ・アリ
リンダ・カーデリーニディミテル・D・マリノフ

 

▼あらすじ

トニー(運転手兼ボディガード)
ドクター(ピアニスト)

ナイトクラブで用心棒をしていた白人のトニーと、黒人ピアニストのドクターが1962年に一緒にアメリカ最南部を回るツアーを描いた実話映画

アメリカ南部では、当時過酷な黒人差別があり、黒人は一般公共施設の利用を制限した法律「ジム・クロウ法」が制定されていた

その黒人差別から黒人専用の旅行ガイドブックが発行され、それが映画タイトルの「グリーン・ブック」

ホワイトハウスで演奏した実績もある天才黒人ピアニストのドクターは、この人種差別が厳しいアメリカ南部でのツアーを計画

その運転手兼ボディガードとしてトニーが雇われ、「グリーン・ブック」を頼りに南部への旅がスタート

道中で人種、性格、環境が違うことから衝突する正反対の2人
そしてトニーの想像していた以上に酷い黒人差別

2人の友情と成長が表現される感動のラストシーン

最高のエンディングは・・・

 

▼上映日
2019年3月1日

 

▼予告編

 

▼コメント
終活は過去の人生を振り返り、そしてこれからの人生をどう歩むのか考える「きっかけ」になって欲しいと思っています。

周りは関係なく自分がどうありたいか

黒人差別が当たり前、むしろ差別しなければおかしいという時代。
その当たり前に流されずにトニーはドクターとの時間を共有することで、差別することなく友情を深めていきました。

世間の風潮に流されるのではなく、自分で考え、自分はどうしたのか考えることは凄く大切です。

「終活」が世間で流行っているからやる
「終活」が世間で批判されているからやらない

そうではなく、終活をする意味や目的に実際に触れ、自分がどうしたいのか考えることが大切だと思います。

この映画では「人種差別」、「同性愛」、「人間関係」など色んな面で考えさせてくれます。

第91回アカデミー賞で最優秀作品賞に輝き、ピアニストを演じたマハーシャラ・アリはアカデミー助演男優賞に輝いています。

トニー役のヴィゴ・モーテンセンもこの映画のために14kgも増量するなど、2人の演技は素晴らしかったです。

終活する、しない関係なく是非観て欲しい映画の一つです。

 

【第5位】泣くな赤鬼

泣くな赤鬼

監督
兼重淳
出演者
堤真一柳楽優弥
川栄李奈竜星涼
堀家一希武藤潤
佐藤玲キムラ緑子
麻生祐未田島芽瑠

 

▼主題歌:おーい! おーい!!(竹原ピストル)

 

▼あらすじ

小渕隆(赤鬼・野球部監督)
斎藤智之(ゴルゴ・教え子)
斎藤雪乃(ゴルゴの妻)

直木賞作家の重松清著「せんせい。」所収の同名小説を原作とした映画

日焼けした赤い顔と鬼のように厳しい熱血指導から「赤鬼」と呼ばれた野球部監督の小渕隆
その小渕隆の教え子、ゴルゴこと斎藤智之

ある日、小渕は病院でゴルゴと10年ぶりに再会する

当時ゴルゴは野球部で才能豊かだったが、努力嫌いから途中で挫折し、高校を中退
そんなゴルゴも今は26歳
結婚し息子もいて幸せな家族を築いていた

だがゴルゴの妻、雪乃からゴルゴの余命は長くて半年、早ければ3ヵ月と知らされる
末期のガンで骨にまで転移していた

日に日に痩せ、症状が酷くなるゴルゴ
当時厳しく接し、たくさんの教え子を見限ったことを後悔する赤鬼

自問自答を続けるが答えは出ないまま時間だけが過ぎる

赤鬼が最期に出した答えはいったい・・・

 

▼小説
せんせい。(新潮文庫)、著者:重松清

 

▼上映日
2019年6月14日

 

▼予告編

 

▼コメント
人生を振り返ると、誰しもが後悔しやり直したいと思うことがあるはずです。

ですがいくら過去を後悔したところでやり直すことはできません。
できることは後悔を糧に今、現在をより良く生きることです。

それが何よりも大切だと感じさせてくれるのがこの映画です。

終活することは自分の人生を見つめ直し、現在から将来にかけて自分はどう在りたいか考えるきっかけとなります。
後悔のない人生を送れるよう今を大切にしようと思えます。

そして悲しいですが

「生と死はいつも隣り合わせ」

柳楽優弥さんの迫真の演技が素晴らしく、死をより身近に感じ、今生きていることが当たり前のことじゃないと思い出されてくれる作品でもあります。

 

【第6位】ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた

ハーツ・ビート・ラウド

監督
ブレット・ヘイリー
出演者
ニック・オファーマンカーシー・クレモンズ
サッシャ・レーントニ・コレット

 

▼あらすじ

フランク(父親)
サム(娘)
ローズ(娘の恋人)

元ミュージシャンでレコード店を経営しているフランクは、妻の事故死で娘のサムを男手一つで育てるシングルファザー

17年間続けてきたレコード店は赤字続きで閉店することを決意
サムは医大へ通うことからフランクの元を離れることが決まる
そしてフランクの母親は痴呆症で介護が必要とフランクは途方に暮れていた

ある夜フランクは、サムとの時間を過ごすためにセッションに誘う
サムはその時に昔書きかけていた「ハーツ・ビート・ラウド」を思い出し、2人でその曲をレコーディングする

その曲をフランクがサムに黙ってSpotifyにアップロードしたところ、瞬く間に拡散され予想外の反響となる

フランクは仕事や母の介護で不安だった将来が一気に明るくなり、諦めていたミュージシャンの夢へ踏み出すことに

だがサムはミュージシャンになる気はなく、医大での勉強や出会ったばかりのローズとの時間を過ごしたい

フランクとサムの思い描く人生のベクトルは違うまま、時が経ち決断を迫れる時に

夢と現実の大切さ

父と娘
2人の愛のカタチは・・・

 

▼上映日
2019年6月7日

 

▼予告編

 

▼コメント
終活をする意味は「残された家族への愛
その家族愛が本当に大切で、父親としてこうありたいと感じさせられる映画でした。

サムの歌声も素晴らしく、音楽もよくてニューヨークの街並みも綺麗。

昔の音楽を聴くと当時の思い出が一緒に思い浮かぶように、音楽も本当に人生の一部になっているんだなと音楽の凄さも再認識できました。

つらい現実も家族の愛で乗り越え、目を背けることなく生きるための一歩を踏み出す。

家族と音楽は人生に取ってかけがえのないものだと教えてくれる映画です。

 

【第7位】命みじかし、恋せよ乙女

命みじかし、恋せよ乙女

監督
ドーリス・デリエ
出演者
ゴロ・オイラー入月絢
ハンネローレ・エルスナーエルマー・ウェッパー
樹木希林フロリアン・ダニエル

 

▼あらすじ

カール(ドイツ人)
ユウ(日本人)
ルディ(カールの父親)
ユウの祖母(女将)

2018年9月になくなった樹木希林さんの海外映画初出演にして、遺作映画となった作品

最愛の両親を亡くし、お酒に溺れるカール
その姿に愛想を尽かした妻は子供を連れて家を出ていく

両親だけじゃなく家族も失ったカールは毎日が孤独で辛く、劣等感に苛まれる

そんなカールの元にある日、父親ルディと親交があったという日本人の女性ユウが現れる

ユウと共に過ごすカールは、少しずつ立ち直り、新たな人生へ歩みだすことに

だがユウが突如姿を消す

ユウを探しに日本へ訪れたカールはそこでユウの祖母と出会う

そこで衝撃の事実を告げられる・・・
生きるということは時に残酷だからこそ美しい

 

▼上映日
2019年8月16日

 

▼予告編

 

▼コメント
昨今社会問題にもなっている「孤独死」
人間関係の希薄化から年々増加しています。

人は誰しも不安や寂しさ、苦しみや孤独を感じる生き物です。
その悲しみを癒し、心を温めててくれるのはやっぱり「家族」

そう思わせてくれる映画となっています。

ドーリス・デリエ監督の前作、「HANAMI」の続編的な作品ですので、前作を観てなければ少し感情移入しにくい部分もあります。

ですが全てを超越してるのが樹木希林さんの演技です。
樹木希林さんの最期の演技

樹木希林さんの言葉が凄く胸に刺さります。

生きることは時に辛く残酷なものです。
ですがそれでも生きているという喜びを感じ、一生懸命生きていけなければならないということを教えてくれます。

生きてることは「幸せ」
これからの人生を今以上に幸せに過ごせるよう、自分の人生を見直すきっかけになると思います。

それだけ樹木希林さんの言葉は重いメッセージでした。

 

【第8位】僕たちのラストステージ

僕たちのラストステージ

監督
ジョン・S・ベアード
出演者
スティーヴ・クーガンジョン・C・ライリー
シャーリー・ヘンダーソンダニー・ヒューストン

 

▼あらすじ

スタン・ローレル(お笑い芸人)
オリバー・ハーディ(お笑い芸人)
ハル・ローチ(映画プロデューサー)

サイレント映画が全盛の1920年代後半から1930年代にかけて、伝説的人気を誇っていたお笑いコンビ「ローレル&ハーディ」の実話映画

絶頂期から年月は経ち、1953年にイギリスでホールツアーを開始したが客は入らず既に過去の人に

経済的にも厳しかった2人は、地道に努力を続けると徐々に客足は戻り、かつての人気を取り戻していく

そしてロンドン公演も無事成功した矢先に2人はふとしたことで口論に
ここでお互いが抱えていた悩みが爆発しオリバーはコンビ解消を申し出てしまう

だがそれは・・・

 

▼上映日
2019年4月19日

 

▼予告編

 

▼コメント
終活は家族のためだけじゃなく、自分の人生に対して疑問を投げかける意味もあります。

自分の最期はどうありたいか?
その答えをこの映画では感じさせてくれます。

常に一緒に居続けたスタンとオリバー
その相手でも隠し続ける秘密はあります。
これは夫婦にも当てはまります。

ですが最終的には相手を思いやる気持ち。
そして自分の最期の在り方は自分で決めるということ。

スティーヴ・クーガンとジョン・C・ライリーの名演技も含めて素晴らしい映画です。

 

【第9位】母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。

母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。

監督
大森立嗣
出演者
安田顕松下奈緒
村上淳石橋蓮司
倍賞美津子

 

▼主題歌:君の歌はワルツ(BEGIN)

 

▼あらすじ

宮川サトシ(次男)
明子(母親)
利明(父親)
祐一(長男)
真里(サトシの恋人)

漫画家・宮川サトシ著「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」を原作とした映画

平凡でどこにでもいる家族、宮川一家
ある日、明子が車の運転中にお腹に激痛を感じ病院へ

診察結果は末期の胃ガン

最愛の母親である明子の突然のガン宣告にサトシは、一生懸命看病し優しく支える

サトシは子供のころから病弱で、いつも母親の優しさに助けられていた
だから今後は自分が母親を助ける番だと、できることは全て行った

だが最愛の母親は帰らぬ人となる

母親との思い出、悲しさを噛み締めながら葬儀は進み、火葬場で母親の遺骨の前でただずむサトシ

そして時は経ち、自宅に一本の電話が鳴る

母親からの最期の贈り物
最愛の母親からの愛情がサトシの人生を変えることに・・・

 

▼漫画
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。著者:宮川サトシ

 

▼上映日
2019年2月22日

 

▼予告編

 

▼コメント
終活の大前提にあるのはもちろん「死」です。
誰しもが「死」と向き合うことは悲しく、つらく、ネガティブな気持ちになります。

ですがこの映画はその「死」に対して向き合うことの大切さを感じさせてくれる作品です。

「死」は誰にでも平等でいずれ訪れるものだからこそ、尊重しなければならないですし、意味があります。

この作品は母親への愛情や感謝を通してそれが上手く表現されていて、家族の大切さや明日への希望、死を乗り越える心の整理
全てが詰まっています。

「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」という作品名は異常だと感じてしまう方もいると思いますが、これは究極の愛情を宮川サトシさんなりに示した強い言葉だと思います。

宮川サトシさんの自伝ということもあり、その強い気持ちが映画でも伝わってき、自分の母親ともリンクして悲しくもありつらくもあります。

ですがそれだけじゃなく、ところどころで笑いもあり、最期には愛おしく感動できる作品でした。

安田顕さんや松下奈緒さんの演技も素晴らしかったですが、何より母親役を演じた倍賞美津子さんの存在感が凄かったです。

そして最期の母親のプレゼント
母親の愛情は深く偉大だと改めて感じさせてもらいました。

男性には特に観てもらいたい作品です。

 

【第10位】天才作家の妻 40年目の真実

天才作家の妻

監督
ビョルン・ルンゲ
出演者
グレン・クローズジョナサン・プライス
クリスチャン・スレーターマックス・アイアンズ

 

▼あらすじ

ジョーン(妻)
ジョゼフ(夫)
ナサニエル(記者)

天才作家のジョゼフ
そのジョゼフを40年間支え続けた妻のジョーン

ある日、夫婦のもとにノーベル文学賞を受賞した吉報が届く
2人は喜びを爆発させ、自宅でパーティーを開く

そのパーティーのスピーチでジョゼフは、妻のジョーンへの感謝を述べ、周囲は夫婦の愛情の深さを知る

そして夫婦は息子を連れ、授賞式が行われるストックホルムへ
そこで記者のナサニエルからジョゼフの傑作にある疑惑があることを聞く

ノーベル文学賞受賞という栄光を手に入れた夫
その夫を影で支え続けた妻
このおしどり夫婦に隠された疑惑

完璧な妻が愛情と怒りで最期に取った決断とは?

衝撃の結末が・・・

 

▼上映日
2019年1月26日

 

▼予告編

 

▼コメント
終活は家族のため。
この映画ではその「家族のカタチ」、「夫婦のカタチ」、「親子のカタチ」を考えさせられる作品となっています。

「愛情のカタチ」はそれぞれ違いますが、相手に伝わらないと意味がありません。

重要なことは言葉にしないと伝わらないということです。
いくら家族のことを愛し想っていたとしても、言葉にしないとその想いは伝わりません。
だからこそ実際に行動に移すことが大切になってきます。

普段言葉にできないことを「エンディングノート」に書き記すことで、家族への愛を文字という形で残す大切さをこの映画では感じさせてくれます。

妻役のグレン・クローズはこの作品で第91回アカデミー主演女優賞にノミネートされましたが、惜しくも受賞することはできませんでした。

ですが過去7回ノミネートされている演技は素晴らしく、惹き込まれる作品です。

最期まで通じ合い、お互いを尊重し、想い合える関係。
そうなれるよう終活への第一歩を踏み出せる映画です。

 

2019年公開予定の終活映画3選

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公開予定の映画はたくさんありますが、その中でも特に注目している終活映画を3作品紹介したいと思います。

こちらも上映日や予告動画、あらすじなど、まとめていますので是非参考にしてみて下さい。

 

葬式の名人

葬式の名人

監督
樋口尚文
出演者
前田敦子高良健吾
白洲迅阿比留照太
有馬稲子尾上寛之
中西美帆奥野瑛太
佐藤都輝子樋井明日香

 

▼公式サイト
葬式の名人

 

▼上映日
2019年9月20日

 

▼予告編

 

▼あらすじ

日本人初のノーベル文学賞を受賞した川端康成の短編小説をモチーフに、大阪府茨木市の市制70周年記念事業として制作された映画

高校を卒業してから10年経ったある日
突然舞い込んできた高校生の時のクラスメイトの訃報

クラスメイトたちは遺体の安置所に久しぶりに集まる
突然亡くなった旧友を最期に母校である茨木高校へ連れていくことに

そこで些細なことから葬儀屋と喧嘩になってしまい、お通夜を母校で行うはめになるが・・・

奇妙で不思議な体験をするクラスメイトたち
夢なのか現実なのか?
ノンジャンルな青春ファンタジー作品

 

最高の人生の見つけ方

最高の人生の見つけ方

監督
犬童一心
出演者
吉永小百合天海祐希
ムロツヨシ満島ひかり
鈴木梨央駒木根隆介
ももいろクローバーZ賀来賢人

 

▼公式サイト
最高の人生の見つけ方

 

▼主題歌
旅のつづき(竹内まりや)

 

▼上映日
2019年10月11日

 

▼予告編

 

▼あらすじ

2007年にアメリカで公開された「The Bucket List」のリメイク作品

「The Bucket List」は余命宣告をされた2人の男が、やり残したことを死ぬ前に実現させる内容

リメイク版の「最高の人生の見つけ方」は2人の男ではなく

人生を家庭に捧げてきた大真面目な主婦

人生を仕事に捧げてきた大金持ちの女社長

正反対の2人が起こす奇跡の物語

 

最初の晩餐

最初の晩餐

監督
常盤司郎
出演者
染谷将太戸田恵梨香
窪塚洋介斉藤由貴
永瀬正敏森七菜
楽駆牧純矢
外川燎池田成志
菅原大吉カトウシンスケ
玄理山本浩司
小野塚勇人奥野瑛太

 

▼公式サイト
最初の晩餐

 

▼上映日
2019年11月1日

 

▼予告編

 

▼あらすじ

東一家は父、母、長男、次男、長女の5人家族
ある日、東一家の大黒柱である父親の訃報が入る

母親と長女、次男は父の葬儀の準備
そこで突然母親が通夜で 弔問客に振る舞うお弁当の注文を勝手にキャンセルする

通夜の席で何もないテーブル
子供や親せきが戸惑うなか母親は

「自分が作る。それが父親の遺言だから」

と言って盆で運んできたのは目玉焼きだった
目玉焼きは父親が初めて作ってくれた料理
思い出にふける長女と次男

そこに15年ぶりに帰ってくる長男

東一家の大黒柱である父親に隠された秘密は?

次々明かされる事実はいったい・・・

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まとめ

matome

以上が2019年上映中のおすすめの終活映画ランキングと、公開予定の終活映画3選でした。

映画は観て感じることや想うことは人それぞれ違います。
ですが今回おすすめした映画を時間がある時にでも観てもらえたら、きっと「家族」の大切さを実感できると思います。

その実感が終活への第一歩に繋がってくれたら嬉しいです。
あとは終活関係なく映画を観ることで、たまには涙を流しましょう(笑)

涙を流すと「ストレス解消」や「感情を安定化」、「免疫力を上げる」など、たくさんのメリットがあります。

涙を流すことは健康に凄く良いので、最近泣いてない方はこの機会に映画を観て泣きましょう!

映画以外にも漫画で分かる終活作品もたくさんあります。
下記事でおすすめ漫画作品を紹介していますので、興味ある方は是非ご覧になってみて下さい。

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