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「終活はいつから始めたらいいの?」
「終活の基本って何?」
など、いざ終活をしようにも漠然とした部分があると思います。
終活とは自身のため、そして家族のためでもあります。
今回は終活の種類について、一覧とともに紹介したいと思います。
▼この記事を読んで理解できること ・終活の種類 ・終活の各種類それぞれ何をするのか? など |
目次
終活の種類とは
ひと口に「終活」といっても、その種類は沢山あります。
特に「これから終活を始めよう」という方は、最初に終活の種類を把握することが大切です。
終活の種類を知ることで、「何をすればいいのか」がより具体的になると思います。
終活の種類は7種類
終活の種類にはどんなものがあるのか?
大きく分類すると以下の7種類です。
✔ 医療や介護のこと
✔ 整理
✔ 住まいのこと
✔ 死後のことを考える
✔ エンディングノートを書く
✔ 遺言書を書く
ざっと終活の種類を上げてみましたが、終活の「活」は活動を指します。
上記7種類全ての終活をするのは、かなりの労力が必要となります。
終活には人によって様々な形があります。
そのため、7種類全ての終活をしなければならないということはありません。
終活というのは「絶対にこうしなければいけない」というルールがあるわけではなく、個々の自由なんです。
終活の種類を文章で見せたところでピンと来ないですよね。
以下の画像をご覧ください。
終活という漠然としたものを牛として具現化してみました。
終活=牛、種類=部位になぞらえると、各部位を食べることが終活になります。
7つ全ての部位を食べ切るのも終活ですし、どれか1つの部位だけを食べるのも終活です。
各部位は食べ切れなかったら残してもいいんです。
それも終活になりますし、「無理なく進めていくこと」が終活を行っていくコツだと思います。
牛肉の部位として例えた理由はそこにあります。
「私はホルモンはちょっと苦手」
「ロースが好き」
といったように好き嫌い、得意・不得意って誰しもあるものですよね。
終活は できることから 始めよう
心の一句として是非胸に刻んでおきましょう。
嫌々始めても終活の意味合いが薄れてしまいます。
なので「自分ができること」から行っていくようにすればスッと気持ちも楽になるはずです。
できることを少しずつ行っていくことで「終活したい」という思いも増していくと思います。
「自身のために家族のために」と、和やかな面持ちで素敵なエンディングライフを歩んでいってほしいです。
終活でつまづいたり悩んだときは
終活は「自分ができること」から行っていくのがスムーズではあるものの、初めて経験する内容が多いと思います。
「終活としてエンディングノートを書くことから始めよう」
⇒ エンディングノートを買ったものの、書き方もよくわからないという方は少なくありません。
「親の介護を考えると引越しをしたほうがいいかな」
⇒ 考えたり何かと悩んだりする時間はきっと多いと思います。
そんなときは「自身にとって終活とは何だろう?」と考えることが大切だと言いたいです。
最期を迎えるにあたって、前述した7つのことをこなしながら準備していく活動です。
終活の方向性に悩んだときは、今一度「自身の終活とは何か?」を考えてみるようにしましょう。
「自分のために・家族のために」というのがより明確になり、スムーズな終活ライフへ繋げることができると思います。
目的意識を持つことで、「何のためにやっているのか」といった疑問や不安を解消していきましょう。
ここからは簡単にですが、終活の7種類を掘り下げて紹介していきます。
葬儀やお墓のことを考える
葬儀やお墓のことを考えるというのは、
「自身の葬儀は派手な形じゃなく、身内だけで家族葬がいいな…」
「お墓は墓石タイプで1人で入りたい」
といったように、自身の葬儀のことやお墓のことをどうするのか考える終活です。
▼葬儀について
近年は葬儀スタイルも多様化し、突き詰めていうと「自分の死に方が選べる時代」だと言えます。
日本の場合、葬儀の90%以上が仏式(仏教)形式の葬儀が執り行われています。
ただ、ひと口に葬儀といっても実に様々な形式があります。
✔ 一般葬 ✔ 家族葬 ✔ 密葬 ✔ 一日葬 ✔ 自宅葬 ✔ 直葬 ✔ 骨葬 ✔ 社葬 ✔ 合同葬 ✔ 自然葬
ざっと主な葬儀の種類を上げましたが、他にもまだあります。
お通夜や葬儀・告別式を執り行うのは葬儀社と段取りするのが一般的です。
「この葬儀社に連絡を」など、懇意にしている葬儀社がある場合は、その旨をエンディングノートに記載しておくとよいでしょう。
ただ、よしみにしている葬儀社を皆が持っているわけではありません。
むしろ残された家族の方が葬儀社を探す形のほうが一般的だと思います。
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葬儀の形や葬儀プランなど、複数の葬儀社の料金比較*をしたい場合にも便利です。
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▼お墓について
葬儀の多様化と同じく、現代のお墓事情(供養の形態)も様々な形があります。
お墓というと、「墓石を建てて手を合わせる供養」がこれまで一般的でした。
現在は
✔ 墓石で墓標(従来の形)
✔ 永代供養(下記で解説)
✔ 散骨(故人希望の場所に粉末状にしたご遺骨を撒く供養形態)
✔ 樹木葬(墓石の代わりに樹木を墓標)
など、様々な形があります。
いわゆる「おひとりさま」といった独身の方や身寄りのない方が増えていることに反映し、永代供養が注目されています。
お寺が責任を持って永代に渡りご遺骨の供養と管理を行う供養の形態
「お墓を継ぐ人がいない」
「お墓のことで子供に負担をかけたくない」
などの理由から、永代供養を選択する方が増えています。
お墓・供養の形も様々なので、しっかり検討するのがよいでしょう。
医療や介護のことを考える
「医療や介護のことを考える」とは、文字通り医療や介護のことを考える終活になります。
加齢とともに自然と考える必要が出てくることでもあります。
余命残りわずかとなった時期のことを「終末期」といいますが、終末期を迎えると思うように食事ができなくなったり、呼吸が困難になることもあります。
自身が終末期になったらどうするのか?
といったように、「もしも」のことを考えておくのは家族の協力も関係してくるので大事なことです。
自身に介護が必要な状態になったらどうするかを考えておくのも同様です。
その他、医療保険や生命保険を見直したりすることも終活時に考えたいことでもあります。
整理のことを考える
終活の種類「整理」は以下のように分類されます。
✔ 生前整理
✔ 老前整理
✔ 遺品整理
この3つの整理のことを終活.comでは「終活の三大整理」と呼んでいます。
3つの整理について、簡単に解説しておきます。
自分が元気なうちに行う身辺整理のこと
生前整理で行う事は、大きく分けると「財産関係の整理」と「物の整理」に分類されます。
自分が老いる前に行う身辺整理のこと
ちなみに、生前整理と老前整理の違いは「中心が自身か家族か」を考えることで、より違いがわかると思います。
つまり、
生前整理は、自分が亡くなった後に残された家族のための身辺整理 → 家族のため
老前整理は、老いる前に身の回りを見直して、より快適な老後の暮らしを準備する → 自身のため
と考えられるんじゃないでしょうか。
故人の残した品を整理すること
遺品には故人の魂が込められた大切な物もあるので、単にゴミとして処分してしまわないように注意しなければいけません。
遺品整理の際は、故人が「生きた証」だということを忘れずに行うようにしましょう。
住まいのことを考える
「住まいのことを考える」とは、自宅など不動産のことを指します。
例えば持ち家の場合、
「この自宅を子供に残したい」
「うちの家はどれくらいの価値があるのか?」
といったように考えている方はいるんじゃないでしょうか。
考える時点で終活の入り口に立っていると思います。
自宅を含め、不動産はすぐに売ることができないので現金化に時間がかかります。
そのため、相続人同士でトラブルになるケースもあります。
自宅以外の不動産を持っているほど、終活として不動産のことは考えておく必要があります。
考えるというのは、
・生前に名義変更をして所有権を移転させる
・生前に売却してしまう
などです。
不動産も現金と同じく財産です。
終活において、自身の財産を正確に把握しておくことは、家族のためでもあります。
下記事で「財産の一覧表」である「財産目録」についてまとめているので、参考にしてみてください。
死後のことを考える
終活において、「死後のことを考える」というのはこれまで紹介した「葬儀やお墓のこと」「住まいのことを考える」
この後に解説する「エンディングノート」や「遺言書」のことでもあります。
「自分が死んだら」
そう考えた際、家族や大切な人のことを考えるんじゃないでしょうか。
例えば、残された家族を思い、財産のことを考えたりします。
相続問題で家族が揉めたりしないように遺言書を書いたり、基本的には自身の死後に家族が困らないように考えるのが「死後のことを考える」終活だと思います。
相続などお金のことは、生前のうちにできるだけのことをやっておく
というのが「死後のことを考える」終活の本質的な部分だと思います。
自身の死後を見据えて生前贈与の活用などもお金のことになります。
生前のうちに自身の財産を贈与すること
あわせて贈与税のことや、相続税対策など考えることもあるでしょう。
相続のことなど、お金のこと全般的に自身で判断するのが難しい場合は税理士など専門家に依頼するのが確実です。
お金のことで「いざ」という時のために、「税理士紹介エージェント」を活用するのも一つだと思います。
▼無料で税理士を紹介してもらえる「税理士エージェント」
自身の死後を踏まえて生前贈与など検討される際、お近くの税理士を探してみてはいかがでしょうか。
「葬儀やお墓のこと」を考えるのも大切な終活ですが、自身の希望が入るため「家族のことを思っての終活」とは意味合いが違ってきます。
家族や大切な人のことを考えるのが「死後のことを考える終活」
だと言えるんじゃないかと思います。
エンディングノートを書く
エンディングノートとは、家族へ向けて自身の情報や意思を書き記すノートです。
ノートのタイプは「エンディングノート」として市販されていたり、自身で100円ショップなどで一般的な大学ノートを購入して書くこともできます。
書く内容には「これが正解」というのがなく、決まった書き方があるわけではありませんが、主に書かれる項目は以下の通りです。
✔ マイナンバーなど自分の情報
✔ 銀行口座情報
✔ クレジットカード情報
✔ 株式や不動産に関する情報
✔ 負債(借金があれば詳細に)
✔ 保険や年金に関する情報
✔ パソコンやスマホに関する情報(SNS利用者ならIDやパスワード)
そして自身の意思や家族へのメッセージも書くといいでしょう。
葬儀やお墓の話でも触れたように、自身の葬儀に関すること・お墓に関する希望を書きます。
✔ もしものときに連絡する人たちに関する情報
✔ もしものときの治療方法
⇒ 介護が必要になったら・延命治療のことなど
✔ 家族へのメッセージ
⇒ 財産相続のこと・遺言書の有無など
✔ 葬儀に関すること
⇒ 葬儀社のこと(懇意にしている葬儀社の有無など)・葬儀の形(家族葬を希望など)・菩提寺の有無
✔ お墓の形
⇒ 納骨、散骨、墓石、永代供養など自身が希望する供養の形態
その他、自身が家族に向けて「これは書いておきたい」と考えたことは書いておくとよいでしょう。
残された家族の負担をできるだけ少なくしたい、そういった思いを実現させるのもエンディングノートの存在意義だと思います。
遺言書を書く
遺言書とは、故人が自身の死後のために残した法的な書面のことをいいます。
「遺言」の読み方は複数あります。(下記参考)
故人が自身の死後のために残した言葉や文章のこと。
▼遺言書を作成する主な目的
・遺産相続
・不動産など分割できない遺産の相続
・相続人がいない
・事業の継続
・ペットの世話の依頼
遺言書は「遺言状」とも呼ばれます。
先ほど説明したエンディングノートには法的な効力はありませんが、遺言書には法的効力があります。
まとめ
終活の種類について紹介しました。
最後にもう一度、要点をまとめると
✔ 医療や介護のこと
✔ 整理
✔ 住まいのこと
✔ 死後のことを考える
✔ エンディングノートを書く
✔ 遺言書を書く
終活の種類は大きく7つに分けられると紹介しました。
あわせて各種類についても簡単に解説させていただきました。
終活の種類からも、「終活とは自身のためでもあり、家族のためでもある」ということがわかっていただけたのではないでしょうか。
皆さんがスムーズな終活を送ることができるように、終活.comは今後ともより良い情報を発信していけるよう精進いたします。