終活でクレジットカードを整理するメリットとデメリットを紹介!

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終活をする上で、お金の整理は非常に大切です。

お金の整理にも色々とありますが、その中にはクレジットカードの整理も含まれています。
クレジットカードを整理することで、死後にご遺族の負担を減らしたり、不正利用の防止に役立ちます。
しかし、全てを解約すると後々困ってしまうこともあります。

ですので今回は、終活をする上でクレジットカードを整理する「メリット」と「デメリット」について紹介します。

▼この記事を読んで理解できること
・クレジットカードを整理する理由
・クレジットカードを整理するメリット
・クレジットカードを整理するデメリット
など
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終活でクレジットカードを整理する理由

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終活でクレジットカードを整理する理由は後ほど紹介するメリットにありますが、最大の理由は「ご遺族の負担を減らすため」です。

クレジットカードはご本人しか利用することはできないので、死後は解約することになります。
これはご遺族が行うことになるので少しでも負担を減らすために、生前のうちに使っていないクレジットカードを整理することをオススメします。

しかし「負担を減らすために」と全てのクレジットカードを整理してしまうと後で困ることもあります。
ですのでクレジットカードを整理するメリットやデメリットをよく理解した上で整理していきましょう。

クレジットカードを整理するメリット

クレジットカードを整理するメリットは、以下のようなことがあげられます。

・ご遺族の負担が軽減される
・不正被害に遭う可能性が軽減される
・認知症などになってしまったときのリスクが軽減される
・無駄な支出を減らすことができる
・管理する手間が省ける

では、ひとつずつ内容を確認していきましょう。

 

ご遺族の負担が軽減される

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クレジットカードを整理することでご遺族の負担を軽減することができます。

クレジットカードを利用できる人は、ご本人さまに限られているので亡くなったあとにご家族が使うことはできません。
そのため、ご遺族が故人に代わって解約手続きをしなければなりません。

生前にご自身でクレジットカードを整理し、解約しておくことでこれらの手間を減らすことができます。
特にいくつもクレジットカードを持っている場合は、軽減される負担が大きくなります。

死後はご遺族のやることが色々とあるので、減らせる負担は減らしておくとよいと思います。

 

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不正被害に遭う可能性が軽減される

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クレジットカードを整理するということは、保有数を減らすということです。
保有しているクレジットカードが減ることで、その分不正被害に遭う可能性が軽減されます。

不正利用されても補償があるから大丈夫じゃない?

とお考えの方もいますが、補償は必ずされるわけではありません。
カード裏面の署名がない場合や不正利用されたことに気付かず申告が遅くなった場合は補償されないケースもあります。

ですので「不正被害に遭う可能性が軽減される」というのは、クレジットカードを整理するメリットになると思います。

 

認知症などになってしまったときのリスクが軽減される

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人間いつ認知症などになってしまうかわかりません。
認知症などになってしまうと、同じものを何個も購入してしまったり、正しい判断ができなくなってしまいます。

気付いたらクレジットカードの利用額が凄いことになっていた

こんなこともあるかもしれません。
そのため、意思がはっきりとしているうちに、クレジットカードの整理をしておきましょう。

クレジットカードを整理することで、上記のような問題は起こらなくなります。

 

無駄な支出を減らすことができる

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クレジットカードを持っていると、ついつい使いすぎてしまうこともあります。

▼例えば上限50万円のクレジットカードを4枚保有している場合。

この場合は最大200万円分のお買い物をすることができます。

▼しかし上記のクレジットカードを整理して上限50万円のクレジットカードを2枚保有にした場合。

最大100万円分のお買い物に抑えることができます。

2枚のカードを減らすことで100万円分の使いすぎるリスクを減らすことができるわけです。

ちなみにクレジットカードの未払い金などの負債は、基本的にご遺族が支払うことになります。
負債を極力残さないためにも、クレジットカードの使いすぎには気をつけたいところです。

また、クレジットカードの種類によっては年会費がかかることもあります。
これらを整理・解約することで、無駄な支出を減らすことができます。

 

管理する手間が省ける

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クレジットカードを整理することで枚数が減るので、それだけ管理する手間が省けます。

カードを使い分けている場合は「どのカードでいくら使ったか」「いくら支払いがあるのか」などを確認する手間があります。

また、使っていないカードの場合でも、不正利用をされていないか定期的にチェックする手間があります。
先ほども書きましたが、不正利用されたことに気付かず、申告が遅くなった場合など補償を受けられなくなる可能性もあるからです。

なんとなく作って、放置しているカードがある場合は、すぐに整理対象に入れてしまいましょう。

 

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クレジットカードを整理するデメリット

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クレジットカードを整理するデメリットも存在します。

・インターネットサービスを利用できない可能性がある
・手間が増える可能性がある
・ATMへ行く頻度が増える
・現金を持ち歩く機会が増える
・高齢になるとクレジットカードを発行できない可能性がある
・海外旅行のときに困る

勢いでクレジットカードを解約すると、上記のようなデメリットに遭遇してしまうことがあります。
後々困ってしまうことがないように注意しましょう。

では、ひとつずつ内容を確認していきましょう。

 

インターネットサービスを利用できない

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インターネットサービスの中には、決済方法が「クレジットカードのみ」となっているものもあります。

そのため、全てのクレジットカードを整理・解約してしまうとこれらのサービスが利用できなくなります。

ですのでクレジットカードは全てを解約するのではなく、あくまでも使っていないカードを解約するのがよいでしょう。

 

手間が増える可能性がある

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クレジットカードを解約することで管理する手間は無くなります。
しかしクレジットカードがないと別のところで手間が増える可能性があります。

例えば、インターネットショッピングを利用したときです。
クレジットカードがあれば購入と同時に決済ができるので、あとは商品を受け取るだけです。
支払いも完了しているので宅配ボックスなども利用できます。

しかしクレジットカードがない場合は「代引き」や「コンビニ払い」を利用することになります。

代引きはお金を払って商品を受け取るので「お金の用意」や「荷物が届くのを自宅で待つ」必要があります。
仕事をされている場合は限られた時間じゃないと受け取りができないですし、荷物が届くのを待つ必要があるので煩わしさがあります。

コンビニ支払いをした場合は宅配ボックスで受け取りも可能ですが、コンビニに払いに行く手間がありますね。

クレジットカードを全て解約することで、上記のような手間が増える可能性があります。

 

ATMへ行く頻度が増える

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クレジットカードを整理・解約してしまうと、ATMへ行く頻度が増えるというデメリットがあります。

今までクレジットカードを主に使っていた人からすると、毎回お金をおろすのは面倒な作業だと思います。
ATMも場所によっては並んでいたりするので、この点はデメリットになるでしょう。

また、ATMは利用手数料がかかることもあります。
利用頻度が多くなればそれだけ手数料がかかるので無駄な出費にも繋がってしまいます。

 

現金を持ち歩く機会が増える

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クレジットカードを整理・解約すると現金を持ち歩く機会が増えると思います。

例えば買い物へ出かけるときです。
今まではカードがあったので、そこまで現金を持ち歩く必要はありませんでした。
しかしカードが無い以上、買い物に必要な現金を持ち歩く必要があります。

多額の現金を持ち歩くのは気が引ける方もいると思いますし、落としてしまったり、スリや置き引き被害に遭う可能性もあります。

カードの場合も同様のリスクはありますが、すぐにカード会社へ連絡して利用停止にすれば直接的に金額の被害はありません。
しかし現金の場合は必ず返ってくるとは限らないので、その分金銭的ダメージになってしまう可能性が高いです。

 

高齢になるとクレジットカードを発行できない可能性がある

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必要になったときにもう一度作ればよい

このように考えて「今は使っていないから」と、全部解約する人もいます。

しかしクレジットカードは信用により発行されるものです。
現役世代の方でしたら再発行できる可能性は十分ありますが、既に現役を引退し、年金生活となっている場合はクレジットカードを発行できない可能性が高いです。

申し込み条件の年齢について上限を設けていることもあります。
この場合は「65歳~70歳」あたりが上限となっていることが多いです。

ですので、安易に「必要になったときにもう一度作ればよい」と考えるのはよくありません。

 

海外旅行のときに困る

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クレジットカードを全て整理してしまうと、海外旅行へ行くときに困ってしまうことがあります。
海外はクレジットカード文化となっており、クレジットカードの有無で信用できるかどうか判断することもあります。

例えば、「ホテルの宿泊」です。
ホテルにチェックインするときにクレジットカードの提示を求められることがあります。
このとき、クレジットカードを持っていないと宿泊を拒否されることもあるようです。

ショッピングも同じようなことがあります。
お店にもよりますが、現金でのお買い物ができないことや、金額によってはクレジットカードでの支払いを求められることがあります。

クレジットカード決済が一般的となっているのもひとつの理由ですが、日本に比べて偽札が多く出回っているのも理由のひとつです。
特に高額紙幣は使えないことも少なくありません。

日本に比べると治安も良いとはいえないので、高額のお金を持って歩くとスリや置き引き、最悪のケースでは強盗に襲われてしまうこともあります。
また、高額のお金を持って出入国すると、申告が必要だったり手間がかかる点もデメリットになるでしょう。

このように海外旅行へ行くときに困らないように、最低でも1枚はクレジットカードを残しておくとよいでしょう。

クレジットカードの整理・解約方法

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クレジットカードの整理は解約することです。

カード会社へ電話をして解約したい旨を伝えるだけで手続きできます。
電話番号はクレジットカードの裏面にも書いているのですぐにわかります。

解約手続きは電話にて完了することもありますが、解約申込書が必要な場合もあります。
この場合は、後日カード会社から解約申込書が届くので郵送にて返信をして手続きが完了となります。

なお、未払い料金があるクレジットカードを解約する場合は一括清算を求められることもあります。
ですので事前に清算をした上で解約をするか、未払い料金分のお金を用意してから解約手続きをしましょう。

また、毎月の支払い(公共料金など)をクレジットカードで設定している場合は、それらの支払い方法も変更しましょう。
クレジットカードの解約自体はできますが、解約後は支払いがされませんので利用サービスが突然停止してしまうこともあります。

クレジットカードにまつわる怖い話

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クレジットカードは、お金を持たなくてもお買い物ができてしまうものです。
別名「魔法のカード」「夢のカード」とも呼ばれている素晴らしいカードですね。

しかし、クレジットカードは怖い一面もあります。

ここでは、そういったクレジットカードにまつわる怖い話を紹介します。

 

クレジットカードのリボ地獄

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クレジットカードには「リボ払い」というものがあります。

リボ払いとは、簡単に紹介するといくら使っても、毎月一定の最小額の支払いだけで済む魔法の支払い方法です。

何度か使っているうちに癖になる支払い方法ですが、使いすぎると元金が全然減らないというおかしな状況に陥ってしまいます
元金はカード会社に立て替えてもらっている残りのお金なので、イコール借金です。

一枚のクレジットカードで数十万程度なら、頑張ればすぐに魔法から解放されることができます。

しかし、癖になってしまった人は二枚目、三枚目も同じようにリボ払いでしてしまうことが多いです。
そうなるとまた元金が全然減らないというおかしな状況になるわけですが、二枚三枚と増えることで借金も右肩上がりに増えていきます。

最終的には総額が凄いことになっているし、新しいカードも作れない状況になっています。
ここまでくると「最小額の支払い」といっても二枚目、三枚目の分もあるのでトータルでイイ感じの金額になっています。

元金が全然減らないおかしな状況なのに、返済金額は高額というさらにおかしな状況になるわけです。

これをリボ地獄といい、クレジットカードの三大恐怖のひとつとなっています。

 

「補償という魔法の言葉」不正利用編!

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クレジットカードは非常に便利な決済手段ですが、不正利用のリスクが常にあります。
しかし「補償」という、とっても安心感を与える「魔法の言葉」もあるので何かあっても平気と考える人は少なくありません。

中には利用明細書を全く確認しない人やときどき確認する程度の人も多いです。

しかし、そういう場合は「補償」を受けることができない可能性があります。

▼Aさんの場合

数ヶ月ぶりに利用明細を確認したところ、身に覚えがない高額な買い物があったのでカード会社へ伝えました。
するとカード会社から「数ヶ月経過しているため、補償はいたしかねます」という返答をいただいたそうです。

よくよく話を聞くと、補償は不正利用があった日から一定期間に届け出る必要があったようです。

その後カード会社の利用規約を確認したところ「不正利用があった日から60日以内に届け出ること」という記載が確かにあったようです。

このように「補償」という「魔法の言葉」を信じすぎて痛い目に遭うこともあります。

 

予告無き突然利用停止

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私はまだ経験がありませんが、クレジットカードは突然利用停止になることもあるようです。

多くの理由は

・利用代金の支払い忘れ
・利用限度額を超えていた

上記の2つです。
この場合は当然ですので怖い話にはなりませんね。

支払い忘れはしていない
利用限度額にも余裕がある

この状況でも突然利用停止されることがあるようです。

規約違反という声もありますが、利用規約を全て読むのは非常に大変ですよね。
また、読んでも何に引っかかったのかわからないケースもあります。

理由を聞いて、カード会社が教えてくれることもあります。
しかし、カード会社の独自の判断で停止した場合は理由を開示してくれないことも多いです。

クレジットカードで支払うつもりであまり現金を持ち合わせていないときにこんなことになったら、結構焦りますよね。
これがクレジットカードの三大恐怖「予告無き突然利用停止」となっています。

 

しかし、なんだかんだいっても、クレジットカードは非常に便利なものです。
クレジットカードを整理する際も、三大恐怖や整理するメリットにとらわれず1枚、2枚はお持ちになっておくとよいでしょう。

まとめ

matome

終活でクレジットカードを整理するメリットとデメリットを紹介しました。
クレジットカードの整理はご遺族の負担を減らすためでもありますが、無駄な支出を減らしたり、不正利用のリスクを軽減されるなどご自身のためにもなります。

メリットとデメリットをよく理解した上で、クレジットカードの整理を行うようにしましょう。

クレジットカードは全て解約する場合は「デビットカード」を利用するのもよいでしょう。
デビットカード」はクレジットカードのように利用できるもので、銀行口座から即時決済されるので使いすぎる心配もありません。

また、クレジットカードのほかにもお金の整理は色々とあります。
銀行口座や財産の整理等も該当するので、終活をするときに確認するとよいでしょう。

詳しくは下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

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