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近年の終活ブームとともに、終活年賀状という言葉も世間に広まってきています。
終活年賀状とは、年賀状に「来年から年賀状を辞退する」という内容の言葉を添えたものを指します。
「終活年賀状を出そうにも書き方がよくわからない」
といった方のために今記事では終活年賀状の書き方に焦点を当て、わかりやすくまとめています。
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終活年賀状を作成するにあたって
終活年賀状の書き方をより理解するために、はじめに終活年賀状作成のコツ・概要を簡潔に紹介したいと思います。
これが終活年賀状①
終活年賀状の書き方として最も多いのが、高齢を理由にした文例です。
・喜寿（77歳）
・傘寿（80歳）
・米寿（88歳）
を迎えた（迎える）など節目の年齢
・いわゆる世間一般でいう「高齢者」
⇒年齢が前期（65～74歳）または後期高齢者（75歳以上）
といったように、高齢による理由の表現方法は幾つかあります。
これが終活年賀状②
終活年賀状の書き方として多いのが、先に触れたよう年齢のことを理由にしたものです。
それを踏まえて
年齢のこと＋身体的理由
この形が終活年賀状の基本フォーマットだと思います。
▼見本文面（部分的）
私も齢80と高齢になり 随分と文字の読み書きもつらくなりました
この一文で、「年齢のこと＋身体的理由」が明確となります。
▼見本文面（全体）
迎春
旧年中はひとかたならぬお世話になり
誠にありがとうございました
さて 私も齢80と高齢になり
随分と文字の読み書きもつらくなりました
誠に勝手ながらどなた様にも本年をもちまして
年始のご挨拶状を最後とさせていただきます
皆様のますますの御繁栄を祈り上げます
これが終活年賀状③
終活年賀状の構成は、次のようになっています。
・年始の挨拶
・年賀状辞退の理由
・気遣いの文面
以上、3つのブロックで構成されているのが基本です。
それぞれ詳しくは
年始の挨拶
「賀正」「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」といった年始の挨拶のことをいいます。
年賀状辞退の理由
先ほど文例で挙げた「私も齢80と高齢になり 随分と文字の読み書きもつらくなりました」のように、年賀状を辞退する理由です。
気遣いの文面
年賀状付き合いとしては終わるものの、人間関係（友情関係）が終わるということではないことがわかる文章のことです。
▼見本文面（気遣い）
謹賀新年
毎年いただいておりました年始のご挨拶ですが
私も寄る年波を感じるに至り ←年齢的理由
誠に勝手ながら今年をもちまして新年のご挨拶状を
ご遠慮させていただこうと考えております
今後も変わらぬお付き合いをお願い申し上げると共に ←気遣いの文面
ご健康とご繁栄を心からお祈りいたします
気遣いの文面については終活年賀状を出す際、気をつける必要があります。
なぜなら「絶縁された（縁を切られてしまった）」と相手側に捉えられないようにしなければいけないからです。
例えば上記の見本文面内「今後も変わらぬお付き合いをお願い申し上げると共に」といった一文が有り無しでお相手が受ける印象は大きく違ってくると考えられます。
終活年賀状を出すことが正解なのかは判断がつきませんが、出す以上はお相手に「絶縁ではない」ということを最大限に伝えたいものです。
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40代や50代の終活年賀状の書き方
これまでの項目で、終活年賀状を出す理由は「年齢的な理由」からということを触れました。
大枠的に考えると終活年賀状は「終活の一環」です。
年齢的な理由という点においては
「40代とか50代で終活年賀状を出す場合は？」
と、中には気になる方もいると思います。
最近では40代や50代の方でも終活年賀状を出す方が少なからず増えてきています。
現代ではメールやLINEといった年賀状挨拶に変わるツール・手段が幾つかあります。
40代・50代でも終活年賀状を出す方が少しづつ増えてきている背景には、SNSなど連絡手段の多様化も関係しているように思えます。
40代や50代の方が終活年賀状を出す際、「年齢的なこと以外の理由」で相手側に伝えなければいけなくなります。
お相手との関係性にもよると思いますが、基本的には
・絶縁ではない
・あくまで年賀状付き合いが終わり
という旨が伝わる内容であれば良いのでは？
と、考えられるでしょう。
確かに理屈上はそうかもしれません。
ですが、年賀状だけの付き合いの方もいらっしゃるかもしれません。
そういった方に対しては終活年賀状を出すのではなく、自然とフェードアウトするのが無難ともいえます。
つまり、関係が悪くなる危惧がある場合は何も言わない・無理に終活年賀状を出さないのが好ましいのではないでしょうか。
40代・50代以上の方の場合はこの記事でも前述したように見本文面を紹介していますが、終活年賀状の文例について詳しくは以下の記事でより詳しく紹介しています。
実際に終活年賀状を書くにあたって参考になる例文となっていると思いますので、あわせてお読みいただけますと幸いです。
まとめ
終活年賀状作成時のコツや書き方について紹介いたしました。
実際に終活年賀状を書く際、基本的な構成を理解しておくようにしましょう。
・年始の挨拶
・年賀状辞退の理由
・気遣いの文面
▼気をつける点
・お相手側に絶縁と思われないように配慮した文面を綴る
記事文中でも触れましたが、終活年賀状そのものが正解かどうかはわからないものです。
「年齢的な理由」が確かに背景にあったとしても、人にもよります。
例えば、著名な小説家の筒井康隆さんは御歳85歳です。（2019年11月現在）
チュートリアルの徳井義実の件でホリプロより連絡あり。放送日が変更になる。徳井君出演回はどうやら放送中止となるらしい。なんてことだ。別段誰かが死んだわけでもなければ泥棒をしたわけでもないし、税金も追徴課税を含めてすべて払っておる。徳井義実に代る才能はないぞ。https://t.co/18pZKpgndL
— 筒井康隆 (@TsutsuiYasutaka) October 30, 2019
筒井さんは、代表的なSNSとして知られるTwitterで発信し続けてします。
ツイートを作成する文章入力と、終活年賀状のように実際に文章を書くのでは若干違いはあるかも知れません。
ただ、「年齢的な理由」は人それぞれなのだということが伺えます。
現代では終活そのものはブームにもなっていて、広く世間に浸透しています。
今よりもっと終活そのものが浸透することで、終活年賀状を受け取った側が「終活年賀状は終活の一環」だということをより認識できるようになっていくのではないでしょうか。
現在は定年延長や人生100年時代ともいわれています。
上で触れた筒井康隆さんじゃないですが、近年のシニアの方々は老後の趣味・嗜好について考える方も増えています。
例えば「今からパソコンを覚えたい」「SNSをやってみたい」というシニアの方は結構いらっしゃいます。
下記事にて老活について紹介しています。
「終活は知ってるけど、老活は知らない」という方は是非オススメしたい記事です。
