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「子どもも孫もいないし、死んだあとのことを誰に頼んだらいいかわからない…」そんなお悩みをお持ちのおひとりさまに、名古屋市が用意している公的サービスをご紹介します。
ひとりで暮らしていると、「もしも」のときのことが気になってきますよね。葬儀は誰が手配してくれるのか、家の片づけは、家賃の解約手続きは——。じつは名古屋市には、こうした不安をまるごと受け止めてくれる公的な制度がいくつもあります。難しく考えなくて大丈夫ですよ。この記事で、ひとつひとつ確認していきましょう。
目次
①まず知っておきたい「おひとりさまの終活」とは何か

終活って、そもそも何をするの?
「終活」とは、人生の終末を迎えるにあたり、延命治療や介護・葬儀・相続などについての希望をまとめ、準備を整えることを指します。法的な定義はなく、人生の最終段階に向けた生き方も含め広い意味で使われています。
(出典:名古屋市中川区「高齢者生活支援ガイドブック」令和7年3月版)
おひとりさまの終活でとくに大切なのは、「亡くなった後の手続きを誰に頼むか」を事前に決めておくことです。家族がいる場合は自然と誰かが動いてくれますが、子や孫などがいない場合は、自分でその準備をしておかないと、手続きが宙に浮いてしまいます。名古屋市はそうした方のために、公的な支援制度を設けています。
名古屋市のおひとりさまが直面しやすい3つの不安
名古屋市の公式資料をもとに整理すると、おひとりさまが終活で感じる不安は主に次の3つです。
- 亡くなった後の葬儀・納骨を誰が手配してくれるのか
- 賃貸住宅に住んでいる場合、家財の処分や退去手続きをどうするか
- 判断能力が低下したときに、財産管理や契約をどう続けるか
この3つの不安に、名古屋市はそれぞれ対応する制度を用意しています。順番に見ていきましょう。
②名古屋市あんしんエンディングサポート事業|死後の手続きをまるごとサポート

こんな方のための事業です
名古屋市社会福祉協議会が実施するこの事業は、「死後の葬儀・納骨、家財処分などを支援します!」という名古屋市公式の取り組みです。簡単にいうと、「亡くなったあとのことを頼める人がいないおひとりさまのために、市がバックアップする仕組み」です。
(出典:名古屋市「あんしんエンディングサポート事業」案内チラシ)
利用できる対象の条件(主なもの)
契約時点で、次のすべての条件を満たす必要があります。
- 名古屋市内に居住する方で、一人暮らしかつ直系卑属(子・孫など)がいないこと(同居人や子・孫などに認知症や障害などの事情がある場合は対象になることがあります)
- 明確な契約能力を有すること
- 葬儀・納骨および自宅の家財処分を行える親族がいないこと
- 生活保護を受給していないこと
- 市民税非課税、かつ預貯金1,000万円以下で、不動産を所有していないこと(現在居住している不動産などは除きます)
- 見守りサービスを受けることに同意すること
- 契約時に預託金を一括で預託できること(葬儀・納骨の費用は一括納付、家財処分の費用は状況に応じ分割も可能です)
- 原則として遺言(自筆証書遺言書保管制度の利用または公正証書遺言)により遺言執行者を定めていること
(出典:名古屋市「あんしんエンディングサポート事業」案内チラシ)
預託金の内容
契約時には、あらかじめ費用を本会へお預けいただきます。その内訳は次のとおりです。
- 葬儀・納骨:25万円(協力葬儀社の中からお選びいただけます)
- 家財処分:業者の見積額(自宅が賃貸住宅の場合のみ実施)
(出典:名古屋市「あんしんエンディングサポート事業」案内チラシ)
サービス内容
この事業で受けられるサービスは以下のとおりです。
- 月1回の電話、6か月に1回の自宅への訪問による生前の見守り・安否確認サービス
- 葬儀社が遺体を引き取り、火葬場で火葬した後、指定の納骨先に納骨する葬儀・納骨の実施
- 残存家財を家財処分業者が処分する賃貸住宅の家財処分・明渡しに伴う諸手続き
- 医療保険証・介護保険証等の返却、年金事務所や公共料金の収受機関等への連絡など死亡に伴う行政官庁への届出
(出典:名古屋市「あんしんエンディングサポート事業」案内チラシ)
まずはここに相談を
ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、窓口の方が丁寧に説明してくれますので、難しく考えなくて大丈夫ですよ。
- 問い合わせ先:社会福祉法人 名古屋市社会福祉協議会 権利擁護推進部
- 電話:052-919-5013 FAX:052-919-7585
- 受付時間:月曜日〜金曜日(祝日・年末年始除く)9時〜17時
- 住所:名古屋市北区清水四丁目17番1号 名古屋市総合社会福祉会館5階(北区総合庁舎内)
(出典:名古屋市「あんしんエンディングサポート事業」案内チラシ)
③認知症になっても安心|名古屋市の成年後見制度サポート

成年後見制度って何?おひとりさまにとって大事な理由
認知症や知的障害などにより判断能力が十分でない方が、自分らしく安心して暮らせるように、本人の権利や財産を守り、本人の意思を尊重した生活ができるよう支援するための制度です。
(出典:名古屋市成年後見あんしんセンター「成年後見制度活用ハンドブック」令和6年6月版)
おひとりさまにとってとくに重要なのは、親族などの支援者がいない、またいても高齢・遠方である場合、将来の金銭管理や入院・入所等の契約に備えるために、予防的な活用も視野に入れて検討する必要があります。
(出典:名古屋市成年後見あんしんセンター「成年後見制度活用ハンドブック」令和6年6月版)
2つの後見制度の違い
成年後見制度には大きく2種類あります。
- 法定後見制度:すでに判断能力が十分でない方を保護・支援する制度。家庭裁判所に申立てをして利用します。判断能力の程度によって「後見」「保佐」「補助」の3つの類型があります。
- 任意後見制度:今は判断能力がある方が、将来、判断能力が低下した場合に備えて「誰に」「どのような支援をしてもらうか」をあらかじめ契約により決めておく制度です。
(出典:名古屋市成年後見あんしんセンター「成年後見制度活用ハンドブック」令和6年6月版)
費用が心配な方向けの助成制度
本人等の財産状況から申立費用や後見人等報酬を負担することが困難な場合に、費用を助成してくれる「成年後見制度利用支援事業」があります。生活保護受給者や市民税非課税世帯の方などが対象となります。申請先・問合せ先はお住まいの区の区役所福祉課福祉係です。
(出典:名古屋市成年後見あんしんセンター「成年後見制度活用ハンドブック」令和6年6月版)
まずはここに相談を
名古屋市には専門の相談窓口が設置されています。
- 名古屋市成年後見あんしんセンター(平日9:00〜17:00)
- 電話:052-856-3939 FAX:052-919-7585
- 住所:名古屋市北区清水四丁目17番1号 名古屋市総合社会福祉会館5階(北区総合庁舎内)
(出典:名古屋市成年後見あんしんセンター「成年後見制度活用ハンドブック」令和6年6月版)
④亡くなった後の行政手続き|名古屋市のおくやみコーナー

死後の届出手続きはどうなるの?
亡くなった後には、国民健康保険の資格喪失届や介護保険被保険者証の返却、年金事務所への届出など、さまざまな行政手続きが必要になります。おひとりさまの場合、これらを担う家族がいないため、事前に知人や専門家に依頼しておくことが大切です。
名古屋市では、区役所・支所において必要となる手続きについて、申請書の一括作成を行い、各窓口へのご案内を行う「おくやみコーナー」を各区役所・支所に設置しています。原則予約制で、来庁日の2開庁日前までに予約が必要です。
(出典:名古屋市「くらしの手続きガイド【千種区版】」令和8年4月発行)
死亡後の主な手続き一覧(区役所・支所での手続き)
死亡届を提出した後、区役所・支所では以下のような手続きが必要になります(故人の状況によります)。
- 国民健康保険の資格喪失届・葬祭費の申請
- 後期高齢者医療制度の資格喪失・葬祭費の申請
- 介護保険被保険者証の資格喪失届・返却
- 敬老優待カード(敬老手帳)・敬老パスの返却
- 年金の届出(年金事務所への連絡)
(出典:名古屋市「くらしの手続きガイド【千種区版】」令和8年4月発行)
死亡届を出された後、情報の反映に時間がかかるため、概ね1週間程度空けてから来庁されることをおすすめします。窓口の方が丁寧に教えてくれますので、難しく考えなくて大丈夫ですよ。
⑤地域の見守り・支えあいサービスも活用しよう

ひとり暮らし高齢者への日常的なサポート
名古屋市では、終活の準備だけでなく、日々の暮らしの中での見守りサービスも充実しています。たとえば「緊急通報事業(あんしん電話)」は、心臓病・高血圧などの慢性疾患があるひとり暮らしの方などに、体調急変時にボタンを押すと登録された緊急通報先へ通報され、必要に応じて救急車などが駆けつけるサービスです。看護師などが常駐するコールセンターへ24時間いつでも相談もできます。
(出典:名古屋市中川区「高齢者生活支援ガイドブック」令和7年3月版)
いきいき支援センター(地域包括支援センター)への相談
健康・福祉・介護など、生活上の困りごとに関する相談は、お住まいの地域のいきいき支援センター(地域包括支援センター)が身近な窓口になります。認知症の相談や、成年後見制度の相談なども含め、まず気軽に連絡してみましょう。
(出典:名古屋市成年後見あんしんセンター「成年後見制度活用ハンドブック」令和6年6月版)
まとめ|名古屋市のおひとりさま終活、5つのポイント
- 名古屋市には、死後の葬儀・家財処分・行政手続きをまるごとサポートする「あんしんエンディングサポート事業」がある(出典:名古屋市「あんしんエンディングサポート事業」案内チラシ)
- 対象は子や孫などがいないひとり暮らしで、市民税非課税かつ預貯金1,000万円以下の方など(出典:名古屋市「あんしんエンディングサポート事業」案内チラシ)
- 判断能力があるうちに任意後見制度を利用することで、将来の財産管理や契約を安心して任せられる(出典:名古屋市成年後見あんしんセンター「成年後見制度活用ハンドブック」令和6年6月版)
- 費用が不安な方は「成年後見制度利用支援事業」による助成を申請できる(出典:名古屋市成年後見あんしんセンター「成年後見制度活用ハンドブック」令和6年6月版)
- 日々の見守りにはいきいき支援センターやあんしん電話など、地域の支援も活用しよう(出典:名古屋市中川区「高齢者生活支援ガイドブック」令和7年3月版)
ひとりだから心細い、ということは全くありません。名古屋市には、おひとりさまの「もしも」を支えるための制度がしっかり整っています。今のうちから少しずつ準備を進めることで、自分も、周囲の方も、安心して過ごすことができます。
📞 まずはここに相談してみましょう
「自分は対象になるの?」「どこから始めればいい?」という疑問は、名古屋市の公式窓口に直接問い合わせるのが一番確実です。電話一本で丁寧に答えてくれますよ。
▶ 名古屋市あんしんエンディングサポート事業の相談
名古屋市社会福祉協議会 権利擁護推進部
TEL:052-919-5013(月〜金 9:00〜17:00)
(出典:名古屋市「あんしんエンディングサポート事業」案内チラシ)
▶ 成年後見制度に関する相談
名古屋市成年後見あんしんセンター
TEL:052-856-3939(平日9:00〜17:00)
(出典:名古屋市成年後見あんしんセンター「成年後見制度活用ハンドブック」令和6年6月版)
▶ 日常生活・介護・認知症の相談
お住まいの地域のいきいき支援センター(地域包括支援センター)へお気軽にどうぞ。
(出典:名古屋市成年後見あんしんセンター「成年後見制度活用ハンドブック」令和6年6月版)
準備は早ければ早いほど選択肢が広がります。まず一度、電話してみてくださいね。

















