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「一人で老後のことを考えていると、何から手をつければいいか…」と感じていませんか。福岡市には、おひとりさまや単身でお暮らしの方を支えるための公的な窓口やサービスが、区役所・社会福祉協議会・成年後見推進センターなど各地にそろっています。
この記事では、福岡市の公式資料をもとに、おひとりさまの終活で知っておきたい自治体の支援サービスを、できるだけわかりやすくまとめました。難しく考えなくて大丈夫です。窓口の方が丁寧に教えてくれるかと思います。
目次
①おひとりさまの終活とは? まず「もしも」の備えを整理しましょう

「おひとりさま」が終活で備えるべき4つのこと
一人暮らしの場合、入院・認知症・死亡などの「もしも」のとき、手続きを進めてくれる家族が近くにいないケースが多くあります。だからこそ、元気なうちに以下の4点を整理しておくことが大切です。
- ①財産・契約関係の整理:預貯金・保険・各種契約を一覧にまとめておく
- ②医療・介護の希望を伝える:延命治療の意思や、介護してほしい場所を記録する
- ③死後の事務を委任しておく:葬儀・納骨・役所への手続きを誰かにお願いする
- ④判断能力が低下した際の財産管理:成年後見制度や任意後見契約を検討する
福岡市が発行する「マイエンディングノート(令和7年度版)」には、これらをまとめて記録できるページがあります。介護の希望・終末期医療の意思・葬儀の希望・連絡してほしい人リストなど、おひとりさまが備えておくべき情報を一冊にまとめることができます。
(出典:福岡市「マイエンディングノート(令和7年度)」)
エンディングノートと遺言書の違いを知っておきましょう
エンディングノートに法的な効力はありません。財産の分け方などを法的に残したい場合は、別途「遺言書」の作成が必要です。一方で、エンディングノートは書き直しが自由で、気持ちの変化に合わせていつでも更新できる手軽さが魅力です。両方をうまく組み合わせて使うのがおすすめです。
(出典:福岡市「マイエンディングノート(令和7年度)」)
まず「書いてみよう」と思えた時が、始め時です。完璧に書こうとしなくて大丈夫ですよ。
②福岡市の「終活サポートセンター」|まず相談するならここ

福岡市社会福祉協議会が運営する無料相談窓口
おひとりさまの終活で「どこから始めればいいかわからない」と感じたら、まず相談できるのが福岡市社会福祉協議会の「終活サポートセンター」です。相続・葬儀・家財処分・権利擁護など、終活に関する幅広い相談を無料で受け付けています。
- 相談日時:月曜日〜金曜日 午前9時〜午後5時(祝休日・年末年始除く)
- 内容:終活全般の相談対応・専門機関への情報提供・終活出前講座など
- 予約制面談(毎週水曜日):終活アドバイザーまたは弁護士による相談(1人1時間まで)
- 料金:無料
- 場所:福岡市市民福祉プラザ3階(中央区荒戸3-3-39)
- 電話:092-406-0168
(出典:福岡市「マイエンディングノート(令和7年度)」終活相談窓口のご案内)
おひとりさま向けの「死後事務委任事業」もあります
福岡市社会福祉協議会では、死後の事務に不安を抱えるおひとりさまを対象に、葬儀・納骨・家財処分・役所の手続きなどを代わりに行う事業(ずーっとあんしん安らか事業・やすらかパック事業)を実施しています。いずれも契約ベースで事前に準備を整えておける仕組みです。
「ずーっとあんしん安らか事業」は、あらかじめ預託金を預け、亡くなった後に葬儀・納骨・家財処分などを預かった金額の範囲内で行う事業です。原則として子がいない方・頼れる親族がいない福岡市内在住の方が申し込めます。詳細は終活サポートセンターへお問い合わせください。
(出典:福岡市「マイエンディングノート(令和7年度)」)
③区役所の「ご遺族サポート窓口」|亡くなった後の手続きを一括サポート

福岡市の各区役所にワンストップ窓口があります
福岡市の各区役所には、「ご遺族サポート窓口」が設置されており、身近な方が亡くなった際に必要な手続き(健康保険・介護保険・年金・各種返却手続きなど)を一括してご案内しています。おひとりさまの場合、ご自身がその役を担うことも多いため、事前に知っておくと安心です。
各区の窓口では、複数の手続きを1か所でまとめてできるワンストップサービス(予約制)も用意されています。来庁希望日の前日正午までに事前予約することで、各窓口を回る手間が大幅に省けます。
- 東区:本館1階 市民課 ℡ 092-645-1046
- 博多区:3階 市民課 ℡ 092-419-1017
- 中央区:1階 専用電話 ℡ 092-718-1148
- 南区:1階 専用ダイヤル ℡ 092-559-5028
- 城南区:ワンストップ専用窓口 ℡ 092-833-4014
- 早良区:ご遺族サポート ℡ 092-821-5311(早良区版おくやみハンドブックより)
- 西区:市民課 予約電話 ℡ 092-895-7016
(出典:各区役所「ご遺族の手続きガイド」令和7年度版より)
おひとりさまが特に確認しておきたい主な手続き
単身の方が亡くなった場合、関係通知の送付先がなくなるため、「送付先変更届」の手続きが特に重要になります。また、国民健康保険・後期高齢者医療に加入していた場合は葬祭費(3万円)の支給申請ができます。葬祭を行った日の翌日から2年以内が申請期限です。
(出典:福岡市東区・南区・中央区・博多区「ご遺族の手続きガイド」令和7年度版)
年金については、亡くなった方が国民年金のみを受給していた場合、生計を同じくしていた三親等内の親族が未支給年金を請求できます(亡くなった日から5年以内)。おひとりさまの場合は該当者がいないケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
(出典:城南区役所「おくやみ手続き」2026年版)
④成年後見制度と任意後見|判断能力が低下したときの備え

認知症になっても財産を守るための制度です
一人暮らしで認知症になった場合、財産の管理や契約行為を自分で行えなくなる可能性があります。そのために活用できるのが成年後見制度です。福岡市では、市長が後見開始審判の請求を行う「成年後見制度利用支援事業」も実施しており、頼れる親族がいない場合でも制度を利用できる仕組みがあります。
(出典:福岡市成年後見制度利用支援事業実施要綱)
また、まだ判断能力がしっかりしているうちに、自分で信頼できる人を後見人として選んでおく「任意後見制度」もあります。おひとりさまにとって、特に備えておきたい制度のひとつです。
福岡市成年後見推進センターへ無料相談できます
成年後見制度の利用を考えている方は、福岡市成年後見推進センターに無料で相談できます。火曜日から土曜日(祝休日・年末年始除く)の午前9時〜午後5時に電話でご相談ください。
(出典:福岡市「マイエンディングノート(令和7年度)」各種相談・手続き先一覧)
- 福岡市成年後見推進センター:℡ 092-753-6450
- 権利擁護センターぱあとなあ福岡:℡ 092-483-2941
- 成年後見センター・リーガルサポート福岡支部:℡ 092-738-7050
生活保護を受けている方も対象になる後見人報酬助成制度
成年後見制度を利用したくても、後見人への報酬支払いが難しい場合があります。福岡市では、生活保護受給者や報酬負担が困難な方に対して、後見人報酬の一部または全額を助成する制度があります。施設入所者は月額上限18,000円、在宅の方は月額上限28,000円が目安です。
(出典:福岡市成年後見制度利用支援事業実施要領 第8条)
⑤葬儀・お墓について|おひとりさまが生前に決めておくべきこと

葬儀の希望は生前に記録・相談しておきましょう
おひとりさまの場合、亡くなった後の葬儀を誰が、どのように執り行うかを事前に決めておくことが特に重要です。福岡市マイエンディングノートには、葬儀への考え方・喪主をお願いしたい人・宗教・場所・費用・遺影の希望などを書き留めるページがあります。「しなくてよい」「家族の考えに任せたい」という選択肢も記入できます。
(出典:福岡市「マイエンディングノート(令和7年度)」第4章 私のエンディング)
遺骨をどうするか|お墓・散骨・永代供養の選択肢
お墓の準備ができていない場合は、新たに購入するほか、永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨といった選択肢があります。散骨を希望する場合は、遺骨を視認できないよう粉状に砕く「粉骨」が必要です。また、地方自治体の条例により散骨が制限される地域があるため、事前に確認が必要です。
(出典:厚生労働省「散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)」)
遺骨を別のお墓に移したい場合(改葬)は、各区の生活環境課で「改葬許可申請」の手続きが必要です。
(出典:各区役所「ご遺族の手続きガイド」令和7年度版)
身寄りのない方の遺骨はどうなるの?
引き取り手がいない場合、市区町村が埋葬を行うことになります。厚生労働省・法務省の手引きでは、葬祭扶助(生活保護法)・墓埋法・行旅法の適用区分が整理されており、おひとりさまの死後の流れが公的に定められています。心配な方は、生前に終活サポートセンターへ相談しておくのが安心です。
(出典:厚生労働省・法務省「身寄りのない方が亡くなられた場合の遺留金等の取扱いの手引」令和7年10月第3次改訂)
⑥日常的な金銭管理のサポート|日常生活自立支援事業とは

認知症・障がいがある方の金銭管理を地域でサポートします
「認知症が進んで、自分でお金の管理ができなくなってきた…」という場合に利用できるのが日常生活自立支援事業です。認知症高齢者・知的障がい者・精神障がい者のうち判断能力が不十分な方が対象で、福祉サービスの利用援助・日常的な金銭管理などを支援してくれます。
この事業は、契約に基づいて利用者の意思を尊重しながら支援が行われます。成年後見制度に移行する前の段階として活用されることも多い制度です。各区の社会福祉協議会に相談窓口があります。
(出典:福岡市「マイエンディングノート(令和7年度)」)
- 東区社協事務所:℡ 092-643-8922
- 博多区社協事務所:℡ 092-436-3651
- 中央区社協事務所:℡ 092-737-6280
- 南区社協事務所:℡ 092-554-1039
- 城南区社協事務所:℡ 092-832-6427
- 早良区社協事務所:℡ 092-832-7383
- 西区社協事務所:℡ 092-895-3110
まとめ|おひとりさま終活で活用できる福岡市の主な支援5選
- ①終活サポートセンター(無料):相続・葬儀・権利擁護など終活全般を相談できる。予約制面談あり。℡ 092-406-0168(出典:福岡市マイエンディングノート)
- ②各区役所のご遺族サポート窓口:亡くなった後の手続きをワンストップでサポート。葬祭費(3万円)申請の窓口でもある(出典:各区「ご遺族の手続きガイド」令和7年度版)
- ③死後事務委任事業(ずーっとあんしん安らか事業等):葬儀・納骨・家財処分を生前契約で安心準備(出典:福岡市マイエンディングノート)
- ④成年後見推進センター(無料):認知症・判断能力が低下した際の財産管理を相談できる。℡ 092-753-6450(出典:福岡市成年後見制度利用支援事業実施要綱)
- ⑤日常生活自立支援事業:成年後見の前段階として、金銭管理・福祉サービス利用の支援を受けられる。各区社協が窓口(出典:福岡市マイエンディングノート)
一人でも、準備しておけば安心です。「何かあったとき」のために、まず相談だけでもしてみてください。相談することが、終活の最初の一歩になります。
📞 まずはお近くの窓口にご相談ください
終活のことは、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。福岡市には無料で相談できる公的な窓口がたくさんあります。難しく考えずに、まず電話一本かけてみましょう。窓口の方が親切に教えてくれます。
▶ 終活サポートセンター(福岡市社会福祉協議会):℡ 092-406-0168(月〜金 9:00〜17:00・無料)
▶ 成年後見推進センター:℡ 092-753-6450(火〜土 9:00〜17:00・無料)
▶ 各区役所 ご遺族サポート窓口(東区:092-645-1046 / 博多区:092-419-1017 / 中央区:092-718-1148 / 南区:092-559-5028 / 城南区:092-833-4014 / 西区:092-895-7016)
▶ 厚生労働省「身寄りのない方の遺留金等の取扱いの手引」(令和7年10月版)を読む
ちょっと気になったこと、ぜひ遠慮なく相談してみてください。

















