山口市のおひとりさまの終活|成年後見センター・おくやみ窓口・空き家対策を解説

本ページはプロモーションが含まれている場合があります。

「おひとりさまだから、相続は関係ない」――これは多くの場合、誤解です。配偶者も子もいなくても、きょうだいや甥・姪が相続人になることがあります。そして、きょうだいには遺留分がありません。この事実を知っているかどうかで、遺言書の書き方がまるごと変わります。この記事では、山口市でおひとりさまの終活を進める方に向けて、誰が相続人になるのかを中心に、成年後見センター、エンディングノート、おくやみ窓口、空き家までを整理します。

この記事の結論

  • 配偶者も子もいなくても、相続人がいることは珍しくありません
  • 順番は子 → 直系尊属(父母など) → きょうだいです
  • きょうだいが亡くなっていれば、甥・姪が相続人になります(一代限り)
  • きょうだい(およびその代襲者)には遺留分がありません
  • つまり遺言書を書けば、財産の全部を希望する相手に渡せる場合があります
  • 相続人が誰もいなければ、財産は最終的に国庫に入ります
  • 制度の内容・要件・費用は変わります。個別の判断は必ず専門家にご相談ください

この記事でわかること

  1. 成年後見センターの無料相談を使い切る準備
  2. エンディングノートに書く10項目
  3. おくやみ窓口と、死後の手続きの期限
  4. おひとりさまでも相続人はいることがある
  5. 法定相続人の順位
  6. きょうだいが相続人になる場合に起きること
  7. 代襲相続で甥・姪に及ぶ範囲
  8. 遺留分|遺言書でも動かせない部分
  9. 相続人を先に確かめておく3ステップ

おひとりさまの終活、まず何を考えればいいの?

おひとりさまの終活は、「片付け」ではありません。本質は、自分が判断できなくなったとき、そして亡くなったあとに、代わりに動く人を用意しておくことです。

備えるもの用意する手段作れる期限
倒れたときに気づいてもらう見守り、緊急通報、配食いつでも
救急のときに情報が伝わる紙1枚を冷蔵庫に貼る今日できます
お金の管理と契約任意後見、日常生活自立支援、法定後見任意後見は判断能力があるうち
医療とケアの希望人生会議いつでも
死後の実務死後事務委任契約判断能力があるうち
財産の行き先遺言書判断能力があるうち

この記事が中心に扱うのは、いちばん下の「財産の行き先」です。ここは「誰が相続人になるか」を知らないと、そもそも書きようがありません。

山口市の自治体サービス①:成年後見センターの無料相談

成年後見制度は、判断能力が十分でない方に代わって、財産の管理や契約の手続きを行う人を置く仕組みです。専用の相談窓口があると、制度の説明から専門家へのつなぎまで、一か所で相談できます。

※ 相談日・予約方法・対応の範囲は変わることがあります。必ず山口市の公式ページまたは窓口でご確認ください。

無料相談を使い切るための準備

  1. 聞きたいことを3つに絞って紙に書く……時間が限られているため、多いと全部が中途半端になります
  2. 分かる範囲の家系の図を書いていく……相続の相談では、これがないと話が進みません
  3. 通帳・保険証券・年金の通知の「ある場所のメモ」を持っていく
  4. 持ち家がある方は、固定資産税の納税通知書を持っていく
  5. 「次に何をすればよいか」を必ず聞いて帰る
  6. 担当者の名前を控えておく

家系の図は、手書きの走り書きで十分です

自分を真ん中に置いて、上に父母、横にきょうだい、その下に甥・姪を書くだけ。亡くなっている方には印をつけてください。これがあるだけで、「誰が相続人になるか」の話が一気に進みます。正確でなくて構いません。分からない部分は「不明」と書いてください。その不明な部分を確かめる方法も、相談で教えてもらえます。

山口市の自治体サービス②:エンディングノートの無料配布

自治体が配るノートには、市販のものにない利点があります。項目が絞られていて書き切りやすく、地域の相談先が前提になっていることです。

※ 配布の有無・入手方法・配布場所は変わることがあります。山口市の公式ページまたは窓口でご確認ください。

ノートは「法的な効力」を持ちません

エンディングノートは、気持ちと情報を伝えるための道具です。財産を誰に渡すかを決める効力はありません。そこは遺言書の役目です。「ノートに書いたから大丈夫」は、おひとりさまがいちばん陥りやすい誤解です。

ノートに書く10項目

項目書く内容なぜ必要か
本人の基本情報氏名、生年月日、本籍死亡届と戸籍集めの起点になります
親族の一覧きょうだい、甥・姪の氏名と連絡先相続人を探す手間が消えます
緊急連絡先2人以上の氏名と電話番号1人だと連絡が途切れます
医療のことかかりつけ医、持病、薬、アレルギー救急の場面で使われます
お金の置き場所金融機関名と支店名(暗証番号は書かない)探す手間がなくなります
借入の有無あるかないかだけでも書く相続放棄の判断に使われます
住まい持ち家か賃貸か、管理会社、鍵の場所片付けと解約に必要です
不動産所在地と地番(納税通知書のとおりに)相続登記に必要です
葬儀とお墓の希望形式、規模、納骨先短時間で判断を迫られる場面を減らします
遺言書の有無と保管場所法務局に預けている、など存在が知られないと執行されません

山口市の自治体サービス③:おくやみ窓口でワンストップ手続き

亡くなったあとに市役所で必要になる手続きを、まとめて案内してくれる窓口です。使うのは遺族や手続きをする立場の方で、本人ではありません。予約制の場合がありますので、市の公式ページでご確認ください。

死後の手続きを期限順に並べる

期限手続きどこで
7日以内死亡届、火葬許可の申請市役所
速やかに健康保険証などの返却市役所、勤務先
14日以内年金の受給停止、介護保険の資格喪失年金事務所、市役所
随時電気・ガス・水道、携帯電話などの解約各事業者
3か月以内相続放棄・限定承認家庭裁判所
4か月以内準確定申告税務署
10か月以内相続税の申告と納付税務署
2年以内葬祭費の申請市役所の保険年金の窓口
3年以内生命保険金の請求保険会社
3年以内相続登記の申請法務局

※ 期限の起算日は手続きによって異なります。全体像は死亡後の手続き一覧の記事にまとめています。

住まいのこと|空き家・相続・遺言書の準備も終活のひとつ

ここからが、この記事でいちばん力を入れた部分です。住まいも預金も、行き先は「相続」という仕組みで決まります。だから、まず「誰が相続人になるのか」を確かめるところから始めます。

おひとりさまでも、相続人はいることがあります

いちばん多い誤解がここです

「配偶者も子もいないから、相続人はいない」――そうとは限りません。父母が健在なら父母が、父母が亡くなっていてきょうだいがいればきょうだいが相続人になります。きょうだいも亡くなっていれば、その子(甥・姪)が相続人になります。何十年も会っていない相手でも、法律上は相続人です。

法定相続人の順位|誰が相続するのか

順位誰が代襲(亡くなっていた場合)遺留分
常に配偶者―あります
第1順位子孫、ひ孫へと続きますあります
第2順位直系尊属(父母、祖父母)近い世代が優先されますあります
第3順位兄弟姉妹甥・姪まで(一代限り)ありません

※ 上位の順位の方がいる場合、下位の順位の方は相続人になりません。編集部が民法の規定をもとに整理した一般的な内容です。個別の事情によって結論が異なることがありますので、具体的な判断は弁護士・司法書士等の専門家にご相談ください。

きょうだいが相続人になる場合に起きること

起きることなぜそうなるか本人にできる備え
疎遠な相手に連絡が行く戸籍をたどって相続人が特定されます連絡が行くことを先に伝えておく
相続人が高齢で動けないきょうだいは同世代だからです遺言執行者を指定しておく
人数が多く、話がまとまらないきょうだいが多いほど当事者が増えます遺言書で分け方を決めておく
戸籍をそろえるのが大変になる父母の出生までさかのぼる必要があります生前に戸籍を集めておく
不動産の名義変更が進まない相続人全員の関与が必要になります売却か、行き先の指定を先にする
相続放棄されることがある負担が大きい、事情を知らないなど借入の有無を書き残しておく

代襲相続|甥・姪が相続人になる仕組み

子の系統の代襲

  • 子が先に亡くなっていれば孫
  • 孫も亡くなっていればひ孫
  • 下の世代へ続いていきます

きょうだいの系統の代襲

  • きょうだいが先に亡くなっていれば甥・姪
  • 甥・姪までで止まります(一代限り)
  • 甥・姪の子には及びません

ここは間違えやすい部分です。子の系統は下の世代へ続きますが、きょうだいの系統は甥・姪の一代限りで止まります。つまり、甥・姪も亡くなっていれば、その時点で相続人がいないことになります。

相続人がいない場合、財産はどうなるか

順番何が起きるか
1家庭裁判所が相続財産の清算人を選任します(申立てが必要です)
2相続人を探す公告が行われます
3債権者や受遺者へ支払いが行われます
4特別縁故者がいる場合、申立てにより分与されることがあります
5残った財産は国庫に入ります

「特別縁故者」として認められるには、その人自身が家庭裁判所に申し立てる必要があり、認められるとは限りません。お世話になった方や団体に渡したい希望があるなら、遺言書がなければ実現しません。

遺留分|遺言書でも動かせない部分

遺留分とは、一定の相続人に法律上保障されている取り分です。遺言書でこれを下回る内容にした場合、その相続人は不足分をお金で請求できます。

相続人遺留分おひとりさまにとっての意味
配偶者あります―
子(および代襲者)あります―
直系尊属(父母など)ありますご健在なら考慮が必要です
兄弟姉妹(および甥・姪)ありません遺言書で全部を他の相手に渡せます

これが、おひとりさま終活で最も実務的な事実です

相続人がきょうだい(または甥・姪)だけの場合、遺留分はありません。つまり、遺言書に「全財産を◯◯へ」と書けば、そのとおりになります。お世話になった方、通っていた施設、寄付したい団体――希望があるなら、遺言書ひとつで実現できます。逆に、遺言書がなければ、疎遠なきょうだいや甥・姪へ自動的に渡ります。どちらが自分の希望に近いかを、一度考えてみてください。

※ 個別の事情によって結論が異なることがあります。遺言書の作成にあたっては、公証役場または弁護士・司法書士・行政書士等の専門家にご相談ください。遺留分の計算方法についても専門家にご確認ください。

相続人を先に確かめておく3ステップ

  1. 家系の図を書く……自分を真ん中に、上に父母、横にきょうだい、その下に甥・姪。亡くなっている方には印をつけます
  2. 自分の戸籍を出生までさかのぼって取る……本籍地の市区町村へ請求します。先に「本籍の記載あり」の住民票を取ると起点が分かります
  3. 専門家に見てもらう……把握していないきょうだいが判明することがあります。無料相談でも、図を持っていけば話が進みます

生前に戸籍を集めておくと、あとが劇的に楽になります

相続の手続きには「出生から死亡までの連続した戸籍」が必要です。転籍が多いほど通数が増え、遠方の役所への郵送請求は1往復に1〜2週間かかります。生前に一度そろえて封筒に入れておけば、あとで必要になるのは「死亡の記載がある戸籍」1通だけになります。手続きをする人の作業が、数か月から数日に縮みます。

空き家対策|空き家にしないための3つの出口

出口向いている場合先に決めること注意点
生前に売る施設への入所費用にあてたい。管理が負担売却の時期と、住み替え先判断能力があるうちでないと売れません
貸す・活用する手放したくないが、空けたくない修繕の範囲と管理の依頼先借り手がついた後は自由に使えません
遺言書で行き先を決める最後まで住み続けたい誰に渡すか、渡す人がいなければどうするか受け取る側にも登記と管理の負担が移ります

相続人が複数いると、家はいちばん動かなくなります

預金は分けられますが、家は分けられません。きょうだいが3人いれば、3人で話をまとめる必要があります。全員が高齢だったり、遠方だったりすると、そこで止まります。その間に建物は傷み、管理されていない状態が続けば固定資産税の住宅用地の特例が外れる場合もあります。「売って現金に換えてから渡す」と遺言書に書く方法もあります。その場合は遺言執行者の指定が不可欠です。片付けの進め方は実家の片付けの記事が参考になります。

遺言書3種の比較と遺言執行者

比べる点自筆証書遺言自筆+法務局の保管公正証書遺言
作り方自分で書きます自分で書いて預けます公証人が作成します
費用かかりません3,900円財産額に応じた手数料
紛失・改ざん起こりえます防げます防げます
検認必要不要不要
証人不要不要2人必要
おひとりさま向き△◯◎

どの方式でも、遺言執行者の指定を忘れないでください。執行者は預貯金の解約、不動産の名義変更、遺言の内容に従った引き渡しを行う人です。相続人が高齢だったり遠方だったりするおひとりさまの場合、指定がないと書面が紙のまま残ります。親族でなくて構わず、専門家を指定できます。

死後事務委任契約|実務を頼む相手

  • 死亡の連絡を、誰に入れるか
  • 葬儀の形式と、依頼する事業者
  • 火葬と、遺骨の行き先(納骨まで含めること)
  • 住まいの明け渡しと、家財の処分
  • 電気・ガス・水道、通信の解約
  • 市役所での届出
  • 入院費や施設の利用料の精算
  • 費用をどこから支払うか(預託金の扱いと管理方法)

遺言書だけでは、葬儀も納骨も部屋の片付けも動きません。役割が重なっていないため、おひとりさまには両方が必要になります。どちらも判断能力があるうちにしか作れません。

今日からできる10のこと

  1. 紙に家系の図を書く……自分、父母、きょうだい、甥・姪。走り書きで構いません
  2. 亡くなっている方に印をつける……これで相続人の見当がつきます
  3. 住民票を「本籍の記載あり」で取る
  4. 紙1枚に、かかりつけ医・持病・薬・緊急連絡先を書いて冷蔵庫に貼る
  5. 貼ったことを、誰か1人に伝える
  6. 借入があるかないかを、紙に1行書く
  7. 渡したい相手がいるかどうか、1行書いてみる
  8. 持ち家がある方は、固定資産税の納税通知書を出す
  9. 成年後見センターの無料相談の日程を、市の公式ページで調べる
  10. 家系の図を持って、相談に行く日を決める

よくある失敗と、その防ぎ方

失敗何が起きたか防ぎ方
「相続人はいない」と思い込んでいた疎遠な甥・姪に全部が渡った家系の図を書いて確かめる
きょうだいに遺留分があると思っていた遺言書で全部を渡せたのに、書かなかったきょうだいに遺留分はありません
ノートに「預金は◯◯へ」と書いた法的な効力がなく、そのとおりにならなかった遺言書に書く
遺言書に執行者を書かなかった相続人が高齢で動けず、手続きが止まった執行者を必ず指定する
戸籍を集めていなかった手続きをする人が数か月足止めされた生前に出生までそろえておく
借入の有無を書き残さなかった相続放棄の判断ができず、3か月が過ぎたあるかないかだけでも書く
家の出口を決めていなかった相続人が複数いて、話がまとまらなかった売るか、行き先を指定するか決める

よくある質問(FAQ)

配偶者も子もいません。相続人はいませんか。
いる可能性があります。父母などの直系尊属がご健在ならその方が、亡くなっていてきょうだいがいればきょうだいが相続人になります。きょうだいも亡くなっていれば、その子である甥・姪が相続人になります。何十年も会っていない相手でも、法律上は相続人です。まず家系の図を書いて確かめてください。
甥や姪の子も相続人になりますか。
なりません。きょうだいの系統の代襲は甥・姪までの一代限りです。子の系統は孫・ひ孫へと続きますが、きょうだいの系統はそこで止まります。つまり、甥・姪も亡くなっていれば、その時点で相続人がいないことになります。
きょうだいに遺留分はありますか。
ありません。遺留分があるのは配偶者・子(および代襲者)・直系尊属です。兄弟姉妹および甥・姪には遺留分がありません。したがって、相続人がきょうだいだけの場合、遺言書に「全財産を◯◯へ」と書けば、そのとおりになります。これはおひとりさまにとって、最も実務的な意味を持つ事実のひとつです。
遺言書を書かないと、どうなりますか。
法律で決まった順番のとおりに、相続人へ渡ります。疎遠なきょうだいや甥・姪であっても同じです。相続人が誰もいない場合は、手続きを経て最終的に国庫に入ります。お世話になった方や団体へ渡したい希望があるなら、遺言書がなければ実現しません。
把握していないきょうだいがいるかもしれません。
戸籍をたどれば分かります。ご自分の戸籍を出生までさかのぼって取ると、父母の子として記載されている方が確認できます。実際に、把握していなかったきょうだいが判明することがあります。まず本籍の記載ありの住民票を取り、本籍地の市区町村に戸籍を請求してください。難しければ、家系の図を持って専門家の無料相談へ。
相続人が高齢で、手続きできそうにありません。
遺言執行者を指定しておいてください。執行者は預貯金の解約や不動産の名義変更を行う人で、親族でなくて構わず、専門家を指定できます。きょうだいが相続人になるおひとりさまの場合、相続人も同世代で高齢というのが普通です。指定がないと、書面があっても動きません。
家を売って現金にしてから渡すことはできますか。
できます。遺言書に「換価して、その代金を◯◯へ」と書く方法があります。この場合、遺言執行者の指定が不可欠です。実際に売って渡す人がいなければ実現しないためです。不動産は分けられないので、相続人が複数いる場合はとくに有効な方法です。書き方は専門家にご相談ください。
戸籍は、生前に集めておいたほうがよいですか。
強くおすすめします。相続の手続きには「出生から死亡までの連続した戸籍」が必要で、転籍が多いほど通数が増えます。遠方への郵送請求は1往復に1〜2週間かかります。生前にそろえて封筒に入れておけば、あとで必要になるのは「死亡の記載がある戸籍」1通だけになります。
相続人に連絡が行くのを避けたいのですが。
相続人であることは、遺言書では変えられません。ただし、遺言書で財産の行き先を決め、遺言執行者を指定しておけば、相続人が判断や手続きに関わる場面を減らせます。あわせて死後事務委任契約を結んでおけば、葬儀や片付けで連絡が行く場面も減らせます。
成年後見センターの無料相談では、相続の話もできますか。
対応の範囲は窓口によって異なります。後見が中心の窓口でも、相続や遺言について「どこへ相談すればよいか」は案内してもらえます。相談日・予約方法・対応範囲は山口市の公式ページまたは窓口でご確認ください。家系の図を持っていくと、どの窓口でも話が早く進みます。
入院のとき、身元保証人がいなくて断られませんか。
身元保証人等がいないことのみを理由に入院を拒否することは、医師法に反するとされており、国から医療機関に通知が出ています。断られた場合は、まず病院の相談室(医療ソーシャルワーカー)にご相談ください。解決しない場合は、市役所や地域包括支援センターに相談する道があります。
今日1つだけやるとしたら、何ですか。
紙に家系の図を書いてください。自分を真ん中に、上に父母、横にきょうだい、その下に甥・姪。亡くなっている方に印をつけるだけで、誰が相続人になるかの見当がつきます。走り書きで構いません。分からない部分は「不明」と書いて、それを持って相談に行ってください。

まとめ|山口市のおひとりさま終活、5つのポイント

  • 家系の図を書いて、相続人を確かめる「相続人はいない」は思い込みのことが多いです。きょうだい、甥・姪まで見てください。
  • きょうだいには遺留分がないことを知っておく遺言書で全部を希望する相手に渡せます。おひとりさまにとって最も実務的な事実です。
  • 遺言書を書き、遺言執行者を指定する相続人が高齢でも動けるようにするためです。法務局の保管制度なら3,900円。
  • 戸籍を生前にそろえておく出生までさかのぼって封筒に。手続きをする人の作業が、数か月から数日に縮みます。
  • 家の出口を決める不動産は分けられません。売る・貸す・行き先を指定する。換価して渡す書き方もあります。

この5つのうち、市の窓口で進むのは1の相談部分です。2〜5は専門家と進める部分になります。だからこそ、成年後見センターの無料相談を入口にして、そこから専門家につないでもらうのが現実的です。

最後にもう一度。制度の内容も金額も変わります。この記事は「どこへ、何を聞きに行くか」の地図として使い、具体的な条件は必ず山口市の公式ページと窓口、そして専門家にご確認ください。

スポンサーリンク

次に読んでおきたい関連記事

本記事は、編集部が山口市および国の公的機関の公開情報をもとにまとめたものです。制度の名称・対象要件・実施の有無・金額・申込方法・窓口の配置は変更されることがあります。本記事では、変わりやすい個別の要件や金額をあえて記載していません。成年後見センターの相談日・予約方法・対応範囲、エンディングノートの配布状況、おくやみ窓口の予約方法については、必ず山口市の公式ホームページまたは窓口でご確認ください。相続人の範囲・代襲相続・遺留分に関する記述は、民法の規定をもとに編集部が一般的な内容を整理したものです。個別の事情によって結論が異なることがありますので、具体的な判断は必ず弁護士・司法書士等の専門家にご相談ください。遺言書の作成にあたっては、公証役場または弁護士・司法書士・行政書士等の専門家をご利用ください。登記に関する手続きは法務局または司法書士にご相談ください。収入等の条件によっては、法テラスの無料法律相談を利用できる場合があります。医療に関する記述は医学的な助言を行うものではありません。治療の選択については主治医および医療・ケアの担当者にご相談ください。身元保証等の民間サービスをご検討の際は、契約内容・費用・預託金の管理方法・解約条件を書面でご確認ください。契約や勧誘に関するトラブルは、消費者ホットライン「188」でご相談いただけます。

おすすめの記事