終活コーディネーター練習問題【葬儀編】全14問・解説付き

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終活コーディネーターをはじめ、終活系資格の取得を目指して勉強している方へ。この記事では、葬儀分野の基礎を確認できるオリジナル練習問題を全14問掲載しています。

「通夜と告別式の違いが曖昧」「家族葬や一日葬、直葬の違いが分からない」「火葬の手続きや香典マナーが混ざってしまう」という方も多いのではないでしょうか。

葬儀分野では、法律で決まっている手続きと、宗教・宗派・地域によって異なる慣習を分けて理解することが大切です。

本記事では、○×問題8問と選択問題6問を通して、通夜・葬儀・告別式、喪主と施主、家族葬、一日葬、直葬、火葬許可、香典、服装、副葬品などの基本知識を確認します。

この記事の問題について

本記事は、特定の資格試験の公式問題・過去問ではありません。終活や葬儀に関する一般的な基礎知識を確認するために作成したオリジナル練習問題です。

特定の資格団体が実施する試験問題を転載・再現したものではなく、試験で同じ問題が出題されることを保証するものでもありません。

葬儀の進め方やマナーは、宗教・宗派・地域・葬儀社・火葬場によって異なる場合があります。実際の葬儀では、葬儀社、宗教者、火葬場、自治体などの案内をご確認ください。

まず確認|この問題集で学べること

  • 通夜・葬儀・告別式の違い
  • 喪主と施主の役割
  • 家族葬・一日葬・直葬の特徴
  • 死亡後24時間以内の火葬に関する原則
  • 火葬許可証と火葬場のルール
  • 一般的な仏式葬儀の流れ
  • 葬儀費用と見積書を確認する重要性
  • 参列者の平服・香典の基本
  • 宗教・宗派による香典袋の表書きの違い
  • 棺に入れられない副葬品

終活コーディネーターの「葬儀」単元を学ぶポイント

終活コーディネーターの「葬儀」単元を学ぶポイント

終活コーディネーター資格の公式カリキュラムでは、「葬儀」が第5単元として設けられています。

公式案内によると、試験は指定教材から出題され、全40問・60分の選択式および○×形式です。合格基準は100点換算で70点以上とされています。

受験資格について

終活コーディネーター資格は、原則として全互協に加盟する互助会事業者、またはそのグループ企業に勤務している方を対象とした資格です。受験を検討している方は、公式サイトで最新の受験資格をご確認ください。

本記事は公式教材の代わりになるものではありません。指定教材を学んだ後の理解度チェックや、葬儀分野の復習用として活用してください。

一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団|終活コーディネーター資格認定制度

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この練習問題で確認するテーマ

  • 葬儀に使われる基本用語
  • 一般的な葬儀形式の違い
  • 葬儀を行うための行政手続き
  • 喪主・遺族・参列者の役割
  • 葬儀費用と契約時の注意点
  • 服装・香典・副葬品などの基本マナー

勉強のコツ

勉強のコツ

葬儀分野では、すべてを一つの決まりとして覚えないことが重要です。

火葬までの時間や火葬許可などは法律で定められています。一方、通夜の形式、香典袋の表書き、焼香の回数、棺に納める品などは、宗教・宗派・地域・施設によって異なる場合があります。

問題を解くときは、次の3つに分けて考えましょう。

  • 法律上のルールなのか
  • 一般的な葬儀の流れなのか
  • 宗教・宗派・地域ごとに異なる慣習なのか

【○×問題】葬儀編の練習問題1〜8

【○×問題】葬儀編の練習問題1〜8

まずは○×問題です。答えを見る前に、なぜそう考えたのかも整理してみましょう。

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問題1

通夜・葬儀・告別式は、すべて同じ意味の言葉である。○か×か。

答えと解説を見る

解答:×

通夜・葬儀・告別式は、関連する儀式ですが、それぞれ意味が異なります。

通夜は、一般に葬儀・告別式の前夜に、遺族や親しい人が故人を偲び、別れの時間を過ごす儀式です。

葬儀は、宗教的な考え方に基づいて故人を送り出す儀式を指します。告別式は、参列者が故人へ最後の別れを告げる社会的な儀式です。

現在は、葬儀と告別式を続けて行うことが多く、まとめて「葬儀・告別式」と呼ばれています。

出典:全日本冠婚葬祭互助協会「お葬式のマナー」

問題2

喪主と施主は、どのような葬儀でも必ず同じ人が務める。○か×か。

答えと解説を見る

解答:×

喪主は、遺族を代表して葬儀を執り行い、参列者への挨拶や葬儀社との打ち合わせなどを行う人です。

施主は、葬儀や法事の実施に関する責任者や費用負担者を指します。

一般的な個人葬では、喪主が施主を兼ねることが多くあります。しかし、社葬では、遺族が喪主を務め、会社が施主となることがあります。

そのため、喪主と施主が必ず同じとは限りません。

出典:全日本冠婚葬祭互助協会「喪主と施主のちがいは」

問題3

家族葬には法律上の明確な定義があり、法律上の親族しか参列できない。○か×か。

答えと解説を見る

解答:×

家族葬に、法律上の明確な定義や参列人数の決まりはありません。

一般には、家族や親族、故人と特に親しかった友人など、参列者の範囲を限定して行う小規模な葬儀を家族葬と呼びます。

「家族葬」という名称でも、親しい友人や知人が参列する場合があります。誰に参列してもらうかは、故人や遺族の希望に応じて決めます。

一方、参列を遠慮してもらう方への連絡方法や、葬儀後の弔問対応まで考えておくことも大切です。

参考:経済産業省「葬儀業に関する参考資料」

問題4

一日葬は、一般に通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を一日で行う葬儀形式である。○か×か。

答えと解説を見る

解答:○

一日葬は、一般に通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を一日で行う葬儀形式です。

通夜を省くため、遺族や参列者の時間的・身体的な負担を軽減できる場合があります。

ただし、前日の納棺や安置、葬儀社との打ち合わせなどは必要です。「一日ですべての準備が終わる」という意味ではありません。

また、菩提寺や宗派によっては一日葬に対応していない場合もあります。菩提寺がある方は、葬儀社だけでなく寺院にも事前に相談しましょう。

問題5

直葬・火葬式は、一般に通夜や葬儀・告別式を行わず、火葬を中心に見送る形式である。○か×か。

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解答:○

直葬や火葬式は、一般に通夜や葬儀・告別式を行わず、安置後に火葬場へ移動して火葬を行う形式です。

ただし、火葬炉の前で短い読経やお別れの時間を設ける場合もあり、内容は葬儀社、宗教者、火葬場によって異なります。

費用や負担を抑えやすい一方で、親族や知人が十分に別れの時間を持てなかったと感じる可能性もあります。

形式だけで選ぶのではなく、故人の希望、遺族の気持ち、菩提寺との関係などを確認することが大切です。

問題6

火葬は、原則として死亡後24時間を経過してからでなければ行えない。○か×か。

答えと解説を見る

解答:○

墓地、埋葬等に関する法律では、原則として死亡または死産後24時間を経過した後でなければ、埋葬や火葬をしてはならないと定められています。

そのため、直葬や火葬式であっても、死亡直後にそのまま火葬できるわけではありません。火葬までの間は、自宅、葬儀社の安置施設、火葬場の霊安室などで安置します。

感染症に関する法律などにより例外が設けられる場合もありますが、通常の葬儀では24時間経過後が原則です。

出典:厚生労働省「墓地、埋葬等に関する法律」

問題7

火葬は、火葬許可証がなくても、遺族の同意があれば任意の場所で行える。○か×か。

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解答:×

火葬を行うには、市区町村長の許可が必要です。死亡届などを提出し、自治体から火葬許可証の交付を受けます。

また、火葬は認可された火葬場以外の施設で行うことはできません。

実際には、葬儀社が死亡届や火葬許可申請を代行することも多くあります。ただし、遺族側でも、必要な書類や手続きの流れを把握しておくことが大切です。

出典:厚生労働省「墓地、埋葬等に関する法律」

問題8

葬儀社の広告に表示されたプラン料金だけを見れば、葬儀の最終的な支払総額も必ず分かる。○か×か。

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解答:×

広告に表示されたプラン料金に、葬儀で必要になるすべての費用が含まれているとは限りません。

火葬料金、式場使用料、安置料、搬送距離による追加料金、ドライアイス、宗教者へのお布施、料理、返礼品などが別料金になる場合があります。

消費者庁は、葬儀サービスの料金について、実際よりも著しく有利であると誤認させる表示をした事業者へ、景品表示法に基づく措置命令を行った事例を公表しています。

契約前には、何がプランに含まれ、何が追加費用になるのかを、書面の見積書で確認しましょう。

出典:消費者庁「葬儀サービスに関する景品表示法上の措置命令」

【選択問題】葬儀編の練習問題9〜14

【選択問題】葬儀編の練習問題9〜14

ここからは選択問題です。法律上のルールと、一般的な葬儀マナーの違いにも注意してください。

問題9

一般的な仏式の二日葬の流れとして、最も近いものはどれでしょう。

(1) 火葬 → 通夜 → 葬儀・告別式 → 納棺
(2) 安置・納棺 → 通夜 → 葬儀・告別式 → 出棺・火葬 → 収骨
(3) 通夜 → 火葬 → 納棺 → 葬儀・告別式
(4) 告別式 → 通夜 → 安置 → 火葬

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解答:(2) 安置・納棺 → 通夜 → 葬儀・告別式 → 出棺・火葬 → 収骨

一般的な仏式の二日葬では、故人を安置し、納棺を行った後、1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式、出棺、火葬、収骨という流れで進みます。

地域によっては、火葬を葬儀・告別式より先に行う「前火葬」の地域もあります。また、初七日法要を葬儀当日に繰り上げて行うこともあります。

そのため、この流れは全国共通の絶対的な順序ではなく、一般的な例として理解しましょう。

関連:告別式の流れ・マナー・服装・持ち物完全ガイド

問題10

一般的な葬儀における喪主の役割として、最も適切なものはどれでしょう。

(1) 火葬許可を出す行政機関として判断する
(2) 遺族を代表し、葬儀社との打ち合わせや参列者への挨拶を行う
(3) 必ずすべての葬儀費用を一人で負担する
(4) 宗教者に代わって読経や儀式を行う

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解答:(2) 遺族を代表し、葬儀社との打ち合わせや参列者への挨拶を行う

喪主は、遺族の代表として葬儀全体の方針を決め、葬儀社や宗教者との打ち合わせ、参列者への挨拶などを行います。

ただし、すべてを喪主一人で抱える必要はありません。受付、会計、連絡、親族対応などは、家族や親族で分担できます。

また、葬儀費用を誰が負担するかは、家族の事情や合意によって異なります。喪主が必ず全額を個人負担するという法律上の決まりはありません。

問題11

葬儀や法要の案内で「平服でお越しください」と指定された場合の服装として、最も適切なのはどれでしょう。

(1) Tシャツとデニムなど普段着でよい
(2) 派手な色や光沢のある服装を選ぶ
(3) 黒・濃紺・ダークグレーなど、地味で落ち着いた略喪服を選ぶ
(4) 必ず和装の正式喪服を着用する

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解答:(3) 黒・濃紺・ダークグレーなど、地味で落ち着いた略喪服を選ぶ

冠婚葬祭で使われる「平服」は、日常の普段着という意味ではありません。

葬儀や法要では、黒、濃紺、ダークグレーなどの落ち着いたスーツやワンピースなど、略喪服に当たる服装を選ぶのが一般的です。

華美な柄、強い光沢、大きな装飾、露出の多い服装は避けます。

ただし、服装の指定や葬儀形式によって適切な装いは異なります。案内状や遺族からの連絡がある場合は、その内容を優先しましょう。

関連:喪服のマナー完全ガイド|葬儀・お通夜・法事の服装とNG例を解説

問題12

通夜と葬儀・告別式の両方に参列する場合、香典を渡す回数として一般的なのはどれでしょう。

(1) 通夜と葬儀で1回ずつ、合計2回渡す
(2) どちらか一方で1回だけ渡す
(3) 毎回金額を変えて渡す
(4) 香典は必ず郵送する

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解答:(2) どちらか一方で1回だけ渡す

通夜と葬儀・告別式の両方に参列する場合でも、香典は一般にどちらか一方で1回だけ渡します。

通夜で香典を渡した場合、翌日の葬儀・告別式では受付で記帳だけを行う形が一般的です。

2回渡すと「不幸が重なる」ことを連想させるとして、避けられることがあります。

ただし、地域や遺族の方針によって対応が異なる場合があります。香典辞退の案内がある場合は、遺族の意向を尊重しましょう。

問題13

香典袋の表書きに関する説明として、最も適切なのはどれでしょう。

(1) どの宗教・宗派でも必ず「御霊前」を使う
(2) 宗教や宗派によって表書きが異なるため、事前に確認する
(3) 仏式・神式・キリスト教式はすべて「御仏前」を使う
(4) 表書きは書かず、氏名だけを書けばよい

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解答:(2) 宗教や宗派によって表書きが異なるため、事前に確認する

香典袋の表書きは、宗教・宗派によって異なります。

一般的な仏式では「御霊前」「御香典」「御香料」などが使われますが、浄土真宗では葬儀の段階から「御仏前」「御香典」「御香資」などが使われ、「御霊前」は用いない考え方があります。

神式では「御玉串料」「御榊料」、キリスト教式では「御花料」などが使われます。

宗教・宗派が分からない場合は、案内状を確認するか、葬儀社や遺族へ差し支えない範囲で確認すると安心です。

参考:浄土真宗本願寺派「よくあるご質問」

問題14

棺に入れる副葬品について、最も適切な説明はどれでしょう。

(1) 故人が好きだった物なら何でも入れられる
(2) スプレー缶や乾電池も少量なら入れられる
(3) 火葬炉や遺骨へ影響する品があるため、火葬場のルールを確認する
(4) 金属・ガラス・プラスチックほど燃えやすいため適している

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解答:(3) 火葬炉や遺骨へ影響する品があるため、火葬場のルールを確認する

棺に入れられる副葬品には制限があります。

スプレー缶、乾電池、ライターなどは、火葬中に破裂して火葬炉を損傷するおそれがあります。

金属、ガラス、プラスチック、ゴム製品などは、遺骨の損傷・変色、拾骨への支障、環境への影響につながる可能性があります。

大量の書籍、衣類、果物、飲料なども、不完全燃焼や火葬時間の延長につながる場合があります。

入れたい品がある場合は、自分で判断せず、葬儀社や利用する火葬場へ事前に確認しましょう。

出典:名古屋市「副葬品等についてのお願い」

採点結果|14問中何問正解できましたか?

正解数理解度の目安次にすること
12〜14問葬儀分野の基礎がよく定着しています公式教材で宗教・地域差や例外を確認しましょう
9〜11問基本的な流れは理解できています間違えた問題の解説と出典を読み直しましょう
5〜8問葬儀形式やマナーが一部混ざっている可能性があります法律・儀式・マナーに分けて復習しましょう
0〜4問これから基礎を固める段階です公式教材や葬儀の流れを確認して再挑戦しましょう

この採点結果は、本記事の内容に対する理解度の目安です。終活コーディネーター資格試験の公式な採点方法や合否判定を示すものではありません。

葬儀編で間違えやすいポイントまとめ

  • 通夜・葬儀・告別式は同じ意味ではない
    現在は連続して行われることが多いものの、それぞれ目的や意味が異なります。
  • 喪主と施主が異なる場合がある
    個人葬では同じ人が務めることが多いですが、社葬などでは分かれることがあります。
  • 家族葬に法律上の明確な参列範囲はない
    家族だけでなく、親しい友人などを招くこともあります。
  • 一日葬は通夜を省く形式
    直葬・火葬式は、通夜や葬儀・告別式を省き、火葬を中心に行う形式です。
  • 火葬は原則として死亡後24時間を経過してから
    遺族の希望だけで、死亡直後に火葬できるわけではありません。
  • 火葬には自治体の許可が必要
    火葬許可証の交付を受け、認可された火葬場で行います。
  • 広告価格と最終総額が同じとは限らない
    火葬料、安置料、搬送、料理、返礼品などの追加費用を確認します。
  • 「平服」は普段着ではない
    葬儀や法要では、落ち着いた色の略喪服を指すことが一般的です。
  • 香典の表書きは宗教・宗派によって異なる
    浄土真宗、神式、キリスト教式などでは使われる表書きが異なります。
  • 副葬品は火葬場のルールを優先する
    危険物、金属、ガラス、プラスチックなどは入れられないことがあります。

次のステップ|相続編と総合クイズにも挑戦しよう

葬儀編を解き終えたら、相続、お墓・供養、介護、医療、エンディングノートなど、ほかの分野も少しずつ学んでいきましょう。

関連記事で葬儀分野を復習する

公式・参考情報

【免責事項】
本記事は、終活・葬儀・火葬・香典・喪服などに関する一般的な学習用のオリジナル練習問題です。特定の資格試験の公式問題・過去問ではなく、試験での出題や合格を保証するものではありません。葬儀の形式、宗教儀礼、香典、服装、焼香、副葬品などの扱いは、宗教・宗派・地域・葬儀社・寺院・教会・神社・火葬場によって異なります。実際の対応については、葬儀社、宗教者、自治体、火葬場などの案内をご確認ください。

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