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「おしゃれな死装束」と聞くと、どんな衣装をイメージするでしょうか。
「終活用ドレス」
「終活のためのドレス」
こう聞くとどんなドレスを思い浮かべますか?
この記事では終活用ドレスであるエンディングドレスのことがわかりやすく理解できる内容としてまとめています。
▼この記事を読んで理解できること ・エンディングドレスの意味や歴史 ・エンディングドレスの販売情報 ・エンディングドレスを自分で作る方法 |
目次
エンディングドレスとは?
エンディングドレスとは、納棺のときにご遺体に着せる衣装のことをいいます。
そのため、終活.comではエンディングドレスを終活用ドレスという形で見解しています。
納棺時に着せる衣装といえば死装束(読み方:しにしょうぞく)のことをイメージされる方も多いと思います。
「もの」としてはエンディングドレスと死装束は違うものですが、納棺時に着せる衣装という意味では共通していると思います。
日本だけでなく世界でも死装束は存在し、宗教や文化によってその形も異なります。
例えばキリスト教圏で装束ではなく布をまとわせる文化や、フューネラルドレスと呼ばれる欧米の文化がありますが、すべて死装束の一種とされています。
仏教圏では仏衣(ぶつい)と呼ばれる白い着物が一般的だと思いますが、日本でも宗派や地域によって違いがあります。
神式では浄衣(じょうえ)という袴スタイル、キリスト教式は特に決まりはないとされています。
エンディングドレスの歴史
エンディングドレスの誕生は、終活という言葉が2010年に新語・流行語大賞にノミネートされ、広がり始めた2012年に遡ります。
2012年、日本のアンビエンス社がエンディングドレスのブランド「エテルナ(AETERNA)」を立ち上げました。
「最後まで、ステキな私で」というキャッチフレーズで当時の葬儀業界誌でも取り上げられました(以下参考)。
▼日刊葬儀新聞社が主催する「日本葬祭アワード2012大賞」にエテルナが選出
出典:日刊葬儀新聞
ちなみに、2019年9月現在アンビエンス社およびエテルナの詳細がわかるサイト・ホームページが確認できません。
エテルナ以降、現在に至るまで各社エンディングドレスの販売を開始しています。
エテルナを立ち上げたアンビエンス社は、エンディングドレスの草分け的存在だといえるんじゃないでしょうか。
次の項目では、エンディングドレスの通販事情を販売情報とあわせて紹介していきたいと思います。
エンディングドレスの通販
エンディングドレスの販売は基本的に通販となっています。
ここでは、エンディングドレスの販売を行っているブランドの通販情報をいくつかピックアップして紹介していきます。
プチクレーン(PETT CRANE)
出典:プチクレーン(PETIT CRANE)
プチクレーン概要
2013年にエンディングドレス・メーカーとして合同会社プチクレーンを設立しました。
安心の国内縫製・国産生地で、終活を真剣にお考えの女性をターゲットにプチクレーンのエンディングドレスは企画・製造されています。
プチクレーン基本情報
ブランド名 | プチクレーン(PETIT CRANE) |
通販サイト | プチクレーン(PETIT CRANE) |
価格帯 | 78,000円~280,000円(税別) |
お支払い方法 | 銀行振込・郵便振替・クレジット決済・代金引換 |
プチクレーンではエンディングドレスの他に、ベールやソックスなどの小物・仏具も販売されています。
プリューミーガウン(PLUMY GOWN)
動画からプリューミーガウンのエンディングドレスがどんな感じなのか、垣間見ることができます。
プリューミーガウン概要
プリューミーガウン(PLUMY GOWN)は、終活カウンセラーの池田美紀さんがデザイン・プロデュースするエンディングドレスブランドです。
池田さんは10年間アメリカでファッションデザイナーとしてのキャリアを持ち、ファッションを通じて家族のためにできることを考えた想いから、エンディングドレスを作ることを決めたそうです。
プリューミーガウン基本情報
ブランド名 | プリューミーガウン(PLUMY GOWN) |
通販サイト | プリューミーガウン(PLUMY GOWN) |
価格帯 | オリジナル・シリーズ:49,800円~64,800円(税別) クラシック・シリーズ:98,000円(税別) ロイヤル・シリーズ:148,000円(税別) |
お支払い方法 | 銀行振込・代金引換・クレジット決済 |
ちなみに、プリューミー(PLUMY)が羽、ガウン(GOWN)がまとう、天使の羽にくるまれるという意味が込められているそうです。
ハッピーエンド(Happy End)
上の動画はハッピーエンドがテレビ番組で取り上げられた様子がわかる動画です。
ハッピーエンド概要
ハッピーエンド(Happy End)は通販での購入も可能ですが、2017年に全国初となるエンディングドレスの路面店をオープンしています。
コンセプトが「天国へのお嫁入りドレス」というだけあって、ドレスのデザインがウェディングドレスのような雰囲気となっています。
ハッピーエンド基本情報
ブランド名 | ハッピーエンド(Happy End) |
通販サイト | ハッピーエンド(Happy End) |
価格帯 | 89,000円~148,000円(税別) |
お支払い方法 | クレジット決済・銀行振込 |
エンディングドレスの他、ペット用のエンディングケープも販売されています。
ハッピーエンドの路面店へのアクセスは以下を参考にしてください。
住所:〒005-0040 北海道札幌市南区藻岩下2-2-25
TEL:050-3852-4846
FAX:011-205-0018
Email:info@happy-end.jp
※札幌市内のご指定の場所まで送迎有り(詳しくはお問い合わせください)
全国初のエンディングドレスの路面店ハッピーエンド、通販もありますがお近くの女性の方は一度アクセスしてみるのもよいでしょう。
さくらさくら
4年ぶりにホームページが新しくなりました。
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••法人の方へ是非ご覧ください。 pic.twitter.com/G6VE1xUwO2
— 【公式】おみおくり、という正装。〜エンディングドレスのさくらさくら®︎ (@sakurasakuralun) August 7, 2019
ホームページがリニューアル(2019年8月)されたことがわかるツイートになっていますね。
さくらさくら概要
さくらさくらのエンディングドレスは、制作する会社の代表の方が最愛の人を亡くし、おみおくりの際「何かしてあげられることはなかったのか」といった後悔の想い、供養の意義で「ありがとう」を伝える手段として誕生したそうです。
「おみおくり、という正装」このコンセプトのこだわりが伺えるラインナップになっているように感じられます。
さくらさくら基本情報
ブランド名 | さくらさくら |
通販サイト | さくらさくら |
価格帯 | ドレスタイプ:40,000円~160,000円 着物タイプ:30,000円~250,000円(税別) |
お支払い方法 | 代金引換(佐川急便e-コレクト)・クレジット決済 |
エンディングドレス・着物以外にも小物やアクセサリーも取り扱っています。
~エンディングドレス余談~
紹介したハッピーエンドは札幌なので北海道ですが、その他のプチクレーン・プリューミーガウン・さくらさくら、いずれも会社母体が福岡になります。
たまたまなのか何か理由があるのか真意の程はわかりませんが、福岡の方はもしかしたらエンディングドレスへの造詣がある程度深いのかもしれないですよね。
その他の通販
エンディングドレスはAmazonなどでも購入することができます。
上のエンディングドレスでお値段50,000円台、前述した各ブランドの価格帯を思うに平均的な料金になっているんじゃないでしょうか。
エンディングドレスの通販に関して紹介しましたが、各ブランド共通して通販ご利用の際は以下のことに気をつけるようにしましょう。
・商品発送や送料に関する把握
・決済に関する把握
・返品に関する把握
その他、些細なことでも気になることは問い合わせし、確認するとよいでしょう。
エンディングドレスの作り方
エンディングドレスは既製品を購入するだけでなく自身で作ることも可能です。
ただ、裁縫が好きな方や洋服の知識がある方以外の場合「自分でエンディングドレスなんてどう作るの?」と感じてしまうと思います。
作り方としてはいくつかありますので、簡単に紹介しておきます。
着物地からドレスにリメイク
着物地からドレスにリメイクする様子がわかる動画になっています。
不要な着物地をお持ちの場合など、参考にしてみるとよいでしょう。
また、喪服着物をフォーマル(洋装)の喪服へリメイクしてくれる業者「着物再生工場」を活用される方もいるようです。
型紙なしで1日でドレスを作る方法
上の動画は型紙(型として切った紙)を作らずに1日でドレスを作る方法になります。
ミシンが必要になりますが、Amazonなどで2,000円台で購入することができます。
エンディングドレスを自作する場合、ある程度は洋服や裁縫の知識があったほうが何かとスムーズだとは思います。
ただ、ミシンやドレスの生地などを自分で購入しても何万円もかかることがない、というのが自分で作るメリットだといえます。
もちろん自身のこだわりが強いほど費用はかかるかもしれませんが、それでも既製品を購入するよりは安く済むんじゃないでしょうか。
先に紹介したように専門の通販で購入するのがいいのか?
自分で作るほうがいいのか?
自分で作るにしても値段の安さだけが全てではないとも思います。
自身の最期のときを考えて、自分が納得する形で選択するのが最良じゃないかと思います。
まとめ
エンディングドレスについて紹介しました。
最後に要点をまとめると
・エンディングドレスとは、納棺のときにご遺体に着せる衣装のこと
・エンディングドレスの購入方法は通販(一部実店舗有り)で、平均価格は60,000円前後
・エンディングドレスを自分で作る場合、基本的には既製品購入よりも安い(こだわりの程度にもよる)
ちなみに、エンディングドレスのコンセプトやキャッチコピーとして
「最後まで、ステキな私で」
「旅立ちの衣装」
「天国へのお嫁入りドレス」
など、これまで各社素敵なキャッチコピーを打ち出しています。
終活.comが「エンディングドレス」という括りでキャッチコピーをつけるならこう言いたいです。
週末はおしゃれに。終末はもっとおしゃれに。
最期のとき、これまでで一番自分らしくおしゃれでいきたいものです。
今回紹介したエンディングドレスは納棺時に故人に着せる衣装ですが、あわせて納棺についてまとめた記事も是非お読みください。