遺影写真のサイズ一覧|四つ切り・L判の実寸mm早見表と必要な画素数

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遺影写真のサイズは「四つ切り」と「L判」の2つを押さえれば、ほとんどの場面で困りません。祭壇に飾る大きいほうが四つ切り、焼香台や後飾りに置く小さいほうがL判・2L判です。

ただ、実際に写真を選んだり、スマホの写真を使えるか判断したりするときには、実寸が何ミリなのか、縦横比はいくつか、何画素あれば足りるのか——この3つが必要になります。

この記事では、その3つを早見表で示したうえで、写真の選び方・服装・加工・飾り方・処分までを一度に整理します。

先に結論だけ

  • 祭壇用は四つ切り(254×305mm)が最も一般的です
  • 焼香台・後飾り用はL判(89×127mm)または2L判(127×178mm)
  • 縦横比は四つ切りが約1:1.2、L判が約1:1.43と異なります。同じ写真をそのまま両方に使うと切れる部分が変わります
  • スマホ写真でも1,000万画素あれば四つ切りに耐えます(近年の機種はほぼ該当)
  • 大切なのは画素数より「顔が大きく写っているか」「ピントが合っているか」
  • 背景・服装はデジタル加工で変えられます。顔さえ写っていれば何とかなります

目次

  1. 遺影写真のサイズ早見表【実寸mmと縦横比】
  2. 額縁を含めた外寸の目安
  3. 四つ切りとL判をどう使い分けるか
  4. 小さいサイズ(L判・2L判)を選ぶ場合
  5. 必要な画素数の早見表【300dpi/200dpi】
  6. スマホの写真は使えるか【機種別の目安】
  7. 写真を選ぶときのチェック8項目
  8. 顔の大きさと構図の目安
  9. 服装の選び方 — 加工でどこまで変えられるか
  10. 背景の扱いと色の選び方
  11. 遺影写真の作り方3パターンと費用
  12. 生前に撮っておくという選択
  13. 遺影写真とは — いつから飾るものか
  14. 葬儀後の飾り方 — 四十九日・自宅での扱い
  15. 遺影写真の処分方法
  16. データで残しておくときの注意
  17. よくある質問
  18. まとめ

遺影写真のサイズ早見表【実寸mmと縦横比】

呼び名実寸(mm)インチ縦横比主な用途
L判89 × 1273.5 × 51 : 1.43後飾り・仏壇まわり・手元用
2L判127 × 1785 × 71 : 1.40焼香台・自宅用
キャビネ判120 × 1651 : 1.38焼香台・仏間
六つ切り203 × 2548 × 101 : 1.25小規模な祭壇・家族葬
四つ切り254 × 30510 × 121 : 1.20祭壇用の標準
大四つ切り(A4ワイド)279 × 35611 × 141 : 1.28大きめの祭壇
A4210 × 2971 : 1.41家庭用プリンターで作る場合
半切356 × 43214 × 171 : 1.21大規模な社葬など

※ 呼び名と実寸は写真店・葬儀社によって数ミリ前後することがあります。額装済みで受け取る場合は、下の「額縁を含めた外寸」も確認してください。

縦横比が違う点に注意

四つ切りは1:1.20、L判は1:1.43と、比率がかなり違います。同じ写真を両方のサイズで作ると、上下または左右で切れる範囲が変わります。四つ切りに合わせると、L判では髪の上や肩が切れることがあります。両方作る場合は、写真店に「両方作りたい」と最初に伝えてください。

額縁を含めた外寸の目安

飾る場所の寸法を測るときは、写真本体ではなく額縁の外寸が必要です。

写真サイズ写真本体額縁を含む外寸の目安飾る場所
L判89 × 127mm約 130 × 170mm仏壇の脇、サイドボードの上
2L判127 × 178mm約 175 × 225mm後飾り祭壇、棚の上
キャビネ判120 × 165mm約 170 × 215mm焼香台
六つ切り203 × 254mm約 280 × 330mm小さめの祭壇
四つ切り254 × 305mm約 335 × 390mm祭壇中央、鴨居の上
大四つ切り279 × 356mm約 360 × 440mm大きめの祭壇

※ 額縁の幅(マット・フレームの太さ)によって変わります。上の外寸は一般的な遺影額を想定した編集部の目安です。

鴨居に飾るなら奥行きも確認

和室の鴨居に掛ける場合、額縁の厚み(奥行き)が30〜50mm程度あります。鴨居の上に載せるのではなく、専用の額受けや紐で吊るす形になるため、設置方法も併せて写真店に相談してください。近年は薄型・軽量の額も増えています。

四つ切りとL判をどう使い分けるか

場面適したサイズ理由
葬儀の祭壇中央四つ切り会場の後方からでも顔が分かる大きさ
焼香台の上キャビネ判・2L判参列者が手を合わせる位置に置く
後飾り祭壇(自宅)2L判・L判四十九日まで自宅に置くため、大きすぎない
仏壇の脇L判仏壇の中には入れないのが一般的
持ち歩き・手元用L判財布・手帳に入るサイズ
家族葬・小規模な葬儀六つ切り会場に合わせて小さめに
社葬・大規模な葬儀大四つ切り・半切会場の広さに合わせる

多くの葬儀プランは「四つ切り1枚+小さいサイズ1〜2枚」

葬儀社のプランには、祭壇用の四つ切りと、焼香台・後飾り用の小さいサイズがセットで含まれていることがほとんどです。追加で作ると1枚あたり数千円〜1万円程度かかります。何サイズが何枚含まれているかを見積書で確認してください。

小さいサイズ(L判・2L判)を選ぶ場合

近年は「大きな遺影は置き場所に困る」という理由から、小さいサイズを選ぶ方が増えています。

小さいサイズが向く場面

  • 家族葬・直葬で参列者が少ない
  • マンションで飾る場所が限られる
  • 四十九日以降も日常的に飾りたい
  • 仏壇の脇に置きたい
  • 兄弟姉妹それぞれに配りたい
  • 先祖の遺影が既に何枚もある

大きいサイズが必要な場面

  • 会葬者が多い(後方から見える必要がある)
  • 広い会場・ホールを使う
  • 祭壇の中央に据える
  • 先祖の遺影と大きさを揃えたい
  • 和室の鴨居に飾る慣習がある

「祭壇用は大きく、家に残すものは小さく」が実用的

葬儀のときだけ四つ切りを使い、自宅に残すのはL判・2L判にする——この分け方が、飾る場所に困らず現実的です。四つ切りは葬儀後に丸めて保管するか、写真店でデータだけ残してもらう方法もあります。

必要な画素数の早見表【300dpi/200dpi】

「この写真で四つ切りに伸ばせるのか」を判断するための表です。300dpiは印刷品質、200dpiは遺影として実用に耐える下限と考えてください。

サイズ300dpi(きれいに仕上がる)200dpi(実用の下限)
L判1,051 × 1,500px(約160万画素)701 × 1,000px(約70万画素)
2L判1,500 × 2,102px(約320万画素)1,000 × 1,402px(約140万画素)
キャビネ判1,417 × 1,949px(約280万画素)945 × 1,299px(約120万画素)
六つ切り2,398 × 3,000px(約720万画素)1,598 × 2,000px(約320万画素)
四つ切り3,000 × 3,602px(約1,080万画素)2,000 × 2,402px(約480万画素)
大四つ切り3,295 × 4,205px(約1,390万画素)2,197 × 2,803px(約620万画素)
A42,480 × 3,508px(約870万画素)1,654 × 2,339px(約390万画素)
半切4,205 × 5,102px(約2,150万画素)2,803 × 3,402px(約950万画素)

※ 上の数値は、写真全体をそのまま使う場合です。実際は顔まわりを切り抜いて拡大するため、必要な画素数はもっと多くなります。集合写真から1人を切り出す場合は、この2〜4倍を見込んでください。

画素数より「顔が何ピクセルあるか」

2,000万画素の集合写真でも、顔が写真全体の30分の1しか写っていなければ、顔の解像度は70万画素相当にしかなりません。判断のしかたは単純で、スマホで写真を開き、顔だけが画面いっぱいになるまで拡大してみること。そこで輪郭がぼやけるなら、四つ切りには耐えません。

スマホの写真は使えるか【機種別の目安】

撮影機材画素数の目安そのまま使える上限顔を切り抜く場合
近年のスマートフォン(標準カメラ)1,200万画素前後四つ切りまで可2L判〜六つ切りが安心
高画素モードのスマートフォン4,800万〜2億画素半切まで可四つ切りも可
10年ほど前のスマートフォン800万画素前後六つ切りまで2L判まで
コンパクトデジタルカメラ1,000万〜2,000万画素四つ切り〜半切六つ切り〜四つ切り
一眼レフ・ミラーレス2,000万画素以上半切まで可四つ切りも余裕
プリント写真をスキャンスキャン解像度による600dpiでスキャンすれば元サイズの2倍まで元の写真の粒状感が出やすい
証明写真2L判程度元が小さいので拡大に弱い

スマホ写真を渡すときの注意

  • メール・メッセージアプリで送ると圧縮されます。元データのままUSBメモリやクラウドで渡してください
  • スクリーンショットは使わない。画面の解像度まで落ちています
  • 「オリジナルを送信」の設定を確認してから共有します
  • 複数候補を渡すとよい。プロが見れば、どれが伸ばしやすいか判断できます

写真を選ぶときのチェック8項目

  • ピントが顔に合っているか——これが最重要。ぼけていると拡大で救えません
  • 顔が正面〜斜め45度以内を向いているか——真横や後ろ向きは使いにくい
  • 目が開いていて、こちらを見ているか——遺影は「見つめ合える」ことが大切にされます
  • その人らしい表情か——かしこまった写真より、自然に笑っている一枚が選ばれる傾向
  • 顔に影が落ちていないか——帽子のつば、逆光の影は修正が難しい
  • 顔が手や物で隠れていないか——眼鏡の反射も要注意
  • できるだけ近年の写真か——参列者が「知っているその人」と一致する
  • 画像が荒れていないか——顔だけ拡大して確認する

意外と使える写真の見つかりどころ

  • 旅行の集合写真——表情が自然で、顔も比較的大きく写っています
  • 孫との写真——いちばんいい顔をしていることが多い
  • 趣味の場面——ゴルフ、畑仕事、カラオケ。その人らしさが出ます
  • 年賀状用に撮った写真——正面を向いて撮られています
  • 免許証・パスポート用の証明写真——最後の手段。表情は硬くなります
  • スマートフォンのアルバム——本人の端末に自撮りが残っていることも

顔の大きさと構図の目安

構図どこまで入れるか印象よく使われる場面
バストアップ胸から上最も一般的。表情がよく見える葬儀の祭壇用
顔中心肩から上表情が強く出る。元の写真が小さいときに有効集合写真から切り出す場合
膝上腰から上服装が見える。やや遠く感じる正装の写真を活かしたいとき
全身全身顔が小さくなり、遺影には不向き

配置の目安

祭壇用の遺影では、顔が写真の高さの3分の1〜半分程度を占め、目線が写真の上から3分の1あたりに来る構図が落ち着いて見えます。写真店に任せれば適切に整えてもらえるので、こちらで細かく指定する必要はありません。

服装の選び方 — 加工でどこまで変えられるか

近年の遺影は、服装をデジタル加工で差し替えられます。Tシャツ姿の写真からスーツ姿の遺影を作ることも可能です。

加工の内容可否費用の目安備考
服装の差し替えできる3,000〜1万円スーツ・和服・カーディガンなど選べる
背景の差し替えできる葬儀プランに含むことが多いグレー・ブルー・空・花畑など
他人が写り込んだ部分の除去できるプランに含むことが多い集合写真から切り出す場合
眼鏡の反射除去できることが多い数千円反射が強いと難しい場合も
顔色・血色の補正できるプランに含むことが多い闘病中の写真も自然に整えられます
しわ・しみの補正できる数千円やりすぎると別人になるので控えめに
白黒写真のカラー化できる5,000〜2万円古い写真しかない場合
ピントのぼけの修復難しいこれだけは元の写真次第
横顔を正面に向けるできない

※ 編集部が公開情報をもとにまとめた目安です。葬儀社のプランに含まれる範囲は各社で異なります。追加料金の有無を必ず確認してください。

修正しすぎないほうがよい理由

しわやしみを消しすぎると、参列者が「知っているその人」と結びつかなくなります。遺影の役割は、故人を思い出すよすがになることです。少し歳を重ねた顔のほうが、かえって心に残ることも多いのです。

背景の扱いと色の選び方

背景印象向いている場面
グレー(無地)落ち着いた、最も無難迷ったらこれ。どんな祭壇にも合う
薄い水色・青清らか、爽やか一般的。男性に選ばれることが多い
ベージュ・クリーム柔らかい、温かい和室・仏間に飾る場合
淡い紫厳か仏式の祭壇に合わせやすい
空・雲穏やか、旅立ちの印象近年増えている
花畑・自然明るい本人の希望がある場合
元の写真のままその人らしさが残る趣味の場面など、背景に意味がある場合

服の色と背景の相性

濃い色の服には明るい背景、明るい色の服には落ち着いた背景を合わせると、顔が浮き上がって見えます。白い服に白い背景だと輪郭がぼやけます。写真店に任せれば自動的に調整されますが、指定する場合はこの原則を覚えておくと外しません。

遺影写真の作り方3パターンと費用

葬儀社に依頼写真店に依頼自分で作る
費用プランに含む(追加分は5,000〜2万円)1万〜3万円プリント代+額代(3,000〜1万円)
納期数時間〜翌日2〜7日当日〜数日
加工の質標準的。短時間で仕上げる高い。細かい要望に応じられる自分の技術次第
額装含まれる含まれることが多い別途用意
向いている場面葬儀まで時間がない生前準備・作り直し後飾り用の小さいサイズ

※ 編集部が公開情報をもとにまとめた目安です。地域・店舗・加工内容によって異なります。

葬儀までに時間がない場合

葬儀社に依頼すれば数時間で仕上がります。写真を1枚渡すだけで、切り抜き・背景・服装・額装まで一括で対応してもらえます。慌てているときは、無理に自分で用意せず任せてください。後日、落ち着いてから写真店で作り直すという選択肢もあります。

生前に撮っておくという選択

遺影を生前に撮っておく方が増えています。理由は明確で、遺族が写真選びで最も苦労するからです。

生前に撮る利点

  • 自分で表情と服装を選べる
  • プロの照明で顔がきれいに写る
  • 遺族が慌てて探さずに済む
  • 高解像度のデータが確実に残る
  • 撮影自体が前向きな体験になる
  • 家族写真も同時に残せる

気をつけたいこと

  • 保管場所を家族に伝える(伝え忘れが最も多い失敗)
  • データと印刷の両方を残す
  • 10年経ったら撮り直しを検討
  • 家族に「縁起でもない」と言われることも
  • スタジオ撮影は数千円〜2万円程度

「終活のため」と言わずに撮る方法

家族に反対されそうなら、「還暦の記念に」「孫と一緒の写真を撮りたい」という切り口で撮影に行くのが実際的です。撮った写真の中から一枚を遺影用として選んでおけば、目的は果たせます。撮影の進め方は終活で遺影撮影!次世代終活組にもオススメの撮影サービスをご覧ください。

生前に用意したら、必ず記録すること

  • 写真データの保存場所(パソコン・USB・クラウドのどこか)
  • プリントした写真の保管場所
  • 撮影した写真館の名前と連絡先
  • 希望するサイズ・背景・服装

エンディングノートに書いておけば、遺族が迷いません。

遺影写真とは — いつから飾るものか

遺影写真は「故人を偲ぶためのもの」であり、宗教的な決まりごとがあるわけではありません。位牌のように魂が宿るとは考えられていないため、扱いも比較的自由です。

時期どこに飾るかサイズ
通夜・葬儀祭壇の中央、焼香台の上四つ切り+キャビネ判など
出棺・火葬喪主または遺族が抱えて運びます四つ切り
葬儀後〜四十九日後飾り祭壇(自宅の仮の祭壇)四つ切りまたは2L判
四十九日以降仏間・床の間・リビングなど自由L判〜四つ切り
一周忌・法要のとき祭壇の脇に出す

仏壇の中には入れないのが一般的

仏壇はご本尊を祀る場所であり、遺影を中に入れると本尊を隠すことになるため避けられます。飾るなら仏壇の脇、上、または別の場所にしてください。ただし宗派によって考え方が異なるため、菩提寺に確認するのが確実です。

葬儀後の飾り方 — 四十九日・自宅での扱い

四十九日を過ぎたあと、遺影をどうするかに決まりはありません。実際には次のような扱いが多く見られます。

  • そのまま飾り続ける——仏間や床の間に。最も一般的
  • 小さいサイズに作り替える——四つ切りは保管し、L判を日常的に飾る
  • アルバムに収める——飾る場所がない場合
  • 法要のときだけ出す——普段は押し入れなどに保管
  • 兄弟姉妹で分ける——L判を複数作って配る
飾り方気をつけること
直射日光色あせの最大の原因。窓際は避ける
湿気カビ・波打ちの原因。北側の壁面や水回りの近くは避ける
高い位置に掛ける地震で落下する危険。ワイヤーや耐震ジェルで固定
複数の遺影を並べる並べ方に決まりはありません。亡くなった順、または向かって右が古いとすることが多い
神棚の下避けるのが一般的とされます
ガラス面の掃除乾いた柔らかい布で。洗剤は額縁を傷めることがあります

後飾り祭壇の配置は後飾り祭壇はどこに置く?図解で見る配置・飾り方といつまで飾るかで解説しています。

遺影写真の処分方法

年月が経ち、遺影を整理する場面は必ず訪れます。魂は宿っていないという考え方が一般的なため、必ずしもお焚き上げが必要というわけではありません。

方法費用の目安手間向いている場合
菩提寺でお焚き上げ3,000〜1万円要相談気持ちの整理をつけたい/菩提寺と付き合いがある
神社でお焚き上げ3,000〜1万円要相談近くに受け付けている神社がある
お焚き上げ専門業者3,000〜1万円郵送で完結近くに頼める寺社がない
遺品整理業者に依頼他の遺品とまとめて立ち会いのみまとめて整理する場合
自治体のごみとして出す無料分別のみ抵抗がなければこれで問題ありません
データ化して残すスキャン代のみ実物は処分するが記録は残したい

※ 編集部が公開情報をもとにまとめた目安です。ごみとして出す場合、額縁のガラス・金属・紙は分別が必要です。自治体の区分に従ってください。

そのまま捨てるのに抵抗がある場合

白い紙や布に包んで、塩をひとつまみ添えてから出す——これで気持ちの区切りをつける方が多くいます。宗教的な決まりではありませんが、心の整理としては有効な方法です。処分する前に必ずスキャンしてデータを残すことをおすすめします。

写真全般の整理・処分は遺品整理でアルバムをどう整理する?写真の保管とデジタル化、処分方法にまとめています。

データで残しておくときの注意

  • 元データ(撮影したままのファイル)を残す——加工後の小さいデータだけだと、後で大きく伸ばせません
  • 2か所以上に保存する——パソコン+クラウド、またはパソコン+USBメモリ
  • ファイル名に日付と名前を入れる——「2026-08_山田太郎_遺影用.jpg」のように
  • 保存場所を家族に伝える——本人しか知らないと、いざというときに取り出せません
  • クラウドはパスワードを共有先に伝えておく——アカウントが分からないと開けません
  • プリントも1枚は残す——データ形式は数十年後に読めなくなる可能性があります

デジタルデータの引き継ぎ方はデジタル終活チェックリスト|SNS・ネット銀行・パスワード管理で詳しく解説しています。

よくある質問

遺影のサイズは四つ切りとL判、どちらを用意すればいいですか?
両方です。祭壇用に四つ切り(254×305mm)、焼香台や後飾り用にL判または2L判を用意するのが一般的です。多くの葬儀プランには両方が含まれています。
四つ切りは何センチですか?
25.4cm × 30.5cm(254×305mm)です。インチでは10×12インチにあたります。額縁を含めると約33.5×39cm程度になります。
遺影の縦横比はいくつですか?
四つ切りが約1:1.20、L判が約1:1.43です。比率が違うため、同じ写真から両方作ると、切れる範囲が変わります。
スマホの写真でも大丈夫ですか?
問題ありません。近年の機種は1,200万画素前後あり、四つ切りにも十分耐えます。ただしメールやメッセージアプリで送ると圧縮されるため、元データのまま渡してください。
集合写真から1人だけ使えますか?
使えます。ただし顔の解像度が足りるかどうかが分かれ目です。写真を開いて顔だけを画面いっぱいに拡大し、輪郭がぼやけないか確認してください。
服装がTシャツの写真しかありません。
デジタル加工で差し替えられます。スーツ・和服・カーディガンなどから選べます。費用は3,000〜1万円程度(編集部がまとめた目安)で、葬儀プランに含まれることもあります。
白黒の古い写真しかない場合は?
そのまま使っても問題ありませんし、カラー化することもできます(5,000〜2万円程度)。ただし元の写真が小さい・粒状感が強い場合は、大きく伸ばすと荒れます。六つ切り程度に抑えるのが無難です。
遺影は必ず必要ですか?
宗教上の義務はありません。直葬や無宗教葬では用意しないこともあります。ただし参列者が故人を偲ぶよすがになるため、多くの場合は用意されます。
遺影を仏壇の中に置いてもいいですか?
避けるのが一般的です。仏壇はご本尊を祀る場所なので、遺影を入れると本尊を隠すことになります。仏壇の脇や上、別の場所に飾ってください。
飾りたくない場合、しまってもいいですか?
問題ありません。遺影に魂が宿るとは考えられていないため、アルバムに収めたり、法要のときだけ出したりする形でも失礼にはあたりません。
古い遺影を処分したいのですが、罰当たりでしょうか?
そうではありません。気になる場合はお焚き上げ(3,000〜1万円程度)に出せますし、白い紙に包んで自治体のごみとして出しても差し支えありません。処分前にスキャンしてデータを残しておくことをおすすめします。
遺影を作り直すことはできますか?
できます。葬儀では急いで作ったが納得がいかない、という場合、落ち着いてから写真店で作り直す方は少なくありません。四十九日や一周忌を機に作り替えるのもよいタイミングです。

まとめ

遺影写真・要点

  • 祭壇用は四つ切り(254×305mm)、焼香台・後飾り用はL判(89×127mm)か2L判
  • 縦横比は四つ切り約1:1.20、L判約1:1.43。同じ写真でも切れる範囲が変わる
  • 四つ切りに必要な画素数は300dpiで約1,080万画素、200dpiで約480万画素
  • 近年のスマホ(1,200万画素前後)なら四つ切りに耐える
  • 画素数より「顔が何ピクセル写っているか」。顔だけ拡大して確認する
  • 服装・背景・写り込みはデジタル加工で変えられる。ピントのぼけだけは救えない
  • 修正しすぎると「知っているその人」でなくなる
  • 葬儀社なら数時間、写真店なら2〜7日
  • 生前に撮っておくのが最も確実。保管場所を家族に伝えること
  • 仏壇の中には入れない。処分は自治体のごみでも差し支えない

遺影選びで本当に大切なのは、サイズや画素数の正確さではなく、「その人らしい顔」が写っているかです。少しピントが甘くても、笑っている写真のほうが選ばれることは珍しくありません。

そして、いちばん確実な備えは元気なうちに一枚撮っておくことです。遺族が写真フォルダをさかのぼって夜中に探す——その負担を、一枚の写真がなくしてくれます。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の写真店・葬儀社の仕様や、宗派・地域の慣習を保証するものではありません。サイズの呼び名と実寸、額縁の外寸、加工の可否と費用、葬儀プランに含まれる範囲は、業者によって異なります。必要な画素数は印刷解像度から算出した目安であり、実際の仕上がりは元の写真の状態(ピント・明るさ・顔の写る大きさ)に大きく左右されます。金額は編集部が公開情報をもとにまとめた目安です。実際の依頼にあたっては、写真店または葬儀社にご確認ください。

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