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終活を始めて「遺品整理」について考えることもあるでしょう。
遺品整理の負担を減らすために生前できることはあるのか?
遺品整理を始める適切なタイミングはあるのか?
など、様々な疑問が出てくると思います。
当記事はそんな疑問を一つずつ解決できる内容になっています。
▼この記事を読んで理解できること ・遺品整理、遺品についての考え方 ・終活をする上で考える遺品整理とは何か ・遺品整理の具体的な内容 ・遺品整理業者を選ぶポイントや費用に関すること など |
遺品整理とは
■遺品整理(読み方:いひんせいり)
はじめに「遺品整理とは何か?」について確認していきましょう。
遺品整理についてウィキペディア(Wikipedia)で調べてみると、以下のように記述されていました。
遺品整理(いひんせいり)とは、故人の残した品(遺品)を整理すること。遺品処理、遺品処分ともいう。
遺品整理とは遺品を整理することです。
文字通りの意味ですね。
遺品を簡単に紹介すると「亡くなった人(故人)が残したすべての物」のことを指しています。
衣類や書籍、趣味などの品やアルバムなど色々なものがあります。
預貯金や不動産など資産価値がある物も遺品の一種ですが、こちらは「遺産(財産)」として扱われるので一般的には別物として考えられています。
遺品整理は、個人が残した「不要なものを処分する」というイメージが強いかもしれません。
もちろん不要な物を捨てる・処分することも大切ですが、遺品は「単なる物」ではなく、故人が「生きた証」であることを忘れていけません。
ただ単にゴミとして捨てるのではなく、物によっては供養したり、ご遺族で形見分けなどを行うようにしましょう。
これらの行動も遺品整理を行う上で大切なことです。
▼形見分け(読み方:かたみわけ)
形見分けとは、簡単に紹介すると故人の遺品(形見)を分け合うことです。
形見には思い出の品という意味合いもあるように、故人のことを忘れないように、いつでも思い出せるようにと遺品を分け合います。
主に遺族間で行われますが、親しい友人等にも形見分けを行うケースはあります。
また、形見分けは一般的に「親から子」へ行うものとされているため、故人より目上の方に対しては行わないとされています。
しかし年齢等を気にしない間柄だったり、相手方が希望する場合は気にすることはありません。
何より、故人を想う気持ちが大切です。
また、遺品整理は物を整理するだけでなく、遺族の気持ちを整理する役割もあります。
故人と過ごした日々を想いかえしながら、ひとつずつ遺品を整理することで気持ちの整理をすることができます。
それでは、終活をする上で考える遺品整理とは何か?
続いてはこの点について確認していきましょう。
終活をする上で考える遺品整理とは
遺品整理は終活する上で考えておくべき整理の一つです。
終活で行う整理は、主に以下の3つあります。
・生前整理
・老前整理
・遺品整理
終活.comでは、この3つの整理を『終活の三大整理』と呼んでいます。
前者の2つは生前にご自身で行う整理ですが、遺品整理に関してはご遺族が行います。
亡くなったあとに行われるものなので「自身には関係がないこと」と思う人もいるかもしれませんが、終活をする上で色々と考えることができます。
・肉体的負担
・金銭的負担
・精神的負担
・自身の名誉
遺品整理をするご遺族の負担を考えることができます。
ご自身の名誉を守るためにできることもあります。
色々とあるのでひとつずつ確認していきましょう。
また、ここで紹介する内容の他にも、ご自身でできることを思いついたらやっておくとよいでしょう。
肉体的負担
遺品整理をご遺族が自分で行う場合は肉体的負担がかかります。
遺品整理は故人との思い出を振り返ることができる良い機会ですが、ご遺族が高齢であった場合は非常に大変な作業になるわけです。
ですので、遺品整理でご遺族に負担をかけないように「生前整理・老前整理」を行うことが大切になってきます。
金銭的負担
遺品整理を業者へ依頼する場合は金銭的負担が生じます。
費用の相場に関しては後ほど【遺品整理の相場】で紹介しますが、遺品の数によっては高額になることもあります。
ですのでこちらの場合も「生前整理・老前整理」を事前に行うことが大切となります。
精神的負担・自身の名誉
遺品の中には「ご家族に秘密にしている物」や「ご家族に知られたくない物」がある人もいるでしょう。
これらの物は内容次第で、ご遺族が悲しい想いをしたり、精神的ショックを受ける可能性があります。
また、自身の名誉を傷つけてしまう可能性もあるかもしれません。
ですので上記に該当する物がある場合は、それらの処分等も忘れないようにしましょう。
よく忘れがちなものに、スマホやパソコンに保存している写真や動画などの「電子データ」があります。
これらの「電子データ」による遺品を「デジタル遺品」といいますが、そういったものがある場合は事前に整理や削除をするなど対策を取っておくようにしましょう。
ピックアップ関連記事 |
▼生前整理については下の記事にて紹介しています。 |
▼老前整理については下の記事にて紹介しています。 |
▼デジタル遺品については下の記事にて紹介しています。 |
遺品整理のやり方
それでは実際に遺品整理を行う際、具体的にはどのようなことをしていけばよいのでしょうか。
ここではそのような疑問点にお答えできるように、以下の内容を紹介しています。
・遺品整理をするために用意するもの
・遺品整理をするときのポイント
・遺品整理の時期
・遺品整理を遺族の手で行うメリットとデメリット
早速内容を確認していきましょう。
遺品整理をするために用意するもの
遺品整理は業者へ依頼することもできますが、ご遺族の手で行われることも多いです。
ご遺族自身の手で遺品整理をする場合は、いくつか用意する物があります。
遺品の種類や部屋の状況にもよりますが、以下のような物が必要です。
・ダンボール
・ガムテーム
・ビニール紐
・軍手やマスク
・筆記用具(マジックやメモ用紙、カッター等)
・清掃用具
遺品を整理するにあたって段ボール箱などは必須です。
処分するしないに関わらず、荷物をまとめるために必要不可欠となります。
これに合わせてガムテームも必要になってくるでしょう。
また、雑誌や新聞をまとめるためにビニール紐もあると便利です。
あらかじめ用意しておくことをオススメします。
整理をするにあたってホコリが舞うこともあるので、マスクもあるとよいでしょう。
軍手は家財道具や荷物を運ぶ際にあったほうがいいと思います。
遺品を詰めたダンボールが複数ある場合は、どこに何を入れたかわかるようにマジックなどで書いておくと搬出するときに楽だと思います。
遺品整理をするときのポイント
遺品整理をするときのポイントは、はじめに行う「仕分け」です。
遺品は自分の物ではないので、整理をするにもどこから手をつけてよいか悩むかもしれません。
ですので、まずは簡単に必要な物と不要な物を仕分けをしていきます。
そうすることで、遺品整理もスムーズに進んでいくと思います。
処分の判断に困った場合は、ひとまず必要な物に入れておくとよいでしょう。
処分してしまった後で、やっぱり残しておけば良かったと後悔するケースも多々あります。
遺品整理の時期
遺品整理の時期に期限はありませんので、持ち家の場合はいつ行っても問題ありません。
一般的には、葬儀を終えた後や四十九日法要を終えた後など一区切りついたところで行うことが多いようです。
ただし、賃貸物件に住んでいる場合は、状況により早めに遺品整理を行う必要があります。
契約者をご家族へ変更して住み続ける場合は問題ありませんが、故人が一人暮らしをしていた場合などは物件を解約して引き渡す必要があるからです。
この場合は葬儀後速やかに行う必要があります。
しかし大家さんや管理会社さんへ相談し、賃料を支払うことで引き渡しの猶予期間をもらえることもあります。
直ぐに遺品整理をできない等の事情がある場合は、連絡して確認するようにしましょう。
遺品整理を遺族の手で行うメリットとデメリット
遺品整理を遺族の手で行うメリットは、故人との思い出を振り返ることができ、気持ちの整理を付けることができる点にあります。
これまでの故人との思い出を振り返りながら、ひとつひとつ遺品を整理すると同時に、ご遺族自身の気持ちも整理されることが多いです。
また、遺品整理をすることで、故人の知らなかった一面などに触れることができるかもしれません。
こういった点も、ご遺族自身で遺品整理を行うメリットになると思います。
デメリットは肉体的負担が大きいところです。
遺品の数が多い場合は、それなりの労力が必要となるのでやはり体力的・肉体的負担が生じてしまいます。
持ち家の場合は急ぐ必要はありませんし、家財道具も無理に動かす必要はありませんが、賃貸だった場合は大型の家財道具なども運び出す必要があるので大きな負担となります。
この点はデメリットになるのではないでしょうか。
遺品整理業者について
遺品整理をするとき、遺品整理業者へ依頼することもあるでしょう。
特に遺品が多い場合は、ご遺族自身で行うのが難しいケースもあります。
遺品整理業者が行ってくれる作業として、以下のものがあります。
・遺品の仕分け
・遺品の供養
・遺品の回収
・遺品の買取
・遺品撤収後の清掃
業者によっては供養や買取などの一部は行っていないこともあるので、この点は依頼する前にしっかり確認しましょう。
また、よく混同される方もいますが「遺品整理業者」と「不用品回収業者」は異なる業者です。
不用品回収業者も遺品の回収などを行っている場合もありますが、この場合はあくまでも不用品として回収しています。
ですので扱いも雑になりがちで、大型の家財道具などでしたらその場で解体するようなケースもあるようです。
処分するといっても目の前で解体などされるのは気持ちがよいものではありません。
一方で遺品整理業者はきちんと遺品として丁寧に扱ってくれます。
業者によっては供養などもしっかり行ってくれるので業者を選ぶときは「遺品整理業者」と「不用品回収業者」を混合しないようにしましょう。
遺品整理業者の選び方
世の中にはたくさんの遺品整理業者がありますが、中には悪徳業者も存在します。
ですので遺品整理業者を選ぶときは、いくつかのポイントを確認して選ぶようにしましょう。
1.「資格・免許・許可証」をチェックする
2.料金表などを確認する
3.各種証明書の有無を確認する
4.遺品整理士の有無を確認する
5.会社ホームページを確認する
理由は後ほど紹介しますが、(1)と(2)の二つは必ず確認するようにしましょう。
(3)~(4)については、「ひとつの目安」として有無を確認するのがよいでしょう。
では、上記5点のチェックポイントについて確認していきましょう。
「資格・免許・許可証」をチェックする
遺品整理の過程で、遺品の回収や買取などを行うことがあります。
しかし遺品の回収や買取などは誰にでもできるわけではなく、各種許可証が必要となることもあります。
「遺品の仕分け」など資格を必要としない作業もありますが、多くの場合は遺品の回収や買取を含むと思うのでしっかり確認するようにしましょう。
遺品整理業者が取得するものとして、主に以下の「資格・免許・許可証」があります。
・一般廃棄物収集運搬許可証
・産業廃棄物収集運搬許可証
・古物商許可証
・遺品整理士
遺品整理士については後ほど紹介するので、ここでは遺品整理士以外の許可証について確認していきます。
一般廃棄物収集運搬許可証
一般廃棄物収集運搬許可証とは、主に一般家庭から排出される廃棄物(一般廃棄物)の収集や運搬をするために必要な許可証です。
一般廃棄物の具体例としては、以下のものが挙げられます。
・家庭廃棄物
日常生活上で排出される「可燃ごみ」や「不燃ごみ」、「粗大ごみ」など
・事業系一般廃棄物
産業廃棄物以外の「可燃ごみ」や「粗大ごみ」
これらを回収・運搬するには「一般廃棄物収集運搬許可証」が必要となります。
この許可証は行政(市区町村)が発行しているもので、誰でも取得できるわけではありません。
そのため、中には許可証を取得せずに遺品の回収・運搬を行う違法業者も存在するので注意しましょう。
ただし、例外もあり一般廃棄物収集運搬許可証を持っていない優良業者も存在します。
このような優良業者は、一般廃棄物収集運搬許可証を持っている業者へ一部の業務を委託しているので違法にはなりません。
もし一般廃棄物収集運搬許可証を持っていない業者だとしたら、委託先を確認してみましょう。
「費用が安いから・・・」
などの理由で、違法業者へ依頼するとあとで問題になるケースもあるので注意してください。
▼問題とは?
違法業者が不用品を回収して不法投棄した場合、違法業者はもちろんですが、不法品の回収を依頼した人にも責任があるとされています。
「不法投棄をするとは思わなかった」としても、責任を負う羽目になる可能性があるので、遺品整理業者を選ぶときは「一般廃棄物収集運搬許可証の有無」しっかりと確認するようにしましょう。
産業廃棄物収集運搬許可証
産業廃棄物収集運搬許可証とは、主に事業活動によって生じる廃棄物(産業廃棄物)の収集や運搬をするために必要な許可証です。
この許可証は都道府県の知事の許可を得て発行されるもので、誰でも取得できるわけではありません。
産業廃棄物の具体例として、以下のものが挙げられます。
・燃え殻
・汚泥
・廃油
・廃酸
・廃アルカリ
・廃プラスチック類
・ゴムくず
・金属くず
・ガラスくず及び陶磁器くず
上記は産業廃棄物の一例です。
基本的に一般家庭から出るものは、一般廃棄物となるのでそこまで気にすることはありませんが、もし故人が個人経営で何かしらの事業を行っていた場合は、こちらの産業廃棄物に該当する物があるかもしれません。
ですのでそういう方はこちらの許可証についても、しっかりと確認を行うようにしましょう。
注意点として、以下のことも覚えておくようにしましょう。
「一般廃棄物収集運搬許可証」と「産業廃棄物収集運搬許可証」の2つを混同しないように気をつける
・「一般廃棄物収集運搬許可証」だけでは産業廃棄物の収集運搬はできません。
・「産業廃棄物収集運搬許可証」だけでは一般廃棄物の収集運搬はできません。
それぞれ異なる許可証となっており、できることに違いがあるので混同しないように気をつけましょう。
古物商許可証
古物商許可証とは、古物営業をするために必要な許可証となります。
古物商許可証については、営業所を管轄する都道府県の公安委員会に許可を得る必要があります。
管轄の警察署を経由して申請する必要があり、誰でも取得できるわけではありません。
古物営業とは、わかりやすいところで言うとリサイクルショップや金券ショップがあります。
主に中古品の買取や売却を行っている業者を指しています。
遺品整理業者の中にも買取してくれるところはありますが、違法業者の場合は「古物商許可証」を取らずに買取をしていることがあります。
「買取してくれるならどっちでもいい・・・」
と考える人もいますが、遺品の中には価値ある物も眠っているかもしれません。
違法業者は、相場より著しく低い価格で買い取りをして、後に転売して利益を得ていることが多いので売った側は損をすることになります。
さらに悪質な業者にあたってしまうと、はじめは買取を受け入れながら、後に「古すぎて買取できない、けど無料で処分をする」といって騙し取られたり、「古すぎて買取はできない、処分費用がかかる」と別途費用を要求されることなどもあるので気をつけましょう。
古物商許可証などの確認はホームページ等に記載されているので、簡単に確認することができます。
遺品買取に関しては、遺品整理業者ではなく、買取専門業者へ依頼するのもひとつの選択肢だと思います。
漫画本や書籍、DVDやゲームなどでしたら「ネットオフの宅配買取サービス」などで簡単に買取依頼をすることができます。
ネットオフの運営会社は上場企業となっているため、許可証などもしっかり取得していて安心です。
着物や骨董品、ブランド品などの買取でしたら「遺品買取専門のバイセル」などがあります。
自宅まで無料で出張、査定と買取を行ってくれますし、生前整理中に出た不用品なども買取をしているので、買取をお考えの際は参考にしてみてください。
料金表などを確認する
遺品整理業者を選択するときは、料金表などをしっかりと確認しましょう。
料金表については
・ホームページで料金表を確認する
・電話でお問い合わせしてみる
などの方法で確認することができます。
わかりやすい料金システムになっているか、などを確認するようにしましょう。
しかし料金表を確認して、すぐに依頼するのも危険です。
やはり一番確実なのは「見積もり」を出してもらうことです。
例えば「1K:30,000円から」となっている場合
この場合でも30,000円を上回る可能性があります。
遺品の数で変動したりするタイプもあるので、やはり現状を確認してもらって、見積もりを出してもらうのが一番でしょう。
このとき、金額だけではなく見積書の内訳もしっかり確認するようにしましょう。
中には見積もりでは安い価格を提示し、作業終了後に追加料金を請求する悪徳業者も存在します。
ですので不明朗な内訳がある場合は、しっかりと確認して追加料金がかかる可能性の有無なども確認するようにしましょう。
遺品整理士の有無を確認する
遺品整理士の有無は、あくまでも「ひとつの目安」としてお考えください。
はじめに誤解がないようにお伝えしますが「遺品整理士」がいなくても、遺品整理業務を行うことはできます。
遺品整理士が在籍していない優良業者もたくさんあるので、この点は誤解しないようにしましょう。
遺品整理士とは
「そもそも遺品整理士って何?」という方もいるでしょう。
ですので、はじめに遺品整理士とは何かを紹介したいと思います。
遺品整理士とは、簡単に紹介すると「遺品整理のプロフェッショナル」のことです。
遺品整理士は、一般社団法人遺品整理士認定協会が発行している民間資格となっております。
申し込み資格は特にありませんので、誰でも申し込みは可能です。
しかし申し込みをすれば、誰でも発行してもらえる資格ではありません。
遺品整理について学び、レポートを提出し、一般社団法人遺品整理士認定協会から認定を受けてはじめて取得できる資格です。
かかる費用は「 入会金:25,000円 」と「 会費:5,000円(認定手続き含む)」となります。
では、なぜ遺品整理士の有無を確認するのか、続いてはこちらについてみていきましょう。
遺品整理士の有無を確認する理由
遺品整理士の有無を確認する理由は、やはり「遺品整理のプロフェッショナル」がいるかどうか確認するためです。
遺品整理士は遺品に関する知識や適切な処分方法などを熟知しています。
遺品は故人が生きた証であることも理解しているので、仮に不用品(処分する物)であっても丁寧に扱ってくれます。
もちろん遺品整理士の資格を持たない人でも、遺品に関する知識がある人なら同じように扱ってくれます。
しかし遺品整理業者の中には、遺品を単なる不用品として扱う、つまり雑に扱う業者も存在します。
・資格等はしっかりと取得している
・料金も適正価格
上記の2つが揃っている業者であっても、故人の生きた証である遺品を雑に扱われてしまうのは、非常に悲しいことです。
このような理由から、ひとつの目安として遺品整理士の有無を確認するのがよいと思います。
遺品整理はご遺族が気持ちを整理する役割もあるので、気持ちよく故人の物ともお別れできるように、遺品整理業者はしっかり選ぶようにしましょう。
各種証明書の有無を確認する
遺品整理に限りませんが、各種証明書を発行してくれるかどうかを確認するのも大切です。
優良な業者であれば、見積書や領収書を書面にて発行してくれます。
見積もり時に見積書をくれない業者は少し疑った方が良いかもしれません。
内訳が不明朗ですし、後で高額な請求が届き、言った言わないの水掛け論になってしまう可能性もあります。
また、業者によっては、回収した遺品を法律に則って、適正に処分したことを証明する廃棄証明書などを発行してくれるところもあります。
ただし、領収書とは違い、廃棄証明書などは必ずしも発行されるわけではありません。
ですので、こちらはひとつの目安としてお考えいただければと思います。
会社ホームページを確認する
「会社ホームページを確認する」などもしておくとよいでしょう。
必ずしも正確な情報とは限りませんが、会社ホームページには色々な情報が記載されています。
・会社の所在地
・代表電話番号の有無
・取得している資格
など確認できるので「信用できる企業かどうか」ひとつの判断材料にすることができると思います。
遺品整理の相場
遺品整理の相場は、部屋の間取りを基準にして表示されていることが多いです。
具体的には、以下のようになっています。
間取り | 作業員数 | 料金相場 |
1R | 1人~2人 | 最安値:20,000円 最高値:130,000円 平均相場:40,000円~93,000円 |
1K | 1人~2人 | 最安値:20,000円 最高値:130,000円 平均相場:40,000円~93,000円 |
1DK | 2人 | 最安値:30,000円 最高値:150,000円 平均相場:59,000円~122,000円 |
1LDK | 2人 | 最安値:50,000円 最高値:280,000円 平均相場:90,000円~228,000円 |
2DK | 3人 | 最安値:50,000円 最高値:280,000円 平均相場:97,000円~236,000円 |
2LDK | 3人 | 最安値:90,000円 最高値:450,000円 平均相場:133,000円~345,000円 |
3DK | 4人 | 最安値:90,000円 最高値:450,000円 平均相場:145,000円~361,000円 |
3LDK | 4人 | 最安値:120,000円 最高値:700,000円 平均相場:182,000円~520,000円 |
4DK | 5人 | 最安値:120,000円 最高値:700,000円 平均相場:186,000円~524,000円 |
4LDK | 5人 | 最安値:150,000円 最高値:850,000円 平均相場:228,000円~780,000円 |
※上記表は、いくつかの遺品整理業者の料金表と比較サイトを基に「最安値・最高値・平均価格」を算出しております。
上記表をご覧いただくとわかるように、遺品整理の相場には大きな差が生じます。
これは同じ「1K」の部屋でも広さに違いがあったり、遺品の数や規模により異なるからです。
・遺品の数が多く仕分けに時間がかかる
・処分する家財道具が多く搬送に人員を必要とする
このような場合は費用が高くなる傾向があります。
しかし上記の価格が必ずしも参考になるとは限りません。
例えば「2LDK」にお住まいでも、あまり物を持たずに生活していた人の遺品でしたら「1LDK」程度の費用で済むこともあります。
ですので上記の相場はあくまでも参考程度に、実際に利用する際は、複数社で見積もりを依頼して信用できる業者へお願いしましょう。
遺品整理業者を探すなら「みんなの遺品整理」がオススメ!
遺品整理業者を探すなら「みんなの遺品整理」がオススメです。
遺品整理業者を選ぶ時は複数の業者に見積もりを出してもらうのがベストですが、ご自身で一社一社見積もり依頼するのは大変です。
ですが「みんなの遺品整理」を利用すれば、複数の遺品整理業者を探す事ができ、まとめて見積もり手配ができます。
手間を省くことができますし、後から追加料金というトラブルもないので安心して利用できます。
相談・紹介は無料で行っているので、遺品整理業者にお困りの際はぜひ利用してみてください。
まとめ
遺品整理について紹介しました。
遺品整理は死後に行われることですが、終活をする上で生前にできることはあります。
・ご遺族(遺品整理をする人)の負担を考えて、生前整理や老前整理をする
・自身の名誉を傷つける恐れがある物やデータは処分・削除しておく
これらのことを考えて、できることは生前のうちにやっておくとよいでしょう。
遺族側(遺品を整理する側)は
・遺品整理 = 不要な物を処分する
・遺品 = 単なる物
と考えずに、使える物を残したり、ご遺族間で形見分けなどを行うようにするとよいでしょう。
これらも遺品整理をする上でとても大切なことです。
処分するにしても、故人が生きた証であることを忘れずに、扱うようにしましょう。
また、物や電子データ以外に、お金の整理も終活をする上で欠かせない項目となっています。
お金の整理とは、簡単に紹介すると「自分自身の財産を見直し、残された遺族が困らないように整理する」ことです。
『終活の三大整理』と同じように、こちらも大切なことですので合わせてご覧ください。