一輪花・一本花・枕花の違い|読み方と意味・葬儀での使い分け一覧

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葬儀の場面で出てくる「一輪花」「一本花」「枕花」。字面が似ているうえ、読み方まで紛らわしいのですが、指しているものはまったく違います

結論から言うと、一本花は葬儀社が用意する枕飾りの花、枕花は弔問する側が贈る花、一輪花はそもそも葬儀用語ではありません

この記事では、まず読み方の索引で1語ずつ引けるようにし、そのうえで3つの違い、一本花に使う樒(しきみ)と榊の見分け方、誰が用意するかまでを整理します。

先に結論だけ

  • 一本花(いっぽんばな)=枕飾りに立てる花を1本。葬儀社が用意します
  • 枕花(まくらばな)=近しい人が安置場所へ贈る花。かご入りアレンジメント
  • 一輪花(いちりんばな)=一輪挿しに活ける花。葬儀の用語ではありません
  • 一本花に使うのは樒(しきみ)または白菊。地域と宗派で分かれます
  • 樒(しきみ)と榊(さかき)は別の植物。樒は仏事、榊は神事です
  • 遺族が自分で用意するものは、基本的にありません

目次

  1. まず読み方から|3つの言葉の読み方
  2. 3つの違いを1枚の表で
  3. 一本花(いっぽんばな)とは
  4. 一本花に使う花 — 樒と白菊
  5. 樒(しきみ)とは — 読み方と使われる理由
  6. 樒と榊はどう違う?【見分け方】
  7. 枕花(まくらばな)とは
  8. 一輪花(いちりんばな)とは
  9. なぜこの3つが混同されるのか
  10. 葬儀の花・似ている言葉の読み方索引
  11. 供花・献花・花輪との違い
  12. 枕飾りの中での一本花の位置【配置図】
  13. 宗派・宗教による扱いの違い
  14. 誰が用意するのか【立場別の一覧】
  15. 場面別|どれを選べばよいか
  16. 一本花はいつまで飾る?
  17. 自分で用意する場合
  18. よくある質問
  19. まとめ

まず読み方から|3つの言葉の読み方

言葉読み方ひとことで言うと
一本花いっぽんばな枕飾りに立てる1本の花
枕花まくらばな安置場所へ贈るかご入りの花
一輪花いちりんばな一輪挿しに活ける花(葬儀用語ではない)

「一本花」を「いちりんばな」と読まない

間違いが起きやすいのがここです。「一本花」は「いっぽんばな」で、「いちりんばな」ではありません。「一輪花」が「いちりんばな」です。字が似ているうえ、どちらも「花が1本」という印象を与えるため取り違えられます。

3つの違いを1枚の表で

一本花枕花一輪花
読み方いっぽんばなまくらばないちりんばな
葬儀の用語かそうですそうです違います
誰が用意するか葬儀社弔問する側(近しい親族・親友)自分で飾る
何を指すか枕飾りの花立に立てる花を1本安置場所に供えるかご入りアレンジメント一輪挿しに活けた花
使う花樒(しきみ)または白菊白基調のアレンジメント何でもよい
置く場所枕飾りの花立枕飾りの左右/枕元の脇玄関・棚など
いつ安置と同時訃報直後〜通夜前日常
費用葬儀プランに含まれることが多い5,000〜20,000円数百円〜
名札なし付けないことが多いなし

※ 費用は編集部が公開情報をもとにまとめた目安です。

いちばん実用的な覚え方

「一本花=もらう側(葬儀社が用意)」「枕花=贈る側(自分が手配)」——この一点だけ押さえれば、実務では困りません。一輪花は葬儀と無関係なので、いま調べているのが葬儀のことなら、この言葉は忘れて差し支えありません。

一本花(いっぽんばな)とは

一本花は、ご遺体の枕元に設けられる枕飾りの花立に立てる、たった1本の花です。

項目内容
読み方いっぽんばな
別の呼び方一本樒(いっぽんしきみ)、一花(いっか)
何本立てるか1本(これが名前の由来です)
使う花樒(しきみ)または白菊
置く場所枕飾りの花立
誰が用意するか葬儀社(枕飾り一式に含まれます)
いつまで納棺(または通夜)まで
意味故人の枕元を清め、旅立ちを見守るとされます

なぜ1本なのか

枕飾りは「仮の祭壇」であり、通夜・葬儀の本式の祭壇とは区別されます。華美にせず、必要最小限に整えるという考え方から、花も1本とされてきました。簡素であること自体に意味があると理解しておくと、腑に落ちます。

一本花に使う花 — 樒と白菊

樒(しきみ)白菊
読み方しきみ(しきびとも)しろぎく
見た目濃い緑の葉。花ではなく枝葉を立てます白い花
香り強い独特の香りほとんどない
使われる地域関西を中心に広く関東を中心に広く
使われる宗派真言宗・浄土真宗・天台宗など宗派を問わず
入手花店・仏具店。扱いのない地域もありますどこでも手に入る
注意全体に毒があります。特に実は危険

樒は口に入れてはいけません

樒は植物全体に毒成分分を含み、とくに実は強い毒性があります。実は中華料理に使う八角(スターアニス)とよく似ているため、取り違えによる中毒が実際に起きています。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、手の届かない場所に置いてください。

樒(しきみ)とは — 読み方と使われる理由

「しきみ」(地域によって「しきび」)と読みます。常緑の低木で、仏事にのみ用いられるのが特徴です。

なぜ弔いの場で使われるようになったのか。理由は主に3つと言われています。

  1. 強い香りがあるから土葬が一般的だった時代、遺体のにおいを和らげる目的で用いられたとされます
  2. 毒があるから強い香りと毒性で、土葬した遺体を獣から守る意味があったと言われます
  3. 一年中緑を保つから常緑樹であることが「変わらないもの」の象徴とされました
樒が使われる場面内容
一本花(枕飾り)花立に1本立てます
末期の水樒の葉に水を含ませて故人の口を潤す作法があります
門樒(かどしきみ)関西の風習。式場の入口に立てる大きな樒。名札を付けます
仏壇・墓前日常のお供えとして。宗派によります
納棺棺に納めることがあります

関西の「門樒」は供花にあたります

関西では、式場の入口に樒を立てた「門樒(かどしきみ)」を贈る風習があります。名札を付けて贈るもので、関東での供花にあたる位置づけです。近年は式場の制約から、樒の形をした板(板樒)に置き換わることも増えています。

樒と榊はどう違う?【見分け方】

この2つの取り違えは、実際によく起こります。用途がまったく違うので注意してください。

樒(しきみ)榊(さかき)
読み方しきみ/しきびさかき
用途仏事神事
使う場面枕飾り・仏壇・墓前・葬儀神棚・神式の葬儀(神葬祭)・地鎮祭
葉の形波打っている。やや細長い縁がなめらか。厚みがある
香り強い独特の香りがあるほとんどない
あり(特に実)なし
マツブサ科モッコク科
見分ける決め手香りを嗅ぐのが最も確実。強い香りがあれば樒です

神式の葬儀に樒を持ち込まない

神式ではを用い、樒は使いません。逆に仏式で榊を供えることもありません。花店で「仏式です」「神式です」と伝えれば、正しいほうを用意してもらえます。

枕花(まくらばな)とは

枕花は、訃報を受けた近しい人が、安置場所へ贈る花です。一本花とは「誰が用意するか」が根本的に違います。

項目内容
読み方まくらばな
誰が贈るかごく近しい親族・親友
いつ訃報直後〜通夜の前まで
どこへご遺体を安置した場所(自宅・安置施設)
かご入りのアレンジメント(花瓶が不要なもの)
白を基調に、淡いピンク・紫・水色
相場1基5,000〜20,000円
置き場所枕飾りの左右、または枕元の脇
名札付けないことが多い(カードを添えます)

※ 相場は編集部がまとめた目安です。詳しい贈り方は枕花はどこに置く?図解と相場|誰が出すか・持参のマナーと服装で解説しています。

一輪花(いちりんばな)とは

一輪花は、一輪挿しに活けた花や、一輪だけの花を指す言葉です。

葬儀の用語ではありません

一輪花は日常の言葉です。玄関に飾る一輪の花、贈り物として渡す一輪のバラ——そうした場面で使います。葬儀の作法として「一輪花」という決まりはありません。

検索で葬儀の記事にたどり着いた方の多くは、実際には「一本花」を探しているケースです。

一輪花が使われる場面内容
一輪挿し細い花瓶に1本だけ活ける飾り方
贈り物一輪のバラ・カーネーションなど
茶花茶室に活ける花。1〜2本が基本とされます
仏壇のお供え簡素にする場合に1本だけ供えることも
手元供養故人の写真の脇に1本添える

なぜこの3つが混同されるのか

混同の原因説明
「花が1本」という共通点一本花も一輪花も「1本の花」を指すため
字面が似ている「一本花」と「一輪花」は1文字違いです
「枕」がどちらにも関わる一本花は枕飾りに、枕花は枕元に置かれます
どちらも安置中に見る同じ部屋に一本花と枕花が並んでいます
読みが紛らわしい「いっぽんばな」と「いちりんばな」
葬儀社の説明で区別されない「お花はこちらでご用意します」で済まされることが多い

実務で困ることはほとんどありません

安心してよいのは、一本花は葬儀社が黙って用意してくれるという点です。遺族が名前を知らなくても、枕飾りは整います。言葉を正確に使い分ける必要があるのは、花を「贈る側」に立ったときだけです。

葬儀の花・似ている言葉の読み方索引

葬儀の花まわりは、同音・類似語が多く混乱しやすい領域です。まとめて確認できるようにしました。

言葉読み方意味誰が用意するか
一本花いっぽんばな枕飾りに立てる1本の花葬儀社
一輪花いちりんばな一輪挿しの花(葬儀用語ではない)
枕花まくらばな安置場所へ贈るかご入りの花近しい人
供花きょうか(くげ)通夜以降、式場の祭壇に飾る花親族・会社・友人
供物くもつ果物・缶詰・線香などのお供え親族・親しい方
献花けんか参列者が1本ずつ手向ける花(焼香に代わる作法)葬儀社が用意
花輪はなわ式場の入口に立てる輪状の造花会社・団体
花環はなわ花輪と同じ同上
別れ花わかればな出棺前に棺へ納める花葬儀社が用意
しきみ/しきび仏事に用いる常緑樹葬儀社
さかき神事に用いる常緑樹葬儀社(神式)
門樒かどしきみ関西で式場入口に立てる樒。供花にあたります親族・会社
枕飾りまくらかざり枕元に設ける仮の祭壇葬儀社
後飾りあとかざり火葬後、四十九日まで自宅に置く祭壇葬儀社
枕経まくらぎょう安置後に枕元であげる読経—(僧侶)
樒の実しきみのみ毒があります。八角と似ているため注意

「供花」の読みは2つあります

実務では「きょうか」が一般的です。葬儀社や花店に電話するときは「きょうか」で確実に通じます。「くげ」は仏前に供える花を指す仏教語としての読み方で、寺院の文脈で使われます。詳しくは供花の名札の書き方|親族・会社・連名の記入例をご覧ください。

供花・献花・花輪との違い

一本花枕花供花献花花輪
いつ安置と同時訃報直後〜通夜前通夜の2〜3時間前まで式の最中通夜の前日〜当日朝
どこに枕飾りの花立安置場所式場の祭壇祭壇の前式場の入口(屋外)
誰が葬儀社近しい人親族・会社・友人参列者全員会社・団体
樒/白菊を1本かご入りアレンジメントスタンド花・籠花茎の長い花を1本輪状の造花
名札なし付けないことが多い付けるなし付ける
費用負担葬儀プラン贈る側贈る側葬儀プラン贈る側

献花は「持っていく花」ではありません

献花はキリスト教式や無宗教葬で、焼香の代わりに行う作法です。花は式場が用意し、参列者は受け取って手向けるだけです。持参する必要はありません。茎を手前、花を祭壇側に向けて置くのが一般的な作法です。

枕飾りの中での一本花の位置【配置図】

枕飾りの基本配置(正面から見た図)

燭台ろうそく
香炉線香
花立一本花
枕団子浄土真宗は供えない
一膳飯浄土真宗は供えない
浄土真宗は供えない

中央に香炉、向かって左に燭台、右に花立を置く三具足(みつぐそく)が基本。一本花は花立に立てます

枕飾りの構成読み方意味
香炉こうろ線香を立てる。香りで故人を導くとされます
燭台しょくだいろうそくを立てる。旅立ちの足元を照らします
花立はなたて一本花を立てる
三具足みつぐそく香炉・燭台・花立の3つをまとめた呼び名
枕団子まくらだんご旅路の食料。6個または11個が多い
一膳飯いちぜんめし茶碗に盛り、箸を立てます
りん読経のときに鳴らします

枕飾りの詳しい内容は枕飾りとは?必要なものチェックリストと宗派別の違いで解説しています。

宗派・宗教による扱いの違い

宗派・宗教一本花使う植物備考
真言宗立てるを用いることが多い
天台宗立てる樒または白菊
浄土宗立てる白菊または樒
浄土真宗立てるを用いることが多い枕団子・一膳飯・水は供えません
曹洞宗・臨済宗立てる白菊または樒
日蓮宗立てる樒または白菊
神式立てない枕直しの儀。米・塩・水・酒を供えます
キリスト教式立てない白い洋花十字架・聖書・ろうそくを置きます

※ 同じ宗派でも寺院・地域によって異なります。樒を使うか白菊を使うかは、宗派より地域差のほうが大きいのが実情です(関西は樒、関東は白菊が多い傾向)。

誰が用意するのか【立場別の一覧】

立場一本花枕花供花
遺族(喪主)用意不要(葬儀社が手配)出すことが多い
子・配偶者贈る贈る
兄弟姉妹贈る贈る
孫・おい・めい贈ることが多い「一同」でまとめることが多い
親しい友人贈ってよい(要確認)贈る
一般の友人・知人控える贈る
会社・取引先控える贈る

遺族が自分で花を用意することは、まずありません

一本花も枕飾りも葬儀社が一式を持ってきます。費用も葬儀プランに含まれることが大半です。ご家族が慌てて花店へ走る必要はありません。

場面別|どれを選べばよいか

あなたの状況用意するもの手配先
家族が亡くなり、これから安置する何も用意しなくてよい葬儀社がすべて手配します
親が亡くなった知人に、すぐ何か贈りたい枕花(ごく親しい場合)葬儀社経由で。事前に安置場所を確認
通夜・葬儀に花を贈りたい供花葬儀を担当する葬儀社
会社として贈りたい供花(枕花は控える)同上。名札は正式社名で
関西の葬儀に贈りたい供花または門樒葬儀社に「門樒はありますか」と確認
参列するが、花は持っていくべき?不要献花がある場合も式場が用意します
葬儀後に伺うので何か持ちたいかご入りアレンジメント花店で「弔問用」と伝える
供花・供物辞退と案内があった何も贈らない弔電か手紙で気持ちを伝えます

一本花はいつまで飾る?

1安置と同時に設置葬儀社が枕飾りを組み、花立に一本花を立てます
2安置中そのまま。枯れたら葬儀社が取り替えます
3納棺のとき枕飾りごと片づけられることが多い
4通夜・葬儀本式の祭壇に移り、枕飾りは役目を終えます
5火葬後後飾り祭壇に切り替わります。ここにも花を供えます
6四十九日後飾り祭壇を片づけ、仏壇へ移ります

火葬後の後飾り祭壇については後飾り祭壇はどこに置く?配置・飾り方といつまで飾るかをご覧ください。

自分で用意する場合

自宅で安置し、葬儀社に依頼する前の段階などで、自分で整えることもできます。

  • 樒が手に入らなければ白菊で構いません——地域によって樒を扱う花店がありません
  • 花立は湯のみやコップで代用できます——白い無地のものを選びます
  • 1本で十分です——多く立てる必要はありません
  • とげのある花・派手な色は避けます
  • 小机に白い布をかければ枕飾りになります——専用の台は不要です
  • ろうそくと線香は火気に注意——マンションでは火災報知器の位置を確認します
  • 葬儀社が来たら任せてよい——一式に含まれるので、そのまま差し替えてもらえます

完璧を目指さなくて大丈夫です

枕飾りは「仮の」祭壇です。道具がそろわなくても、白い布をかけた小机に花を1本立てるだけで形になります。大切なのは道具ではなく、故人と静かに向き合う時間を持つことです。

よくある質問

「一本花」の読み方は?
「いっぽんばな」です。「いちりんばな」と読むのは「一輪花」のほうで、こちらは葬儀の用語ではありません。字が似ているため取り違えられやすい部分です。
一輪花と一本花は同じものですか?
違います。一本花は枕飾りの花立に立てる葬儀の花で、葬儀社が用意します。一輪花は一輪挿しに活ける日常の花で、葬儀の作法とは関係ありません。
枕花と一本花はどう違いますか?
「誰が用意するか」が根本的に違います。一本花は葬儀社が枕飾りの一部として用意するもの、枕花は近しい人が安置場所へ贈るものです。同じ部屋に両方あることになります。
一本花は自分で用意する必要がありますか?
必要ありません。枕飾り一式に含まれ、葬儀社が用意します。費用も葬儀プランに含まれることが大半です。
樒(しきみ)はどう読みますか?
「しきみ」です。地域によって「しきび」とも読みます。仏事にのみ用いる常緑樹で、強い香りが特徴です。
樒と榊の違いは何ですか?
樒は仏事、榊は神事に用います。見分ける決め手は香りで、強い独特の香りがあるのが樒です。葉の形も違い、樒は波打っていて、榊は縁がなめらかです。
樒に毒があると聞きました。
植物全体に毒成分があり、とくに実は危険です。実は中華料理に使う八角とよく似ているため、取り違えによる中毒が実際に起きています。小さなお子さんやペットの手が届かない場所に置いてください。
樒が手に入りません。白菊でもいいですか?
問題ありません。樒を使うか白菊を使うかは、宗派より地域差のほうが大きく、関東では白菊が一般的です。地域に樒を扱う花店がなければ白菊で十分です。
献花に持っていく花はありますか?
ありません。献花はキリスト教式や無宗教葬で焼香に代わる作法で、花は式場が用意します。参列者は受け取って手向けるだけです。茎を手前、花を祭壇側に向けて置きます。
関西の「門樒」とは何ですか?
式場の入口に立てる大きな樒で、関東での供花にあたる位置づけです。名札を付けて贈ります。近年は式場の制約から、樒の形をした板(板樒)に置き換わることも増えています。
神式の葬儀に樒を贈ってもいいですか?
いけません。神式では榊を用い、樒は使いません。花店に「神式です」と伝えれば、適切なものを用意してもらえます。
一本花はいつ片づけますか?
枕飾りごと、納棺または通夜のときに片づけられるのが一般的です。葬儀社が対応するので、遺族が処理する必要はありません。

まとめ

一輪花・一本花・枕花・要点

  • 一本花=いっぽんばな。枕飾りに立てる1本の花。葬儀社が用意
  • 枕花=まくらばな。近しい人が安置場所へ贈るかご入りの花
  • 一輪花=いちりんばな。一輪挿しの花で、葬儀用語ではない
  • 覚え方は「一本花=もらう側、枕花=贈る側」
  • 一本花に使うのは樒(しきみ)または白菊。関西は樒、関東は白菊が多い
  • 樒は仏事、榊は神事。見分ける決め手は香り
  • 樒には毒がある。実は八角と似ているので注意
  • 供花は「きょうか」。献花は式場が用意するので持参不要
  • 遺族が自分で花を用意することは、まずない
  • 関西には「門樒」という供花にあたる風習がある

葬儀の花は呼び名が多く、混乱しやすい領域です。ただ実務で本当に必要なのは、「自分は贈る側か、受け取る側か」を区別することだけです。

受け取る側なら、何も用意しなくて構いません。贈る側なら、訃報直後は枕花、通夜以降は供花——この2つを覚えておけば十分です。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の宗派・地域の慣習・葬儀社の対応を保証するものではありません。一本花に用いる植物、枕飾りの構成、樒の使用範囲、門樒の風習は、宗派・地域・葬儀社によって大きく異なります。樒には毒性があり、誤って口にしないようご注意ください。金額は編集部が公開情報をもとにまとめた目安です。実際の準備にあたっては、担当の葬儀社または菩提寺にご確認ください。

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