亡くなった家族の電子マネーや各種ポイント、マイレージの相続とは?遺族が受け取るための行動手順

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交通系の電子マネーとして利用者の多いSuica(スイカ)、100億円キャンペーンで話題を集めたPayPay(ペイペイ)、ポイントチャージで買い物ができるWAONなど、世の中には様々な種類の電子マネーがあります。

基本的には金額分をチャージ(入金)して決済する電子マネーですが、利用していた家族の方が亡くなった場合、チャージ残高は遺族が引き継げるものなのでしょうか?
電子マネー以外でも、ANAやJALのマイレージや大手家電量販店で有名なビックカメラのポイントは遺族が相続することができるのでしょうか?

この記事では、亡くなった家族の電子マネーや各種ポイント、マイレージの相続についてわかりやすく解説しています。

現在終活されている方や、その家族の方も知っておいて損をしない情報としてまとめているので、ぜひ最後までお読み下さい。

目次

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亡くなった家族の電子マネーや各種ポイント、マイレージの取り扱い

記事冒頭でも少し触れましたが、電子マネーはカード内(またはスマホ内)に現金をチャージして利用するものです。
チャージとは入金のことで、銀行口座への預金と同じ意味です。

例えば、ATMからキャッシュカードで現金を引き出してお店で支払う ⇒ 現金による通常の決済の事です。
ICカードがATMの機能を持ち、現金の引き出しとお店への支払いを同時に行っている ⇒ これが電子マネーです。

現金による通常の決済を電子化したものが電子マネーになります。
電子マネーは現金と同等の資産価値があるとして、基本的には相続の対象として扱われます。

各種ポイントやマイレージも同様です。
電子マネーや各種ポイント、マイレージはその種類によって「相続できるもの」と「相続的ないもの」があります。

たとえば、相続できる電子マネーは相続税の課税対象となるため、他の財産と合わせて基礎控除額を超えるようであれば相続税の申告が必要となります。
ですが、Suica(スイカ)などはチャージできる上限が20,000円と高額ではないため、基礎控除額を超えるケースはあまり無いように思えます。

相続できる電子マネー、各種ポイント、マイレージは?

電子マネー、各種ポイント、マイレージ、それぞれ相続できるもの(遺族が代わりに受け取れるもの)を一覧にしたのが以下の表です。

相続できる電子マネー・ポイント・マイレージ一覧表

サービス名区分
Suica(スイカ)電子マネー 交通系電子マネー
Kitaca(キタカ)電子マネー 交通系電子マネー
PASMO(パスモ)電子マネー 交通系電子マネー
TOICA(トイカ)電子マネー 交通系電子マネー
manaca(マナカ)電子マネー 交通系電子マネー
ICOCA(イコカ)電子マネー 交通系電子マネー
PiTaPa(ピタパ)電子マネー 交通系電子マネー
nimoca(ニモカ)電子マネー 交通系電子マネー
SUGOCA(スゴカ)電子マネー 交通系電子マネー
はやかけん電子マネー 交通系電子マネー
PayPay(ペイペイ)電子マネー 決済系電子マネー
LINE Pay(ラインペイ)電子マネー 決済系電子マネー
ビックポイントポイント
ANAマイレージマイル
JALマイレージマイル

電子マネーには大きく分類すると交通系のもの、それから決済系のものがあります。
交通系の電子マネーで利用者の多いSuica(2018年時点で7,000万枚以上発行)をはじめとする交通系の電子マネーは、全10種すべて遺族の方が相続可能となっています。

Suica(スイカ)のデポジットとチャージ残高を受け取る手順
▼無記名Suicaの場合
必要書類なし

Suicaを持ってお近くの「みどりの窓口」へ
▼記名式Suica(My Suica)の場合
1.役所に必要書類を取得しに行く

2.Suicaと必要書類を持って「みどりの窓口」のある最寄駅へ行く

3.駅員に従って払い戻しを受け取り、Suicaの返却
▼モバイルSuicaの場合
モバイルSuicaの払い戻しについては、会員本人が死亡した場合に代理で退会処理をして返金を受け取るための手続き方法を公式の「よくある質問」で掲載されています。
※行動手順としては、必要書類を準備して指定宛先に郵送し、専用フォームにて申請する形です

必要書類
①亡くなった人の死亡確認書類(公的機関発行の書類)
・死亡診断書または死体検案書
┗役所で取得可能
・死亡届記載事項証明書
┗役所で取得可能
いずれか1点(原本・写し、どちらでも可能)
②受取人(遺族の方)の本人確認書類
・運転免許証
・パスポート(写真付きページ)
・マイナンバーカード(写真付き)
いずれか1点(原本・写し、どちらでも可能)

Suicaのチャージ(入金)残額の払いもどし額の計算式
払いもどし額=カード内の残額-手数料(220円)とデポジット(預り金) 500円
例)
チャージ残高10,000円の場合
10,000円 – 手数料220円 = 9,780円
9,780円 + デポジット分500円 = 10,280円が返ってきます
※チャージ残額が0円の場合、払いもどし額はありません(預り金500円のみ返金されます)

ほかのIC乗車券型の電子マネーに関して行動手順は同じです。
払いもどしをする交通系ICカード
受取人の公的証明書類
記名人(亡くなった家族の人)の死亡を証明する書類
基本的に上記3点を持って手続きする事となります。
※交通系ICカードの有効期限は10年で失効なので、期間内に済ませましょう

上の一覧表に記載してあるSuicaを含むIC乗車券型の電子マネーの各連絡先(問い合わせ先)は、以下の通りですので参考までに。

【クリックで開閉】▼IC乗車券型の電子マネー各連絡先(問い合わせ先)
▼Suica(カード型)
・JR東日本(東日本旅客鉄道)
TEL:050-2016-1600
営業時間:6:00~24:00
▼モバイルSuica
・モバイルSuicaコールセンター
TEL:050-2016-5005
営業時間:8:00~22:00(年中無休)
▼Kitaca(キタカ)
・JR北海道お客様相談室
TEL:0570-00-5733
(9:00~17:00 土休日・年末年始を除く)
▼PASMO(パスモ)
・東京メトロお客様センター
TEL:0120-10416
※音声ガイダンスに沿って「5」をプッシュ
(9:00~20:00 年中無休)
▼TOICA(トイカ)
・JR東海サービス相談室
TEL:050-3772-3910
※音声ガイダンスに沿って「4」をプッシュ
案内時間:9:00~17:00
(土・休日、年末年始は除く)
▼manaca(マナカ)
・名古屋鉄道株式会社
お客さまセンター(年中無休)
TEL:052-582-5151
平日:8時~19時
土休日・年末年始:8時~18時
▼ICOCA(イコカ)
・JR西日本お客様センター
TEL:050-3772-3910
※音声ガイダンスに沿って「3」をプッシュ
営業時間:6:00~23:00(年中無休)
・SMART ICOCA問い合わせダイヤル
TEL:0570-015-015
または078-382-8655
営業時間:9:00~18:00(年中無休)
▼PiTaPa(ピタパ)
・PiTaPaコールセンター
TEL:0570-014-111
(9:00~17:00 年中無休)
▼nimoca(ニモカ)
・nimocaコールセンター
TEL:0570-092-111
(8:00~20:00)
※一部ご利用できない電話があります
ご利用できない場合は092-303-7000へ
▼SUGOCA(スゴカ)
・JR九州お客様相談センター
TEL:050-3786-5154
営業時間9:00~18:00
(土日・祝日、年末年始12/29~1/3除く)
▼はやかけん
・お客様サービスセンター
TEL:092-734-7800
営業時間8:00~20:00
(年中無休)
PayPay(ペイペイ)の残高払い戻しを受け取る手順
1.PayPay公式サイト内のこちらのページへアクセスします

2.上記リンク先ページ内に「PayPayお問い合わせフォーム」からメールでの問い合わせ連絡ができます
同ページ内に「PayPayカスタマーサポート窓口」電話番号も記載されています
遺族の方がメール、電話どちらかお好きなほうより連絡し、チャージ残高の相続について連絡しましょう

PayPay残高の有効期限は残高が変動した日から2年間となっています
※2019年5月20日前後にPayPayライトの有効期限を2年間から5年間に変更予定との事

 

LINE Pay(ラインペイ)の残高払い戻しを受け取る手順

LINE Payの残高払い戻しを受け取るための方法は2通りあります。

≪手続き方法その1≫
1.LINEのお問い合わせフォームへアクセスします

2.LINEのお問い合わせフォームへアクセスすると、↓ のように表示されています
LINE Payに関する問い合わせをする事ができますので、遺族の方から連絡しましょう
※問い合わせ連絡を行う事で、指定の書類提出による確認が実施されます
≪手続き方法その2≫
LINEで「@linepayjp_support」を友だち追加します

トーク画面で「オペレーター」と入力して送信する事でチャットでオペレーターに直接お問い合わせができます

LINE Pay残高の有効期限は残高の増減がないまま5年間となっています。

 

亡くなった家族のビックポイントを受け取る手順
1.下記、ビックカメラポイントサービスセンターへ連絡
▼ビックカメラグループポイントサービスセンター
ナビダイヤル:0570-03-0811(有料)
国際電話の場合:03-5958-0811
営業時間:10:00~21:00(年中無休)

2.自身の状況に応じた手続きの流れを聞く
※相続人がポイントカードを持っている場合
⇒ 亡くなった家族の所有していたポイントカードと、相続人のカードを1枚にまとめる流れになるかと思います
※相続人がポイントカードを持っていない場合
⇒ 基本的には故人との関係がわかる公的証明書(戸籍謄本など)が必要になるかと思います

ビックポイントの有効期限について
ビックポイントの有効期限は最終利用日から2年以内

余談ですが、元SMAPの中居正広さんが2017年11月13日放送のテレビ番組「なかい君の学スイッチ」で、自身のビックポイントの残高が90万円分近く貯まっている事を明かして、ネットニュースになった事があります。

なかなか一般の方で90万円分のポイントを貯めている方は少ないと思いますが、ビックポイントは「知らない間に貯まっていた」というケースがわりと多いです。
日頃からどれくらいポイントが貯まっているのかを把握しておくのもいいでしょう。

ANAのマイルを相続する手順
1.ANAマイレージクラブ・サービスセンターへ連絡(リンク内に電話番号が記載されています)

2.必要書類を確認して準備する
※必要書類はANAマイレージ会員(亡くなった家族)の死亡後6ヶ月以内に提示しましょう
※6ヶ月を過ぎるとマイルが失効となってしまいます

3.亡くなった家族のマイル口座に残っているマイルを所定の手続きによって相続する

必要書類
※必要書類は人によって違う可能性もあるかもしれないので、詳細は上記のANAマイレージ・サービスセンターへ連絡して確認下さい

①亡くなった人の死亡確認書類(公的機関発行の書類)
・死亡診断書または死体検案書
┗役所で取得可能
・死亡届記載事項証明書
┗役所で取得可能
※原本・写し、どちらかはANAマイレージ・サービスセンターへ連絡時に確認
②受取人(遺族の方)の本人確認書類
・運転免許証
・パスポート(写真付きページ)
・マイナンバーカード(写真付き)
※原本・写し、どちらかはANAマイレージ・サービスセンターへ連絡時に確認

ANAのマイルは利用規約に「相続できる」という内容がハッキリと書かれていますが、必要書類に関しては各自必ずお問い合わせの上、ご確認下さい。

JALのマイルを相続する手順
1.JMB日本地区会員事務局へ連絡

2.必要書類を確認して準備する
※JALのマイルの有効期限は36ヶ月間なので、期間内にお手続き下さい

3.亡くなった家族のマイル口座に残っているマイルを所定の手続きによって相続する

必要書類
※必要書類は人によって違う可能性もあるかもしれないので、詳細は上記のJMB日本地区会員事務局へ連絡して確認下さい

①亡くなった人の死亡確認書類(公的機関発行の書類)
・死亡診断書または死体検案書
┗役所で取得可能
・死亡届記載事項証明書
┗役所で取得可能
※原本・写し、どちらかはJMB日本地区会員事務局へ連絡時に確認
②受取人(遺族の方)の本人確認書類
・運転免許証
・パスポート(写真付きページ)
・マイナンバーカード(写真付き)
※原本・写し、どちらかはJMB日本地区会員事務局へ連絡時に確認

JALのマイルは、特典に換える事も可能で、家族でその特典を利用する事ができます。
詳しくは「マイルを特典に換える際のご注意・ご案内」をご覧下さい。

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生前に譲渡することができるマイル

ANAやJALのマイルは、亡くなった家族の人の所持分を相続できる形ですが、生前に譲渡することができるマイルもあります。
それが以下の航空会社のマイルです。

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生前に譲渡することができるマイル一覧表

サービス名区分
デルタ航空スカイマイルマイル
ユナイテッド航空マイレージマイル

順に、受け取り方法を紹介していきます。

デルタ航空スカイマイルは、トランスファーマイルというサービスを利用することで、家族の人の口座へマイルを移行できます。
そのため、マイルの受取人がデルタ航空スカイマイル会員である必要があります。
※注意点※
・入会後10日以上経っていること
・最低1マイル獲得されている会員口座であること

スカイマイルの入会方法については、「マイルを移行したいのですが、スカイマイルへの入会方法を教えてください。」を参照下さい。

 

デルタ航空スカイマイルのトランスファーマイルで家族がマイルを受け取る手順
1.デルタ航空の公式サイトにログインし、マイル移行ページ

2.マイル移行ページ内にある受取人(最大4名様)に、受取人の会員情報(会員番号、ご氏名)を入力

3.移行マイルは受取人のスカイマイル会員口座に即座に加算されます(最大24時間で反映)

デルタ航空スカイマイル受け取りについて
受取人は1回の手続きで最大4名まで可能(手続き回数に制限なし)
1回の手続きにつき、最低1,000マイル、最高30,000マイルまで受け取り可能
1つの会員口座につき1年で受け取れるのは最高150,000マイルまで
手続き1回あたり30ドルの処理手数料
手続き1回あたり0.01ドルの移行手数料

その他、より詳しくは「トランスファーマイル よくあるご質問」をご覧下さい
手続きが上手くいかない場合は、デルタ航空サポートへ問い合わせ下さい

ちなみに、トランスファーマイルとは別にギフトマイル(マイル贈与)というサービスがありますが、ギフトマイルはマイルを購入して家族・友人にプレゼントするサービスですので、マイルを受け取る際はトランスファーマイルで手続きしましょう。

 

ユナイテッド航空マイレージプラスで家族がマイルを受け取る手順

デルタ航空のマイレージ同様にマイルを移行できるのが、ユナイテッド航空のマイレージです。
受取人(家族の人)がユナイテッド航空マイレージプラス会員であれば、マイルが移行できます。

1.ユナイテッド航空マイレージプラス公式サイトにアクセスし、ログインします

ログインした状態で、「マイレージプラス」にマウスを合わせ、「マイルの購入、移行、贈与」をクリックします

2.「Buy, transfer or give miles」をクリックすると、↓ のページに移行するので言語を日本語に選択します

3.画面を下方向にスクロールすると、↓ のように表示されています
4.赤枠部分「他の会員にマイルを移行」をクリックします

5.受取人の会員番号と名前の入力で移行(譲渡)できます

ユナイテッド航空マイレージプラスのマイル受け取りについて
受取人の「ご氏名」「マイレージプラス会員番号」など、会員情報を入力する際、お間違えないように入力しましょう
500~100,000マイルを移行可能
マイルの移行は500マイルあたり7.5ドル手数料
1回の手続きで30ドルの手数料
手続きが上手くいかない場合は、マイレージプラスのお問い合わせ先へ問い合わせ下さい

相続できない各種ポイントをマイルへ交換する方法

電子マネー同様に、世の中にはポイントサービスも数多く存在しています。
様々ある各種ポイントですが、その多くは相続する事ができません。
相続する事はできませんが、マイルに交換する事ができるポイントがあります。

先に紹介したように、JALやANAのマイルは遺族が相続する事ができるので、マイルへ交換する事ができるポイントを紹介します。

マイルに交換する事ができるポイント一覧表

サービス名交換先(直接交換可)交換先(直接交換不可)
TポイントANAJAL
PontaポイントJALANA
楽天スーパーポイント(楽天ポイント)ANAJAL
dポイントJALANA
nanacoポイントANAJAL
LINEポイントJALANA
セゾンカードの永久不滅ポイントJALANA
JCBカードのOki DokiポイントJALANAデルタ航空
アメックス(アメリカン・エキスプレスカード)のポイントANAJAL
ダイナースカードのポイント
関西電力「はぴeポイント」JALANA
四国電力「よんでんポイント」JALANA

※マイル交換先(直接交換不可)について
例)Tポイントの場合、TポイントからJALのマイルへ直接交換はできません
⇒ Tポイントを一度他のポイントに交換してからJALのマイルに交換

Tポイントや楽天スーパーポイントなどのポイントは知名度も高いと思いますが、電力のポイントをマイルに交換する事ができるのはあまり知られてないのではないかと思います。

順にその方法を紹介していきます。

Tポイントをマイルへ交換する手順
1.Tサイトにアクセスし、ログインします

2.「貯める」にマウスを合わせると、↓ のようにメニューが表示されます
開かれたメニュー内「Tポイント交換」をクリックします

3.「Tポイント交換」をクリックすると、↓ のように表示されます
「ANAマイルに交換する」をクリックします

4.「ANAマイルに交換する」をクリックすると、↓ のように表示されます
交換するTポイント数、お客様番号を入力し、確認するボタンをクリックします

5.入力内容を確認し、申し込みをして完了です

Tポイントのマイル交換について
ANAのお客様番号は必ず間違えないように入力しましょう
交換レートはTポイント500ポイントで250マイル
手続きが上手くいかない場合は「Tポイントお問い合わせ」より問い合わせ下さい

ここではTポイントをANAのマイルへ交換する手順を紹介しましたが、TポイントはJALのマイルへ交換する事も可能です。
ですが、Tポイントから直接JALのマイルへは交換できず、Tポイントを一度他のポイントに交換してからJALのマイルに交換するという流れになってしまうので、JALのマイルへ交換する方法は省略します。

Pontaポイントをマイルへ交換する手順
1.Ponta Webにアクセスし、ログインします

2.「つかう」にマウスを合わせ、「ポイント交換」をクリックします

3.「ポイント交換」をクリックすると、↓ のように表示されます
希望するマイル交換に応じて「ポイント交換する」よりお進み下さい

Pontaポイントのマイル交換について
PontaポイントからJALマイルへは上限なく何ポイントでも交換可能
JALマイルへ交換までの期間は1週間
手続きが上手くいかない場合は「JMB日本地区会員事務局」へ問い合わせ下さい

※PontaポイントはANAのマイルへ交換することも可能ですが、Pontaポイントから直接ANAのマイルに交換できるわけではないので、ここでは省略させて頂きます

また、Pontaポイントは家族全員でポイントを共有することも可能です。

Pontaカードは本人に限って有効であり、家族の方の共有利用はできません。
1人1枚Pontaカードを作る形が基本です。

ですが、家族でPontaカードをお持ちの方同士でPontaポイントをひとつにまとめることができる機能があります。

それが「グループ」機能です。
ただし、グループは要件を満たしていないとグループメンバーになれません。
2019年5月時点、一部の方を除き、新規のグループメンバー登録の受付を停止している状態となっています。
もし、要件を満たしているようであれば、こちらのリンクよりグループ登録が可能です。

生前の内にマイルへ交換しておくか、グループを作って家族でポイント共有するのか、ご家族で話し合って決断するのがいいかと思います。
Pontaカードを利用してポイントを貯めている家族の人が長期で入院することになった等のタイミングで、ポイントについて考える家族も実際にいらっしゃるようです。

楽天スーパーポイント(楽天ポイント)をマイルへ交換する手順

楽天スーパーポイントは「楽天ポイント」や「Rポイント」等と表記される事がありますが、いずれも楽天スーパーポイントの事です。

1.楽天PointClubへアクセスし、ログインします

2.「ポイント交換」をクリックします

3.「ポイント交換」をクリックすると、↓ のように表示されます
赤枠内の「交換する」をクリックします

4.「交換する」をクリックすると、↓ のように表示されます
必要事項を入力し、「確認画面へ」をクリックします

入力内容を確認してマイル交換手続きが完了です

楽天スーパーポイント(楽天ポイント)のマイル交換について
楽天スーパーポイント2ポイント=ANAマイル1マイル
1回につき、50ポイント~1,000ポイントまで(2ポイント単位)
1ヶ月につき上限20,000ポイントまで
交換申し込みからマイル登録が反映されるまで約1週間

その他、より詳しくは「楽天スーパーポイントからANAのマイルへの交換ルール」をご覧下さい
手続きが上手くいかない場合は「お問い合わせ」

※楽天スーパーポイントはJALのマイルへ交換することも可能ですが、直接JALのマイルへ交換できるわけではないのでここでは省略させて頂きます

ちなみに、楽天スーパーポイントもPontaポイント同様にポイントをまとめる事ができるサービスがあります。
それが「家族でポイントおまとめサービス」です。
ポイントには移行できないポイントもあるので、注意が必要です。
利用イメージとしては、↓ のような感じになります。

楽天カード公式サイトから手続きする事ができますので、マイル交換と合わせて生前の内に家族でポイントを共有するのも後々でポイントを無駄にしてしまわない方法だと思います。

楽天スーパーポイントの有効期限は最後にポイントを獲得した月を含めた1年間となっています。
有効期限について詳しくは「ポイントの有効期限について」をご覧下さい。

このように、楽天スーパーポイント所有者が生前にサービスに登録しておく事で、所有者が亡くなった後も家族間でポイントの移行ができるようになります。

dポイントをマイルへ交換する手順
1.dポイントクラブへアクセスします

2.「つかう」をクリックします

3.「交換商品」をクリックします

4.「交換商品」をクリックすると、↓ のように表示されます
「マイルコース」をクリックします

交換単位を確認して数量(口数)を入力します
入力例)
「5,000dポイント」を交換する場合は数量のところに「1」、「10,000dポイント」を交換する場
合は「2」と入力します

JALマイレージバンクの会員サイトへ遷移するので必要事項(連絡先等)を入力して手続き完了となります

dポイントのマイル交換について
5,000ポイント単位で交換でき、5,000ポイントにつき2,500マイルに交換
交換のお申込みから概ね2か月程度でマイルが積算される
手続きが上手くいかない場合は「お問い合わせ」

※dポイントはANAのマイルへも交換可能ですが、直接ANAのマイルへ交換できるわけではないのでここでは省略させて頂きます

nanacoポイントをマイルへ交換する手順
1.nanaco公式サイト内「ポイントをANAのマイルに交換する方法」にアクセスします

2.ポイントをANAのマイルに交換する方法にアクセスすると、↓ のように表示されます
交換の流れが画像付でわかりやすく紹介されているので、ご覧下さい

nanacoポイントのマイル交換について
nanacoポイントの有効期限はポイント取得日から2年後の3月末日まで
例)
2019年5月8日に取得したポイントは2021年3月31日まで有効
手続きが上手くいかない場合は「nanacoお問合せセンター」より問い合わせ下さい

※nanacoポイントはJALのマイルへも交換可能ですが、直接JALのマイルへ交換できるわけではないのでここでは省略させて頂きます

LINEポイントをマイルへ交換する手順
1.LINE内で「LINEポイント」公式アカウントを友だち登録します

2.LINEポイントのサービスより「使う」をタップします


3.「使う」をタップして画面を下方向へスクロールすると、「JALマイレージバンク」があります
「JALマイレージバンク」をタップします

4.「JALマイレージバンク」をタップすると、↓ のように表示されます
「JMB会員認証はこちら」をタップします

5.「JMB会員認証はこちら」をタップすると、↓ のように表示されます
必要事項を入力し、「次へ」ボタンをタップして手続き下さい

LINEポイントのマイル交換について
マイルへの反映は交換申請日より約2~3週間程度
例)
・1日~15日申請した場合
⇒ 申請月の下旬頃
・16日~31日申請した場合
⇒ 申請月の中旬頃
交換先の番号に誤りがあった場合、ポイントを戻してもらえないので入力間違いに注意
手続きが上手くいかない場合は「LINEポイントに関するお問い合わせ」より問い合わせ下さい

※LINEポイントはANAのマイルへ交換することも可能ですが、直接ANAのマイルへ交換できるわけではないのでここでは省略させて頂きます

LINEポイントをJALのマイルへ交換するにあたって、交換率は1/3となります。
例)
・LINEポイント300ポイントの場合→100マイル
・LINEポイント1,500ポイントの場合→500マイル
・LINEポイント3,000ポイントの場合→1,000マイル

また、LINEポイントは電子マネーのLINE Pay(ラインペイ)へチャージする事もできます。
マイルへ交換するか、LINE Pay(ラインペイ)へチャージするか、家族で話し合うのがいいでしょう。

セゾンカードの永久不滅ポイントをマイルへ交換する手順
1.こちら(セゾンカードの公式サイト)にアクセスします

アクセスすると、↓ のように表示されていますJAL、ANA、どちらのマイルへも交換することができます
※それぞれクリックして、ログインして手続きできます

セゾンカードの永久不滅ポイントのマイル交換について
ANAのマイルへ交換
・交換率は1/3
・200ポイント ⇒ ANA600マイル
・手数料無料
JALのマイルへ交換
・交換率は1/3
・200ポイント ⇒ JAL500マイル
・手数料無料
手続きが上手くいかない場合は「永久不滅ポイントの交換について」より問い合わせ下さい

 

JCBカードのOki Dokiポイントをマイルへ交換する手順
1.JCBカード公式サイト「マイルや他のポイントに移行」のページへアクセスします

2.「マイルや他のポイントに移行」のページへアクセスすると、↓ のように表示されています
ページを下方向へスクロールします

3.ページを下方向へスクロールすると、↓ のように表示されています
「航空系マイル・クーポン交換」より手続き下さい

交換レートや移行期間、お問い合わせ先など各航空会社のページ内に記載されています。

 

アメリカン・エキスプレスカードのポイントをマイルへ交換する手順

アメリカン・エキスプレスのポイントをANAのマイルへ交換するには「メンバーシップ・リワードANAコース」への登録が必要となります。
※「メンバーシップ・リワードANAコース」は年間参加費がかかるので、ANAのマイルへ交換を希望する方はご注意下さい

また、「メンバーシップ・リワード・プラス」というサービスもあります(要年会費)

・「メンバーシップ・リワードANAコース」とは、ポイントをマイルへ移行(交換)するには必ず登録が必要
・「メンバーシップ・リワード・プラス」とは、適用されるポイント移行レートが異なる
例)
「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録している方の場合
1,000ポイント = 1,000マイル
「メンバーシップ・リワード・プラス」に未登録の方の場合
2,000ポイント = 1,000マイル

「メンバーシップ・リワードANAコース」へ登録していればマイルへの交換ができるという事になります。
↓ の赤枠部分ですね。

「メンバーシップ・リワードANAコース」について詳しくはアメリカン・エキスプレスカードの公式サイトよりご確認下さい。

交換する手順は以下のとおりです。

1.アメリカン・エキスプレスカードの公式サイト内「ANAのマイルに移行する」ページにアクセスします

アクセスすると、↓ のように表示されていますページを下方向へスクロールしていくと
・ANAのマイルにはじめて移行する方へ
・2回目以降のポイント移行方法
という項目があり、それぞれ手順がわかりやすく画像付きで書かれているので、手続き下さい

アメックス(アメリカン・エキスプレス)カードのポイントのマイル交換について
「メンバーシップ・リワード ANAコース」の年間参加費は5,000円+消費税(2年目以降自動更新)
「メンバーシップ・リワード・プラス」は年間3,000円+消費税、2年目以降自動更新
手続きが上手くいかない場合は下記より問い合わせ下さい
▼ANAマイレージクラブ・サービスセンター
TEL:0570-029-767(有料/携帯電話から)
コミュニケーター受付時間 9:00~19:00(月~金)、9:00~17:00(土)、日祝年始休
音声応答サービス:24時間/年中無休

※アメックスのポイントをJALのマイルへ交換は直接できないため、ここでは省略させて頂きます

アメックスのポイントは、ANAのマイルへ交換するために「メンバーシップ・リワード ANAコース」への登録が必要で有料となるため、よく検討された上で決断されるのがいいと思います。

 

ダイナースカードのポイントをマイルへ交換する手順

ダイナースクラブカードで貯めたポイントを、ダイナースグローバルマイレージの参加航空会社のマイルに移行(交換)する事ができます。
※アメックス同様に年間参加料がかかります

1.ダイナースグローバルマイレージのページへアクセスします

アクセスすると、↓ のように表示されています
ページ内で下方向へスクロールします

2.ページ内で下方向へスクロールすると、↓ のように表示されています
「注意事項」に目を通して「お申し込み方法」より手続き下さい

基本的にクレジットカードのポイントは、カード名義人が亡くなるとポイントも消滅してしまいます。
カード名義人が生前の内にマイル交換や利用できるサービスを活用するのがいいでしょう。

 

はぴeポイントをマイルへ交換する手順

「はぴeポイント」とは、関西電力で電力の契約をしている方が対象のポイントサービスです。

「はぴeみる電会員」の方で、かつ「はぴeポイント会員」の方のみ「はぴeポイント」をマイルへ交換する事ができます。
JAL、ANAどちらのマイルへも交換する事ができます。

1.はぴeポイントクラブへアクセスします

2.ログインして手続きを行うことができます

はぴeポイントのマイル交換について
「はぴeポイント」の有効期限はポイント加算から3年間
電気、ガス両方の使用に応じたポイントが貯まる
交換レートはJAL、ANAどちらのマイルも100はぴeポイント=50マイル
手続きが上手くいかない場合は「お問い合わせ」

 

よんでんポイントをマイルへ交換する手順

「よんでんポイント」とは、四国電力で電力の契約をしている方が対象のポイントサービスです。

「よんでんコンシェルジュ」本会員に登録されている方のみ「よんでんポイント」をマイルへ交換する事ができます。JAL、ANAどちらのマイルへも交換する事ができます。

1.よんでんコンシェルジュにアクセスします

2.ログインして手続きを行うことができます

よんでんポイントのマイル交換について
よんでんポイントの有効期限はポイント獲得した日の年度の翌々々年度の4月末(4月30日)
電気、ガス両方の使用に応じたポイントが貯まる
JAL、ANA、どちらのマイルへも交換レートは100よんでんポイント=50マイル
手続きが上手くいかない場合は以下よりお問い合わせ下さい
▼よんでんコンシェルジュに関するお問い合わせ
フリーダイヤル:0120-410-761
受付時間:8:40~17:20(月~金)
休業日:土日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)

 

マイルに交換できる各種ポイントについて紹介しました。
ポイントサービスの多くは、利用者が亡くなると貯まっているポイントは消滅してしまいます。
ポイントを気付かずに放置したままだと、有効期限が切れてしまってせっかく貯めてきたポイントが水の泡になってしまいます。

▼貯めたポイントを後々で無駄にしないための選択肢
・利用者が生前の内にマイルへ交換する事を家族で検討する
・買い物をしてポイントを使い切る

どちらが好ましいかは、個々の状況もあるかと思いますので、相続する事ができないポイントについては利用者が生前の内に家族で話し合って決めるのがいいと思います。

その他の主な電子マネー等の扱いについて

ここまで紹介した以外の電子マネーや各種ポイントについて、相続や承継、ポイントの移行や合算ができない主なものをまとめたのが以下の表になります。

区分サービス名利用者が死亡した場合
電子マネーWAONチャージ残高の現金による返金はできず遺族側で使い切るように案内している
楽天Edyチャージ残高の現金による返金はできず遺族側で使い切る等、決めてもらう
ポイントゴールドポイント亡くなった時点で利用できなくなる
※クレジットカード機能がないゴールドポイントカードなら家族の利用可

WAONや楽天Edyは、電子マネーの中でもわりとよく知られていると思いますが、どちらも残高の相続ができないので覚えておきましょう。

ゴールドポイントは大手家電量販店のヨドバシカメラのポイントサービスです。
基本的には会員本人が亡くなると利用できませんが、クレジットカード機能がないゴールドポイントカードであれば家族の人が使う事ができます。

ゴールドポイントは他社のポイントやマイルへ交換する事ができないので、ヨドバシカメラで買い物の際「還元率1%」などポイント還元率が低い商品に利用する事で効率良くポイントを使い切る事ができるかと思います。

電子マネーの残高であれば使い切る、ポイントは生前の内に利用可能なショッピングサービスで使い切る等、家族で話し合うようにしましょう。

まとめ

亡くなった家族の電子マネーや各種ポイント、マイレージの相続について解説しました。
相続できるものは具体的な行動手順も紹介したので、調べたりする手間は省けるかと思います。

相続できる電子マネー・ポイント・マイレージ一覧表
マイルに交換する事ができるポイント一覧表
相続できなくて失効してしまうポイントは名義人が生前のうちに使い切る等、家族で話し合って決める

スマートフォンをお財布代わりに使うことが当たり前になってきた近年、残高を残したまま亡くなるというケースは今後増えてくるのではないでしょうか。

この記事ではビットコインなど仮想通貨の扱いには触れていませんが、仮想通貨についての法律がきちんと施行されれば、電子マネー同様に相続財産として扱われるようになるかもしれません。

仮想通貨やスマートフォンで利用できる電子マネーは、IDとパスワードで管理されているのが基本です。
つまり、IDやパスワードが特定できないと、残高の確認や相続の手続きが進まなくなってしまいます。

IDやパスワードを管理しているメモや場所を、財産目録や遺言書に残すなどの対策をしておくと、後々で家族が困らずに済むと思います。
終活.comでは財産目録や遺言書についてもわかりやすくまとめているので、合わせてご覧下さい


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