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自身の死後、スマホやパソコンの中身を見ないでデータを消去・処分してほしいという思いから、いわゆるデジタル終活をされる方が増えています。
デジタル機器の終活ということから、デジタル終活といわれていますが、この記事ではデジタル終活の一環としてエンディングノートを自作する方法についてわかりやすくまとめています。
最後までお読みいただくことで、デジタル終活・ひいては終活の幅が広がれば幸いです。
目次
エンディングノートを自分で作るというデジタル終活
今回の記事執筆にあたって、記事タイトルを「デジタル終活入門!エンディングノートを自分で作る術」にするか最後まで悩みました(笑)
なぜ、エンディングノートの自作がデジタル終活に結びつくのか・関係があるのか?
それはこれから紹介・解説していきますが、最後までお読みいただくことで、今回の記事タイトルが最終的に「エンディングノートを自分で作るというデジタル終活はアリかナシか?」に収まったのをわかってもらえるんじゃないかと思います。
クラウドサービスを利用してエンディングノートを作る
デジタル終活の一環として、エンディングノートをどうやって作るのか?
その答えはクラウドサービスを利用して、自作のオリジナルエンディングノートを作る形です。
クラウドとは直訳すると「雲」ですが、なぜ雲なのかということについては諸説あります。(今回大事なのはそこじゃありませんので割愛します)
クラウドサービスがピンとこない方は以下の図をご覧ください。
上図のように、インターネットが1つの広い部屋だとします。
その部屋に、文章や写真という荷物を自由に配置することができます⇒「アップロード」といいます。
知り合いに部屋の中を見せたり、部屋に鍵を掛けることもできます。
と、考えればどうでしょうか。
可視化して考えることで、クラウドサービスの仕組みがわかりやすいんじゃないかと思います。
そして、可視化した図を見て既にピンときた人もいるんじゃないでしょうか。
文章や写真を保存したり共有したりできるということは
と、考えられるわけです。(アプリ型がある以上、自作タイプで既に活用されてる方もいるかもしれません)
エンディングノートの種類
人生の引継帳ともいえるエンディングノートですが、今は市販のものやアプリ型*など、ひと口にエンディングノートといっても実にその形は様々です。
※アプリ型エンディングノートは、インターネットを用いた「クラウド型エンディングノート」になります
今回紹介するクラウドサービスを活用してエンディングノートを作る方法ですが、アプリ型のエンディングノートに近いイメージを持っていただければと思います。
アプリ型のエンディングノートや終活アプリについては以下記事でランキング化して紹介しているので、あわせて読んでみてください。
エンディングノートの弱点?
エンディングノートは終活には欠かせない便利なアイテムです。
そんなエンディングノートですが、財産や相続に関することを書いている・書きたい方もいるかと思います。
ただ、エンディングノートには法的な効力がありません。(遺言書は法的効力あり)
そのため、法的効力がないという点が、人によってはエンディングノートの弱点だと考えることになるんじゃないでしょうか。
少し根も葉もない言い方になってしまいますが
「一生懸命書いても法的効力がないなら意味がない」
「法的な効力がないから自身が書いた通りに家族が動いてくれるとは限らない」
と、エンディングノートに関して思われている人もいるかもしれません。
しかし、ネガティブに考えるのではなく、是非ともプラスに考えてほしいです。
『法的な効力がないからこそ自由』なのだと。
だからこそエンディングノートは市販のものやアプリ型があったり、100円で買える大学ノートに自分で自由に書き綴ることができるんじゃないでしょうか。
形が自由だからこそ、役所などの地方自治体でもエンディングノートを作り、無料で配布したりしているのだと思います。
つまり、エンディングノートは作るのも書くのも、その形は自由だと考えられます。
ここまでクラウドサービスのこと・エンディングノートのことについて少し長くなってしまいましたが、この記事で解説するクラウドサービスはGoogle Drive(グーグルドライブ)になります。
Google Drive(グーグルドライブ)とは?
▼Google Drive(グーグルドライブ)とは?
・大手検索エンジンのGoogle(グーグル)が提供するクラウドサービス
・PC、スマホ、タブレット、いずれからでもデータの保存や読み込みができる
▼安全性・セキュリティ
・グーグルアカウント(Gメールアカウント)2段階認証
・公開設定によって一般公開しないようにできる
インターネットサービスという観点では、極論をいってしまえば情報漏えい等は100%問題ないとは言い切れないものです。
これは他のインターネットサービス全般にいえることでもあります。
仮に「エンディングノートは紙ノートが最強」という説があるとすれば、ノートを発見されてしまった瞬間その説は崩れてしまうことになります。
クラウド型エンディングノートの括りとなるグーグルドライブの場合、アカウントの2段階認証や公開時の設定で誰かに見られてしまうという懸念は解消されるでしょう。
どちらが良い悪い、ではなく、どんなサービスも一長一短があります。
自身が『良い』と思ったものを利用するのが、ご自身にとって一番の落としどころとなるのではないかと思います。
グーグルドライブ利用手順
グーグルドライブを利用する方法は簡単です。
グーグルアカウント(Gメールアカウント)を作ることでグーグルドライブを使うことができます。
つまり、Gメールのアカウントを持っていれば利用することができるということです。
グーグルドライブは無料で使うことができます。(15GB*まで)
グーグルアカウントを所有している方であれば、無料で15GBの容量が付いてきます。
よほどの高画質の動画や画像を大量にアップロードするような使い方をしない限り、「エンディングノートとして考えれば」十分に事足りる容量だと思います。
※15GB以上の容量が必要な場合は有料ですが100GBなどのプランもあります
では、グーグルアカウント(Gメールアカウント)を作成する手順を紹介しておきます。
既にアカウントをお持ちの方は作成手順はスルーしてください。
- グーグルアカウント(Gメールアカウント)作成手順1インターネット検索~アクセスインターネットで「Gメール」と検索すると、 ↓ のように表示されます。
検索結果画面の一番上(赤い矢印部分)の「Gmail-Googleの無料ストレージとメール」をクリックします。 - グーグルアカウント(Gメールアカウント)作成手順2アカウント作成「Gmail-Googleの無料ストレージとメール」をクリックすると、↓ のように表示されます。
「アカウントを作成」「アカウントを作成する」どちらかをクリックします。(どちらでも構いません) - グーグルアカウント(Gメールアカウント)作成手順3アカウント作成~必要事項入力「アカウントを作成」「アカウントを作成する」どちらかをクリックすると、↓ のように表示されます。
姓・名を入力し、ユーザー名・パスワードを決めて入力します。
パスワードの確認まで終えたら「次へ」をクリックします。 - グーグルアカウント(Gメールアカウント)作成手順4アカウント作成~必要事項入力「次へ」をクリックすると、↓ のように表示されます。
電話番号・再設定用のメールアドレスは省略可と表示されているように、入力を省略して問題ありません。
生年月日と性別を選択し終えたら「次へ」をクリックします。 - グーグルアカウント(Gメールアカウント)作成手順5プライバシーポリシーと利用規約の確認「次へ」をクリックすると、↓ のように表示されます。
プライバシーポリシーと利用規約の確認になります。
画像のようにバーを最下部までスクロールすると、「同意する」ボタンが表示されます。
プライバシーポリシーと利用規約に目を通したら「同意する」ボタンをクリックします。 - グーグルアカウント(Gメールアカウント)作成手順6グーグルアカウント(Gメールアカウント)作成完了「同意する」ボタンをクリックすると、↓ のように表示されます。
これでGメールアカウントが作成されました。
「次へ」をクリックで、↓ のようにGメールの管理画面が表示されます。
※モザイク部分は設定した名前が表示されています
これでグーグルドライブを利用することができます。
ちなみに、ほんの一例ですがグーグルドライブでエンディングノートを作るのはこんな感じです ↓
エンディングノートをクラウドサービスで、というのがアリだと感じたら、色々とグーグルドライブを触ってみると良いでしょう。
クラウドサービスでなくとも、例えばパソコンのメモ帳やWordで自作のエンディングノートの項目を作り、パソコン内に保存することもできます。
ただ、グーグルドライブのようにパソコン以外(スマホやタブレット)からもアクセスでき、共有など公開設定もできるという面では差があるといえます。
エンディングノートを自分で作るというデジタル終活が「アリ」か「ナシ」か?
終活の形同様に、十人十色の見解があることでしょう。
まとめ
冒頭でも触れたように、自身の死後のスマホやパソコンの中身を心配し、写真などのデータ処理や削除もデジタル終活ですが、インターネットサービスを活用することもデジタル終活の一環だと考えられるんじゃないでしょうか。
更に噛み砕いていうと、スマホやパソコンを使って終活に関する何かを行うことはデジタル終活の一環だと思います。
最後に、少し長文になります。
20代・30代の方で、これから終活をはじめる次世代終活組のエンディングノートはインターネットを活用したものが中心となってくることも考えられます。
そうなってくると、サービスを提供する側は安全性・セキュリティ向上により一層良くなるように努めることになると思います。
今やスマホは老若男女問わず誰でも持っているという時代です。
言ってしまえば今はクラウド型エンディングノート黎明期ともいえます。
シニアと呼ばれる高齢者の方が、『新しいものを知り、何かを始める・新しいものから何かを考える』ことは老活ともいえるんじゃないでしょうか。
終活は死について考えることも何かと多くなりますが、終活するなら人生の最期まで楽しみながら行ってほしいです。
今現在終活中の方は「もう高齢だから〇〇できない」とは考えずに、日々新しいものと向き合ったり、新しい知識を得たり、楽しみながら終活ライフを送っていただきたいものです。
そういった上で、今回のように「グーグルドライブでこんなこともできる」「クラウドサービスはこんな活用方法もある」ということをご理解いただければと思います。
こうしたサービスは気になれば実際に行動してみて、自己判断していただくのが最良であるとは考えています。
人は自身で考えることで、そこからまた別の新しいものを見つけ出したりすることができます。
デジタル終活は今後もっと奥深いものとなっていきそうです。
20代・30代といった若い世代の方が、60代・70代になる頃にはデジタル終活はAI(人工知能)に頼りきりの終活となるかも知れません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
このあとは是非、以下の記事もあわせて目を通してみてください。
まだまだ歴史の浅い「終活」という言葉、その今昔がわかる内容となっています。