玉串料の書き方|神式の葬儀の表書き・水引と封筒メーカー

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神式の葬儀(神葬祭)に呼ばれて、香典袋に何と書けばよいか手が止まることがあります。神社本庁や神社庁の案内では、神式のお供えの表書きは「玉串料」「御榊料」「御霊前」とされ、水引は白黒で模様のない袋を選びます。市販の袋に蓮の花が付いていれば、それは仏式用です。表書き・水引・中袋の書き方・神職に渡す御礼・仏式との言葉の違いを、神社庁の案内で確かめた範囲で順に見ていきます。名前と金額を入れると縦書きの下書きが出る封筒メーカーも付けました。

結論

  • 神式の葬儀で参列者が包むお金の表書きは玉串料・御榊料・御霊前です
  • 水引は白黒で、模様のない袋を選びます
  • 蓮の花の模様が付いた袋は仏式用なので避けます
  • 1年を過ぎた年祭では「玉串料」と書きます
  • 遺族が神職に渡す御礼は祭祀料・謝礼・志などと書きます
  • 「御仏前」は神葬祭の案内に出てきません
  • 金額・墨の濃さ・玉串の扱いは地域や神社で違います

目次

  1. 神式の葬儀で包むお金は「玉串料」と呼ばれる
  2. 表書きは玉串料・御榊料・御霊前のどれを書くか
  3. 不祝儀袋の選び方|水引・蓮の花・袋の裏
  4. 外袋・中袋・裏に書くこと
  5. 神職に渡す御礼の袋|祭祀料・謝礼・志
  6. 仏式と神式の言葉の違い
  7. 玉串奉奠の手順と忍び手
  8. 宗教が分からないときの確かめ方
  9. 神式の通夜祭・年祭に参列する服装
  10. 神葬祭を初めて頼むときに神社へ聞くこと
  11. 玉串料の封筒でよく聞かれること
  12. 神式の封筒で押さえること

先に封筒メーカーを置きます。用途を選び、名前と金額を入れると、外袋の表・中袋の表・中袋の裏が縦書きで並びます。表書きの候補は、神社本庁と福岡県神社庁の案内に載っている言葉だけにしてあります。

神式の封筒メーカー(玉串料・神職への御礼)

用途を選んで名前と金額を入れると、外袋の表・中袋・裏を縦書きで表示します。手書きの下書き用です。入力した内容はどこにも送られません。






表書きの候補は、神社本庁と福岡県神社庁の案内に載っている言葉から選んでいます。金額は書き方を変換するだけで、いくら包むかは決めていません。水引の色や袋の種類、墨の濃さは地域や神社で違うので、迷ったら葬儀を担当する神社に聞いてください。

神式の葬儀で包むお金は「玉串料」と呼ばれる

神道の形式で行う葬儀を、神葬祭といいます。神社本庁の案内では、通夜にあたる通夜祭と、告別式にあたる葬場祭があります。そのあとに、亡くなって50日目の五十日祭と、満1年・3年・5年・10年と続く年祭が行われます。参列者が祭に持参するお金は、仏式でいう香典に近い位置づけです。

表書きの「玉串料」は、玉串の代わりに供える料という意味です。神社本庁は、玉串を米・酒・魚・野菜・果物・塩・水などの神饌と同じく、神前に供えるものと説明しています。福岡県神社庁の案内も、焼香などの代わりに神道ではお供え物や玉串を捧げると書いています。お金を包む袋に玉串料と書くのは、その玉串を金銭に置き換えたからです。

神式の葬儀で包むお金の一覧。表書き・水引・蓮の花の袋・神職への御礼・仏式との言葉の違い
神式の封筒の書き方と仏式との違い(神社本庁・神社庁の案内で確かめた範囲)

神葬祭は、地域や神社によって名称や内容が少しずつ違うと神社本庁も書いています。次の表は、神社本庁の案内に出てくる祭と、参列者が書く表書きの対応です。

祭時期参列者の表書き
通夜祭夜を徹して故人の御霊を慰める祭玉串料・御榊料・御霊前
葬場祭(告別式)故人との最後の別れの祭玉串料・御榊料・御霊前
五十日祭亡くなって50日目玉串料・御榊料・御霊前
一年祭満1年案内に個別の記述なし
1年を過ぎた年祭三年祭・五年祭・十年祭など玉串料

神社本庁の神葬祭の案内とよくあるご質問による。一年祭そのものの表書きは、案内に書かれていなかった。

表書きは玉串料・御榊料・御霊前のどれを書くか

神社本庁は、神葬祭のお供えの表書きとして「御霊前」「玉串料」「御榊料」を挙げています。福岡県神社庁の案内も同じ3つです。袋を前にして迷うのは、この3つの使い分けです。

表書き意味案内に載っている場面
玉串料玉串の代わりに供える料神葬祭のお供え。1年を過ぎた年祭ではこの書き方
御榊料榊の代わりに供える料神葬祭のお供え。玉串料との使い分けは案内にない
御霊前御霊の前に供える神葬祭のお供え。1年を過ぎた年祭では玉串料と書く

神社本庁は初穂料・玉串料の案内の中で、玉串料と御榊料のどれを書いても構わないと述べています。どれを選ぶかの決まりは、案内には見つかりませんでした。そのため迷ったときは玉串料を選ぶと、通夜祭から年祭まで一つの書き方で通せます。東京都神社庁の質問と答えのページも、玉串料は霊祭や弔事の際にも使える表書きだと書いています。

「御霊前」は、仏式の香典でも使われる言葉です。浄土真宗本願寺派の案内には、亡くなった方の霊ではなく仏さまに供えるのだから、書くなら「御仏前」だとあります。神葬祭の案内には「御仏前」が出てきません。仏の字が付く言葉なので、神式と分かっている場では選ばないのが無難です。

袋に印刷された「御玉串料」のように御の字が付いた書き方も売られています。神社庁の葬儀の案内は「玉串料」という形なので、自分で書くときはそちらに合わせます。

不祝儀袋の選び方|水引・蓮の花・袋の裏

神社本庁のよくあるご質問は、お供えの袋について「白黒の水引を選び」と答えています。福岡県神社庁は、白黒か銀の結び切りで、模様がない袋を使うと書いています。結び切りは、一度結ぶとほどけない結び方で、弔事に使います。

見るところ選ぶもの避けるもの
水引の色白黒。銀も案内にある紅白(祝儀用)
水引の結び結び切り蝶結び
袋の模様模様のない無地蓮の花の模様(仏式用)
袋の裏のたたみ方上の折り返しを上に重ねる下の折り返しを上に重ねる
黄色と白の水引神社庁の案内に記述なし地域の習わしを葬儀社や神社に確認

神社本庁は、市販の不祝儀袋に「御霊前」と印刷してあっても蓮の花の模様が付いていることがあり、それは仏式用だと注意しています。コンビニや文具店で急いで買うときは、水引の色より先に、袋に蓮の花がないかを見ます。

袋の裏の折り返しについて、神社本庁は、弔事では上の折り返しを上にすると案内しています。目を伏せた悲しみの状態を表すと言われているそうです。

外袋・中袋・裏に書くこと

袋のどこに何を書くかは、神式に限らず不祝儀袋に共通する書き方です。神社庁の案内には細かい記述がないため、ここは一般的な慣習として整理します。封筒メーカーの表示も、この並びに合わせています。

場所書くこと書き方
外袋の表・上段表書き水引の上に、玉串料など
外袋の表・下段氏名水引の下に、フルネーム
中袋の表金額「金」と「圓也」で挟み、大字で書く
中袋の裏住所と氏名左下に、縦書きで住所、その左に氏名
中袋がないとき金額・住所・氏名外袋の裏に、同じ並びで書く

金額は、壱・弐・参・伍のような大字で書くのが通例です。数字の書き換えを防ぐための書き方として残っています。大字の対応表と書き方の例はお布施の書き方|表書き・中袋・裏面の記入例と金額の漢数字早見表にまとめています。封筒メーカーに数字を入れると、同じ書き方で変換されます。

包む額については、公的な調査で確かめられる数字が見つからなかったため、この記事には書きません。故人との間柄や地域、神社によって差が出るところで、親族や同じ地域の人に聞くのが確かです。墨の濃さについても、神社庁の案内に記述が見つかりませんでした。袋の説明書きに従うか、葬儀を担当する神社に尋ねてください。

神職に渡す御礼の袋|祭祀料・謝礼・志

ここからは遺族の側の話です。参列者が遺族に渡す玉串料とは別に、遺族が神葬祭を執り行った神職へ渡す御礼があります。福岡県神社庁は、奉仕者への謝礼には「祭祀料」「謝礼」「志」などを書くと案内しています。

渡す人渡す相手表書き確かめる先
参列者遺族(受付)玉串料・御榊料・御霊前喪家・葬儀社
遺族神職祭祀料・謝礼・志依頼する神社
遺族神職(送迎・食事の費用など)案内に記述なし依頼する神社

「御祭祀料」や「御礼」と書く例も見かけます。ただ、この2つは神社庁の案内で確かめられませんでした。神社庁の案内で確認できたのは祭祀料・謝礼・志です。お布施の書き方の記事の神式の欄には御祭祀料・御礼が載っていますが、実際にどう書くかは依頼する神社に聞いて決めると、書き直しが出ません。

金額は、神社ごとに考え方が違います。この記事に数字を載せないのは、公的な調査が見つからないためです。神葬祭の相談をした時点で、御礼の表書きと金額の目安を、神社に聞いておきます。寺院に渡す御車代や御膳料の書き方は御車代・御膳料の記事に分けてあります。神職に同じものを別に包むかどうかは、神社の案内に従ってください。

仏式と神式の言葉の違い

袋の言葉を間違えるのは、仏式と神式の言い方が似ていて、置き換えて覚えてしまうからです。次の表は、神社本庁と神社庁の案内で確かめられた言葉を中心に、仏式の言い方と並べたものです。

場面・もの仏式の言い方神式の言い方
葬儀の名前葬儀・告別式神葬祭・葬場祭(告別式)
前夜の儀式通夜通夜祭
参列者が包む袋の表書き宗派で違う。御霊前・御仏前など玉串料・御榊料・御霊前
御仏前浄土真宗本願寺派は、書くなら御仏前と案内案内に出てこない
故人に捧げる拝礼焼香玉串奉奠(玉串を捧げる)
手の合わせ方合掌合掌ではなく、音を立てない拍手(忍び手)
数珠仏式の場で持つ神社庁の案内に記述が見つからない
仏壇にあたるもの仏壇御霊舎(みたまや)
亡くなって50日目前後四十九日五十日祭
1年目の祭一周忌一年祭
それ以降の祭法要祖霊祭(仏式の法要にあたる)

仏式の言い方は宗派で異なる。神式の言い方は神社本庁の神葬祭の案内と福岡県神社庁の案内による。数珠の行は、案内に記述が見つからなかったことを表す。

数珠については、神社庁の案内に持参してよいかどうかの記述が見つかりませんでした。神式の拝礼は、玉串を捧げて音を立てない拍手をする形で、手に数珠を掛ける場面はありません。持って行ってよいかは、喪家か神職に聞くのが確実です。

言葉の違いは、お悔やみの挨拶にも出ます。仏教由来の言葉を避ける言い換えは、忌み言葉チェッカー|文章を貼ると自動判定・葬儀と結婚式の言い換え一覧で確かめられます。

玉串奉奠の手順と忍び手

玉串奉奠は、仏式の焼香にあたる拝礼です。東京都神社庁と愛知県神社庁の案内を合わせると、次の流れになります。

  1. 神職から玉串を受け取ります。愛知県神社庁は、受け取ったら目の前にまっすぐ立てて、故人を偲び祈りを込めると書いています。
  2. 霊前の案(玉串を置く台)の前まで進み、軽くお辞儀をします。
  3. 玉串を案の上に置きます。東京都神社庁は、根元が霊前の方を向くように置くと案内しています。
  4. 二礼二拍手一礼をします。拍手は忍び手といって、音を出しません。愛知県神社庁は、手を触れる程度にとどめると書いています。
  5. 軽くお辞儀をして、元の位置に戻ります。

玉串の回し方は、案内によって書き方が違います。愛知県神社庁は時計回りに回して根元を霊前に向けると書き、東京都神社庁の神葬祭の案内は置く向きだけを述べています。回し方の細部は神社や地域で違うため、前の人の動きを見て、神職の案内に従ってください。順番が来る前に、葬儀社のスタッフに聞いておく方法もあります。

宗教が分からないときの確かめ方

訃報には、宗教が書かれていないことがあります。袋を用意する前に、次の順で手がかりを探します。

手がかり神式のとき気をつけること
連絡の言葉・案内状「神葬祭」「通夜祭」「葬場祭」とある「告別式」は神式でも使う言葉。これだけでは決まらない
会場の案内「神葬祭」「通夜祭」などの表示がある表示がなければ、ほかの手がかりで確かめる
喪家の親族・葬儀社神式と教えてもらえる最も確実。聞けるなら最初に聞く
知人・同僚すでに参列した人が知っている地域の習わしも一緒に聞く

どうしても確かめられないときは、袋の選び方で失敗を減らします。神社本庁も福岡県神社庁も、袋は模様のないものを勧めています。蓮の花の付いていない無地の白黒の袋なら、神式でも使えます。

表書きは悩むところです。「御霊前」は神式の案内にも載っていますが、浄土真宗では使わない言葉です。どの宗教にも当てはまる一語は、案内から見つかりませんでした。受付で確かめられるなら、そこで聞くのがもっとも確実です。当日に聞けないことを考えて、可能なら事前に一人でも確認を取っておくと安心です。

神式の通夜祭・年祭に参列する服装

神社本庁は、友人や知人の通夜祭に弔問するときは、喪服を着ないのが本来のマナーだと書いています。急いで駆けつけたという気持ちを表すため、地味な平服のスーツで差し支えありません。ただし、告別式に出られず通夜祭だけの弔問になる場合は、喪服を着ることもあるとしています。

年祭については、一年祭までを神葬祭、それ以降を祖霊祭と分けるのが一般的だと説明しています。一年祭のあとは、男性ならダークスーツなど華美でない服装にします。5年、10年と年数がたつにつれて、少しずつ平服にしていって構わないと書いています。喪服の種類は喪服の格の早見表|ピークドラペルはNG?男女別アイテムと立場別マナーで見られます。

神葬祭を初めて頼むときに神社へ聞くこと

神社本庁は、初めて神葬祭を行うときは近くの神社に相談するよう勧めています。神職が常駐していない神社もあるので、その場合は都道府県の神社庁に聞きます。袋のことは、依頼の最初の電話で一緒に確かめておくと、あとで書き直さずに済みます。

聞くこと理由
神職への御礼の表書きと渡す時期案内で確認できる書き方は祭祀料・謝礼・志。神社ごとの運用は案内にない
参列者に案内する表書き参列者へ玉串料と案内してよいか
祭の日程と場所地域によって名称や内容が少し違う
玉串奉奠の作法回し方が案内によって違う
神社の参拝を控える期間地域の慣例があればそれに従う。特になければ五十日祭までが「忌」

最後の行は、神社本庁のよくあるご質問にある内容です。「忌」の期間中は神社への参拝を遠慮し、やむを得ないときはお祓いを受けてから参拝するとされています。

玉串料の封筒でよく聞かれること

香典と書いてはいけませんか
神社庁の案内にある神葬祭の表書きは、玉串料・御榊料・御霊前です。「香典」は出てきません。浄土真宗本願寺派の案内には「御香典」が載っているので、仏式の言葉と考えて、神式と分かっているときは案内にある言葉を選びます。
御仏前と書くのは間違いですか
神葬祭の案内には出てこない書き方です。仏さまに供えるという意味の言葉なので、神式の場では使いません。
コンビニで買った袋に蓮の花の模様があります
神社本庁は、蓮の花の模様は仏式用だと注意しています。神式では、模様のない無地の袋に替えます。
玉串料と御榊料は何が違いますか
どちらも、玉串や榊の代わりに供える料という意味です。神社本庁は、どちらを使っても構わないと書いています。使い分けの決まりは案内に見つからなかったため、迷えば玉串料にします。
三年祭に御霊前と書いてもよいですか
神社本庁は、1年を過ぎた年祭に参列するときのお供えは玉串料と書くよう案内しています。年祭では玉串料と覚えておくと間違いません。
薄墨と濃い墨のどちらで書きますか
神社庁の案内に、墨の濃さの記述は見つかりませんでした。袋の説明書きや、葬儀を担当する神社の案内に合わせます。
いくら包めばよいですか
公的な調査で確かめられる数字が見つからないため、この記事には書きません。故人との間柄や地域で差が出るので、同じ立場の親族や、同じ地域の人に聞いて決めます。
数珠は持って行ってもよいですか
神社庁の案内に数珠の記述が見つかりませんでした。神式の拝礼では玉串を捧げ、手を合わせる代わりに音を立てない拍手をします。持参してよいかは、喪家か神職に聞きます。
神職に渡す御礼は、玉串料の袋と同じものでよいですか
福岡県神社庁は、奉仕者への謝礼には祭祀料・謝礼・志などと書くと案内しています。袋の種類や水引は、依頼する神社の案内に従います。

神式の封筒で押さえること

要点

  • 参列者の表書きは玉串料・御榊料・御霊前。迷えば玉串料
  • 袋は白黒の水引で模様なし。蓮の花は仏式用
  • 1年を過ぎた年祭は玉串料
  • 神職への御礼は祭祀料・謝礼・志。金額は神社に聞く
  • 拝礼は玉串を捧げ、二礼二拍手一礼。拍手は忍び手

神式の封筒は、仏式と見た目が似ているぶん、言葉を取り違えやすい分野です。それでも神社本庁や神社庁の案内を読むと、決まる部分は多くあります。表書きの候補は玉串料・御榊料・御霊前の3つで、袋は無地の白黒です。

金額・墨の濃さ・玉串の回し方・神職への御礼の運び方は、案内の中でも地域や神社の違いが書かれているところです。分からないまま書かず、喪家か依頼先の神社に一言聞くと、袋の書き直しが減ります。封筒メーカーで下書きを作り、筆ペンで書き写してください。

本記事は、神社本庁・福岡県神社庁・東京都神社庁・愛知県神社庁・浄土真宗本願寺派が公表している2026年10月時点の案内をもとに、一般的な内容を整理したものです。神葬祭の名称や作法は、地域や神社によって異なる場合があります。袋の書き方や金額、玉串奉奠の作法は、喪家や葬儀を担当する神社の案内を優先してください。

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