東京の樹木葬の選び方|都立霊園の樹林墓地とエリア別の違い

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「東京の樹木葬」と検索すると、料金の一覧が並びます。けれど東京で本当に迷うのは金額ではありません。都立の合葬埋蔵施設は募集が年1回で抽選、23区の樹木葬は駅から近いかわりに区画が小さい、多摩や郊外は広いかわりに電車で通いにくい。この性格の違う3つを、同じ「樹木葬」という言葉で呼んでいることが、混乱のもとです。この記事では、東京に固有の事情だけに絞って整理しました。

結論

  • 東京の樹木葬は「都立の合葬埋蔵施設」「区市町村営」「民営・寺院墓地」の3つに分かれます
  • 都立は募集が年に1回で、申込資格と抽選があります
  • 民営・寺院はいつでも申し込めますが、費用の幅が大きくなります
  • 23区は駅に近いかわりに、区画が小さく合祀までの期間が短い傾向があります
  • 多摩・郊外は広くて費用も抑えられますが、お参りに行けるかを先に確かめてください
  • いちばん多い後悔は「遠くて誰も行かなくなった」ことです
  • 迷ったら「20年後に誰が、どうやって行くか」で決めてください

目次

  1. 東京の樹木葬は3つに分かれる
  2. 公営と民営の違い
  3. 都立の樹林型・樹木型とは
  4. 都立に申し込める人
  5. 年1回の募集と抽選
  6. 区市町村営という選択肢
  7. 民営・寺院墓地の特徴
  8. 23区・多摩・郊外の違い
  9. よくある誤解
  10. 費用が決まるところ
  11. アクセスの確かめ方
  12. 見学で聞く18項目
  13. 契約書で読む8か所
  14. 東京での失敗5つ
  15. 地方から移す段取り
  16. ひとりで決める場合
  17. 見学から契約までの流れ
  18. 納骨堂・永代供養墓との比較
  19. 東京の樹木葬でよく聞かれること

まず結論|東京の樹木葬は3つに分かれます

種類申し込み費用特徴
1都立霊園の合葬埋蔵施設(樹林型・樹木型)年1回の募集・抽選最も抑えられます申込資格があります
2区市町村営の墓地自治体ごとに募集抑えられますその区市町村に住んでいることが条件です
3民営霊園・寺院墓地の樹木葬いつでも申し込めます幅が大きい場所・形・期間を選べます

この3つは、申し込みの仕組みからして違います。公営は「募集を待って、資格を満たして、当たる必要がある」もの。民営・寺院は「見学して、気に入ったら契約する」もの。同じ気持ちで比べようとすると、話が噛み合いません。

両方を同時に進めて構いません

公営に申し込みながら、民営の見学も進めておくのが、いちばん現実的な進め方です。公営は当たるとは限りませんし、募集は年に1回しかありません。「当たったら公営、外れたら民営」と決めておけば、待つ時間が無駄になりません。

東京で樹木葬が選ばれている理由

理由東京での事情
継ぐ人がいない単身世帯と子のいない世帯が多い地域です
実家の墓が遠い地方から出てきた方が多く、墓参りに行けなくなっています
墓地の値段が高い一般墓を建てる費用が大きくなります
区画が空かない公営墓地の募集は限られています
子に負担を残したくない管理費と掃除が続きます
宗旨を問わない形がよい寺院との関係を新たに作りたくない方が多いです

東京では「実家の墓をどうするか」と「自分の行き先をどうするか」が同時に来ることがよくあります。地方のお墓を墓じまいして、東京の樹木葬へ移す、という流れです。この場合は改葬の手続きが必要になります。手順は別の記事にまとめています。

東京の樹木葬は「公営」と「民営・寺院」で仕組みが違う

公営(都立・区市町村営)民営・寺院墓地
申し込み募集期間が決まっていますいつでもできます
資格住所要件などがありますほぼありません
当選申込多数なら抽選です先着です
費用抑えられます幅が大きい
管理費かからない形もありますかかることが多いです
場所選べません選べます
宗旨問いません寺院墓地は条件があることがあります
時期年1回を逃すと1年待ちますいつでも

都立霊園の樹林墓地・樹木型の合葬埋蔵施設とは

東京都が管理する都立霊園には、継ぐ人がいなくても申し込める合葬式の埋蔵施設が設けられています。石の墓を建てず、樹木や樹林の下に遺骨を納める形で、一般に「樹林型」「樹木型」と呼ばれています。

特徴内容
形石碑を建てず、樹木・樹林のもとに埋蔵します
承継継ぐ人は不要です
管理料合葬式では継続的な管理料がかからない形が中心です
宗旨問いません
お参り共用の献花台や参拝場所が設けられています
取り出し合葬されたあとは取り出せません
設置されている霊園都立霊園のうち一部です。募集案内で確認します

募集の内容は毎年変わります。必ず公式の案内で確認してください

対象となる霊園、募集する数、申込資格、料金は年度ごとに見直されます。この記事で金額や施設名を断定しないのはそのためです。東京都の霊園に関する公式の募集案内を、その年のものでご確認ください。案内は募集期間に合わせて公表されます。

都立霊園に申し込める人(申込資格)

確認する項目見るところ
住所都内に一定期間続けて住んでいることが求められます
申し込む人遺骨を持っている方、または本人(生前)
遺骨の有無「遺骨があること」が条件の区分と、生前に申し込める区分があります
遺骨との関係申込者と故人の続柄に条件があります
他の墓地の使用すでに都立霊園を使っている場合の扱いがあります
申し込める数1世帯・1人あたりの上限があります

いちばん見落とされるのが「遺骨の有無」です。合葬埋蔵施設には、すでに遺骨がある方向けの区分と、生前に申し込んでおく区分が分かれていることがあります。自分がどちらに該当するかで、申し込める区分が変わります。

募集は年1回・抽選という仕組み

  1. 募集案内が公表されます(時期は年度によります)
  2. 案内を入手し、申込資格を確認します
  3. 期間内に申し込みます(この期間を逃すと1年待ちです)
  4. 申込者が多ければ抽選になります
  5. 当選したら資格審査のための書類を提出します
  6. 使用料を納めます
  7. 埋蔵の手続きを進めます

案内が出る時期を、あらかじめ調べておいてください

公営の最大の弱点は「募集を知らないうちに終わっている」ことです。前年の募集がいつ行われたかを調べ、その時期に自分から確認しにいくという段取りにしておくと、取りこぼしません。広報や公式サイトで案内される時期は、年ごとに前後します。

区市町村営の墓地という選択肢

都立以外にも、区や市が管理する墓地があります。合葬式や樹木型を設けている自治体もあります。

項目区市町村営の特徴
資格その区市町村に住んでいることが条件です
費用抑えられることが多いです
募集数が少なく、募集も限られます
場所市域内、または近隣に設けられています
情報区市町村の公式サイトと広報で確認します

都立ばかりを見て、地元の区や市の制度を見落とす方が多いです。まずお住まいの区市町村の公式サイトで「墓地」「合葬」「樹木」を調べてみてください。設けている自治体では、都立より通いやすい場所にあることがあります。

民営霊園・寺院墓地の樹木葬の特徴

形納め方費用の傾向取り出し
合祀型はじめから他の方と一緒に納めます最も低いできません
集合型1本の木の周りに個別の区画を設けます中期間内は可のことがあります
個別型区画ごとに木や銘板を設けます高い期間内は可のことがあります

樹木葬の形そのものの違いは、別の記事で詳しく扱っています。ここで東京に固有なのは、土地が限られているため、23区内では「個別型」が少なく、区画も小さい傾向があるという点です。「木の下に眠る」というイメージで見学に行くと、実際の姿とのずれに驚くことがあります。

写真と現地の印象は、東京では特に違います

広告の写真はいちばんよく見える角度で撮られています。23区内の樹木葬は、建物に囲まれた一角にあることも珍しくありません。必ず現地を見て、そこに手を合わせている自分を想像できるかを確かめてください。

23区・多摩・郊外のエリア別の違い

エリア通いやすさ費用広さ向いている人
23区内駅から歩けることが多い高め狭い電車で通いたい・高齢の家族がいる
多摩地域駅からバスのことが多い中広い自然の中がよい・車がある
都外の近郊車が前提のことが多い抑えられます広い費用を抑えたい

「安い」より「行ける」を優先してください

費用の差は一度きりですが、通いにくさは毎年効いてきます。いま車で行ける場所でも、10年後、20年後に運転しているとは限りません。東京で樹木葬を選ぶときは、「電車とバスだけで、ひとりで行けるか」を基準にすると、後悔が減ります。

「東京の樹木葬」でよくある誤解

よくある思い込み実際は
樹木葬はどこも安い個別型は一般墓と変わらないこともあります
木の下に自分だけ眠れる合祀型は他の方と一緒です
管理費はかからない形によってはかかります
ずっと個別に置いてもらえる期間が過ぎると合祀される形が多いです
都立はいつでも申し込める年1回の募集です
お参りは自由にできる施設によって時間や供物の決まりがあります
ペットと一緒に入れる受け入れている施設は限られます

費用はどこで決まるか(東京特有の事情)

金額を動かすもの東京での効き方
場所都心に近いほど高くなります
形合祀型か、個別型か。ここがいちばん大きい
個別に置く期間長いほど高くなります
人数2人目以降の納骨料が別に要ることがあります
銘板文字を入れる費用が別のことがあります
管理費年額×年数で合計が変わります
法要頼む場合のお布施は別です

費用の相場そのものは、種類別・地域別にまとめた記事があります。ここで東京に固有なのは、「同じ形でも23区内と郊外で差がつく」という点だけです。比べるときは、必ず同じ形どうしで比べてください。合祀型と個別型の金額を並べても、意味がありません。

アクセスの確かめ方|駅から歩けるか、何回乗り換えるか

  • 最寄り駅から歩いて何分か(坂道はあるか)
  • 自宅から乗り換えは何回か
  • 片道の所要時間はどのくらいか
  • バスの本数は1時間に何本か
  • お盆・彼岸の時期に臨時のバスは出るか
  • 駐車場はあるか、混む時期に停められるか
  • 園内を歩く距離はどのくらいか
  • ベンチや休憩できる場所はあるか
  • 足元は舗装されているか、雨の日はどうか
  • お参りの時間に制限はあるか

見学は「いちばん行きにくい方法」で行ってください

車で行くと、たいていの霊園は近く感じます。実際に通うのは、車を運転しなくなった家族です。見学のときは、電車とバスを乗り継いで行ってみてください。それでも苦にならなければ、20年後も通えます。

見学で聞く18項目

  • 合祀型か、集合型か、個別型か
  • 個別に置いてもらえる期間は何年か
  • 期間が過ぎたあと、遺骨はどうなるか
  • 途中で取り出すことはできるか
  • 納められる人数の上限は何人か
  • 2人目以降の納骨に費用はかかるか
  • 骨壺のまま納めるか、袋に移すか
  • 骨壺の大きさに制限はあるか
  • 粉骨は必要か
  • 年間管理費はかかるか、いつまで払うか
  • 銘板に文字を入れる費用はいくらか
  • 宗旨・宗派の条件はあるか
  • 法要を頼めるか、費用はいくらか
  • お供え・線香・花の決まりはあるか
  • お参りできる時間帯
  • 生前に申し込めるか、その場合の扱い
  • 解約したときに返金はあるか
  • 運営がなくなった場合はどうなるか

契約前に確認する書類の8か所

読むところ確かめること
1使用期間何年で合祀になるか
2管理料年額・支払う期間・払わなかった場合の扱い
3埋蔵できる人数親族の範囲に条件はないか
4返還・解約返金の有無と条件
5承継継ぐ人が不要と明記されているか
6取り出しの可否いつまで、どういう手続きで
7宗旨・宗派檀家になる必要はないか
8運営主体誰が経営し、誰が管理しているか

「永代供養つき」と「管理料不要」は別の意味です

永代供養つきとは、継ぐ人がいなくても供養してもらえるという意味であって、管理料がかからないという意味ではありません。この2つを取り違えると、あとから毎年の支払いが発生していることに気づきます。契約書のどこに書かれているかを、その場で指してもらってください。

東京で樹木葬を選ぶときの失敗5つ

失敗防ぎ方
1遠くて誰も行かなくなった電車とバスだけで見学に行きます
2合祀型と知らずに契約した納め方を図で説明してもらいます
3期間が過ぎて合祀された契約書の使用期間を確認します
4管理料が続いていた年額と支払う年数を確認します
5都立の募集を逃した前年の募集時期を調べ、自分から確認します

決められないときの進め方

  1. 「電車で行けるか」だけで候補を絞ります
  2. その中で合祀型・集合型・個別型のどれにするかを決めます
  3. 2〜3か所を実際に見学します
  4. 都立・区市町村営の募集時期を調べ、並行して申し込みます
  5. 家族に候補を見せ、お参りする人の意見を聞きます
  6. 急がずに決めます。遺骨は自宅に置いておいて構いません

決まらないうちは、遺骨を自宅に置いておいて差し支えありません

納骨に法律上の期限はありません。四十九日や一周忌に合わせる方が多いだけです。急いで決めて後悔するくらいなら、1年待って納得できる場所を選ぶほうが、ずっとよい結果になります。

地方のお墓から東京へ移す場合の段取り

東京で樹木葬を探す方の多くが、同時に「地方にある実家のお墓をどうするか」という問題を抱えています。移すには改葬という手続きが必要で、順番が決まっています。

  1. 地方の親族に相談します(ここを飛ばすと必ず揉めます)
  2. 東京側の受入先を決め、受入証明書をもらいます
  3. いまの墓地の管理者から埋蔵証明書をもらいます
  4. いまお墓がある市区町村へ改葬許可を申請します
  5. 閉眼供養をして遺骨を取り出します
  6. 墓石を撤去し、区画を返還します
  7. 東京の受入先へ納骨します
遠方ならではの手間対応のしかた
何度も現地へ行けない郵送で申請できるか、市区町村に確認します
石材店を見つけられない墓地の管理者に指定業者があるか聞きます
遺骨の運搬自分の車のほか、郵送できる仕組みもあります
骨壺の大きさが違う地域差があります。東京の受入先に先に伝えます
閉眼供養の日程帰省に合わせて早めに相談します

骨壺の大きさは地域で違います

関西では小さめ、関東では大きめの骨壺を使う地域があります。地方から遺骨を持ってきたら、東京の受入先の納骨スペースに入らなかったという行き違いが起こります。契約前に、いまの骨壺の大きさを伝えて確認してください。粉骨が必要になる場合があります。

ひとりで決める場合に、先に決めておくこと

東京では、継ぐ人がいないことを前提に樹木葬を選ぶ方が多くいます。この場合、契約そのものより「亡くなったあと、誰がその契約を実行するのか」が課題になります。

決めておくこと決めていないと何が起きるか
誰が納骨の手続きをするか契約していても、動く人がいなければ納骨されません
契約書の保管場所見つからなければ手続きが進みません
施設への連絡先を誰が知っているか存在自体が伝わりません
費用の支払いをどうするか残された人が立て替えることになります
親族への周知「聞いていない」と言われて手続きが止まります

書き残しは数行で足ります

「東京都◯◯の◯◯霊園の樹木葬を契約済みです。使用許可証は仏壇の引き出しにあります。個別に置いてもらえるのは◯年、そのあとは合祀になります。連絡先は許可証に書いてあります」と書く程度で十分です。エンディングノートの1ページ、あるいは紙1枚で構いません。大切なのは、それがどこにあるかを、誰かが知っていることです。

見学の予約から契約までの流れ

  1. 資料を取り寄せます(まず3か所まで)
  2. 電話で「合祀型か個別型か」「期間は何年か」を先に聞きます
  3. 条件が合うところだけ見学を予約します
  4. 電車とバスで行きます
  5. 18項目を聞きながら現地を歩きます
  6. その日は契約しません
  7. 持ち帰って、家族と契約書を読みます
  8. 比べてから決めます
言われがちなことどう受け止めるか
残り区画がわずかですその場で決める理由にはなりません
今日申し込むと割引になります比べさせない働きかけです
人気なのですぐ埋まります本当なら、次の募集を待てば済みます
仮押さえだけでも費用が発生するか、必ず書面で確認します

お墓は、急いで決めていいものではありません。納骨に期限はなく、遺骨は自宅に置いておけます。その場で決めさせようとする言葉が出たら、いったん帰ってください。本当によい施設なら、1週間後も同じ説明をしてくれます。

納骨堂・永代供養墓と比べたときの、東京での位置づけ

東京で「継ぐ人がいない前提の行き先」を探すと、樹木葬のほかに納骨堂と永代供養墓が候補に上がります。東京では、この3つの性格がはっきり分かれます。

樹木葬納骨堂永代供養墓
東京での立地郊外に多い都心の駅前にもあります寺院の境内に多い
天候雨の日は歩きにくい屋内なので影響を受けません屋外が中心です
費用形で大きく変わります年間管理費がかかることが多い合祀なら抑えられます
雰囲気自然の中で眠れます建物の中ですお墓らしい形です
お参り木や銘板に向かいます個別の区画に参ります共用の礼拝所が中心です
期間後合祀になる形が多い合祀になる形が多いはじめから合祀の形もあります

東京では「屋内か屋外か」が、思っている以上に効きます。真夏や真冬、雨の日にお参りするのは、高齢になるほど負担になります。駅から屋根の下を歩いて行ける納骨堂は、通いやすさという点で強い選択肢です。一方で、「土に還りたい」「自然の中がよい」という希望があるなら、それは樹木葬でしか満たせません。

気持ちの希望と、通いやすさは、分けて考えてください

本人の希望(自然の中で眠りたい)と、残る人の都合(通いやすいか)は、別のものです。どちらも大事ですから、片方だけで決めないでください。両方を紙に書き出して、家族と一緒に見るだけで、話がまとまりやすくなります。「一部を手元に残す」という折衷もあります。

東京の樹木葬でよく聞かれること

東京で樹木葬を選ぶなら、公営と民営のどちらがよいですか
費用を抑えたいなら公営、時期と場所を選びたいなら民営です。ただし公営は年1回の募集で抽選があります。両方を並行して進めるのが現実的です。
都立霊園はいつ申し込めますか
年に1回の募集期間だけです。時期は年度によって前後します。その年の公式の募集案内で確認してください。
都内に住んでいないと申し込めませんか
都立霊園には住所に関する申込資格があります。区市町村営はさらに、その区市町村に住んでいることが条件になります。資格の内容は募集案内に書かれています。
生前に申し込めますか
区分によります。合葬埋蔵施設には、遺骨がある方向けの区分と、生前に申し込む区分が分かれていることがあります。どちらに該当するかを先に確認してください。
23区内と多摩では何が違いますか
通いやすさと広さと費用です。23区は駅から歩けることが多いかわりに費用が高く、区画も小さめです。多摩は広く費用も抑えられますが、駅からバスになることが多いです。
あとから遺骨を取り出せますか
合祀されたあとは取り出せません。集合型・個別型では、期間内なら可能とされていることがあります。契約書で確認してください。
夫婦で一緒に入れますか
入れる形が多いですが、人数の上限があります。2人目以降の納骨料が別にかかることもあります。見学のときに必ず聞いてください。
宗派は関係ありますか
公営は問いません。寺院墓地では、檀家になる必要はないと明記されていても、法要の扱いに条件があることがあります。契約前に確認してください。
地方のお墓から東京へ移せますか
移せます。ただし改葬の手続きが必要です。受入証明書・埋蔵証明書・改葬許可申請書の3枚を、順番に集めます。手順は別の記事にまとめています。
管理費はかかりますか
形によります。合葬式では継続的な管理料がかからない形が中心ですが、個別型では年間管理費がかかることが多いです。「永代供養つき」は管理料不要という意味ではありません。
ペットと一緒に入れますか
受け入れている施設は限られます。希望する場合は、見学の前に電話で確認してから行くほうが早いです。
費用はどのくらいかかりますか
形と場所で大きく変わります。合祀型はもっとも抑えられ、個別型は一般墓に近づくこともあります。種類別・地域別の相場は別の記事にまとめています。

東京で樹木葬を選ぶときの要点

要点

  • 東京の樹木葬は都立・区市町村営・民営や寺院の3つに分かれます
  • 公営は年1回の募集で、申込資格と抽選があります
  • 募集内容は毎年変わるので、その年の公式案内で確認します
  • 地元の区市町村の制度も、必ず調べてください
  • 23区は通いやすく高い。多摩・郊外は広く安いが通いにくい
  • 見学は電車とバスで行ってください
  • 「永代供養つき」は管理料不要という意味ではありません
  • 納骨に期限はありません。急がなくて構いません

東京の樹木葬選びで最後に効いてくるのは、金額ではなく「20年後に、誰が、どうやってそこへ行くか」です。電車とバスだけで見学に行けたなら、その場所は合っています。公営の募集時期を調べて申し込みつつ、民営も2〜3か所見ておく。この2本立てで進めれば、選択肢を失わずに決められます。

本記事は一般的な情報を整理したものです。都立霊園および区市町村営墓地の申込資格・募集時期・募集数・料金は年度ごとに変わります。民営霊園・寺院墓地の条件は施設ごとに異なります。実際に検討される際は、東京都および各区市町村の公式案内、ならびに各施設にご確認ください。

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