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アニメやゲーム、フィギュアなどのサブカルチャー好きのいわゆる「オタク」
そんなオタク向けの終活サービスが増えてきていることはご存知でしょうか?
「普通の終活とは何が違うの?」
「オタク終活でやるべきことは?」
当記事では、このような疑問にお答えします。
目次
オタクの終活とは?
そもそも終活とは、人生の終末期に向けて行う活動です。
残された家族のためを思って遺言書を残したり、自分の人生がより良い終わりを迎えられるように準備することをいいます。
それでは、「オタク」の終活の場合は特に何を意識するべきでしょうか?
特に以下の二つを意識するとよいと思います。
・趣味のグッズについて(生前整理)
・パソコンの中身について(デジタル終活)
終活において重要な項目ですが、オタクの場合は特に意識するべきでしょう。
フィギュアやアニメグッズなどの「趣味のグッズについて」は生前に整理をしておくことが大切です。
大事に集めたコレクションが自身の死後どうなるかは気になりますよね。
また、そもそもグッズの量が多い方はそのグッズの処分は残された家族の負担となります。
オタクが亡くなった後のグッズ処分の大変さは、Twitter漫画の「ある日突然オタクの夫が亡くなった」を読むとよくわかります。
ある日突然オタクの夫が亡くなったその12。#ある日突然オタクの夫が亡くなった pic.twitter.com/Mxdyf7HmNs
— こさささこ (@kosasasako) June 17, 2018
自身が亡くなった後、残されたご家族は只でさえ色々な手続きがあったりとやることが多く大変です。
そのうえで更に大量のグッズの処分をするとなると身体的にも精神的にも負担となります。
また、パソコンの中身については言葉そのままの意味です。
ありますよね?
絶対に人に見せられない、見せたくないデータなどが。
それらの対応をせずに死ぬわけにはいかないというオタク諸君にはデジタル終活が重要となります。
「ある日突然オタクの夫が亡くなった」 上記で紹介した漫画「ある日突然オタクの夫が亡くなった」は以下のリンクから読むことができます。 全部で16話あるので、興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか。 また、こちらの作品は 著者の実体験をもとに、オタク夫が亡くなった時にするべき手続きなどが詳しく解説されています。 ある日突然オタクの夫が亡くなったら? |
オタク終活でやること
オタク終活において特に意識することはわかって頂けたかと思います。
それでは実際に何をするべきか。
オタク終活で特にやるべきことは先ほど紹介した以下の二点です。
・生前整理
・デジタル終活
詳しく紹介していきます。
生前整理
自分が元気なうちに身辺整理を行うことを生前整理といいます。
フィギュアやゲーム、アニメグッズなどを大量に残したまま亡くなった場合、残されたご家族はその処分にかなりの労力を必要とします。
また、コレクションの価値などがわからず全て処分されてしまったり、不当な価格で売却されてしまう可能性もあります。
そのため、自分が生きているうちに整理できる部分は整理しておくことが大切です。
整理をする方法は主に「売る」「捨てる」「譲る」といった方法があります。
趣味のグッズは基本的に「売る」選択肢をオススメします。
フィギュアやゲームなどは買い取ってくれる場所が多数あります。
お金に換えられるものは換えて、今後の終活の資金にしても良いですし有意義に使いましょう。
終活.comでは「売るから始める終活」というテーマでも記事を書いています。
こちらもあわせてお読みください。
グッズを手放すなんて考えられない人は?
必死に集めた大事なグッズをいま手放すのなんて考えられない!
そんな方は「まんだらけの生前見積もりサービス」を行ってみてはいかがでしょうか?
まんだらけの生前見積もりサービスとは、生前にグッズの鑑定をしてもらい幾らで売れるかを事前に見積もってもらえるコレクター向けの終活サービスです。
専門知識を持つプロが無料で見積もりをしてくれて、鑑定後は見積もり書を発行してくれます。
持ち主にもしもの時があった場合、見積書を元に遺品となったグッズをスムーズに買い取ってくれます。
そのため、遺族の苦労はかなり軽減されるというメリットがあります。
対象となるグッズは以下の物です。
・漫画
・アニメ関連グッズ
・玩具(ブリキやソフトビニール人形・超合金・プラモデルなど)
・キャラクターグッズ
・鉄道関連グッズ
・ミニカー
・原画や漫画原稿
・イラスト色紙
など
見積りをしてもらったら必ず売らなければいけないというわけではありません。
見積もり金額に納得した場合、もしもの時に遺族の方がスムーズにグッズを処分できるようにするためのサービスとなります。
遺族の苦労削減ができて、大切なグッズが不当な価格で売られたり処分されてしまうリスクを回避できるオススメのコレクター向け終活サービスとなります。
デジタル終活
パソコンの中身、自分が死んでから他人に見せられますか?
パソコンなどのデジタル端末や、オンラインサービスなどに関する終活をデジタル終活といいます。
パソコンの中身は個人の濃厚なプライベート部分であり、いわばパンドラの箱です。
実際に自身の死後にパソコンの中身を見られないかを気にする人は多く存在します。
勿論、自身の死期がわかっていたら見られては困るデータなどは削除しておくでしょう。
ですが、急病などでいきなり「もしもの時」がきてしまったら困る方も多いと思います。
この項目では、そういった方にオススメのツールやサービスを紹介します。
役立つ終活ツール
もしもの時にパソコン内データをどうにかしたい!
ここでは、そんな方に「役立つ終活ツール」を紹介します。
自分の死後、見られたくないファイルを削除して遺言メッセージを残すことができるツール。
あらかじめ消したいデータを設定しておき、遺族の方が「僕が死んだら」というフォルダをクリックすることで指定のデータが削除されます。
データ削除中に設定した遺言メッセージが出てくる仕組みとなっており、遺族がデータ消去している事に気づきにくいです。
こちらも上記の「僕が死んだら」同様にパソコン内の指定したデータを消してくれるツールです。
ただしこちらは起動のスイッチがフォルダクリックではなく時限式です。
指定した日数後、もしくはPC起動最終日から何日間PCが起動されなかったときに自動でPC内のファイルを削除できます。
データ削除のタイミングで遺言メッセージを表示させることも可能です。
あらかじめ消したいデータを設定しておくことで、指定日時や指定日数経過でデータ削除を行ってくれるツール。
こちらは遺言メッセージは設定できません。
また、ツールではありませんが以下のアイテムでも同様のことが可能です。
JIGEN
HDD&SSDの専用ケースです。
時計機能がついており指定日数の間、暗号ドライブにアクセスがないと自動的にHDD内のデータを削除してくれます。
注)Windows7以降で利用可能。
Vistaでは機能しません
いきなり「もしもの時」が来た時、パソコンの中を見られないためのツールを紹介しました。
デジタル終活ではパソコン内のことだけではなく、例えばSNSなど自身が利用していたウェブサービスなどの事も考えるべきです。
デジタル終活について詳しくは以下の記事で解説しているので、あわせてお読みください。
フィギュア供養
その他オタク特有の終活としてフィギュア供養があげられます。
フィギュアって少し処分しにくいですよね。
「捨てることで呪われてしまうのでは?」と心配する方も少なくはありません。
実は神社やお寺によってはフィギュア供養を行っている所があります。
呪いが心配な方や、大切にしていたフィギュアは最後に供養してあげたいという方はフィギュア供養をするとよいでしょう。
例えば札幌市にある西野神社では、定期的にフィギュア供養を受け付けています。
出典:西野神社ブログより
西野神社はフィギュア供養を専門としている神社ではないですが、例年フィギュア供養に訪れる人は増えているそうです。
西野神社
〒063-0021 北海道札幌市西区平和1条3丁目
TEL:011-661-8880
ホームページ:西野神社
近所にフィギュア供養を行っている神社がある場合は利用してみてはいかがでしょうか。
以前はオタクの聖地である秋葉原にも「秋葉神社」というフィギュア供養をしている場所がありました。
残念ながらその秋葉神社は2017年に閉鎖となりました。
フィギュアやぬいぐるみ、人形供養を行っている神社は探すと割とありますが、供養の仕方や受け付けている人形の種類などは神社によって異なります。
利用する場合は事前に確認を取ってから伺いましょう。
オタクの逝き方
オタク終活についての書籍で一時期話題となった「オタクの逝き方」という本があります。
内容はこの記事でも紹介した
・フィギュアなどのコレクションについて
・パソコンなどのデジタル終活について
などを中心に、オタクが心おきなく逝けるように準備する大切さや方法を解説しています。
タイトルや表紙などでは想像できないかもしれませんが、オタクに限らず終活を考える全ての人の役に立つ内容が書かれています。
漫画を交えての説明が多く読みやすいので、興味がある方は是非一度読んでみてはいかがでしょうか。
また、終活.comでは終活をする上で参考となる「終活がテーマの漫画」を紹介しています。
よければこちらもあわせてご覧ください。
まとめ
オタクの終活について紹介しました。
オタク終活において特に意識するべきことは以下の二つです。
✔ 趣味のグッズについて(生前整理)
パソコンの中身が気になる方はツールなどを用いて、自身で死後のプライバシーを守りましょう。
趣味グッズが多い方は、遺族の方の負担とならないように生きているうちから色々と準備を進めることが大切です。
またコレクションに価値がある場合、それを正当に評価してもらえず処分されてしまう可能性があります。
自身で処分するなり生前見積もりサービスを利用するなり、大切なコレクションをどうするのか早いうちから考えておくべきでしょう。
このように、オタクに限らず終活においては生前整理が大切です。
残された遺族の負担を減らすため、何かあってからでは遅いので元気なうちにできることをやっておきましょう。