
本ページはプロモーションが含まれている場合があります。
法事の準備でお布施の封筒を整えたあと、もう1枚いるのかと迷うのが御車代と御膳料です。どちらもお布施とは別の封筒に包むお金で、御車代は僧侶の交通費、御膳料は会食に出ない僧侶への食事代わりにあたります。ただし要る場合と要らない場合があり、金額の書き方まで決めておく必要があります。この記事では、会食と送迎の有無で要否を決める判定表と、封筒に書く文字を数字から作る封筒メーカーを用意しました。お布施そのものの書き方は別の記事に任せ、ここでは別封筒の2つに絞ります。
結論
- 御車代は僧侶が会場へ出向く交通費のお礼、御膳料は会食に僧侶が出ないときの食事代わりです
- お布施・御車代・御膳料は3枚の別々の封筒に分けます
- 寺院で行う法要と、送迎を手配した場合は、御車代を不要とする案内が多くなっています
- 僧侶が会食に出るなら御膳料は要りません。会食を設けない場合は案内が分かれるので寺に聞きます
- 表書きは上に種類、下に施主名を濃い墨で書きます。薄墨は香典です
- 金額を書くときは「金壱萬圓也」のような大字にします。書かなくても構いません
- 渡すときは切手盆に載せ、お布施の封筒を一番上に重ねます
目次
- 御車代と御膳料は何のお金か
- 渡す場面と封筒の早見表
- 会食と送迎で決める判定表
- 御車代が要る場合と要らない場合
- 御膳料が要る場合と要らない場合
- 金額は実費と膳の代金で考える
- 封筒の選び方|白無地・水引・中袋
- 表の書き方|表書きと施主名
- 裏の書き方|住所と大字の金額
- 渡し方と順番
- 僧侶が複数のとき・遠方のとき・お盆のとき
- 案内が分かれるところ
- 御車代と御膳料でよく聞かれること
- 前日までにそろえておくもの
封筒に書く文字を先に確かめたいときは、下の封筒メーカーを使ってください。種類と施主名と金額を入れると、表と裏に書く文字が縦書きで出て、印刷とコピーもできます。
御車代・御膳料の封筒メーカー
種類と施主名と金額を入れると、封筒の表と裏に書く文字を縦書きで表示します。金額は数字から大字(壱・弐・参・伍・拾・萬・圓)に直します。入力した内容はどこにも送られません。
金額の書き方を変える
表(おもて)
裏(うら)
表の上に種類、下に施主名を書く形です。裏の並べ方は、金額と住所の左右や氏名を入れるかどうかも含めて、封筒と寺と地域で違います。印刷した見本は書き写すための下書きで、そのまま封筒に使うものではありません。
御車代と御膳料は何のお金か
御車代は、法要や葬儀で僧侶が会場まで来てくださる交通費にあたるお礼です。電車やタクシー、自家用車で来る場合の実費に、足を運んでいただいた感謝を添えて包みます。御膳料は、法要のあとや通夜のあとの会食に僧侶が出席しないとき、用意していた膳の代わりに渡すお礼です。会食の席は「お斎(おとき)」とも呼ばれます。
どちらも、読経や戒名へのお礼であるお布施とは意味が違うお金です。まとめて1つの封筒に入れると、寺の側でお布施と交通費と食事代を仕分けられません。葬儀社や寺の案内は、3つとも別々の封筒に包む点でそろっています。
| 封筒 | 何のお礼か | 要るとき | 表書き |
|---|---|---|---|
| お布施 | 読経・戒名など儀式へのお礼 | 法要や葬儀を頼むとき | 御布施 |
| 御車代 | 僧侶が会場へ出向く交通費 | 僧侶が出向き、送迎を手配していないとき | 御車代 |
| 御膳料 | 会食の膳の代わり | 僧侶が会食に出ないとき | 御膳料 |
公益社の案内では、お布施は寺院へのお礼、御車代と御膳料は僧侶個人に対する交通費と会食費用という整理になっています。お布施の封筒の選び方と金額の書き方はお布施の書き方|表書き・中袋・裏面の記入例と金額の漢数字早見表にまとめています。
渡す場面と封筒の早見表

場面ごとに、どの封筒が要るかを並べました。「一般には」と書いた部分は、複数の葬儀社や寺の案内で一致した内容です。寺や地域によって扱いが違うことがあるので、迷ったら寺に確かめてください。
| 場面 | 封筒 | 表書き | 額の考え方 |
|---|---|---|---|
| 斎場・自宅での通夜と葬儀 | 御車代 | 御車代 | 僧侶が使った交通費の実費 |
| 通夜振る舞い・精進落としに僧侶が出ない | 御膳料 | 御膳料 | 用意していた膳の代金 |
| 自宅・会館・霊園での法要 | 御車代 | 御車代 | 交通費の実費 |
| 寺の本堂での法要 | 御車代は不要とする案内が多い | - | - |
| 法要後の会食を僧侶が辞退 | 御膳料 | 御膳料 | 用意していた膳の代金 |
| 納骨式・開眼供養のあとの会食を辞退 | 御膳料(出向いたなら御車代も) | 御膳料・御車代 | 膳の代金と交通費の実費 |
| お盆の棚経・法要 | 御車代(会食を辞退なら御膳料も) | 御車代 | 交通費の実費 |
| 遠方から招いて泊まりが要る | 御車代とは別に宿泊代 | 御車代 | 実際に使った交通機関と宿の実費 |
納骨式や開眼供養は、公益社の案内が御膳料を渡す場面として挙げています。お盆については、そうぎのこれからの案内に、お盆だからといって不要になることはないと書かれています。
会食と送迎で決める判定表
迷いやすいのは、会食があるか、僧侶がどうやって来るかの組み合わせです。次の表は、複数の案内で一致した扱いを、会食と送迎の組み合わせ別に分けたものです。表の中の「案内が分かれる」は、次の節以降で理由を書いています。
| 会食の状況 | 僧侶が自分で来る(電車・タクシー・自家用車) | こちらで送迎を手配した | 僧侶の寺で行う |
|---|---|---|---|
| 僧侶が会食に出る | 御車代のみ | どちらも不要(お布施だけ)。送迎の扱いは案内が分かれる | どちらも不要(お布施だけ) |
| 僧侶が会食を辞退する | 御車代と御膳料 | 御膳料のみ | 御膳料のみ |
| 会食そのものを設けない | 御車代。御膳料は案内が分かれる | 御膳料は案内が分かれる | 御膳料は案内が分かれる |
送迎を手配した場合でも、お布施は別に必要で、会食を辞退された場合は御膳料も別に必要です。この点は、そうぎのこれからの案内にあります。送迎があるからといって、お礼を減らす考え方にはなりません。
僧侶が会食に出るかどうかは、当日まで分からないことがあります。事前に「当日は会食の席をご用意しています。ご出席いただけますか」と一言聞いておくと、御膳料を用意するかどうかを前日までに決められます。
御車代が要る場合と要らない場合
要らないとされる場合
葬儀社や寺の案内で一致しているのは、次の2つです。
- 僧侶の寺で行うとき。一心寺(茨城県笠間市の日蓮宗寺院)は、お寺で法要をするときは不要としています。自宅や霊園や会館に出向いてもらうときに用意する、という案内です。大野屋と公益社も同じ内容です
- 遺族が送迎の車を手配したとき。葬儀社が出す送迎車、ハイヤー、チャーターしたタクシーなどが当たります。そうぎのこれからの案内では、タクシーチケットを往復分渡した場合も現金の御車代は不要です
葬儀のプランに僧侶の送迎が含まれている葬儀社もあります。打ち合わせのときに、送迎が料金に入っているかを聞いておくと、封筒を無駄に用意せずに済みます。
要るとされる場合
寺以外の会場で、僧侶が自分で移動してくる場合です。自宅や斎場、会館、霊園が当たります。大野屋の案内には、自家用車で来る場合も交通費がかかるため、御車代の対象になると書かれています。電車、タクシー、自家用車のどれで来ても同じ扱いです。
送迎したときの扱いは案内が分かれる
送迎を手配したら不要とする案内が多い一方で、典礼会館の表書き一覧は、寺院以外の場所で行うなら送迎するしないにかかわらず渡すとしています。ライフドットは、送迎をしない場合に用意すると書いています。送迎した場合に渡すか迷うときは、寺と葬儀社のどちらかに確かめるのが確実です。
御膳料が要る場合と要らない場合
御膳料は、用意していた会食に僧侶が出ないときに渡します。公益社の案内では、渡す場面として次の3つが挙げられています。
- 通夜と葬儀・告別式:通夜振る舞いや精進落としの席に僧侶が出ないとき
- 四十九日や一周忌などの法要:法要後の会食を僧侶が辞退したとき
- 納骨式や開眼供養:儀式のあとの会食に僧侶が出ないとき
精進落としの席の組み方は精進落としの席順を図で解説|上座・下座と喪主の挨拶文例にあります。僧侶の席を空けておく場合の目安になります。
要らないとされる場合
僧侶が会食に出席するなら、御膳料は要りません。そうぎのこれからの案内には、会食の代わりに仕出し弁当を用意して持ち帰ってもらう場合は、別に御膳料を渡さないこともあると書かれています。弁当を渡したうえで御膳料も渡すかどうかは、寺によって違います。
会食を設けないときは案内が逆になる
会食そのものを開かない法事が増えています。この場合の御膳料について、油山平成御廟とさがみ典礼は、会食をしない場合も同じ考え方で御膳料を用意すると案内しています。大野屋は逆に、会食を用意しない場合は用意する必要がないと書いています。どちらが正しいというより、寺の考え方で決まる部分です。会食をしない法事を頼むときは、依頼の時点で「会食はありません。御膳料は用意しますか」と聞いておくと、当日の迷いがなくなります。
一心寺の案内には、お車代や御膳料の扱いを寺に直接聞いても失礼にはならない、お寺によっては必要としない場合もあると書かれています。寺から「いりません」と言われたときは、その言葉に従って構いません。
金額は実費と膳の代金で考える
御車代と御膳料の金額について、数千円から1万円前後という目安を載せた案内はいくつもあります。しかし、調査した団体と年が分かる公的な調査は見つかりませんでした。この記事は数字の相場を載せず、決め方だけを書きます。
| 封筒 | 基準にするもの | 調べ方 |
|---|---|---|
| 御車代 | 僧侶が実際に使った交通機関の実費 | 会場までの往復の運賃を調べる。遠方なら新幹線などの料金も含める |
| 御膳料 | 用意していた会食の1人分の代金 | 会食を頼んだ店や仕出しの料金から割り出す |
| 宿泊が要るとき | 宿泊代の実費(御車代とは別) | 宿の料金を確かめる |
大野屋の案内は、交通費の実費を目安にして、謝意を添えたきりのよい金額に整える方法を勧めています。たとえば実費が数千円の端数になるなら、次の千円単位に切り上げる形です。御膳料も、会食の席を予定していた店の1人分の料金が分かれば、それが基準になります。
実際の額は、地域や寺とのつきあいで変わります。寺に「どのくらいを包めばよいですか」と聞くのが、いちばん外れません。一心寺も、直接たずねて失礼にはならないと案内しています。
封筒の選び方|白無地・水引・中袋
御車代と御膳料の封筒は、お布施と同じ選び方で足ります。公益社の案内では、お布施・御車代・御膳料に同じ白封筒を3つ用意するとされています。
- 白無地の封筒で、郵便番号の枠が印刷されていないもの
- 水引は不要です。地域や寺の考え方で水引つきを使う場合もあります
- 二重封筒は「不幸が重なる」と気にする人がいるため、一重を選びます
- 中袋のない封筒を選ぶ案内があります(油山平成御廟)。その場合は裏に住所・氏名・金額をまとめて書きます
- 白無地の封筒は、のり付けして閉じて構いません
「御車代」「御膳料」と最初から印刷された市販の封筒もあります。その場合は表書きを書く手間が省け、施主名と裏の記入だけで済みます。奉書紙で包むのはお布施の場合に丁寧な方法とされ、御車代と御膳料は白封筒で略式にして構いません。
表の書き方|表書きと施主名
封筒の表の上半分の中央に種類、下半分の中央に施主の名前を、縦書きで書きます。名前はフルネームか「○○家」です。
| 表書き | 使う場面 | 備考 |
|---|---|---|
| 御車代 | 交通費のお礼 | 「お車代」「御車料」と書く案内もある |
| 御膳料 | 会食を辞退されたとき | いちばん一般的な書き方 |
| 御斎料 | 会食を辞退されたとき | 地域によって使う |
| 御食事代・御膳志・粗飯料 | 会食を辞退されたとき | 地域によって使う。迷ったら葬儀社に聞く |
墨の色は、薄墨ではなく普通の濃い墨です。薄墨は涙で墨が薄まったという意味を持つ香典のための書き方で、僧侶へのお礼であるお布施・御車代・御膳料には使いません。筆ペンを選ぶときは、パッケージに「濃墨」とあるものだと間違えません。
施主名は、お布施の封筒に書く名前と同じ書き方にそろえておくと、3枚が一組だと分かります。
裏の書き方|住所と大字の金額
裏には住所と氏名を書きます。金額は、書いても書かなくても構いません。そうぎのこれからの案内では、金額を書いておくと施主側と寺の側のどちらもあとから確かめやすい、とされています。並べ方は案内によって違います。左下に住所と氏名を書き、その右側に金額を添える案内があります。左下に住所、右下に金額とする案内もあり、封筒や寺によって違います。どちらも読み間違える形ではありません。
大字の対応表
金額は「金壱萬圓也」のように、画数の多い大字で書くのが通例です。数字に線を書き足して別の金額に変えられるのを防ぐ書き方です。一→壱・二→弐・三→参・十→拾の4つは、法令にも出てきます。
| 数 | 大字 | 確かめた範囲 |
|---|---|---|
| 一・二・三・十 | 壱・弐・参・拾 | 公証人法と戸籍法施行規則に出てくる |
| 五 | 伍 | 国語辞典にあり、葬儀の案内でも使う |
| 千 | 仟または阡 | 案内によって字が違う |
| 万 | 萬 | 葬儀の案内が使う旧字体 |
| 円 | 圓 | 葬儀の案内が使う旧字体。「円」でも構わないとする案内もある |
| 四・六・七・八・九 | ふつうの字 | 葬儀の案内ではそのまま書く例が多い |
公証人法第37条は「数量、年月日及番号ヲ記載スルニハ壱弐参拾ノ字ヲ用ウヘシ」と定めています。戸籍法施行規則第31条にも、年月日を書くときは壱・弐・参・拾の文字を用いるという規定があります。ただし、この2つは公正証書と戸籍の決まりで、封筒に書く金額を縛る法律ではありません。封筒での大字は慣習です。国語辞典には肆・陸・漆・捌・玖といった字もあります。ただ葬儀の案内で使われているのは、先の表の字です。
金額を大字に直した例
封筒メーカーの初期設定で変換した例です。金額の相場ではなく、数字をどう直すかの見本として並べています。
| 数字 | 大字 |
|---|---|
| 3,000円 | 金参仟圓也 |
| 5,000円 | 金伍仟圓也 |
| 10,000円 | 金壱萬圓也 |
| 30,000円 | 金参萬圓也 |
| 50,000円 | 金伍萬圓也 |
| 100,000円 | 金壱拾萬圓也(金拾萬圓也とも書く) |
書き方には幅があります。末尾の「也」は付けても付けなくても構いません。「圓」を「円」にしても失礼にはなりません。10万円を「壱拾萬」と書くか「拾萬」と書くかは、案内によって違います。お布施の記事の早見表は「拾萬」の形です。封筒メーカーの「金額の書き方を変える」で、どちらの形にも切り替えられます。
大字が難しいと感じるときは、ふつうの漢数字で「金五千円」「金一万円」と書いても差し支えないとする案内があります。読み間違えない形で書くことが優先です。
渡し方と順番
- 封筒を整える:お札は新札かきれいなものを、肖像を表書きの側に向けてそろえて入れます。お布施・御車代・御膳料は、香典と違って新札で構いません。前もって用意したほうが丁寧だと考える案内があります
- 切手盆か袱紗を用意する:封筒をそのまま手に持たず、切手盆(小さな角盆)に載せます。なければ畳んだ袱紗を下に添えます
- 重ねる順を決める:お布施の封筒を一番上にして、御車代と御膳料を下に重ねます。御車代と御膳料の上下に決まりはありません
- 向きをそろえて差し出す:表書きが僧侶から読める向きにして、両手で出します
- 一言添える:「本日はありがとうございました。どうぞお納めください」のように、短いお礼の言葉を添えます
渡す時期は、案内によって少し違います。油山平成御廟は法要の開始前、僧侶が着いた挨拶のときを基本とし、難しければ終了後としています。そうぎのこれからは、法要後なら僧侶が帰る前に渡すとしています。一般には、挨拶のときか、終わって帰る前です。会食を辞退するかどうかが法要の前に分かっていれば、御膳料も同じ場で渡せます。
僧侶が複数のとき・遠方のとき・お盆のとき
僧侶が複数のとき
御膳料と御車代は、人数分を用意します。公益社とセレモニーの案内では、僧侶一人ひとりに封筒を分けず、人数分をまとめて1つの封筒に包む形が紹介されています。金額は一人あたりを基準にして、人数をかけます。
遠方から招くとき
泊まりが必要な距離から招く場合は、宿泊代を御車代とは別に包みます。大野屋と公益社の案内が一致している点です。宿泊代の封筒の表書きについて、この2つの案内には記載がありません。寺と相談して決めてください。
お盆のとき
お盆に僧侶を招いて棚経や法要を頼むときも、通常の法要と同じ考え方です。自宅や会場に出向いてもらうなら御車代、会食を辞退されたなら御膳料を用意します。
神式・キリスト教式のとき
典礼会館の案内によると、神式で神職が直会(なおらい)の食事を辞退したときも、表書きは「御膳料」です。神職へのお礼の表書きは「御祭祀料」や「御礼」、牧師・神父には「御礼」とされています。この記事は仏式の僧侶を前提にしているため、神式の細かい作法は式を頼む神社や教会に確かめてください。
案内が分かれるところ
葬儀社や寺の案内は大きな流れではそろっていますが、細部は違います。分かれている点を並べました。どれも、どちらかが間違いというわけではありません。
| 論点 | 案内A | 案内B | 決め方 |
|---|---|---|---|
| 送迎を手配したときの御車代 | 不要(大野屋・公益社など) | 寺院以外なら送迎にかかわらず渡す(典礼会館) | 寺か葬儀社に聞く |
| 会食を設けないときの御膳料 | 同じ考え方で用意する(油山平成御廟・さがみ典礼) | 用意不要(大野屋) | 法事を頼む時点で寺に聞く |
| 水引 | 不要(多くの案内) | 地域によって水引つき(公益社) | お布施の封筒とそろえる |
| 金額を封筒に書くか | 書かなくてよい(そうぎのこれから) | 裏に金額を書く例を示す(油山平成御廟・大野屋) | 書くなら大字 |
| 千の字 | 仟(そうぎのこれから) | 阡(葬儀比較の窓口)。油山平成御廟は両方を挙げる | どちらでもよい |
| 10万円の書き方 | 壱拾萬(ブライダルタイム) | 拾萬(葬儀比較の窓口) | どちらでもよい |
| 渡す時期 | 法要の前の挨拶のとき | 法要のあと帰る前 | 当日の流れで決める |
この表で「寺に聞く」とした論点は、自分で決めず事前に確かめるのが安全です。寺に聞くときは、金額を聞く前に「御車代と御膳料は用意したほうがよいですか」と要否から聞くと、話が進みやすくなります。
御車代と御膳料でよく聞かれること
- 御車代と御膳料は1つの封筒にまとめてよいですか
- お布施・御車代・御膳料は、それぞれ別の封筒に包むのが一般的です。意味の違うお金を1つにまとめると、寺の側で内訳が分からなくなります。
- 送迎の車を出した場合、お布施は減らしてよいですか
- 送迎の有無はお布施の額には関係しません。そうぎのこれからの案内も、送迎があるからといって、お礼を減らしてよいという意味ではないと書いています。
- 弁当を持ち帰ってもらうときも御膳料は要りますか
- 仕出し弁当を用意して持ち帰ってもらう場合は、別に御膳料を渡さないこともあるとされています。寺によって違うので、弁当を渡す予定を寺に伝えて確かめてください。
- 薄墨で書いてもよいですか
- 薄墨は香典のための書き方です。僧侶へのお礼の封筒は、普通の濃い墨か濃墨の筆ペンで書きます。
- 新札を入れても失礼になりませんか
- 香典では新札を避ける考え方がありますが、お布施・御車代・御膳料は新札で構いません。きれいなお札を前もって用意するほうが丁寧です。
- 金額は封筒に書かないといけませんか
- 書かなくても構いません。中袋のない白封筒では、裏に住所と氏名だけを書く場合もあります。書くなら大字で「金伍仟圓也」のように書きます。
- 中袋は必要ですか
- 御車代と御膳料は略式で足りるため、中袋のない白封筒を選ぶ案内があります。中袋つきを使う場合は、お札の向きをそろえて中袋に入れてから封筒に入れます。
- 寺から「御車代はいりません」と言われました
- 一心寺の案内にも、お車代や御膳料を必要としない寺があると書かれています。寺の言葉に従って構いません。ただし、お布施は別に必要です。
- 渡しそびれたときはどうしますか
- 法要のあとなら、僧侶が帰る前に渡すのが基本です。帰られたあとに気づいたときは、寺に連絡して渡し方を相談します。
前日までにそろえておくもの
要点
- 会食に出るか、どうやって来るかを寺か葬儀社に聞き、封筒の枚数を決めます
- 金額は交通費の実費と、膳の代金で割り出します
- 白無地の封筒に、濃い墨で表書きと施主名を書きます
- お布施の封筒を一番上にして重ね、切手盆に載せます
- お布施・御車代・御膳料のうち、要る封筒を決めた
- 白無地の封筒を、必要な枚数より1枚多く買った
- 濃墨の筆ペンで表書きと施主名を書いた
- 金額を書く場合は大字にした(封筒メーカーで確認)
- きれいなお札を、肖像の向きをそろえて入れた
- 切手盆か袱紗を用意した
- 僧侶が複数なら人数分の額を確かめた
御車代と御膳料は、要るかどうかが場面で変わる封筒です。会食の有無と送迎の有無を先に決めると、残りの作業は書き写すだけになります。封筒を1枚多めに買っておけば、書き損じても慌てません。
四十九日の準備を一通り確かめたい場合は、四十九日はいつ?数え方の早見表と費用・お布施・服装・席順【2026年版】が参考になります。
あわせて読みたい
- お布施の書き方|表書き・中袋・裏面の記入例と金額の漢数字早見表/お布施の封筒はこちら
- 【2026年版】卒塔婆料(御塔婆料)の書き方|封筒の表書き・金額相場・渡し方/卒塔婆を立てるとき
- 精進落としの席順を図で解説|上座・下座と喪主の挨拶文例/会食の席を組むとき
- 四十九日はいつ?数え方の早見表と費用・お布施・服装・席順【2026年版】/法要全体の準備
- 枕経とは?服装は喪服でよい?男女別早見表とお布施・お供え・宗派別の違い/亡くなった直後に僧侶を迎えるとき
- 法事のお供え物は何を選ぶ?お菓子・果物と三回忌までの色/法事の持ち物
本記事は、葬儀社や寺や霊園の案内(公益社・大野屋・典礼会館・さがみ典礼・セレモニー・そうぎのこれから・油山平成御廟・ライフドット・葬儀比較の窓口・ブライダルタイム・一心寺)と公証人法・戸籍法施行規則の条文とレファレンス協同データベースの回答をもとに、2026年10月時点の一般的な内容を整理したものです。封筒の扱いは、寺や地域、葬儀社によって異なります。実際に用意するときは、菩提寺か葬儀社に確かめてください。金額の相場は、調査した団体と年を確認できる公的な資料が見つからなかったため記載していません。
















