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終活の内容や目的はわかったけどいつから始めたらいいの?
今回は終活を始める最適なタイミングを紹介します。
よく聞かれるのが
「何歳から終活すればいい?」
という質問ですが、今回は終活を始める年代ではなく、時期について提案したいと思います。
「今から終活を始めよう」
と思ってもなかなか行動に移せないのが人の弱さ。
だからそのきっかけとなれば嬉しいです。
目次
終活を始める最適なタイミングは?
先に答えから書くと終活を始めるタイミングとしてオススメなのは
「お盆」
です。
なぜ?
そう疑問に感じると思いますので、理由を解説していきます。
まずは簡単にお盆の説明からします。
お盆とは?
お盆とは、ご先祖様の霊があの世から現世、生前過ごした家に戻ってこられる期間のことです。
この期間はご先祖様の霊をお迎えして偲び、供養したのちお見送りします。
正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。
日本の夏の風物詩で、実家を離れて暮らしている人はこの期間中に里帰りしてお参りします。
日本独自のものだと思われがちですが、中国や韓国でも「盂蘭盆会」の行事は行われています。
お盆の風習
お盆の風習は色々ありますが、地域によって変わってきます。
ここでは、一般的な風習である「迎え火」と「送り火」を簡単に説明します。
▼迎え火とは?
迎え火とは、ご先祖様の霊を迷わず迎え入れるために、目印として焚く野火のことです。
玄関や家の門など外で火を焚くお盆の風習となっています。
▼送り火とは?
送り火とは、ご先祖様の霊が現世からあの世へ戻っていくのを、送り出すために焚く野火のことです。
迎え火とは逆に見送るために外で火を焚きます。
送り火で1番有名なのは「京都五山送り火」です
京都四大行事の1つで、夏の夜空を彩る風物詩として毎年たくさんの方が訪れる行事となっています。
あとは「平泉大文字送り火」も有名です。
岩手県の平泉で、藤原四代公、義経主従の追善と先祖供養のために毎年行われています。
他にも奈良の「高円山大文字送り火」や、広島の「原爆ドームの灯篭流し」、長崎の「精霊流し」など全国各地で行われています。
お近くで行われた際は是非参加してみてはどうでしょうか。
自宅でする際は、迎え火や送り火などのお盆飾りの仏具セットはAmazonで1000円前後で購入することができます。
上の写真にナスとキュウリがありますが、これもちゃんとした飾りの一つです。
ナスは牛、キュウリは馬を表し、精霊馬としてご先祖様の霊の供養として飾ります。
お盆期間は?
2019年(令和元年)のお盆期間は
8月13日~16日となっています。
8月13日⇒迎え火(盆入り)
8月16日⇒送り火(盆明け)
ちなみに来年、2020年のお盆期間は
変わらず8月13日~16日です(笑)
8月13日⇒迎え火(盆入り)
8月16日⇒送り火(盆明け)
どちらかというお盆の期間じゃなくみなさんが気になるのはお盆休みの期間ですよね!
お盆休み
それではみなさんが気になっているお盆休みがいつからいつまでなのか?
2019年8月のカレンダーは以下の通りです。
8月13日~16日がお盆期間になります。
土日が休日の方でしたら2019年のお盆休みは8月10日~18日
最大で9日間もお盆休みになります!
羨ましいですね(笑)
次に来年、2020年のお盆休みはいつからいつまでなのか見てみましょう。
2020年8月のカレンダーは以下の通りです。
今年の9連休に比べて寂しいですが普通の4連休です(笑)
ですがカレンダーを見て気づいた方もいると思いますが、「山の日」が11日から10日に変わっています!
これは2020年に限り8月10日に変更される予定だからです。
理由はもちろん
が開催されるからです!
東京五輪の開会式が2020年7月24日
閉会式が2020年8月9日となっています。
来年のお盆休みに旅行など計画されている方は「東京五輪」の日程も考えて計画を立てることをオススメします。
なぜ「お盆」なのか?
お盆の説明が少し長くなってしまいましたが、ここで本題に戻りたいと思います。
なぜ終活を始める最適なタイミングがお盆なのか?
大きな理由は1つ
お盆は家族が集まる
からです。
これだけじゃわかりませんよね(笑)
それでは具体的に説明していきます。
家族とのコミュニケーション
終活で行う具体的な行動はたくさんあります。
エンディングノートだったり、葬儀や介護だったり、デジタル終活など・・・
ですがそんなことよりも大切で重要なのは
家族とのコミュニケーションです
年々人間関係が希薄化していますが、それは家族にも当てはまります。
上のグラフを見てもらえたらわかると思いますが、2017年現在で「単独世帯」と「夫婦のみの世帯」を合わせると約60%の割合になります。
そして65歳以上の一人暮らしの世帯は増加傾向にあります。
このように家族とのコミュニケーションを取る機会が減っている昨今。
そういう状況だからこそ、家族が集まる機会は大切にしないといけません。
家族が揃うイベント。
それが「お盆」です。
家族との時間を一緒に過ごすことで、「終活」を始めることを家族に伝える
それが1番良い「終活の始める時期」になるかなと思います。
公共施設
上の項目でお盆は家族が集まり、コミュニケーションが取れるからと書きました。
「年末年始も家族で集まるけど?」
そう疑問に感じる人もいると思います。
なぜ「年末年始」じゃなくて「お盆」なのか。
その理由は
公共施設が開いているからです。
終活を行う場合、「戸籍謄本」や「住民票」、「印鑑登録証明書」など用意しなければならない書類があります。
普段お仕事をされている方は、平日に公共施設に出向き、書類を準備するのはなかなか難しいはずです。
ですがお盆休み期間中であれば、市役所や区役所などの公共施設は開いています。
以上のことからも年末年始ではなく、「お盆」が最適なタイミングとしました。
終活として「遺言書作成」を1番最初に取り掛かる人も多いですが、お盆であれば必要な書類も1日で用意することができます。
遺言書に関しては下記事でわかりやすく解説しています。
エンディングノートは法的効力がないことから、公正証書遺言を作成する人が年々増えてきています。
家族が遺産相続で揉めないためにも終活として遺言書作成を最初に取り掛かるのもいいと思います。
身辺整理
「お盆は家族が集まる」ということは、普段できないことを家族に手伝ってもらえるということです。
そこで是非手伝ってもらった方がいいのが
身辺整理
です。
身辺整理とは簡単に書くと、「物」の整理です。
整理する「物」の一覧 | |
預金 | 土地 |
家 | 車 |
書籍 | 洋服 |
装飾品 | アルバム |
手紙 | 骨董品 |
パソコン | タンス |
ソファ | テレビ |
など、家にはたくさんの「物」があります。
なかなか普段の生活で、「必要な物」と「必要ない物」に分けて整理することはできません。
ですが家族が集まるお盆であれば、家族で話し合って「身辺整理」することができます。
そしてここでも年末年始ではなくお盆が最適な理由があります。
「身辺整理」して必要のない物は粗大ごみとして捨てることになりますが、一般的に年末年始は粗大ごみの収集を行っていません。
以上のことからも年末年始よりも「お盆」が最適でしょう。
身辺整理の1つである生前整理について下記事でまとめていますので参考にしてみて下さい。
相談
終活は「死ぬ準備」
そう考えてしまうと気持ちが落ちてしまいます。
昨今の終活ブームの裏では
「終活うつ」や「終活疲れ」
といった言葉も生まれています。
家族のために終活を始めたのにも関わらず、逆に家族に心配をかけてしまっては意味がありません。
だからこそ、自分1人で始めるのではなく、家族に相談し理解してもらうことが大切です。
終活をいざ始めるとしても不安に感じることはたくさんあります。
その時に考えて下さい。
1番の相談相手であり、1番の理解者は「家族」だということを。
セミナーなどを頼るのもいいですが気をつけて下さい。
最近では終活セミナーを無料で開催し、そこで高額商品を売りつける詐欺などもあります。
終活を行う際に気をつけて欲しい詐欺手口に関しては下記事でまとめています。
こういう詐欺に騙されないようにするためにも、家族に終活の相談をすることは大切なことです。
注意点
終活を始める最適なタイミングは、家族が集まるお盆が理想的だとしました。
ですがここで注意してもらいたい点があります。
それは喧嘩です。
特に身辺整理の時は気をつけましょう。
世代によって価値観が違うのは仕方がないことです。
親にとって「大切な物」だったとしても、子供にとっては「ゴミ」ということはよくあることです。
そして世代だけじゃなく、「男」と「女」でも変わってきます。
これは脳に関係があり、胎児の時に、考え方や行動、恋愛観が男女で変化するそうです。
その男女の考え方の違いをよく表した言葉をいくつか紹介したいと思います。
男は女の最初の恋人になりたがる
女は男の最後の恋人になりたがる
男は恋を別名で保存する
女は恋を上書きする
起こった出来事を男は分析しようとする
女は話してスッキリする
どうでしたか?(笑)
年代や男女の価値観は違って当たり前ですので、喧嘩しないようにしましょう。
まとめ
終活を始めるのはいつから?
その答えは「お盆」が最適という結論になりました。
もちろんこれはあくまで1つの答えに過ぎません。
「終活を始めよう」と思った時に始めるのが1番です。
ですが家族の協力は必要です。
1人で抱え込むのではなく、家族全員で取り組むことが重要です。
そして何よりも家族とのコミュニケーションが大切。
お盆に終活を始めればいいのか
ではなく、家族との時間を一緒に過ごすなかで、終活を考えてもらうのがいいと思います。