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「秋の夜長に観たい」
「秋の夜長にオススメ」
書籍の紹介や映画紹介においてよく言い表されることがありますが、良い映画というのはいつ観ても良いものです。
今回は終活.comが数ある洋画の中から「終活洋画」として選び抜いた7本を紹介しています。
終活洋画とは「終活を考えたくなる洋画」を指します。
それでは、早速ご覧ください。
目次
【終活洋画①】あなたの旅立ち、綴ります
引用:http://tsuzurimasu.jp/intro/
▼基本情報
監督 | |
マーク・ペリントン | |
脚本 | |
スチュアート・ロス・フィンク | |
出演者 | |
シャーリー・マクレーン | アマンダ・セイフライド |
アンジュエル・リー・ディクソン | アン・ヘッシュ |
トム・エヴェレット・スコット | トーマス・サドスキー |
ジョエル・マーレイ | 他 |
上映時間 | |
108分 | |
公開 | |
2017年3月3日(アメリカ)、2018年2月24日(日本) |
▼予告動画
▼ストーリー
全てを自身の思い通りコントロールしようとする気質がある女性、ハリエット・ローラーはビジネスの成功で財を成し、何不自由なく悠々自適な老後を送っていた。
80代に入ったハリエットは孤独と死への不安から、自身が納得いく最期を飾る内容の記事を書かせようと考える。
そして彼女は地元の新聞社の訃報記事を担当する記者アン・シャーマンに依頼するが…
▼終活.comコメント
人はお金持ちになったとしても、それが必ずしも幸せとは限らない、導入からよくある映画のベタなストーリーになっていると感じました。
どちらかというと、男性よりも女性のほうが感情移入できるところは多いんじゃないかと思いました。
ひとクセある富裕層の老女を演じたシャーリー・マクレーンの喜怒哀楽、演技ではあるものの極めて自然なのでとてもリアルです。
世の中には「完璧主義者」はいても、実際に100%完璧な人間はいないと思います。
人は生きてる間に自身に足りない部分を埋め、100%に近付けていくものなんじゃないかと、改めて考えさせられた作品でした。
そして、終活とは人生の最期に向けた自身の補修作業でもあると感じました。
【終活洋画②】或る終焉
引用:http://chronic.espace-sarou.com/about.php
▼基本情報
監督 | |
ミシェル・フランコ | |
脚本 | |
ミシェル・フランコ | |
出演者 | |
ティム・ロス | サラ・サザーランド |
ロビン・バートレット | マイケル・クリストファー |
上映時間 | |
93分 | |
公開 | |
2015年 |
▼予告動画
▼ストーリー
終末期(余命残りわずかとなった時期)の患者を在宅看護をする看護師デヴィッドは、患者が彼を望むよりも親密な関係を必要としていた。
そんなある日、末期癌で苦しむマーサという患者に「安楽死をほう助してほしい」と頼まれる。
看護師として患者への献身的な想いと、デヴィッド自身が抱える「ある暗い過去」の狭間で彼のマーサに対する決断は…
▼終活.comコメント
メインキャストのティム・ロス演じるデヴィッドの献身的な看護師役は、クエンティン・タランティーノ監督作品「レザボア・ドッグス」や「パルプ・フィクション」でも有名な俳優です。
「もしも」を想定し、自身の終末期医療に関することを考えることは終活の一環でも大切なことです。
この映画は終末期医療(余命残りわずかとなった時期)をテーマに、メキシコの新鋭ミシェル・フランコ監督が30代でメガホンを取った映画だというのが驚きです。
率直な感想としては「これを30代で製作したの?」ということです。
テーマとしては重いであろう終末期医療についてを、温かい人間模様で繊細に包んで描かれていると思いました。
当たり前ですが、人はいつか最期を迎えることになります。
自身の理想に近い最期が迎えられるように、終末期医療や延命治療のことなどは、自身が元気なうちに考えておきたい終活です。
終末期医療や介護に関する重要な「看取り」については下記事でまとめています。
【終活洋画③】最高の人生の見つけ方
引用:https://www.warnerbros.com/movies/bucket-list/#videos
▼基本情報
監督 | |
ロブ・ライナー | |
脚本 | |
ジャスティン・ザッカム | |
出演者 | |
ジャック・ニコルソン | モーガン・フリーマン |
ショーン・ヘイズ | ビヴァリー・トッド |
ロブ・モロー | 他 |
上映時間 | |
97分 | |
公開 | |
2007年12月25日(アメリカ)、2008年5月10日(日本) ※日本リメイク版は2019年10月11日公開(出演は吉永小百合、天海祐希など) |
▼予告動画
▼ストーリー
仕事のため、家族のため、全く異なる人生を送ってきた2人の男、エドワードとカーターが同時期に余命6ヶ月の宣告をされたことによって意気投合。
2人は「死ぬまでにしたいこと」をリストに書き出し、人生においてやり残したことを1つずつ叶えていく旅に出る。
▼終活.comコメント
キャスティングがハマらないとストーリーが本末転倒になってしまいがちな映画も多いですが、ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマンともに流石の名優だと再確認できました。
「死ぬまでにしたいこと」に関してはネタバレになってしまいそうなので書きませんが、
・死ぬまでに〇〇したい
・死ぬまでに〇〇へ行きたい
と考えるのも終活です。
この映画のように「死ぬまでにしたいこと」を考えるというのは
・病気を患ったことがきっかけで考えることになる人
・元気な状態で老後の趣味をかねて考える人
どちらの考えの人もいるかと思います。
老後にしてみたい・老後の趣味に大きく関係する「老活」について下記事で紹介しています。
この記事とあわせて是非ご覧ください。
【終活洋画④】しわ
引用:http://www.ghibli-museum.jp/shiwa/about/
▼基本情報
監督 | |
イグナシオ・フェレーラス | |
原作 | |
パコ・ロカ | |
出演者 | |
ー | |
上映時間 | |
89分 | |
公開 | |
2011年製作・2012年1月27日(スペイン)、2013年6月22日(日本) |
▼予告動画
▼ストーリー
元銀行員のエミリオは認知症を患い、養護老人施設に預けられる。
施設にはアルツハイマーなど様々な状態の老人たちが日々暮らしていて、重症なほど2階の部屋へ入れられるということを悟ったエミリオ。
ある日、エミリオは自身もアルツハイマーだということに気付いてしまい、そのショックで症状は進行し……
▼終活.comコメント
「アニメだからこその描写」「アニメならではの側面」を幾つか感じました。
テーマでもある認知症は誰しもが可能性のある病気です。
そのため、何ともいえない切なさを節々で感じてしまい、観終えてから少しの間は放心状態になる程でした。
「もし、自分が同じようになったら」と、重ねて観てしまう方は多いんじゃないかと思います。
▼原作マンガ
スペインの漫画家パコ・ロカが描いた原作「皺」は、日本語訳された原作コミックは2011年に「この海外マンガがすごい2011」で1位を獲得しています。
発売当初から直近のレビューまで、アマゾンで高い評価を得ています。
原作もあわせて読んでみたい、原作をまずは読んでみたいという方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
【終活洋画⑤】グランドフィナーレ
引用:https://gaga.ne.jp/grandfinale/
▼基本情報
監督 | |
パオロ・ソレンティーノ | |
脚本 | |
パオロ・ソレンティーノ | |
出演者 | |
マイケル・ケイン | ハーヴェイ・カイテル |
レイチェル・ワイズ | ポール・ダノ |
ジェーン・フォンダ | 他 |
上映時間 | |
119分 | |
公開 | |
2015年5月20日(フランス・カンヌ映画祭)、2015年5月20日(イタリア)、2016年4月16日(日本) |
▼予告動画
▼ストーリー
世界的に著名なイギリスの音楽家フレッドは作曲活動を引退し、世界のセレブが宿泊するアルプスの高級ホテルで長年の親友、映画監督のミックとともに悠々自適にバカンスを送っていた。
そんな中、英国女王から「英国王子の誕生日に演奏会を開いてほしい」と、フレッドは頼まれるが…
▼終活.comコメント
簡潔にいうと、「人生の幕引き」について考えさせられる映画じゃないかと思います。
終活は自身がより良い最期を迎えるための活動です。
「より良くする」ためには様々な葛藤があるわけですが、俳優陣それぞれの姿がどれも印象的で心に響きました。
また、スイス・アルプスの山々、風景、ロケーションの1つ1つが美麗でカメラワークがとても芸術的です。
ネタバレギリギリで触れると、回廊の場面が一番の見どころだと感じました。
【終活洋画⑥】母の身終い
引用:https://www.youtube.com/watch?v=Y2_K9fCO30I
▼基本情報
監督 | |
ステファヌ・ブリゼ | |
脚本 | |
ステファヌ・ブリゼ、フロランス・ヴィニョン | |
出演者 | |
ヴァンサン・ランドン | エレーヌ・ヴァンサン |
エマニュエル・セニエ | オリヴィエ・ペリエ |
リュドヴィック・ベルティロ | 他 |
上映時間 | |
109分 | |
公開 | |
公開:2012年9月19日(フランス)、2013年11月30日(日本) |
▼予告動画
▼ストーリー
麻薬密売の罪で服役していた中年男アラン。
出所した彼は年老いた母親イヴェットが1人で暮らす家に身を寄せるが、昔から折り合いの悪い2人は衝突してばかり。
そんな中、母イヴェットは末期の脳腫瘍に冒されてしまう。
アランは死期が近い母親の想いを知ることになり…
▼終活.comコメント
自身の幸せ・親の幸せとは何なのか?
親子間で互いに意見がぶつかり合った際、自分だったらどうするのか?
どのシーンも自身に置き換えやすいというのか、置き換えて考えたくなる内容の映画だと思います。
「自身のためなのか」
「家族のためなのか」
そういった終活の本質的な意味合いや、死生観の重要さも十分に伝わりました。
人生観や死生観を押し付けてくるような映画は結構多いですが、この映画は押し付けがましいと感じることなく、常に自分自身に置き換えて観るシーンが多かったです。
【終活洋画⑦】ロング,ロングバケーション
引用:https://gaga.ne.jp/longlongvacation/
▼基本情報
監督 | |
パオロ・ヴィルズィ | |
脚本 | |
パオロ・ヴィルズィ | |
出演者 | |
ドナルド・サザーランド | ヘレン・ミレン |
クリスチャン・マッケイ | ジャネル・モロニー |
ダナ・アイヴィ | 他 |
上映時間 | |
112分 | |
公開 | |
2018年1月3日(フランス)、2018年1月18日(イタリア)、2018年1月26日(日本) |
▼予告動画
▼ストーリー
夫のジョンはアルツハイマー病、妻のエラは末期癌。
夫婦生活50年を過ぎ、残された時間が少ないことを悟った2人はジョンが愛してやまない作家ヘミングウェイの自宅があるフロリダへと、愛車(オンボロのキャンピングカー)で旅に出ることに…
▼終活.comコメント
自身の死期を悟るという感覚や、「こんな最期が良いな」と思わず共感してしまうようなストーリーに胸打たれました。
正直、観るまではよくあるロードムービーものだと思っていた節がありました。
旅の終着地点で何かしら「自身の在り方」を見つける、そんなストーリーにちょっと色を加えた感じかな?
と思っていたのですが、ドナルド・サザーランドとヘレン・ミレン演じる70代の夫婦の姿・愛の尊さは「単なるロードムービー+スパイス」ではなく、心温まるヒューマンドラマとして観れる1本だと思いました。
余談ですが、夫ジョンを演じるドナルド・サザーランドの息子で同じく俳優のキーファー・サザーランドは、大人気海外ドラマ「24-TWENTY FOUR-」で主人公ジャック・バウアー役を演じたことで日本でも有名です。
まとめ
オススメの終活洋画7選を紹介しました。
・あなたの旅立ち、綴ります
・或る終焉
・最高の人生の見つけ方
・しわ
・グランドフィナーレ
・母の身終い
・ロング,ロングバケーション
7本の映画いずれも共通して言えることですが、「終活なんてまだまだ先のこと」と思っている人ほどオススメしたい作品です。
現在終活中の人は、自身の終活のあり方を良い意味で考えさせられるポイントがあるのではないかと思います。
また、紹介した中でアニメ作品を紹介しましたが、終活がテーマの漫画について下記事で取り上げています。
是非このあとお読みいただければ幸いです。