岡山県の葬祭費一覧|27市町村5万円・2025年4月に県内統一【2026年版】

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岡山県で家族が亡くなり、国民健康保険の葬祭費を申請する方へ。県内15市10町2村、27市町村の国民健康保険条例と公式ページ、申請書を確認しました。岡山県の葬祭費は27市町村すべて5万円で、後期高齢者医療も5万円です。県内の額は2025年(令和7年)4月1日にそろえられ、それまで6万円だった赤磐市は5万円に下がりました。火葬だけの場合の扱いや、郵送できるかどうか、火葬費の補助は市町村ごとに違います。

結論

  • 岡山県の国保の葬祭費は27市町村すべて5万円
  • 後期高齢者医療の葬祭費も5万円で、期限は葬祭の翌日から2年
  • 県内の額は2025年4月1日に5万円へ統一された
  • 赤磐市は6万円から5万円に。2025年3月31日までに亡くなった方は6万円
  • 岡山市は火葬のみの場合も対象と明記
  • 津山市は郵送でも申請できる
  • 備前市・和気町・奈義町などは葬祭費とは別に火葬費の補助がある

目次

  1. 岡山県の葬祭費はいくらか
  2. 27市町村の早見表
  3. 2025年4月の統一と赤磐市
  4. 後期高齢者医療の葬祭費
  5. 岡山市の申請
  6. 献体をした場合
  7. 申請できる人の範囲
  8. 喪主以外の口座への振込
  9. 葬儀を確かめる書類
  10. 郵送・振込の時期・現金
  11. 前の勤め先の保険から出る場合
  12. 交通事故が原因のとき
  13. 申請期限
  14. 市外で死亡届を出したとき
  15. おくやみ窓口の予約
  16. 火葬費の補助
  17. 他県と比べる
  18. 会社の保険の埋葬料
  19. 岡山県の葬祭費でよく聞かれること
  20. 岡山県で葬祭費を受け取る手順

岡山県の葬祭費は27市町村すべて5万円

国保に入っていた方が亡くなったとき、葬儀を行った人は亡くなった方の住所があった市町村に申請すると葬祭費を受け取れます。岡山県では、岡山市・倉敷市から新庄村・西粟倉村まで、どの市町村でも額は5万円でした。

これは偶然ではなく、県内で国保の保険料の水準をそろえる準備の一つとして、2025年4月1日に葬祭費の額も統一されたためです。赤磐市のように額が下がった市もあるので、亡くなった日によっては旧額になる点に注意してください。

岡山県で先に確かめたいこと

額は5万円で共通なので、先に確かめたいのは亡くなった日と、火葬費の補助が別にある市町村かどうかです。補助は葬祭費より期限が短いことがあります。

【27市町村一覧】岡山県の葬祭費 早見表

15市10町2村の額と条例の条、担当の課を並べました。

市町村葬祭費条例担当
岡山市5万円未確認各区役所 市民保険年金課
倉敷市5万円未確認国民健康保険課
津山市5万円第7条医療保険課
玉野市5万円第8条保険年金課
笠岡市5万円第6条市民課
井原市5万円第7条市民課
総社市5万円第5条ワンストップ課
高梁市5万円第7条市民課
新見市5万円第8条市民課
備前市5万円未確認こども・保健課
瀬戸内市5万円第6条国保年金医療給付課
赤磐市5万円第6条市民課
真庭市5万円第8条市民課
美作市5万円第6条市民保険課
浅口市5万円第5条市民課
和気町5万円第6条住民課
早島町5万円第6条町民課
里庄町5万円第6条町民課
矢掛町5万円第6条健康推進課
新庄村5万円第8条住民福祉課
鏡野町5万円第7条健康推進課
勝央町5万円第6条税務住民部 医療班
奈義町5万円第7条税務住民課
西粟倉村5万円第9条保健福祉課
久米南町5万円第6条税務住民課
美咲町5万円第5条保険年金課
吉備中央町5万円第7条保健課

※2026年9月時点で、各市町村の国民健康保険条例(例規集)と公式ページ・申請書を確認した結果です。岡山市・倉敷市・備前市は例規集が特殊な閲覧方式で本文を開けず、額は公式ページと申請書で確認しました。新見市の条は市の申請書の記載によります。美作市・新庄村・美咲町は額を書いた公式ページがなく、条例本文で確認しています。高梁市は市の「おくやみハンドブック」で額を確かめました。

2025年4月に県内で5万円へ統一|赤磐市は6万円から5万円に

赤磐市議会だより(第80号)によると、2024年12月の議会で、葬祭費を「県下で5万円に統一する」ための条例改正が審議されました。市は、保険料の水準をそろえる準備として事務の基準を合わせる一環だと答えています。

市町村改正の施行日新旧を分ける基準改正前
赤磐市2025年4月1日亡くなった日6万円
吉備中央町2025年4月1日亡くなった日未確認
早島町2025年4月1日葬祭を行った日未確認
新庄村例規集では確認できず-未確認

議会の答弁では、額が県の基準と違っていたのは赤磐市・吉備中央町・早島町・新庄村の4市町村でした。赤磐市は改正の附則で、施行日より前に亡くなった方には前の額を当てると定めています。赤磐市で2025年3月31日までに亡くなった方の葬祭費は6万円です。

早島町だけは、亡くなった日ではなく葬祭を行った日で新旧を分ける書き方です。答弁によると赤磐市の利用は直近1年間で76件でした。

後期高齢者医療の葬祭費|岡山県後期高齢者医療広域連合も5万円

75歳以上の方(一定の障害で認定を受けた65歳以上の方を含む)は、岡山県後期高齢者医療広域連合の条例第2条により5万円です。申請は住んでいた市町村の担当窓口で行います。

項目広域連合の案内・申請書
額5万円(申請書にあらかじめ印字)
期限葬祭を行った日の翌日から2年
押印口座名義人と申請者が違う場合だけ、受領委任状欄に記入・押印
ゆうちょ銀行振込用の店名(漢数字3桁)と口座番号(7桁)を書く
住所地特例の方岡山県に住民票があったときの市町村へ申請

申請書には「他に葬祭執行者を申し立てる者がいる場合は」申請者が責任を持って処置する、という文があります。国保も後期高齢者医療も5万円なので、75歳の前後で額は変わりません。

岡山市|火葬のみも対象・申請は区役所や支所で

岡山市は公式ページで、「葬祭(火葬のみの場合も含む)を行った人」に5万円を支給すると書いています。通夜や告別式をしない直葬でも申請できます。期限は葬祭を行った日の翌日から2年です。

申請先は4つの区役所の市民保険年金課のほか、支所、地域センター、市民サービスセンター、福祉事務所と幅広く、額・要件・書類は4区とも同じです。領収書か会葬礼状には、葬祭を行った人のフルネームと亡くなった方の氏名が必要ですが、亡くなった方の名前は「〇〇家」の表記でもよいとされています。申請書では公金受取口座も選べます。

献体をした場合|お別れの会の領収書で申請できる

岡山市は、献体を受けた側が火葬の費用を負担し、遺族が葬祭を行っていない場合は支給の対象にならないとしています。

ただし、仮葬儀やお別れの会、偲ぶ会の会場の領収書があれば申請できます。宛名に葬祭を行った人のフルネーム、但し書きに「(故人のフルネーム)様のお別れの会として」と書いてもらう必要があるので、会場に頼むときに伝えておくと確実です。

申請できる人の範囲|里庄町は町外の親族でもよい

里庄町は、葬祭を行った方について「同居・別居の区別や、国保の加入の有無、町内居住の有無は問いません」と書いています。町の外に住む子どもが喪主を務めた場合でも、その人が申請できるということです。

西粟倉村は申請できる人を「葬祭を行った人(相続人等)」と書き、必要書類に死亡診断書のコピーを挙げています。高梁市は「葬儀を行った日の翌日以降に」来るよう案内し、手続きに40~50分かかるとしています。

喪主以外の口座に振り込むとき|委任状と印鑑

葬祭を行った人と口座の名義が違う場合の決まりです。

市町・団体公式の書き方
早島町喪主以外の口座なら委任状が必要
笠岡市喪主の印鑑と口座名義人の印鑑が必要
勝央町名義が違えば受領委任欄に記入・押印
新見市名義が違えば委任状。申請書は押印不要
備前市申請人以外の口座にする理由を申請書に書く
岡山市葬祭を行った人以外が受け取るなら委任状欄を記入

笠岡市では印鑑が2本いります。口座名義人が窓口に来られないときは、先に申請書へ押印してもらっておくと一度で済みます。

葬儀を確かめる書類|井原市は訃報受付票も

井原市は、葬祭を行った人を確かめる書類として訃報受付票のコピーを使えるとしています(なくても申請できます)。岡山市は領収書か会葬礼状、西粟倉村は死亡診断書のコピーを挙げています。

市町村書類の例
岡山市領収書か会葬礼状(亡くなった方は「〇〇家」でも可)
井原市訃報受付票のコピー(なくても可)
西粟倉村死亡診断書のコピー
鏡野町亡くなった方のマイナンバー。マイナ保険証があれば資格確認書は不要

家族葬で会葬礼状を作らない場合は、葬儀社の領収書に喪主のフルネームが入っているかを確かめておいてください。

郵送・振込の時期・現金での受け取り

津山市は「申請は郵送でも可能です」と明記しています。15市のうち郵送を書いているのは津山市だけでした。総社市は「申請した月の翌月下旬に」振り込むと、振込の時期を書いています。

浅口市は申請書で現金での受け取りも選べます。井原市は、国保税を滞納していると給付から滞納分を差し引くと案内していますが、これは給付全般についての説明です。

前の勤め先の保険から出る場合|赤磐市は「選択」と書く

会社の健康保険をやめて間もなく亡くなった場合、ほかの市町村は国保からは支給しないと書いていますが、赤磐市は「国保または社会保険等どちらかを選択して支給を受けることになります」と案内しています。

どの条例にも、健康保険法などで同じ死亡に給付が出るときは支給しないという規定があります。退職から間もない方が亡くなった場合は、前の勤め先の健康保険と市町村の両方に確かめてから申請してください。

交通事故が原因のとき|賠償を受けると支給されない

交通事故など第三者の行為で亡くなった場合の扱いです。

市町・団体公式の書き方
岡山市・倉敷市・総社市加害者から自賠責保険の葬儀費などの賠償を受ける場合は支給しない
津山市傷病届の提出が必要
久米南町・吉備中央町・広域連合申請書に死亡の原因(第三者行為かどうか)の欄

事故の相手から葬儀費用の賠償を受ける場合は、葬祭費が出ないことがあります。事故が原因なら、申請の前に窓口へ伝えてください。

申請期限|起算日を書いている市町は少ない

期限の書き方を確かめられた市町と広域連合です。

市町・団体公式の書き方
岡山市葬祭を行った日の翌日から2年を過ぎると支給されない
早島町葬祭を行った日の翌日から2年
奈義町2年で時効(起算日の記載なし)
広域連合(後期)葬祭を行った日の翌日から2年

笠岡市・新見市・備前市・瀬戸内市・赤磐市・美作市と、和気町など6町村は、公式ページに期限を書いていませんでした。書いていなくても2年を過ぎると時効で受け取れないのは同じです。

市外で死亡届を出したとき|医師の証明が要る市も

住んでいた市以外に死亡届を出した場合、書類が増える市があります。

市公式の書き方
備前市市外に死亡届を出した場合は、死亡の事実が分かる医師等の証明書を添付
倉敷市倉敷市に死亡届が出ていれば証明は不要
津山市市に死亡届を出していれば医師の証明は不要

入院先の病院がある市で死亡届を出した場合は、死亡診断書のコピーを手元に残しておくと、備前市などで慌てずに済みます。

おくやみ窓口の予約|岡山市は3開庁日前まで

死亡後の手続きをまとめて案内する窓口の予約のしかたです。

市予約特徴
岡山市希望日の3開庁日前までに電話亡くなった方の住所地の区役所。支所・地域センターは予約なし
津山市希望日の2開庁日前まで。オンラインは24時間葬儀が終わった後に予約
浅口市オンライン予約(2025年9月開始)来庁日までに書類の一部を準備してくれる

浅口市は、職員が一人ひとりに合わせた書類の一部を来庁日までに用意してくれます。葬儀が終わったら早めに予約を入れると、葬祭費の申請も同じ日に済ませやすくなります。

火葬費の補助|葬祭費とは別に出る市町

葬祭費とは別に、市町が独自に火葬の費用を補助している例です。

市町補助の内容
備前市市外の施設で火葬した場合、上限5万3,000円
和気町和気斎場が使えず町外で火葬した場合、和気斎場と同額になるよう補助(13歳以上は上限5万3,000円)
赤磐市火葬場使用料から2万円を引いた額、上限2万5,000円
浅口市地域と斎場ごとの定額。倉敷市の斎場なら最大4万5,000円
奈義町大人は火葬料から1万5,000円を引いた額(3万5,000円まで)。支払いから2か月以内

奈義町の火葬補助金は喪主が町外に住んでいても使えますが、期限は火葬料を払った日から2か月です。葬祭費の2年と比べてかなり短いので、先に済ませておくと安心です。美咲町の町営火葬場は、12歳以上の使用料が町内1万2,000円、町外4万円と差があります。奈義町は町版のエンディングノート「私らしゅう生きるノート」も配っています。

他県と比べる|中国地方では岡山県が高め

終活.comで同じ方法で調べた県と並べました。

県国保の葬祭費後期高齢者医療
岡山県27市町村すべて5万円5万円
広島県3万円3万円
島根県3万円3万円
鳥取県2万円と3万円2万円
香川県3万円と5万円3万円

隣の広島県や鳥取県と比べると、岡山県は後期高齢者医療を含めて2万円から3万円多いことになります。広島県の内訳は広島県の葬祭費一覧、鳥取県は鳥取県の葬祭費一覧で確かめられます。

会社の健康保険の埋葬料との関係|額は同じ5万円

協会けんぽや健康保険組合に入っていた方の場合は、市町村の葬祭費ではなく埋葬料を請求します。

岡山県の葬祭費会社の健康保険の埋葬料
額5万円5万円
出すところ住んでいた市役所・町村役場協会けんぽの支部・健康保険組合
両方もらえるかもらえない(条例で、ほかの保険から相当する給付が出るなら支給しないと定めている)

岡山県では額が同じなので、損得よりもどちらに請求するかを間違えないことが大切です。亡くなった方の資格確認書やマイナ保険証で保険者の名前を確かめてください。

岡山県の葬祭費でよく聞かれること

岡山県の葬祭費はいくらですか
27市町村すべて5万円です。後期高齢者医療も5万円です。
岡山市の葬祭費はいくらですか
5万円です。火葬のみの場合も対象で、期限は葬祭を行った日の翌日から2年です。
赤磐市の葬祭費は6万円ではないのですか
2025年4月1日から5万円になりました。2025年3月31日までに亡くなった方は6万円です。
なぜ県内で額がそろっているのですか
国保の保険料の水準を県内でそろえる準備として、2025年4月1日に葬祭費も5万円に統一されたためです(赤磐市議会の答弁による)。
直葬(火葬のみ)でも受け取れますか
岡山市は火葬のみの場合も含むと明記しています。ほかの市町村は窓口で確かめてください。
献体をした場合は
岡山市では、遺族が葬祭を行わないと対象外ですが、お別れの会などの会場の領収書があれば申請できます。
喪主が町外に住んでいても申請できますか
里庄町は町外に住む親族でも、実際に葬祭を行えば申請できると明記しています。
郵送で申請できますか
津山市は郵送でも申請できると書いています。
いつ振り込まれますか
総社市は申請した月の翌月下旬です。ほかの市町村は記載がありませんでした。
喪主以外の口座に振り込めますか
多くの市町村で委任状があれば可能です。笠岡市は喪主と口座名義人の両方の印鑑が必要です。
火葬費の補助はありますか
備前市・和気町・赤磐市・浅口市・奈義町などに、葬祭費とは別の補助があります。奈義町は支払いから2か月以内です。
会社の健康保険だった場合はどうなりますか
市町村の葬祭費ではなく、協会けんぽや健康保険組合に埋葬料(5万円)を請求します。

岡山県で葬祭費を受け取る手順

要点

  • 岡山県の葬祭費は27市町村すべて5万円
  • 後期高齢者医療も5万円
  • 2025年4月1日に県内で統一、赤磐市は6万円から5万円に
  • 岡山市は火葬のみでも対象
  • 津山市は郵送で申請できる
  • 火葬費の補助は期限が短いことがある

岡山県の葬祭費は、どの市町村でも5万円です。違いが出るのは、亡くなった日による旧額、申請の方法、火葬費の補助です。

早見表で担当課を確かめたら、喪主のフルネームが入った領収書か会葬礼状と、葬祭を行った人の通帳をそろえて、国保の資格をなくす届出と同じ日に申請します。火葬費の補助がある市町では、補助の期限も忘れずに確かめてください。

本記事は、岡山県内27市町村の国民健康保険条例(例規集)・公式ページ・申請書、岡山県後期高齢者医療広域連合の条例・案内・申請書、赤磐市議会だより第80号をもとに、2026年9月時点で確認できた内容を整理したものです。必要書類や窓口の運用は変わることがあり、公式ページに記載がない項目も、制度や決まりがないという意味ではありません。申請の際は、お住まいだった市町村の担当窓口で最新の内容を必ずご確認ください。

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