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川崎市が使用者を募集している市営の墓地は、高津区の緑ヶ丘霊園と麻生区の早野聖地公園の2か所です。令和8年度の募集は、申込みが2026年11月1日から11月30日(消印有効・郵送のみ)、公開抽選が2027年1月12日です。募集のしおりは10月23日から区役所などで配られています(市の案内を2026年10月26日に確認)。前回の令和7年度は、受付が2025年11月1日から11月30日、抽選会が2026年1月8日でした。使用料は、緑ヶ丘の合葬型墓所が1体7万円で管理料が30,550円です。一般墓所は、1平方メートルあたり緑ヶ丘が25万円、早野が16万5千円です。倍率・申込資格・使用権が消える条件を、条例と市の資料で確かめました。

結論

  • 市営の墓地は緑ヶ丘霊園と早野聖地公園の2か所で、募集は原則として年1回です
  • 令和8年度の申込みは2026年11月1日から11月30日(消印有効・郵送のみ)で、公開抽選は2027年1月12日です。窓口では受け付けません
  • 前回の令和7年度は、受付が2025年11月1日から11月30日、抽選会が2026年1月8日でした
  • 令和7年度の応募は4,049人で、一般墓所等の平均倍率は3.96倍、緑ヶ丘の合葬型墓所は7.10倍でした
  • 遺骨のない人の区分は倍率が高く、早野の芝生型は31.50倍、合葬型の生前申込2体分は17.69倍でした
  • 合葬型墓所は1体あたり使用料70,000円と管理料30,550円で、合計100,550円です
  • 市営の墓所を返して合葬型墓所へ移す場合は、随時の受付で使用料が免除されます
  • 申込めるのは市内に住所があり、祭祀を主宰する人です。1年以上の居住を示す書類が要ります
  • 合葬型墓所に納めた遺骨は、あとから返してもらえません

目次

  1. 川崎市営の墓地は緑ヶ丘霊園と早野聖地公園の2か所
  2. 墓所の種類ごとの区画数・使用料・管理料
  3. 令和8年度の募集は郵送のみ・11月30日消印有効
  4. 令和7年度の募集は2025年11月の1か月間だった
  5. 早野聖地公園の倍率は遺骨なしの区分が高かった
  6. 緑ヶ丘霊園の一般墓所は4平方メートルの遺骨なしが24.67倍
  7. 合葬型墓所の募集区分と倍率
  8. 合葬型墓所の使用料と納骨のしかた
  9. 墓じまいで合葬型墓所へ移すときは随時受付で使用料が免除
  10. 申込資格は市内在住と祭祀主宰者
  11. 抽選から使用開始までの流れ
  12. 費用の内訳の例
  13. 管理料の払い方と令和5年4月の改定
  14. 使用権が消える場合と返還で戻るお金
  15. 新形式墓所は10年ごとに許可証を更新する
  16. 緑ヶ丘霊堂は遺骨の一時預かりで募集ではない
  17. 申込みで落ちやすい点
  18. 公式の資料で確認できなかったこと
  19. 窓口と問い合わせ先

川崎市営の墓地は緑ヶ丘霊園と早野聖地公園の2か所

市の霊園案内には「川崎市には2か所の市営霊園」と書かれています。墓地条例の第1条も、名称と形式を次のように定めています。

霊園所在地墓所の形式最寄りの駅やバス
緑ヶ丘霊園高津区下作延1241一般墓所・合葬型墓所JR南武線の津田山駅から事務所まで徒歩3分。合葬型墓所までは徒歩19分
早野聖地公園麻生区早野732一般墓所・壁面型・芝生型・集合個別型「虹が丘小学校」バス停から徒歩すぐの虹ヶ丘口が案内されている

緑ヶ丘霊園は昭和18年に開設され、早野聖地公園は昭和54年に開設されました。運営は指定管理者のアメニス川崎霊園管理事業体が、令和12年3月31日まで担っています。

壁面型・芝生型・集合個別型は「新形式墓所」と呼ばれます。市があらかじめ墓碑と納骨設備を用意し、地下または地上の納骨設備に7寸の骨つぼを6個まで納められます。

墓所の種類ごとの区画数・使用料・管理料

額は川崎市墓地条例の第12条と第16条のもので、指定管理者のサイトに載っている表とも一致します。区画数は令和8年4月1日の数です。

霊園墓所区画数使用料管理料
緑ヶ丘一般 1平方メートル1,250250,000円710円/年
緑ヶ丘一般 4平方メートル11,9901,000,000円2,840円/年
緑ヶ丘一般 6平方メートル11,4341,500,000円4,260円/年
緑ヶ丘合葬型(1体)約2万体分70,000円30,550円(永年分)
早野一般 4平方メートル4,858660,000円2,840円/年
早野壁面型4,4601,403,000円7,330円/年
早野芝生型2,0001,304,000円7,330円/年
早野集合個別型2,052717,000円4,170円/年

早野の一般墓所は1平方メートルあたり165,000円で、4平方メートルの660,000円は条例の単価から計算した額と一致します。同じ4平方メートルでも、緑ヶ丘は1,000,000円、早野は660,000円と差があります。

管理料は、一般墓所が1平方メートル未満を切り上げて計算します。市外に住む人に許可する場合は、使用料が5割増しになります(条例第13条)。

令和8年度の募集は郵送のみ・11月30日消印有効

市は2026年10月13日に、令和8年度の市営霊園利用者の募集を案内しました。募集のしおり(申込書)は2026年10月23日から11月30日まで、各区役所や霊園事務所などで配られています。申込みは郵送だけで、霊園事務所や早野聖地公園事務所の窓口では受け付けていません。しおりには「11月30日(月)消印有効」と書かれ、抽選番号と抽選結果の通知に使う85円切手2枚を同封する決まりです。

項目日付
しおりの配布2026年10月23日(金)から11月30日(月)まで
申込み(郵送のみ)2026年11月1日(日)から11月30日(月)まで・消印有効
抽選番号の通知2026年12月21日(月)以降に受付票を郵送
公開抽選2027年1月12日(火)午前10時から
利用開始(一般墓所等)2027年4月1日(木)

一般墓所等の募集は次のとおりです。早野聖地公園の3つの形式と一般墓所、緑ヶ丘霊園の一般墓所で、緑ヶ丘の1平方メートルの区画だけが新しく整備された分で、ほかはすべて返還された墓所です。区画ごとに「遺骨あり」と「遺骨なし」の募集数が分かれています。

霊園墓所募集数使用料管理料(年額)
早野壁面型10か所(遺骨あり8・なし2)1,403,000円7,330円
早野芝生型10か所(遺骨あり8・なし2)1,304,000円7,330円
早野集合個別型20か所(遺骨あり16・なし4)717,000円4,170円
早野一般墓所(4平方メートル)40か所(遺骨あり32・なし8)660,000円2,840円
緑ヶ丘一般墓所(1平方メートル)220か所(遺骨あり176・なし44)250,000円710円
緑ヶ丘一般墓所(4平方メートル)80か所(遺骨あり64・なし16)1,000,000円2,840円
緑ヶ丘一般墓所(6平方メートル)60か所(遺骨あり48・なし12)1,500,000円4,260円
緑ヶ丘一般墓所(8平方メートル)5か所(遺骨あり4・なし1)2,000,000円5,680円

緑ヶ丘霊園の合葬型墓所は、次の5区分です。使用料と管理料は、申込みのときに払います。

区分募集数使用料管理料
遺骨1体80体(80枠)70,000円30,550円
遺骨2体80体(40枠)140,000円(2体分)61,100円
遺骨1体と生前1体160体(80枠)140,000円(2体分)61,100円
生前1体70体(70枠)70,000円30,550円
生前2体130体(65枠)140,000円(2体分)61,100円

合葬型墓所の申込みで、緑ヶ丘霊堂に遺骨を預けている人と、生前申込みの2体目の人が市外に住んでいる場合は、使用料が1.5倍になります。申込めるのは、合葬型墓所を含めて1区分だけです。一般墓所等の遺骨ありは市内に1年以上(令和8年1月1日以前から住民登録)、遺骨なしは5年以上(令和4年1月1日以前から住民登録)住んでいることが条件になります。合葬型墓所は1年以上の居住です。

令和8年度の募集の内容は、川崎市「令和8年度 市営霊園利用者の募集について」(2026年10月13日公開)と、募集のしおり(令和8年度)を2026年10月26日に確認しました。優遇措置の配分は、しおりで確認してください。

令和7年度の募集は2025年11月の1か月間だった

市の霊園ページには「墓地募集・抽選会は原則、年1回です」と書かれています。令和7年度は次の日程で進みました。令和7年度分の受付は終わっており、抽選会も2026年1月8日に済んでいます。

時期内容
2025年10月24日から11月30日募集のしおり(申込書)の配布。区役所・支所・出張所・行政サービスコーナー・霊園事務所などで配られた
2025年11月1日から11月30日利用者の募集(受付)
2026年1月8日(木)10時から公開抽選会。会場は川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)3階ホール
2026年1月15日以降当選・落選・補欠の結果を申込者全員に郵送で通知
2026年1月31日、2月1日、2月2日当選者の利用許可申請
2026年2月16日(月)使用者資格の決定日。これ以降に使用料の納入通知書が届く
2026年3月24日以降墓地利用許可証を郵送
2026年4月1日(水)墓所の利用開始(予定)

令和7年度の募集の開始は、指定管理者のサイトで2025年10月15日に告知されました。令和8年度も同じ流れで、指定管理者のサイトが2026年10月14日に募集の開始を告知し、市の案内は10月13日に公開されています。申込みは例年11月の1か月間で、次の年度の時期は公式には書かれておらず、原則として年1回であること以外は未確認です。

早野聖地公園の倍率は遺骨なしの区分が高かった

市は応募状況を、区画の形式と「遺骨あり」「遺骨なし」の区分ごとに公表しました。早野聖地公園の一般墓所等は70箇所の募集に343人が申込み、倍率は4.90倍でした。

形式区分募集数(当初)申込者当選倍率
壁面型遺骨あり(A)822人82.75
壁面型遺骨なし(B)239人219.50
芝生型遺骨あり(C)826人83.25
芝生型遺骨なし(D)263人231.50
集合個別型遺骨あり(E)1637人162.31
集合個別型遺骨なし(F)479人419.75
一般(4平方メートル)遺骨あり(G)2411人111.00
一般(4平方メートル)遺骨なし(H)666人193.47

一般墓所の行は、募集数と当選の数が合っていません。遺骨ありの区分は24箇所の募集に11人しか申込まず、余った13箇所が遺骨なしの区分に回って、当選が6箇所から19箇所に増えました。表の倍率は当初の募集数ではなく、当選の数で割った値です。

形式の違いで見ると、壁面型・芝生型・集合個別型はどれも遺骨なしの区分に申込みが集中しました。芝生型の遺骨なしは2箇所の募集に63人が申込み、31.50倍になりました。

緑ヶ丘霊園の一般墓所は4平方メートルの遺骨なしが24.67倍

緑ヶ丘霊園の一般墓所は370箇所の募集に1,399人が申込み、倍率は3.78倍でした。面積別の区分で見ると、差が大きく出ています。

面積区分募集数(当初)申込者当選倍率
4平方メートル遺骨あり(I)4880人481.67
4平方メートル遺骨なし(J)12296人1224.67
6平方メートル遺骨あり(K)3229人291.00
6平方メートル遺骨なし(L)8131人1111.91
1平方メートル遺骨あり(M)216230人2161.06
1平方メートル遺骨なし(N)54633人5411.72

6平方メートルは遺骨ありに3箇所の余りが出て、遺骨なしの当選が8箇所から11箇所に増えています。

各区分には、市が「過去の落選0〜3回」「過去の落選4回以上」や「70歳未満」「70歳以上」の記号を付けています。落選の回数と年齢の区分の定義は、募集のしおりに書かれるものです。しおりを取得できなかったため、未確認です。補欠の人数は、一般墓所等の合計で148人、合葬型墓所で72人でした。

合葬型墓所の募集区分と倍率

緑ヶ丘霊園の合葬型墓所には325体分の募集があり、2,307人が申込みました。平均の倍率は7.10倍です。

申込区分募集数申込者倍率
遺骨申込 1体(O)80156人1.95
遺骨申込 2体(P)4070人1.75
遺骨と生前(Q)70475人6.79
生前申込 1体(R)70456人6.51
生前申込 2体(S)651,150人17.69

すでにある遺骨を納めるための申込みは、倍率が2倍に届きませんでした。倍率が上がったのは、生前に自分と家族の分を申込む区分で、2体分の申込みには1,150人が集まっています。

合葬型墓所の使用料と納骨のしかた

緑ヶ丘霊園の合葬型墓所は、平成31(2019)年3月に完成した市で初めての合葬型です。使用料は1体70,000円、管理料は30,550円(永年分)で、申込時に払ったあとの費用はかかりません。市の合葬型墓所の紹介ページ(2021年10月更新)には管理料が「3万円」と残っていますが、令和5年4月の条例改正で30,550円になりました。

骨つぼの状態では納められません。パンフレットによると、納骨は次のように進みます。

  1. 遺骨を移し替える骨つぼから遺骨を取り出し、遺骨袋に入れて、袋を骨つぼにかぶせます。自分でする人も業者に頼む人もいます。
  2. 霊園事務所の霊安室でお別れをする骨つぼをつつみに入れて持参します。
  3. 順番に埋蔵される袋だけを納骨棺に下ろします。つつみと骨つぼは市が処分します。

埋蔵は順番に行われます。生前に申込んだ人は、納骨の時期が家族と違うと、近くには埋蔵されません。袋に移した遺骨は取り出せないので、あとから別の墓へ移すことはできません。条例の第17条の2にも、埋蔵した焼骨は返還しないと定められています。参拝所では線香や花に加えて、塔婆も供えられます。隣の墓誌には、希望すれば名前を刻めます。刻字の施工業者は自分で手配し、費用も自己負担です。

墓じまいで合葬型墓所へ移すときは随時受付で使用料が免除

すでに市営霊園の墓所を使っている人は、墓じまいをして合葬型墓所へ移せます。パンフレットには、自費で墓所を撤去して使用権を市に返す前提で申請する場合は、霊園事務所が随時受付をすると書かれています。募集の時期を待つ必要はありません。

免除されるのは使用料7万円です。条例の第13条の2には「合葬型墓所の使用料は、徴収しない」とあります。管理料30,550円についての免除は、条例に見当たりません。

市営霊園の墓地を使っていない人は事情が違います。自宅に遺骨がある人・緑ヶ丘霊堂に預けている人・市営以外の墓地や納骨堂に埋蔵している人が合葬型墓所を希望するなら、墓地の募集が行われるときに応募することになります。応募が募集数を超えれば抽選です。墓じまいそのものの手順は、墓じまいの流れと費用の記事に書いています。

申込資格は市内在住と祭祀主宰者

条例と施行規則から、申込みの条件を拾うと次のとおりです。

条件内容根拠
住所本市に住所があること。市長が相当の理由を認めれば市外の人も許可される条例第4条第1項
居住の証明申請書に、1年以上本市に住所があることを示す書類を添える規則第1条の7
祭祀の主宰埋葬場所の利用者は祭祀を主宰すべき者であること。生前に自分の遺骨のために合葬型墓所を申込む人は除く条例第4条第2項
申込める数利用者1人につき1箇所。埋葬の余地がない場合は例外条例第11条
市外の人市内にある墳墓を改葬するときなどに限る。使用料は5割増し規則第3条・条例第13条

条例の本文は「本市に住所を有する者」とだけ書き、施行規則の書類の条件が1年以上です。引っ越してまもない人は、申込書を出す前に、住民票の異動の日を確かめる必要があります。

承継する人についても、決まりがあります。一般墓所の承継者は、使用者の親族(6親等内の血族か3親等内の姻族)や特別縁故者などで、祭祀を主宰する人です。合葬型墓所は承継が要りません。条例の第5条が、承継の対象から合葬型墓所を除いています。

抽選から使用開始までの流れ

令和7年度の流れを、市の資料から並べます。

  1. しおりを入手して申込む受付期間は11月の1か月間でした。申込方法の細かい条件は、しおりを取得できなかったため未確認です。
  2. 公開抽選会で当選・補欠・落選が決まる2026年1月8日に開かれ、結果は1月15日以降に郵送で届きました。1月21日までに届かなければ霊園事務所に連絡します。
  3. 利用許可の申請をする日程は1月31日から2月2日の3日間でした。申請しない人は辞退扱いです。
  4. 資格審査を受けて利用予定者に決まる川崎市営墓地使用者資格審査会が審査し、資格決定日は2月16日でした。
  5. 使用料を一括で納める納入通知書が届いたら、期日までに指定の金融機関で払います。期限を過ぎると辞退扱いです。
  6. 許可証を受け取って利用を始める許可証は3月24日以降に郵送され、4月1日から利用できました。

墓地ローンを希望する人は、利用許可の申請の際に窓口へ申し出ます。墓所の工事や納骨には、事前の申請が必要です。

費用の内訳の例

次の表は、条例の額で計算した初期費用の例です。管理料は10年分を足しています。墓石・名板・外柵の工事費は、市の資料に額の記載がないため含めていません。

想定使用料管理料合計
緑ヶ丘の合葬型に1体70,000円30,550円(永年分)100,550円
緑ヶ丘の合葬型に2体(夫婦など)140,000円61,100円201,100円
市営の墓所を返して合葬型へ1体0円(免除)30,550円30,550円
緑ヶ丘の一般墓所 1平方メートル250,000円7,100円(10年分)257,100円
緑ヶ丘の一般墓所 4平方メートル1,000,000円28,400円(10年分)1,028,400円
早野の一般墓所 4平方メートル660,000円28,400円(10年分)688,400円
早野の壁面型1,403,000円73,300円(10年分)1,476,300円
早野の芝生型1,304,000円73,300円(10年分)1,377,300円
早野の集合個別型717,000円41,700円(10年分)758,700円

2体分の額は、1体分の額を2倍した計算です。ほかの墓の費用と並べたいときは、お墓の選び方と費用と樹木葬の費用の相場表が参考になります。

管理料の払い方と令和5年4月の改定

一般墓所と新形式墓所の管理料は、毎年払う年額です。規則の第13条で、口座振替その他の方法とされ、3年分または5年分を前納することもできます。年度の途中で許可を受けた人は、月割で当年度分を払います。

口座振替の受付は、令和8年(2026年)4月1日からWebで始まり、令和8年10月から金融機関の窓口でも手続きできるようになりました。引落しは毎年9月末日です。令和8年5月1日から令和9年4月30日までに申込むと、令和9年9月末日の引落しから始まります。口座振替をやめるときはWebでは手続きできず、霊園事務所に電話します。

管理料の額は、令和5年4月に改定されました。市は「使用料・手数料の設定基準」に基づく見直しと説明しています。

区分令和5年3月まで令和5年4月から
一般墓所(1平方メートル・年額)700円710円
壁面型・芝生型(年額)7,200円7,330円
集合個別型(年額)4,100円4,170円
合葬型墓所(1体・永年分)30,000円30,550円
緑ヶ丘霊堂(1体)32,000円32,590円

使用料は、この改定では動いていません。3年間管理料を納めないと、利用許可が取り消されることがあります。納入通知書は郵送されます。

使用権が消える場合と返還で戻るお金

一度許可を受けても、次のいずれかに当たると取り消される場合があります(条例第9条)。

  • 利用者が亡くなってから3年を過ぎても、祭祀を承継する人がいない
  • 許可を受けてから2年、墓所を利用しない
  • 3年間、管理料を納めない
  • 墓地以外の目的に使う・他人に転貸する
  • 条例やそれに基づく命令に違反する

一般墓所の案内には、2年以内に墓石の工事ができないときは、囲いと利用者名の標識で利用場所を示すよう書かれています。新形式墓所は、納める遺骨がなくても名板を付けるよう求められます。

場面戻るお金・扱い根拠
許可から3年以内に全部を返還した既納の使用料の半額が戻る条例第17条
3年を過ぎて返還した使用料も管理料も戻らない条例第17条
合葬型墓所を埋蔵前に中止した許可証に印鑑証明書を添えて市長に提出する。使用料の扱いは未確認規則第7条の2
合葬型墓所に埋蔵した焼骨は返還されない。使用料・管理料も戻らない条例第17条の2・第17条
合葬型墓所の許可から2年過ぎても埋蔵していない埋蔵する権利が消える。正当な理由があれば例外条例第9条の2

2年を数え始める日は、生前に申込んだ人の場合、亡くなった日です。一般墓所を返すときは、墓石などを撤去して原状に戻したうえで届け出る必要があります。返還届には、利用許可証と印鑑証明書を添えます。

新形式墓所は10年ごとに許可証を更新する

壁面型・芝生型・集合個別型の利用許可証には、10年の有効期間があります(条例第15条第2項)。更新の申請は、有効期間が満了する日の前1年以内にします。申請書には、利用許可証と住所を証明する書類を添えます。

更新しなかった場合にどう扱われるかは、条例と規則を読んでも確認できませんでした。条例が許可証の有効期間を定めているのは、新形式墓所だけです。利用者の名義や住所が変わったときは、承継や住所変更の届出が必要です。承継の手数料は1,300円です。

緑ヶ丘霊堂は遺骨の一時預かりで募集ではない

緑ヶ丘霊園の中に、遺骨を預かる「緑ヶ丘霊堂」があります。お墓が見つかるまでの間、遺骨を一時的に預かる施設で、市は「永代利用の施設ではない」と明記しています。抽選の募集はなく、随時預けられます。

項目内容
使用料1体32,590円(預けるときに払う)
利用期間20年。更新の申出はできるが、その時点の規定による
預けられる人川崎市内に住所があり、遺骨の祭祀を主宰する人
受付時間午前9時から午後4時(年末年始は休み。予約は不要)
引き取るとき手数料1体300円。預けてから3年以内なら使用料の半額が戻る

預けるときは、住民票(本籍記載・発行から3か月以内)・火葬許可証または改葬許可証・祭祀主宰者を示す書類(葬儀の領収書や会葬礼状など)が要ります。生活保護を受けている人は、配偶者と2親等内の血族の遺骨について使用料が免除されます。利用期間が終わったら、30日以内に遺骨を引き取る決まりです(霊堂条例第12条)。

申込みで落ちやすい点

応募状況と流れの資料から、結果を左右した点を拾うと次のようになります。

  • 遺骨のない人の区分に申込んだ…倍率が10倍を超える区分が複数ありました。遺骨のある区分は1.00倍から3.25倍に収まっています
  • 当選後の申請日に出さなかった…申請されない場合は、辞退したものとして扱われます
  • 使用料を期限までに納めなかった…これも辞退扱いです
  • 住所の期間が足りなかった…1年以上の居住を示す書類が要るため、転入から日が浅いと出せません
  • 祭祀を主宰する立場にない…墳墓の祭祀を主宰すべき者でなければ、一般墓所の申込み資格を欠きます
  • 資格決定日までに利用者が亡くなった…至急、霊園事務所に連絡が必要です

補欠になった人の繰り上げの方法は、取得できた資料に書かれていません。結果の通知は、当選・落選・補欠の3通りに分かれます。当選番号は、指定管理者のサイトが「こちらに掲載している情報のみが正確」と注意しています。

公式の資料で確認できなかったこと

調べた範囲で、公式の資料から確かめられなかった点を挙げます。

  • 令和8年度の抽選の倍率(公開抽選は2027年1月12日の予定で、まだ行われていない)
  • 令和7年度の募集のしおりの本文。市の霊園ページの関連記事に張られた募集ページが、確認時に開けませんでした。申込方法と「遺骨あり」の書類の条件も、ここに書かれています
  • 令和7年度より前の募集時期
  • 新形式墓所の許可証を更新しなかった場合の扱い
  • 墓石・名板・外柵の工事費(公式の資料に額の記載なし)
  • 「営団」と呼ばれる市営の霊園(市の公式ページと条例に見当たらない)

募集の日程は年度ごとに公表されます。令和8年度の申込みは11月30日の消印までで、郵送だけです。申込みの前に、必ず最新の案内としおりで確かめてください。

窓口と問い合わせ先

  • 川崎市建設緑政局緑政部霊園事務所(緑ヶ丘霊園)…044-811-0013(市の霊園ページと抽選結果のページの記載)。管理料の口座振替の案内ページは044-813-1182と記載しています
  • 早野聖地公園事務所…044-987-7855

窓口の時間は午前8時30分から午後5時30分で、12月29日から1月3日は休みです。

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本記事は、川崎市の霊園ページ・令和7年度の応募状況と抽選結果の資料・川崎市墓地条例と施行規則・霊堂条例・指定管理者のサイトをもとに、2026年10月12日に確かめ、令和8年度の募集の部分は2026年10月26日に更新した内容です。募集の日程・区画数・使用料は年度ごとに変わることがあります。申込みの前に、必ず市の最新のページと募集のしおりで確認してください。

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