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福岡市が募集する公営の墓所は、平尾霊園・三日月山霊園・西部霊園の3つの市立霊園です。合葬式墓所があるのは平尾霊園だけで、納骨堂は市の案内に載っていません。令和8年度の一般墓所の受付は6月1日から30日までで、締切済みです。使用料は1㎡あたり平尾26万円・三日月山17万5,000円・西部17万2,000円で、福岡市外に住む人は5割増しです。合葬式墓所の使用料は1体6万4,000円からで、管理料はかかりません。令和8年度の募集の流れを日付つきで示し、申込資格・使用料・返還の決まりを市の公式資料と条例で一覧にしています。

結論

  • 市が募集するのは平尾・三日月山・西部の3霊園で、合葬式墓所は平尾霊園だけです
  • 一般墓所の申込資格は福岡市に住所がある人か団体で、市外は本籍があるか市内の墓所から改葬する人に限ります
  • 使用料は1㎡あたり平尾26万円・三日月山17万5,000円・西部17万2,000円で、市外居住者は1.5倍です
  • 合葬式墓所は直接合葬が1体6万4,000円で、年間の管理料はありません
  • 令和8年度の合葬式墓所の生前予約は8月の第2回だけで、75歳以上が対象でした
  • 一般墓所を申し込んだ人は合葬式墓所を申し込めず、逆も同じです
  • 許可から3年以内に全部を返すと、使用料の半額だけが戻り、管理料は戻りません

目次

  1. 福岡市で募集している霊園と区画の一覧
  2. 令和8年度の募集日程
  3. 一般墓所の申込資格
  4. 一般墓所の使用料と管理料
  5. 区画の広さと倍率について
  6. 平尾霊園合葬式墓所の料金と募集数
  7. 合葬式墓所の申込資格と区分
  8. 一般墓所を返して合葬式墓所へ移る制度
  9. 申込から使用開始までの流れ
  10. 費用の内訳の例
  11. 使用権が消える条件と返還
  12. 申込で落ちやすい点
  13. 窓口と問い合わせ先
  14. 他の供養の形と比べるとき
  15. 確かめられなかったこと

福岡市で募集している霊園と区画の一覧

福岡市立霊園条例の別表第1に載っている市立霊園は3つです。管理は指定管理者の株式会社福岡植木が行い、申込みの受付も同社と市役所4階の霊園窓口が担当します。市営の納骨堂は、福岡市の霊園案内に載っていません。

霊園(所在地)区画使用料(市内居住)管理料申込資格募集時期
平尾霊園(南区平和4丁目)普通墓所4,222区画1㎡あたり26万円1㎡あたり年1,000円市内在住か市内に本籍など令和8年度は6月1日〜30日(締切済み)
三日月山霊園(東区大字香椎)普通墓所2,469区画1㎡あたり17万5,000円1㎡あたり年1,000円同上同上
西部霊園(西区大字羽根戸)芝生墓所1,274区画・普通墓所2,812区画1㎡あたり17万2,000円芝生1,200円・普通1,000円(年)同上同上
平尾霊園合葬式墓所36,000体分の埋蔵室1体6万4,000円からなし市内に住所か本籍があり焼骨を持つ人など令和8年度は4月・8月・12月の3回

区画数は市の霊園案内に載っている全体の区画数で、募集のたびに出る区画の数ではありません。令和8年度に一般墓所として何区画が出たかは、公式の資料で確認できていません。

令和8年度の募集日程

令和8年度は、一般墓所が1回、合葬式墓所が3回の予定で組まれました。令和9年度の募集時期は、公式の案内に記載がなく未確認です。以下は令和8年度の日付です。

募集受付期間抽選・結果状況
合葬式墓所 第1回4月16日(木)〜4月30日(木)公開抽選会5月21日・結果掲載5月25日〜6月8日締切済み
一般墓所6月1日(月)〜6月30日(火)結果掲載7月24日(金)〜8月7日(金)締切済み
合葬式墓所 第2回8月1日(土)〜8月15日(土)公開抽選会9月10日・結果掲示9月14日〜9月28日締切済み
合葬式墓所 第3回12月1日(火)〜12月15日(火)の予定募集数は募集の都度決定焼骨所持区分のみ

第3回の日程は、8月のしおりに「今後の募集予定」として載っているものです。第3回は焼骨をお持ちの人だけが申し込めます。生前予約の区分は、令和8年度は8月の第2回にしか設けられていませんでした。募集数や申込みのしおりは、受付が近づいたら市立霊園ホームページか福岡市政だよりで確かめます。

一般墓所の申込資格

市立霊園ホームページの募集要項では、申込者は「世帯の中で墓所を守り管理していく人」とされています。そのうえで、次の(1)か(2)に当てはまる必要があります。

  • (1)福岡市内に住所がある人か団体。申込み時に住民登録をしていること
  • (2)市外に住所がある場合は、福岡市に本籍がある人か、福岡市内の墓地または納骨堂から改葬を予定している人

条例の施行規則は、市外の人について「本市に本籍を有するとき」「市内の墳墓の改葬のため霊園を利用しようとするとき」などを挙げています(施行規則第3条の2)。募集要項の(2)はこの2つに当たります。

申込みの種類市内に住所市外に住所ほかの条件
一般墓所(公募)申込み可(団体も可)本籍あり、または市内から改葬予定の人1世帯または1団体で1か所
合葬式墓所(公募)申込み可本籍がある人1人1件で最大2体
一般墓所返還制度申込み可申込み可直接合葬に限る

市立霊園の利用許可をすでに受けている人と、同じ世帯の人は、一般墓所を申し込めません。合葬式墓所の利用許可を受けている人や、合葬式墓所に埋蔵される予定の人も同じです。条例第4条第2項は、公募のたびに1世帯1団体で1か所という条件を置き、合葬式墓所の利用者や予定者を除いています。

一般墓所の使用料と管理料

使用料は、墓地を使う権利を取得するための一括払いのお金で、土地の所有権は含まれません。額は条例の別表第2で決まっていて、募集要項の金額と一致しています。

霊園(墓所の種別)1㎡あたり(市内)1㎡あたり(市外)管理料(年・1㎡)
平尾霊園(普通墓所)26万円39万円1,000円
三日月山霊園(普通墓所)17万5,000円26万2,500円1,000円
西部霊園(芝生墓所)17万2,000円25万8,000円1,200円
西部霊園(普通墓所)17万2,000円(条例別表)25万8,000円(計算)1,000円

平尾霊園は三日月山霊園より1㎡あたり8万5,000円高く、西部霊園との差は8万8,000円です。市外の人の5割増しは条例第16条で決まっています。管理料は利用許可の年度に月割で計算され、令和8年度分は許可日から令和9年3月31日までです。

管理料は毎年1回の請求で、前納はできません。支払いは口座振替か納入通知書で、期限は4月30日です。3年を超えて滞納すると、利用許可が取り消されることがあります。

区画の広さと倍率について

条例第13条は、一般墓所1か所の面積を35㎡以内と定めています。利用は1人につき1か所で、市長が特別の事情を認めたときだけ2か所までです(第14条)。使用料は面積に比例するため、広さで総額が大きく変わります。

霊園1㎡4㎡6㎡4㎡・市外
平尾霊園26万円104万円156万円156万円
三日月山霊園17万5,000円70万円105万円105万円
西部霊園17万2,000円68万8,000円103万2,000円103万2,000円

表の4㎡と6㎡は、1㎡あたりの額に掛けた計算値です。実際に募集された区画の面積は、公式の資料で確認できていません。区画の大きさは募集ごとに違うため、上の面積を標準として読まないでください。

倍率については、申込数と当選数を公式に確認できていません。条例第4条の2は、申込みが競合したときは公開の抽選で決め、あわせて補欠者と補欠順位も抽選で定めるとしています。令和8年度の一般墓所の抽選結果の掲載期間は7月24日から8月7日までで、申込数は公表資料から確認できませんでした。

平尾霊園合葬式墓所の料金と募集数

合葬式墓所は、令和3年4月に運営が始まった承継者を必要としないお墓です。年間管理料は不要で、市では法要などの供養は行いません。埋蔵の方法は2つあります。

  • 直接合葬は、骨壺から焼骨を出し、他の焼骨と一緒に合同埋蔵室へ納めます
  • 個別埋蔵後合葬は、利用許可日から10年・20年・30年の間は骨壺のまま個別埋蔵室に置き、その後に合同埋蔵室へ移します
埋蔵方法1体用(市内)1体用(市外)2体用(市内)令和8年8月の募集数
直接合葬6万4,000円9万6,000円12万8,000円焼骨160体・生前予約150体
10年個別埋蔵後合葬11万2,000円16万8,000円22万4,000円50体
20年個別埋蔵後合葬16万円24万円32万円20体
30年個別埋蔵後合葬20万8,000円31万2,000円41万6,000円10体

4月の第1回は、募集数が直接合葬180体・10年50体・20年30体・30年10体で、生前予約の区分はありませんでした。募集数は募集の都度に決められるため、回によって数が変わります。個別埋蔵室に入れられる骨壺は、幅・奥行・高さがいずれも20cm以下に限られます。

合葬式墓所の申込資格と区分

申込みの資格は「申込時点で福岡市に住民票がある人」か「住民票はないが本籍がある人」です。そのうえで、区分ごとの条件があります。

区分申込資格埋蔵対象者埋蔵方法
焼骨所持区分親族の焼骨(分骨でないもの)を持っている人親族の焼骨のみ。または親族の焼骨と申込者本人直接合葬と個別埋蔵後合葬
生前予約区分令和9年4月1日時点で75歳以上(昭和27年4月1日以前生まれ)申込者本人のみ。または本人と生前の親族直接合葬のみ

埋蔵対象者は、申込者本人・6親等内の血族・配偶者・3親等内の姻族のほか、事実上婚姻関係と同様の事情にある人に限られます。福岡市のパートナーシップ宣誓書受領証を受けた人も対象です。亡くなっている人を申込者にすることはできず、分骨の申込みも受け付けられません。

申込みは1人1件で、1回に申し込めるのは最大2体までです。同じ埋蔵対象者について複数の人が申し込むと、すべての申込みが無効になります。兄弟姉妹がそれぞれ父親の焼骨で申し込む例が、しおりに挙げられています。

一般墓所を返して合葬式墓所へ移る制度

市立霊園の一般墓所を使っている人は、墓所を返すことを前提に、公募とは別に合葬式墓所の直接合葬を随時申し込めます。この制度の使用料は、市外居住の人でも1体6万4,000円で、5割増しになりません。条例第16条第2号が、返還に伴う合葬式墓所の許可には本来の額を適用すると定めています。

  • 埋蔵対象は、墓所に埋蔵されている焼骨・利用者本人の生前予約・親族1名までの生前予約です
  • 個別埋蔵後合葬は選べず、直接合葬に限られます
  • 墓石を解体して更地にし、管理料の未払いがないことの確認を受けます
  • 墓所に埋蔵されていた焼骨は、合葬式墓所に納めるまで自分で保管します

返還の手続きが終わり、使用料の納入が確認できたあとに、合葬式墓所の利用許可証が送られます。申込みの前に、市役所4階の霊園窓口か各霊園の管理事務所へ相談する決まりです。

申込から使用開始までの流れ

令和8年度8月の第2回を例に、合葬式墓所の流れを日付つきで示します。申込みは郵送かインターネットで、窓口への持参は受け付けられません。

順番内容令和8年度第2回の日付
1申込み(郵送は消印有効)8月1日〜8月15日
2受付番号を書いた受付票を発送9月3日頃
3公開抽選会(早良市民センター)9月10日 14時〜15時
4抽選結果を掲示(個別の通知なし)9月14日〜9月28日
5資格審査の書類を提出10月7日必着
6使用料を納付11月6日まで
7利用許可証を発送11月25日頃
8利用の開始・埋蔵日の予約受付12月1日

抽選の結果は、電話でも個別にも知らされません。市役所4階の霊園窓口・各区役所の情報コーナー・各霊園の管理事務所などに掲示されます。受付票を出されたあとでも、資格がないと分かった時点で資格は取り消されます。

一般墓所は、利用予定者として定められた通知を受けた日から14日を経過する日までに、利用許可申請書を市長に出します(施行規則第2条)。承継予定者の指定も、このときに必要です。令和8年度の一般墓所の申込方法と締切後の細かな日程は、公式の資料で確認できていません。

費用の内訳の例

当初に払う使用料と、年間の管理料を並べます。墓石や囲障の工事費は、公式の資料に金額がないため載せていません。区画面積は計算のための仮の値です。

ケース使用料管理料(年)当初の合計
平尾霊園の普通墓所4㎡(市内・計算)104万円4,000円104万円+年4,000円
三日月山霊園の普通墓所4㎡(市内・計算)70万円4,000円70万円+年4,000円
西部霊園の芝生墓所4㎡(市内・計算)68万8,000円4,800円68万8,000円+年4,800円
合葬式墓所・夫婦2人の直接合葬(2体用・市内)12万8,000円なし12万8,000円
合葬式墓所・夫婦2人の30年個別埋蔵後合葬(2体用・市内)41万6,000円なし41万6,000円

一般墓所の工事には、霊園の一時使用料もかかります。条例の施行規則では、1㎡につき1月1,150円と定められています(施行規則第14条)。ほかに、許可証の再交付と書換えは1件300円です(条例第20条)。合葬式墓所は、使用料のあとに年間の管理料も更新料も求められません。

使用権が消える条件と返還

利用許可は、条件に違反すると取り消されることがあります。条例第9条は、次のような場合を挙げています。

  • 許可を受けた目的以外に利用したとき
  • 利用権を譲渡したり、一般墓所の利用地を転貸したりしたとき
  • 管理料の滞納が3年を超えたとき
  • 許可の日から3年を経過しても利用しないとき(合葬式墓所は死亡日などを起点)

一般墓所は、利用者が亡くなったあと2年以内に、祭祀を承継する人が承継を申請しないと利用権が消滅します(第10条)。利用者の住所が不明で、管理料の通知が届かなくなってから7年を過ぎた場合も同じです。

場面戻るお金根拠
一般墓所を許可から3年以内に全部返す使用料の半額(管理料は戻らない)条例第18条第2項
合葬式墓所を一度も埋蔵せず許可から3年以内に放棄する使用料の半額条例第18条第3項
上のどちらにも当たらない既納の使用料・管理料は還付しない条例第18条第1項

合葬式墓所に入れた焼骨は、原則として返還されません。個別埋蔵室に入っている期間中に限り、やむを得ない理由があって市が認めたときだけ返してもらえます。合同埋蔵室に納めた焼骨は、どんな理由でも返還できません。返還を求めた時点で、その焼骨の利用権は消滅します。

申込で落ちやすい点

募集要項やしおりに、申込みが無効になる場合が書かれています。起こりやすいのは次の点です。

  • 同じ人が複数の申込みをする。全部が無効になります
  • 一般墓所の利用者や承継予定者が、合葬式墓所を申し込む。どちらか一方しか持てません
  • 市立霊園の利用許可をすでに受けた世帯の人が、一般墓所を申し込む
  • 必要な記載事項が抜けている。受付終了後は、申込者も埋蔵対象者も変更できません
  • 郵送の申込書に110円の切手を貼り忘れる。貼りもれは無効です
  • 鉛筆や消せるボールペンで書く。黒のボールペンが決まりです
  • 当選後に親族の了解が取れず辞退する。事前に親族で話し合っておく必要があります

生前予約の区分では、死亡後に焼骨が埋蔵されるよう、親族や知人にあらかじめ頼んでおく決まりです(条例第5条の4)。許可から3年、または死亡日から3年を過ぎても埋蔵しないと、許可が取り消されることがあります。

窓口と問い合わせ先

募集や手続きの窓口は、福岡市役所4階の霊園窓口と、各霊園の管理事務所です。募集期間中は電話がかかりにくいことがあると、しおりに書かれています。

  • 福岡市役所 霊園窓口(中央区天神1丁目8番1号・4階) 092-711-4869(受付は午前9時〜午後5時30分、土日祝日と年末年始を除く)
  • 平尾霊園管理事務所(南区平和4丁目1番) 092-531-0655(合葬式墓所の埋蔵予約もここ)
  • 三日月山霊園管理事務所(東区大字香椎402番地の1) 092-662-7429
  • 西部霊園管理事務所(西区大字羽根戸733番地の2) 092-811-1733

管理事務所の受付は午前9時から午後5時までで、霊園は年中無休です。三日月山霊園と西部霊園には、春と秋のお彼岸と8月のお盆に無料の送迎バスが出ます。年3回で、市立霊園ホームページに書かれています。

他の供養の形と比べるとき

福岡市の市立霊園は、使用料が条例で決まっていて、金額も条件も公式の資料で確かめられます。ただ、墓石を建てる一般墓所と、墓石を建てず管理料もかからない合葬式墓所は別の選択肢です。お墓を継ぐ人がいない場合は、永代供養の費用と種類や樹木葬の費用と並べると、全体の費用感がつかめます。

すでにお墓があって場所を移したい人は、墓じまいの費用と手続きが参考になります。お墓全般の考え方はお墓の選び方に、亡くなってすぐに必要なお金は葬儀費用の相場にあります。同じ九州の公営墓地の例は長崎県の公営墓地・合葬墓にまとめています。

確かめられなかったこと

  • 令和8年度の一般墓所の募集区画数・区画の面積・申込方法は、公式の資料が見つからず確認できていません
  • 一般墓所と合葬式墓所の申込数と倍率は、公式の資料に載っておらず確認できていません
  • 令和9年度の募集時期と金額は、公式の記載を確認できていません
  • 令和8年12月の第3回の募集数と申込みのしおりは、公式の募集ページに載っていません
  • 西部霊園の普通墓所が令和8年度に募集されたかどうかは、募集要項の表から読み取れませんでした
  • 福岡市墓地条例に基づく墓地の名称は告示で定められるとされ、告示の中身は確認していません
  • 霊園窓口を所管する課の名称は、市の霊園案内のページに記載が見つかりませんでした

あわせて読みたい

本記事は、福岡市の霊園案内と市立霊園ホームページ(指定管理者 株式会社福岡植木)の募集案内、福岡市立霊園条例と同施行規則の本文にもとづいています。確認したのは2026年10月12日で、一般的な内容を整理したものです。募集の日程・金額・申込資格は年度ごとに変わることがあります。申込みの前に、必ず福岡市役所の霊園窓口か各霊園管理事務所で最新の内容を確かめてください。

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