愛媛県の葬祭費一覧|20市町で1万〜2万円・今治市は1万円【2026年版】

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愛媛県で家族を亡くし、国民健康保険の葬祭費を申請しようとしている方へ。県内11市9町、20市町の国民健康保険条例と公式ページ、申請書を確認しました。愛媛県の葬祭費は市町によって1万円・1万5,000円・2万円の3段階に分かれ、今治市と西予市は1万円です。75歳以上の後期高齢者医療は2万円です。さらに伊予市は2026年4月に3万円から2万円へ下げたばかりで、亡くなった日によって額が変わります。住んでいた市町の額と、申請の決まりを早見表で確かめてください。

結論

  • 愛媛県の国保の葬祭費は1万円(2市)・1万5,000円(5市町)・2万円(13市町)
  • 今治市と西予市は1万円
  • 後期高齢者医療は県内一律2万円
  • 伊予市は2026年3月31日以前の死亡なら3万円、4月以降は2万円
  • 松山市は郵送・電子申請ができ、受付の翌月末に振込
  • 四国中央市・西予市は保険料(税)の滞納との関係を明記
  • 会社の保険の埋葬料は5万円で、国保より3万〜4万円多い

目次

  1. 愛媛県の葬祭費はいくらか
  2. 20市町の早見表
  3. 額ごとの市町
  4. 後期高齢者医療の葬祭費
  5. 伊予市の減額
  6. 東温市の額の改定
  7. 今治市の葬祭費
  8. 松山市の葬祭費
  9. 保険料の滞納があるとき
  10. 喪主を確かめる書類
  11. 振込口座の名義
  12. 前の勤め先の保険から出る場合
  13. 申請期限
  14. おくやみ窓口の予約
  15. 死亡届のあとに届く書類
  16. 市町の終活支援
  17. 近くの県と比べる
  18. 埋葬料との関係
  19. 愛媛県の葬祭費でよく聞かれること
  20. 愛媛県で葬祭費を申請する前に

愛媛県の葬祭費は1万円・1万5,000円・2万円の3段階

国民健康保険に入っていた方が亡くなったとき、葬儀を行った人は、住んでいた市町に申請すると葬祭費を受け取れます。愛媛県は、市町ごとの額が1万円・1万5,000円・2万円の3つに分かれ、高い市町と低い市町で2倍の差があります。

いまの時点で3万円や5万円の市町はありません。伊予市は2026年4月1日に3万円から2万円へ下げ、東温市も2025年4月に額を改めています。同じ市町でも、亡くなった時期で額が違う場合があるので注意してください。

愛媛県で最初に確かめたいこと

まず住んでいた市町の額を早見表で確かめてください。会社の健康保険から埋葬料が出る方は5万円なので、どちらの保険に入っていたかで受け取る額が大きく変わります。

【20市町一覧】愛媛県の葬祭費 早見表

11市9町の額と条例の条、担当の課を並べました。

市町葬祭費条例担当
松山市2万円未確認保険給付・年金課
今治市1万円第6条保険年金課
宇和島市2万円第6条保険健康課
八幡浜市2万円第6条市民課
新居浜市2万円第5条国保課
西条市1万5,000円第7条国保医療課(受付は市民課)
大洲市1万5,000円第6条市民課
伊予市2万円(2026年3月31日以前の死亡は3万円)第6条市民課
四国中央市2万円第7条国保医療課
西予市1万円第9条市民課
東温市2万円第5条窓口課
上島町1万5,000円第7条住民課
久万高原町2万円第7条住民課
松前町2万円第6条保険課
砥部町2万円第7条保険健康課
内子町2万円第6条住民課
伊方町2万円第6条未確認
松野町1万5,000円第9条町民課
鬼北町1万5,000円第7条町民生活課
愛南町2万円第8条町民課

※2026年9月時点で、各市町の国民健康保険条例(例規集)と公式ページ・申請書を確認した結果です。松山市は例規集が特殊な閲覧方式で本文を開けず、額は公式ページで確認しました。砥部町・内子町・松野町は葬祭費の説明ページが見つからず、額は条例本文だけで確認しています。伊方町は公式ページに担当課の表示がありません。

額ごとに分けると|1万円は今治市と西予市

20市町を額で分けると次のとおりです。

額市町数
1万円今治市・西予市2
1万5,000円西条市・大洲市・上島町・松野町・鬼北町5
2万円松山市・宇和島市・八幡浜市・新居浜市・伊予市・四国中央市・東温市・久万高原町・松前町・砥部町・内子町・伊方町・愛南町13

今治市と上島町は隣り合っていても1万円と1万5,000円で額が違い、西予市と宇和島市も1万円と2万円です。隣の市町に住所を移していた方は、亡くなった時点の住所地の額になるので、住民票がどこにあったかを先に確かめると確実です。

後期高齢者医療の葬祭費|愛媛県後期高齢者医療広域連合は2万円

75歳以上の方(一定の障害があり認定を受けた65歳以上の方を含む)は、愛媛県後期高齢者医療広域連合の条例第2条により2万円です。申請は住んでいた市町の窓口で行います。

項目広域連合の案内
額2万円(県内一律)
2万円にした理由県内各市町の国保の葬祭費(1万円〜3万円)を参考に、被保険者の負担を考えて決めた
必要な証明葬祭執行者と葬祭日を確かめるため、会葬礼状や火葬証明書など
口座名義が申請人と違う委任状が必要
申請書の欄死亡の原因(交通事故などの第三者行為かどうか)、異議が出たら申請者が解決するという誓約

今治市・西予市では、国保のときは1万円だった方が、75歳を過ぎて後期高齢者医療に移ると2万円になります。反対に伊予市では、2026年3月までは国保の3万円のほうが多い状態でした。

伊予市は2026年4月に3万円から2万円へ|亡くなった日で判断

伊予市は、条例の改正で2026年4月1日から葬祭費を3万円から2万円に下げました。公式ページには「令和8年3月31日以前に死亡した場合は、3万円となります」と書かれています。

改正条例の附則も「施行の日前に死亡した被保険者に係る…葬祭費の額については、なお従前の例による」としていて、基準は葬儀の日ではなく亡くなった日です。3月末に亡くなり4月に葬儀をした場合は3万円になります。2年の期限内であれば、3月以前に亡くなった方の分はさかのぼって3万円で申請できます。

東温市も2025年4月に額を改定

東温市は、2025年4月1日施行の改正で葬祭費の額を改め、今は2万円です。附則は「施行の日前に死亡した被保険者に係る…葬祭費の額については、なお従前の例による」で、こちらも亡くなった日で新旧の額を分けています。

ただし改正前の額は今の例規集に残っておらず、確認できませんでした。2025年3月以前に亡くなった方の分を申請する場合は、額を窓口で確かめてください。東温市は喪主と別の世帯の人が手続きする場合に委任状を求めています。

今治市の葬祭費|1万円、見積書でも確認できる

今治市は条例第6条で1万円と定めています。喪主を確かめる書類として、葬儀費用の契約書・見積書・請求書などを挙げていて、領収書がまだ手元にない段階でも申請しやすい書き方です。

項目今治市の案内
額1万円(条例第6条)
喪主の確認葬儀費用の契約書・見積書・請求書など
支給されない場合交通事故などで加害者から自賠責保険の葬儀費などの賠償を受ける場合
おくやみ窓口予約制。オンラインは24時間、電話は2日前まで

今治市のおくやみ窓口は「死亡届出1週間以後の日」の予約をすすめています。葬儀が落ち着いてから予約すると、書類がそろって手続きが一度で済みます。

松山市の葬祭費|郵送・電子申請と翌月末の振込

松山市は公式ページで2万円と案内し、申請方法を3つ用意しています。

項目松山市の案内
申請方法窓口・郵送・電子申請
電子申請の条件申請者の口座に振り込む場合に限る
振込の時期申請受付日の翌月末(土日祝日なら前の営業日)
期限葬儀執行日の翌日から2年間
おくやみ窓口福祉届出コーナー内で申請書を一括で作成

振込日を公式に書いているのは、愛媛県の市で松山市だけでした。月初に申請すると、振込まで2か月近くかかることになります。書類がそろったら、月が替わる前に申請するのが早く受け取るこつです。松山市の見守りやおくやみ窓口は松山市のおひとりさま終活の記事でも紹介しています。

保険料の滞納があるとき|四国中央市と西予市

保険料(税)の滞納と葬祭費の関係を公式に書いている市です。

市公式の書き方
四国中央市国保料に滞納がある場合は、支給額を滞納分へ充当していただく場合がある
西予市国民健康保険税に滞納があると支給できない場合がある

西予市はもともと1万円なので、滞納があると1万円も受け取れないことがあるということです。亡くなった方の保険料(税)の納付状況は、申請の前に窓口で確かめておくと安心です。

喪主を確かめる書類|市町で認める範囲が違う

葬儀を行った人を確かめる書類として、市町や広域連合が挙げているものです。

市町・団体挙げている書類
今治市葬儀費用の契約書・見積書・請求書など
新居浜市会葬礼状・葬儀の領収書・火葬許可証など
大洲市会葬礼状または葬祭費用の領収書など
伊方町埋火葬許可証など
西予市会葬御礼など。市外で葬儀をした場合だけ必要
内子町(後期)内子町斎場以外を使った場合は、会葬礼状または葬儀費用の領収書など
広域連合(後期)会葬礼状、火葬証明書など

西予市と内子町は、地元の斎場や市内で葬儀をした場合は書類を省ける書き方です。市外で葬儀をした場合は、会葬礼状などを忘れずに持っていってください。

振込口座の名義|世帯主・相続人の町もある

振込先の名義についての決まりは、市町によってかなり違います。

市町口座の決まり
伊予市喪主名義
松前町喪主以外の口座なら委任状
鬼北町世帯主の通帳。亡くなった方が1人世帯なら相続人の通帳
愛南町支給先を「世帯主または相続人」と案内
宇和島市別世帯の人が代理で申請するなら委任状。漁協の口座は使えない
四国中央市公金受取口座を使えば、口座のわかるものは不要

宇和島市では漁協の口座を指定できません。漁業を営む家で漁協にしか口座がない場合は、銀行やゆうちょの口座を用意する必要があります。鬼北町・愛南町は喪主ではなく世帯主や相続人を基準にしているので、誰の口座にするかを役場で確かめてから書類を作ってください。

前の勤め先の保険から出る場合|松前町は「選択制」

会社の健康保険をやめて間もなく亡くなった場合の扱いを、詳しく書いている市町です。

市町書き方
松前町他の保険に本人として1年以上加入し、資格を失ってから3か月以内に亡くなった場合は他の保険から受ける選択制。その場合は町の国保に申請できない
宇和島市資格を失ってから3か月以内や、傷病手当金などを受けている間の死亡
伊方町社会保険の本人だった方が国保に入って3か月以内に亡くなったときは社会保険から

愛媛県では会社の保険の埋葬料(5万円)のほうが国保の葬祭費より3万〜4万円多くなります。退職から3か月以内に亡くなった場合は、前の勤め先の健康保険に先に問い合わせると、受け取れる額が大きく変わることがあります。

申請期限|公式に書いている市町は少ない

期限を公式ページに書いている市町の書き方です。

市町公式の書き方
松山市葬儀執行日の翌日から2年間
大洲市葬祭を行ってから2年で時効
西予市葬祭の翌日から2年で時効
松前町葬祭を行った日から2年
伊方町葬儀をした日の翌日から2年

ほかの市町と広域連合は期限を書いていませんが、葬祭費は2年で時効になります。伊予市で2026年3月以前に亡くなった方の3万円も、この2年を過ぎると受け取れません。

おくやみ窓口の予約|今治市・宇和島市・大洲市など

死亡後の手続きをまとめて案内する窓口の予約方法です。

市町予約の方法ポイント
今治市オンライン(24時間)か電話。2日前まで死亡届から1週間以後の予約がおすすめ
宇和島市前の開庁日の15時まで本庁のみ。1日4回
大洲市前日までに電話おくやみハンドブックを必ず持参
西条市電話予約制予約のときに葬祭執行日なども聞かれる
新居浜市予約優先受付は15時まで
東温市電話で予約担当者が窓口に来てまとめて手続き。平日3枠

大洲市のおくやみハンドブックは、火葬許可証を受け取るときに渡されます。大洲市で窓口を使うなら、ハンドブックを捨てずに持っていくと手続きが進めやすくなります。

死亡届のあとに届く書類|西条市の「案内文書」

西条市は、葬祭費の申請に必要なものの1つ目に「案内文書」を挙げています。死亡届のときに渡される書類で、スタンプ式の印鑑は使えないとも書いています。

伊予市は、死亡届を葬儀社が代わりに出すことがあるとしたうえで、土日・祝日明けや、他の市区町村に死亡届を出した場合は、市ですぐに確認できないことがあると案内しています。病院が市外にあって死亡届を別の市で出した場合は、申請を少し待つか、窓口で事情を伝えてください。

市町の終活支援|松山市の終活情報登録

葬祭費の手続きと合わせて知っておきたい、市町の終活の取り組みです。

市町取り組み
松山市終活情報登録事業(緊急連絡先・ノートの保管場所・葬儀の生前契約・墓の所在地などを市に登録し、指定した人の求めで開示)、エンディングノート、出前講座
大洲市「大洲市未来ノート」(2026年8月発行)
八幡浜市「絆ノート」(2026年7月版)
西予市「私のあゆみ」
宇和島市「私の人生会議ノート」

新居浜市は、1979年から続けていた市の公営葬儀を、利用件数の減少などから2024年3月末で廃止しました。愛媛県内の相談窓口の探し方は愛媛県の終活セミナーの記事にまとめています。

近くの県と比べる|愛媛県は低めの額

終活.comで同じ方法で調べた府県と並べると、愛媛県の額は低いほうです。

府県国保の葬祭費後期高齢者医療
愛媛県1万円・1万5,000円・2万円2万円
香川県3万円と5万円3万円
大分県2万円2万円
鳥取県2万円と3万円2万円
島根県・佐賀県・福岡県3万円3万円
山口県・滋賀県5万円5万円

隣の香川県は3万円か5万円なので、香川県から愛媛県に住所を移して亡くなった方は額が大きく下がります。四国の隣県の額は香川県の葬祭費一覧で確かめられます。

会社の健康保険の埋葬料との関係|愛媛県では3万〜4万円の差

協会けんぽや健康保険組合に入っていた方の場合は、市町の葬祭費ではなく埋葬料を勤め先の健康保険に請求します。

愛媛県の葬祭費会社の健康保険の埋葬料
額1万円〜2万円5万円
請求先住所地の市役所・町役場協会けんぽの支部・健康保険組合
扶養の家族が亡くなった場合-被保険者に家族埋葬料

今治市・西予市の国保なら1万円なので、会社の保険との差は4万円です。会社員の扶養に入っていた家族が亡くなったときは、市町ではなく勤め先の健康保険に家族埋葬料を請求するので、保険証の保険者名を必ず確かめてください。

愛媛県の葬祭費でよく聞かれること

愛媛県の葬祭費はいくらですか
市町によって1万円・1万5,000円・2万円に分かれます。1万円は今治市と西予市、1万5,000円は西条市・大洲市・上島町・松野町・鬼北町、ほかの13市町は2万円です。
後期高齢者医療の葬祭費はいくらですか
愛媛県後期高齢者医療広域連合の条例で、県内一律2万円です。
今治市の葬祭費はいくらですか
条例第6条で1万円です。喪主の確認には葬儀費用の契約書・見積書・請求書なども使えます。
伊予市で2026年3月に亡くなった場合はいくらですか
伊予市は2026年3月31日以前に亡くなった方は3万円、4月1日以降は2万円としています。
松山市ではいつ振り込まれますか
申請受付日の翌月末(土日祝日なら前の営業日)です。郵送や電子申請もできます。
保険料の滞納があるとどうなりますか
四国中央市は滞納分に充当する場合があり、西予市は支給できない場合があると案内しています。
喪主以外の口座に振り込んでもらえますか
松前町などは委任状があれば可能です。鬼北町は世帯主の通帳、1人世帯なら相続人の通帳を指定しています。
宇和島市で漁協の口座は使えますか
宇和島市は漁協の口座は振込先に使えないと案内しています。
申請期限はいつまでですか
2年で時効になります。松山市は葬儀執行日の翌日から2年間と書いています。
退職したばかりの家族が亡くなった場合は
資格を失ってから3か月以内などは、前の健康保険から埋葬料が出ることがあり、その場合は国保の葬祭費は出ません。松前町は選択制と書いています。
おくやみ窓口は予約が必要ですか
今治市・宇和島市・大洲市・西条市・東温市は予約制、新居浜市は予約優先です。
会社の健康保険だった場合はどうなりますか
市町の葬祭費ではなく、協会けんぽや健康保険組合に埋葬料(5万円)を請求します。

愛媛県で葬祭費を申請する前に

要点

  • 愛媛県の葬祭費は1万円・1万5,000円・2万円の3段階
  • 今治市・西予市は1万円、後期高齢者医療は2万円
  • 伊予市は2026年3月以前の死亡なら3万円
  • 松山市は郵送・電子申請ができ、翌月末に振込
  • 四国中央市・西予市は滞納があると減る・出ないことがある
  • 会社の保険の埋葬料は5万円

愛媛県は、住んでいた市町によって葬祭費の額が最大で2倍違います。まず住所地の市町の額と、亡くなった日が改定の前か後かを確かめることが大切です。

早見表で額と担当課を確かめたら、口座のわかるもの、本人確認書類、会葬礼状か領収書をそろえて、国保の資格喪失の届出と同じ日に申請します。退職して間もない方が亡くなった場合は、先に前の勤め先の健康保険に問い合わせてください。

本記事は、愛媛県内20市町の国民健康保険条例(例規集)・公式ページ・申請書と、愛媛県後期高齢者医療広域連合の条例・案内をもとに、2026年9月時点で確認できた内容を整理したものです。必要書類や窓口の運用は変わることがあり、公式ページに記載がない項目も、制度や決まりがないという意味ではありません。申請の際は、お住まいだった市町の担当窓口で最新の内容を必ずご確認ください。

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