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ひとり暮らしの方が終活を考えるとき、いちばん先に壁になるのは入院や施設入所のときに求められる「身元引受人」です。財産の話よりも前に、この場面で手が止まります。長野市には専用の相談窓口があり、お金の管理から亡くなったあとのことまで、段階に応じた仕組みが用意されています。この記事では、長野市でおひとりさまの終活を進める方に向けて、身元引受人の考え方を中心に、相談先と手続きの順番を整理しました。
結論
- 身寄りがないことだけを理由に、入院や入所を断ることはできないとされています
- それでも実際には保証人を求められる場面があるので、先に相談先を決めておきます
- 長野市にはおひとりさま向けの専門相談窓口があります
- お金の管理は日常生活自立支援事業と成年後見制度を段階で使い分けます
- 後見人の任務は本人が亡くなった時点で終わります。死後のことは別の契約が必要です
- 医療の希望は人生会議(ACP)で元気なうちに話しておくと、家族以外にも伝わります
- 制度の名称・対象・費用は変わります。必ず長野市の公式ページと窓口でご確認ください
目次
- おひとりさまが実際に困る場面の一覧
- 身元引受人に求められる4つの役割
- 専門相談窓口で聞いておきたい10の質問
- 任意後見・法定後見・日常生活自立支援の比較
- 入院時に病院へ伝えておくこと
- 死後事務委任契約で頼める範囲
- 死後の手続きを期限順に並べる
- 人生会議(ACP)で決めておく5つのこと
- 冷蔵庫に貼る1枚の作り方
- 今日からできる10のこと
長野市のおひとりさまをめぐる現状
単身の高齢世帯は全国的に増え続けています。問題は「ひとりで暮らしていること」ではなく、「いざというときに動ける人が決まっていないこと」です。ここが決まっていれば、ひとり暮らしそのものは困りごとになりません。
| 場面 | 家族が近くにいる場合 | おひとりさまの場合 |
|---|---|---|
| 急に倒れた | 家族へ連絡が行きます | 連絡先が分からないと誰にも伝わりません |
| 入院する | 家族が書類にサインします | 身元引受人を求められて止まります |
| 施設に入る | 家族が保証人になります | 保証人がいないと手続きが進みません |
| 判断力が落ちた | 家族が事実上動けます | 制度を使わないと誰も動けません |
| 亡くなった | 家族が葬儀を出します | 葬儀を出す人が決まっていません |
| 部屋の片づけ | 家族が引き継ぎます | 誰も片づける人がいません |
2番目と3番目に注目してください。この記事の前半は、そこに紙幅を割いています。
そもそも「身元引受人」とは何をする人か
ひとことで言うと、病院や施設が「困ったときに連絡できる相手」として求めている役割です。法律で決まった資格ではなく、施設ごとに求める内容が違います。だから交渉の余地があります。
| 求められる役割 | 具体的に何をするか | 代わりに使える手段 |
|---|---|---|
| 緊急時の連絡先 | 容体が変わったときに連絡を受ける | 友人・知人でも登録できます |
| 支払いの保証 | 入院費・利用料の支払い | 預託金や口座振替で対応できる場合があります |
| 医療の判断への立ち会い | 治療方針の説明を聞く | 本人の意思を書面で残しておきます |
| 退院・退所時の引き取り | 荷物と本人の引き取り | 死後事務委任契約で決めておけます |
「身寄りがない」だけで断ることはできません
国は、身寄りがないことのみを理由に医療機関が診療を拒むことは認められないという考え方を示しています。断られたら、その場であきらめないでください。相談窓口に「こう言われた」と伝えれば、間に入ってもらえることがあります。
長野市の終活サポート①:「おひとりさま」あんしんサポート相談室
おひとりさま向けに窓口が分けられていると、「これはどこに聞けばいいのか」で迷わずに済みます。入口がひとつに決まっていることの価値は、思っている以上に大きいものです。
電話するときの一言
「ひとり暮らしで、入院のときの身元引受人のことが心配で相談したいのですが」と言えば通じます。用件を整理してから電話する必要はありません。どこへかければよいか分からない場合は、市役所の高齢者福祉の担当窓口か、地域包括支援センターでも案内してもらえます。
※ 相談室の名称・開設日・受付時間・予約方法は変わることがあります。長野市の公式ページまたは窓口でご確認ください。
窓口で聞いておきたい10の質問
1回で全部解決しようとしないほうがうまくいきます。「次はいつ、何を持って行けばよいか」を必ず聞いて帰ることが続けるコツです。
| 質問 | なぜ聞くのか |
|---|---|
| 「私の場合、まず何をすればよいですか」 | 順番を決めてもらう。これがいちばん重要です |
| 「身元引受人がいないとき、この地域ではどうしていますか」 | 実際の運用が聞けます |
| 「私が対象になる制度はどれですか」 | あてはめが終わります |
| 「お金の管理はどこから頼めますか」 | 段階によって窓口が変わります |
| 「費用はいつ、いくら必要ですか」 | 払えない契約を結ばないため |
| 「途中でやめられますか」 | 解約の条件は必ず確認します |
| 「死後事務は、どこまで頼めますか」 | 範囲外の作業が残ると困ります |
| 「葬儀とお墓の希望は伝えられますか」 | あとで動かせません |
| 「相談は無料ですか。どこから費用がかかりますか」 | 境目をはっきりさせます |
| 「次はいつ、何を持って来ればよいですか」 | 1回で終わらせないための質問です |
長野市の終活サポート②:成年後見制度とその相談窓口
判断能力が落ちてくると、本人名義の口座からお金を出すこと自体ができなくなります。残高があるのに介護費用が払えない、という事態が実際に起こります。これを避けるための制度です。
制度を先に選ぼうとしない
相談の入口では「いまの状態でどの制度が使えるか」だけを聞けば十分です。制度名から入ると必ず迷います。窓口に選んでもらうほうが早く、間違いも減ります。
任意後見・法定後見・日常生活自立支援の比較
名前が似ている3つを並べます。いま判断能力があるかどうかで、選べるものが変わります。
| 制度 | いつ使う | 誰が決める | できること | 始め方 |
|---|---|---|---|---|
| 任意後見 | 判断能力があるうち | 本人が選ぶ | 契約で決めた範囲 | 公正証書で契約 |
| 法定後見 | 判断能力が落ちてから | 家庭裁判所が選ぶ | 財産管理と身上保護 | 家庭裁判所へ申立て |
| 日常生活自立支援事業 | 判断に不安が出てきた段階 | 本人と社協の契約 | 日常のお金の出し入れ、書類の預かり | 社会福祉協議会へ相談 |
後見人は死後の手続きをする人ではありません
成年後見人の役割は本人が生きている間の財産管理と身上保護です。亡くなった時点で原則として任務は終わり、葬儀や納骨は当然には行えません。死後のことは死後事務委任契約という別の契約で決めておく必要があります。ここを取り違えると、亡くなったあとに動ける人がいなくなります。
長野市の終活サポート③:日常的なお金の管理が心配な方へ
後見制度を使うほどではないけれど、通帳の管理や支払いに自信がなくなってきた。そうした段階を受け止める仕組みが日常生活自立支援事業です。社会福祉協議会と契約して、必要な範囲だけを手伝ってもらいます。
| 頼めること | 内容 | 向いている状態 |
|---|---|---|
| 福祉サービスの利用援助 | 手続きの手伝い、書類の記入補助 | 制度が分かりにくいと感じる |
| 日常的な金銭管理 | 公共料金の支払い、生活費の払い戻し | 支払い忘れが出てきた |
| 書類などの預かり | 通帳・証書・権利証の保管 | 置き場所を忘れることがある |
※ 利用できる方の条件・利用料・預かりの範囲は変わることがあります。必ず窓口でご確認ください。
長野市の終活サポート④:入院・施設入所で「身元引受人がいない」問題
ここがおひとりさまの終活でいちばん多い相談です。実際には、事前に用意しておけるものがいくつもあります。
| 先に用意しておくもの | 何の代わりになるか | 作り方 |
|---|---|---|
| 緊急連絡先を書いた紙 | 連絡先の役割 | 2人以上の氏名と電話番号 |
| お薬手帳・診察券 | 医療情報の共有 | 1か所にまとめる |
| 支払い方法の準備 | 支払い保証の役割 | 口座振替の手続きをしておく |
| 医療の希望を書いた書面 | 判断への立ち会い | 人生会議で話して残す |
| 任意後見契約 | 判断力低下後の代理 | 公正証書で契約 |
| 死後事務委任契約 | 退所時の引き取り、死後の手続き | 専門家や事業者と契約 |
入院のときに病院へ伝えておくこと
- 緊急連絡先(続柄が家族でなくてもかまいません)
- かかりつけ医と、いま飲んでいる薬
- アレルギーの有無
- 支払いの方法(口座振替の手続きの有無)
- 延命治療についての希望
- 入院の手続きを手伝ってくれる相談窓口の名前
長野市の終活サポート⑤:亡くなったあとのこと(死後事務)を考える
死後事務委任契約は、亡くなったあとに必要な事務を、生前に頼んでおく契約です。遺言書とは役割がまったく違います。
| 遺言書 | 死後事務委任契約 | |
|---|---|---|
| 決めること | 財産を誰に渡すか | 葬儀・納骨・部屋の片づけ・解約 |
| 効力 | 法的な効力があります | 契約した相手が実行します |
| いつ動くか | 相続の場面 | 亡くなった直後から |
| 作り方 | 公正証書遺言が安全です | 専門家や事業者と契約 |
| 費用の出どころ | 相続財産から | あらかじめ預けておくのが一般的 |
役割が重なっていないため、おひとりさまには両方が必要になります。遺言書だけでは葬儀を出す人が決まらず、死後事務委任契約だけでは財産の行き先が決まりません。
死後事務委任契約で頼める範囲
- 死亡の連絡(あらかじめ決めた人へ)
- 葬儀・火葬の手配
- 納骨・永代供養の手配
- 役所への届出
- 入院費・施設利用料の精算
- 公共料金・携帯・サブスクの解約
- 賃貸住宅の明け渡しと片づけ
- デジタルデータの取り扱い
契約書に書いていないことは実行されません
「そのくらい当然やってくれるだろう」は通用しません。ペットの引き取り、パソコンの中身、写真の処分など、気になることは必ず契約書に書いておいてください。あとから頼むことはできません。
死後の手続きを期限順に並べる
期限のあるものだけを並べます。日数が決まっているものから片づけると、あとがずいぶん楽になります。
| いつまで | 手続き | どこへ | 遅れるとどうなるか |
|---|---|---|---|
| 7日以内 | 死亡届の提出 | 市区町村の窓口 | 火葬許可が下りません |
| 14日以内 | 世帯主変更届 | 市区町村の窓口 | 該当する場合に必要です |
| 14日以内 | 健康保険・介護保険の資格喪失 | 市区町村の窓口 | 保険料の精算が遅れます |
| 14日以内 | 年金の受給停止 | 年金事務所など | 受け取りすぎると返還が必要です |
| すみやかに | 公共料金・携帯の名義変更 | 各事業者 | 引き落としが続きます |
| 3か月以内 | 相続放棄・限定承認 | 家庭裁判所 | 期限を過ぎると原則できません |
| 10か月以内 | 相続税の申告 | 税務署 | 該当する場合に必要です |
| 2年以内 | 葬祭費の申請 | 市区町村の窓口 | 時効で受け取れなくなります |
長野市の終活サポート⑥:人生会議(ACP)で自分の意思を残す
人生会議は、もしものときにどんな医療やケアを受けたいかを、元気なうちに話し合っておく取り組みです。おひとりさまの場合、家族がいなくても行えます。話す相手は友人でも、ケアマネジャーでも、かかりつけ医でもかまいません。
| 決めておくこと | 質問の形にすると | 伝える相手 |
|---|---|---|
| どこで過ごしたいか | 自宅か、病院か、施設か | かかりつけ医 |
| 延命治療の希望 | 人工呼吸器や胃ろうをどうするか | かかりつけ医 |
| 知らせてほしい相手 | 誰に連絡してほしいか | 相談窓口とその本人 |
| 代わりに話す人 | 自分で言えないとき誰に託すか | 本人の了解を取る |
| 気持ちが変わったら | いつでも変えてよい | 書き直した日付を残す |
救急・入院・死後の3つで使える「冷蔵庫の1枚」
特別な様式は要りません。A4の紙1枚に書いて冷蔵庫の扉に貼っておくだけで役に立ちます。救急隊も、駆けつけた人も、まず目に入る場所だからです。
| 書く項目 | 書く内容 | 使われる場面 |
|---|---|---|
| 氏名・生年月日 | 本籍も書いておくと死亡届で使えます | 救急・死後 |
| 緊急連絡先 | 2人以上の氏名と電話番号 | 救急・入院・死後 |
| かかりつけ医 | 医療機関名と診察券番号 | 救急・入院 |
| 持病と薬 | 薬の名前かお薬手帳の場所 | 救急・入院 |
| 支払いの方法 | 口座振替の有無 | 入院 |
| 書類の置き場所 | 保険証券・通帳・権利証の場所 | 死後の手続き |
| 希望 | 延命治療、葬儀、納骨の希望 | 医療・死後 |
財産目録の書き方と記入例
財産目録は難しい書類ではありません。「どこに、何があるか」が分かればそれで役に立ちます。金額は分かる範囲で構いません。
記入例
預貯金|○○銀行 ○○支店 普通/○○信用金庫 ○○支店 普通
証券|○○証券(ネット口座・書類は書斎の引き出し)
保険|○○生命(証券は同じ引き出し)
不動産|自宅(権利証は金庫)
負債|なし/カードローン残あり
※ 暗証番号は書きません。書類の置き場所だけを書きます
今日からできる10のこと
- 緊急連絡先を2人書き出す
- その2人に「書いていいか」を確認する
- かかりつけ医と持病を1枚にまとめる
- 入院費の口座振替の手続きを確認する
- 通帳と保険証券を1か所に集める
- 相談室の電話番号を控える
- 延命治療の希望を3行で書く
- 葬儀と納骨の希望を3行で書く
- 使っていないサブスクを1つ解約する
- 書いた紙の置き場所を1人に伝える
よくある失敗と、その防ぎ方
| よくある失敗 | 何が起きるか | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 断られてあきらめる | 入院できないまま時間が過ぎます | 相談窓口に伝えて間に入ってもらいます |
| 相手に無断で連絡先に書く | いざというとき断られます | 必ず本人の了解を取ります |
| 後見人に葬儀を頼んだつもりでいる | 後見人の任務は死亡で終わります | 死後事務委任契約を別に結びます |
| ノートに書いて満足する | 置き場所を誰も知らず、見つかりません | 置き場所を1人に伝えます |
| 暗証番号をノートに書く | 盗難時の被害が大きくなります | 置き場所だけ書きます |
| 費用の話を後回しにする | 契約はしたが払えない状態になります | 最初に総額と支払い時期を聞きます |
葬祭費の申請|請求しなければ受け取れません
国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入していた方が亡くなったとき、葬儀を行った人に対して葬祭費が支給されます。申請しなければ支給されない性質のもので、申請できる期間には期限があります。おひとりさまの場合、申請する人自体が決まっていないことがあるため、死後事務委任契約の中に入れておくのが確実です。
- 会葬礼状か葬儀の領収書(喪主の名前が分かるもの)
- 亡くなった方の保険証など
- 申請する人の本人確認書類
- 振込先の口座が分かるもの
- 印鑑(不要な場合もあります)
※ 支給額・必要書類・申請期限は制度と自治体により異なります。長野市の担当窓口でご確認ください。
持ち家・空き家をどうするか
おひとりさまの終活で、あとに残る問題としていちばん重いのが住まいです。相続人がいない持ち家は、手続きが止まったまま空き家になりやすいという現実があります。売る、貸す、譲る、施設に入るときに処分する。どの道を選ぶかを、元気なうちに決めておくと動きやすくなります。
| 選択肢 | 向いている状況 | 先にやること | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 住み続ける | 体力があり、近所づきあいがある | 見守りの仕組みを入れる | 階段と浴室の転倒に気をつけます |
| 生前に売る | 施設入所を考えている | 登記の名義と権利証を確認する | 売却益に税金がかかる場合があります |
| 貸す | 手放したくない | 修繕費の見積もりを取る | 管理する人が必要になります |
| 遺言で渡す | 渡したい相手が決まっている | 公正証書遺言で指定する | 相手の了解を取っておきます |
| 寄付・自治体に相談 | 引き取り手がいない | 受け入れ条件を確認する | 必ず受け入れられるとは限りません |
権利証と登記名義を先に確認する
相続の登記が何代も前から放置されていて、いまの名義が本人になっていないことがあります。この状態だと、売ることも貸すこともできません。まず登記事項証明書を取って、名義を確認してください。法務局で取得できます。
ペット・家財・思い出の品の行き先
財産の話に比べて後回しにされがちですが、実際に残された人がいちばん困るのがここです。決め方は簡単で、「誰に」「何を」「どうしてほしいか」を1行ずつ書くだけです。
| もの | 決めておくこと | やっておくこと |
|---|---|---|
| ペット | 預け先と、その後の飼い主 | 必ず相手の了解を取ります |
| 写真・アルバム | 残すか、処分するか | 残す分だけ箱1つにまとめる |
| 仏壇・位牌 | 誰が引き継ぐか | 引き継ぎ手がいなければ寺院に相談します |
| 貴金属・骨とう品 | 渡す相手か、売る方針 | 置き場所を書いておく |
| 手紙・日記 | 読まれてよいか | 読まれたくないものは自分で処分します |
| 家具・家電 | 処分の方法 | 粗大ごみの出し方を調べておく |
長野市のおひとりさま終活で多い質問
- 身元引受人は、家族でなくてもいいのですか。
- 友人や知人でも引き受けられる場合があります。求められる役割は施設ごとに違うので、「どこまでを求めているのか」を先に聞いてください。連絡先だけでよいこともあります。
- 頼める相手が本当にいません。どうすればいいですか。
- 相談窓口に、その状況をそのまま伝えてください。身寄りがないことのみを理由に診療を拒むことは認められないという考え方が示されています。地域での対応の仕方を教えてもらえます。
- 民間の身元保証サービスを使ってもいいですか。
- 選択肢のひとつですが、費用と契約内容の差が大きい分野です。解約の条件、預けたお金の管理方法、どこまでやってもらえるかを必ず書面で確認してください。公的な窓口で相談してから決めると安心です。
- 終活は何歳から始めればいいですか。
- 年齢の決まりはありません。ただし契約が必要な制度は判断能力があるうちにしか結べません。「まだ早い」と感じるくらいの時期に相談だけしておくと、選べる選択肢が多く残ります。
- エンディングノートに書けば遺言書は要りませんか。
- いいえ。エンディングノートには財産の分け方を決める法的な効力がありません。希望や情報を伝えるための道具です。財産の行き先を決めるなら遺言書が必要です。
- 遺言書は自分で書いてもいいですか。
- 自筆で書く方法もありますが、形式の不備で無効になることがあります。おひとりさまの場合、亡くなったあとに間違いを指摘してくれる人がいないため、公正証書遺言のほうが安全です。
- 人生会議は誰と話せばいいですか。
- 家族に限りません。かかりつけ医、ケアマネジャー、看護師、信頼できる友人のいずれでもかまいません。話した内容を書いて残し、その相手に「書いた」と伝えておくことが大事です。
- 気持ちが変わったら書き直せますか。
- いつでも書き直せます。書き直したら日付を入れ、古いほうは処分してください。2つ残っていると、どちらが最新か分からなくなります。
- お墓がありません。納骨はどうなりますか。
- 永代供養墓、樹木葬、合葬墓など、承継者を必要としない方法があります。費用と場所を先に調べておき、希望を書き残しておくと、実際に動く人が迷いません。
- 亡くなったあと、部屋の片づけは誰がしますか。
- 賃貸の場合は原則として相続人か、契約で引き受けた人が行います。相続人がいない場合に備えて、死後事務委任契約で片づけまで含めて頼んでおくのが確実です。
- 相談は無料ですか。
- 公的な相談窓口の初回相談は無料であることが多いですが、契約や手続きに進むと費用が発生する場合があります。「どこまでが無料で、どこから費用がかかるのか」を最初に確認してください。
- 相談したら、必ず契約しなければいけませんか。
- いいえ。相談と契約は別のものです。話を聞いたうえで決めれば十分です。その場で決めるよう急がされる場合は、いったん持ち帰ってください。
長野市のおひとりさま終活、まずはここから
- 相談先を1つ決めるおひとりさま向けの相談室でも、地域包括支援センターでも構いません
- 緊急連絡先を2人決めて、本人の了解を取る無断で書いた連絡先は、いざというとき機能しません
- 入院の備えを先に整えるお薬手帳、口座振替、医療の希望。この3つで身元引受人の話が進みやすくなります
- お金の管理は段階で使い分ける日常生活自立支援事業から始め、必要になったら後見制度へ
- 遺言書と死後事務委任契約は両方いる役割が違うので、片方だけでは足りません
この5つのうち、2と3は今日ひとりでできることです。1と4は窓口へ、5は専門家と一緒に進めると考えると、着手の順番が決めやすくなります。
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※ 本記事は編集部が公的機関の公開情報をもとにまとめた一般的な目安です。制度の名称・対象要件・費用・受付方法は変更されることがあり、個別の事情によって取り扱いが異なります。実際の利用にあたっては、必ず長野市の公式ページおよび担当窓口でご確認ください。

























