福島県の葬祭費一覧|58市町村で5万円・二本松市は火葬のみも対象【2026年版】

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福島県で家族を亡くし、国民健康保険の葬祭費を申請する方へ。県内13市31町15村、59市町村の国民健康保険条例と公式ページ、申請書を1件ずつ調べました。額を確かめられた58市町村は、どこも5万円です。75歳以上の後期高齢者医療も5万円でした。ただし檜枝岐村だけは条例を確認できず、村の案内ページにある「3万円」も古い記載の可能性があるため、額を未確認としています。

結論

  • 福島県の国保の葬祭費は58市町村で5万円
  • 檜枝岐村は額が未確認(案内ページの3万円は更新が止まっている可能性)
  • 後期高齢者医療(広域連合)も5万円。申請から振込まで約1か月
  • 二本松市は、葬儀をしていなくても火葬をした人が受け取れると明記
  • いわき市は13市で唯一、葬祭費をオンラインで申請できる
  • 本宮市は喪主が市外に住んでいても、国保に入っていなくても対象
  • 避難指示が出た町村は支所・出張所や郵送でも受け付けるが、額や条件の特例はない
  • 会津の11市町村は共同で作ったエンディングノートを公開している

目次

  1. 福島県の葬祭費はいくらか
  2. 59市町村の早見表
  3. 檜枝岐村の額
  4. 後期高齢者医療の葬祭費
  5. 二本松市の火葬のみの扱い
  6. いわき市のオンライン申請
  7. 本宮市の対象の広さ
  8. 福島市の加入期間の書き方
  9. 避難指示が出た町村の窓口
  10. 振込までの日数
  11. おくやみ窓口の予約
  12. 喪主を確かめる書類
  13. 振込先の口座
  14. 前の勤め先の保険から出る場合
  15. 交通事故が原因のとき
  16. 申請期限と国保税の未納
  17. 火葬の補助と火葬の予約
  18. 終活の支援
  19. 他府県と比べる
  20. 福島県の葬祭費でよく聞かれること
  21. 福島県で葬祭費を申請する前に

福島県の葬祭費は58市町村で5万円|檜枝岐村だけ額を確かめられない

国保に加入していた方が亡くなると、葬祭を行った人(多くは喪主)が、亡くなった方の住所があった市町村に申請して葬祭費を受け取ります。福島県では13市すべてと45町村の条例や公式ページで、額はそろって5万円と確かめられました。

59市町村のうち残る1つが檜枝岐村です。村の案内ページには3万円と書かれていますが、同じページの別の給付が改定前の額のままで、村の例規集も公開されていないため、今の額を断定できませんでした。檜枝岐村で亡くなった方の葬祭費は、申請の前に村の住民課で額を確かめてください。

福島県で先に確かめたいこと

額はほぼ共通なので、違いが出るのは申請の方法と窓口です。オンライン申請や郵送ができるか、おくやみ窓口に予約がいるか、振込までどのくらいかかるかを、住んでいた市町村の節で確認しておいてください。

【59市町村一覧】福島県の葬祭費 早見表

13市の額と条例の条、担当の課です。

市葬祭費条例担当
福島市5万円第4条国保年金課
会津若松市5万円第7条国保年金課
郡山市5万円第7条国民健康保険課
いわき市5万円第8条国保年金課
白河市5万円第5条国保年金課
須賀川市5万円第6条保険給付課
喜多方市5万円第6条保健課
相馬市5万円第7条保険年金課
二本松市5万円第5条国保年金課
田村市5万円第6条市民課
南相馬市5万円未確認市民課
伊達市5万円第7条国保年金課
本宮市5万円第7条市民課

続いて31町15村です。

町村葬祭費条例担当
桑折町5万円第7条税務住民課
国見町5万円第8条ほけん課
川俣町5万円第8条保健福祉課
大玉村5万円第6条住民生活課
鏡石町5万円第8条税務町民課
天栄村5万円第9条住民課
石川町5万円第9条町民課
玉川村5万円第7条健康福祉課
平田村5万円第7条住民課
浅川町5万円第8条保健福祉課
古殿町5万円第6条住民税務課
三春町5万円第8条住民課
小野町5万円第8条町民生活課
西郷村5万円第7条健康ほけん課
泉崎村5万円第6条の2住民生活課
中島村5万円第9条住民生活課
矢吹町5万円第9条国保年金係
棚倉町5万円第7条健康福祉課
矢祭町5万円第7条未確認
塙町5万円第8条健康福祉課
鮫川村5万円第12条住民福祉課
西会津町5万円第7条未確認
磐梯町5万円第6条未確認
北塩原村5万円第6条第2項保健福祉課
猪苗代町5万円第7条町民生活課
会津坂下町5万円第6条生活課
湯川村5万円第6条住民課
柳津町5万円第8条未確認
三島町5万円第7条町民課
金山町5万円第7条の2保健福祉係
昭和村5万円第6条総務課
会津美里町5万円未確認健康ふくし課
下郷町5万円第8条町民課
檜枝岐村未確認未確認住民課
只見町5万円第7条未確認
南会津町5万円第6条住民生活課
広野町5万円第7条健康福祉課
楢葉町5万円第7条住民福祉課
富岡町5万円第8条健康づくり課
川内村5万円第7条住民課
大熊町5万円第6条健康保険課
双葉町5万円第8条健康福祉課
浪江町5万円第7条健康保険課
葛尾村5万円第8条住民生活課
新地町5万円第7条町民生活課
飯舘村5万円第7条住民課

※2026年9月時点で、各市町村の国民健康保険条例(例規集)と公式ページ・申請書を確認した結果です。南相馬市は市のサイトに例規集への案内が見当たらず、会津美里町は例規集がログインを求める方式で本文を開けなかったため、条の番号は未確認で、額は公式ページで確かめました。喜多方市は葬祭費の案内ページが開けない状態(ページが見つからない表示)で、額は条例と市のおくやみハンドブックで確認しています。川俣町・石川町・棚倉町・矢祭町・塙町・北塩原村・猪苗代町・金山町・富岡町は公式の案内に額がなく、磐梯町・湯川村・柳津町・三島町・昭和村は葬祭費の案内ページ自体がないため、額は条例本文で確かめました。矢祭町・西会津町・磐梯町・柳津町・只見町は担当の課の名前を確認できていません。泉崎村の例規集は最後の改正が2020年(令和2年)の版です。

檜枝岐村の額|案内ページの「3万円」は古い可能性

檜枝岐村の国民健康保険の案内ページには「葬祭費として3万円が支給されます」とあります。ところが同じページで、出産育児一時金を改定前の42万円と書き、すでに廃止された退職者医療制度の説明も残っています。更新日の表示もありません。

村のサイトには例規集が掲載されておらず、条例で額を確かめることもできませんでした。そのため本記事では檜枝岐村の額を未確認とし、3万円を今の額としては扱っていません。村の担当は住民課です。

後期高齢者医療の葬祭費|福島県後期高齢者医療広域連合も5万円

75歳以上の方(一定の障害で認定を受けた65歳以上の方を含む)は、福島県後期高齢者医療広域連合の条例第2条により5万円です。申請先は、亡くなった方が住んでいた市町村の後期高齢者医療の窓口です。

項目広域連合の案内・申請書
額5万円(口座振込)
申請する人葬祭執行者(喪主)
持ち物資格確認書、会葬礼状など「喪主」と書かれた書類、口座情報
会葬礼状がないとき「葬祭費支給申請に係る申立書」を喪主本人が自署して添える
振込まで申請後約1か月
申請書のチェック欄第三者行為(交通事故等)の該当、献体

国保でも後期高齢者医療でも5万円なので、福島県では75歳を境に額が変わりません。申立書の記入例には「家族葬のため、会葬礼状等の作成をしていない」という理由が載っており、会葬礼状を作らない家族葬でも手続きの道が用意されています。

二本松市|葬儀をしていなくても火葬をした人が受け取れる

二本松市の公式ページは、葬祭費を受け取る人を「葬儀を行った方(喪主)」としたうえで、「※葬祭を行っていない場合、火葬を執り行った方が支給を受けることができます」と書いています。編集部で2026年9月29日にページを取り直し、この一文と支給額50,000円を確かめました。

通夜や告別式をせず火葬だけで見送る場合でも、二本松市では火葬を手配した人が申請できるとはっきり読める書き方です。福島市も「火葬のみの場合は、火葬の事実を確認できる書類(領収書等)が必要」と案内しており、火葬場の領収書を捨てずに残しておくことが大切です。二本松市は本庁の国保年金課のほか、各支所の地域振興課でも受け付けています。

いわき市|13市で唯一のオンライン申請

いわき市は、国保の葬祭費をロゴフォーム(自治体向けの申請フォーム)から申し込めます。スマートフォンのアプリでマイナンバーカードを使った電子署名をする方式で、13市のうち葬祭費のオンライン申請を案内しているのはいわき市だけでした。

いわき市の条件内容
申請する人葬祭を行った方(喪主)
必要なものマイナンバーカードと、電子署名に使うスマートフォンのアプリ
使えない場合1喪主の氏名が分かるもの(会葬礼状・請求書など)がない
使えない場合2喪主以外の口座への振込を希望する
窓口で申請するとき喪主と故人が別の世帯なら「申立・誓約書」も必要

窓口は国保年金課のほか、各支所の市民課と市民サービスセンターです。会葬礼状を作らなかった場合や、喪主以外の口座にしたい場合はオンラインでは申請できないので、窓口で手続きします。

本宮市|喪主が市外でも、国保でなくても対象

本宮市の公式ページは「喪主が本宮市外の人でも、国保に加入していなくても支給の対象になります」と明記しています。亡くなった方が本宮市の国保に入っていれば、葬儀を行った人の住所や保険の種類は問わないという書き方です。

本宮市はもう一つ、「死亡届と同時に申請していただくようになります」と案内しています。死亡届を出す日に、喪主の印鑑と通帳を持って行くと一度で済みます。受付は市民課の国保年金係と白沢総合支所です。

福島市|公式ページの「3ヶ月以上」と条例の違い

福島市の公式ページは、支給の対象を「3ヶ月以上国民健康保険に加入していた被保険者が死亡したとき」と書いています。一方、福島市国民健康保険条例の第4条には、加入期間についての要件が見当たりませんでした。

公式ページと条例の書き方が食い違っているため、本記事ではどちらが正しいかを決めていません。国保に入って3か月たたないうちに亡くなった場合は、国保年金課に支給されるかを確かめてください。福島市は申請に誓約書が必要で、争いが起きたら喪主の責任で解決し、返すことになった場合は全額を返すと約束する内容です。申請は国保年金課のほか、各支所と茂庭出張所でもできます。

避難指示が出た町村|支所・出張所や郵送でも申請できる

原発事故で避難指示が出た町村では、役場の本庁舎のほかに、避難先の市に置いた支所や出張所でも手続きを受け付けています。葬祭費や国保の手続きについて、各町村が書いている窓口です。

町村申請できる窓口
富岡町国保の手続きは本庁・いわき支所・郡山支所・郵送
浪江町葬祭費は郵送も可(書類の写しを同封)。本庁のほか津島支所・二本松・福島・いわきの出張所
大熊町本庁(大川原)と会津若松・いわきの出張所、中通り連絡事務所(郡山)。申請書の処理欄に郵送の区分
双葉町本庁といわき支所を併記。郡山支所・埼玉支所もある
川内村避難などで窓口に来られない場合は、国保担当に電話で相談

各町村と広域連合の案内にある原発事故の特例は、医療費の一部負担金の免除や保険料の減免です。葬祭費の額や支給の条件を変える特例は、どの町村にもありません。避難先で亡くなった場合も、国保の加入先の町村に5万円を申請します。双葉町は、住所地特例で町に住所がない方が亡くなったときなどは死亡診断書の写しが必要になる、と案内しています。

振込までの日数|須賀川市は翌月中旬、大熊町は2〜3か月

申請してから振り込まれるまでの目安を書いている市町と広域連合です。

書いているところ振込の目安
須賀川市申請した月の翌月の中旬ごろ、喪主の口座へ
大熊町2〜3か月かかることがある
後期高齢者医療(広域連合)申請後約1か月
郡山市給付の種類などで異なるため個別に案内

大熊町は町に口座の登録がない場合は別の手続きが必要とも書いています。大熊町の葬祭費は振込まで数か月かかることもあるので、葬儀費用の支払いに充てる予定なら時期に余裕を持たせておくと安心です。

おくやみ窓口の予約|伊達市は完全予約制

亡くなった後の手続きをまとめて行うおくやみ窓口は、市町によって予約のしかたが違います。

市町予約のしかた
伊達市2022年11月から完全予約制。3開庁日前までに、ウェブ・電話・窓口で予約
福島市希望日の3営業日前まで。市の公式アカウント・予約フォーム・電話
郡山市4開庁日前まで。火曜から金曜のみ、1回約60分
須賀川市予約フォームは24時間受付。1枠1時間30分(2026年5月から)
南相馬市3開庁日前までに電話。9時台と15時台の枠
相馬市前日までに電話か窓口。個室で手続き
いわき市2026年度から予約なしでも随時受付
猪苗代町予約制の記載なし。所要30分〜1時間

伊達市は、予約せずに来た場合はその場で予約して後日あらためて来庁することになると案内しています。郡山市は予約日の前日までに持ち物を電話かメールで知らせてくれます。

喪主を確かめる書類|会葬礼状がないとき

葬祭を行った人を確かめる書類について、会葬礼状以外に使えると書いている市町村です。

市町村・広域連合挙げている書類や扱い
後期高齢者医療(広域連合)会葬礼状がなければ申立書を添える
郡山市日程表、葬儀の領収書・請求書。死亡診断書の写しも必要
楢葉町葬儀会社が出した日程表でもよい
飯舘村埋・火葬許可証でもよい
須賀川市・二本松市喪主の住所が分かる書類も必要
新地町喪主以外が申請するなら「申立・誓約書」

家族葬で会葬礼状を作らなかった場合は、葬儀社の請求書や日程表、火葬の許可証を残しておくと申請に使えることがあります。玉川村は村の外で死亡届を出した場合に死亡届の写しなどが必要になることがあると書いています。

振込先の口座|葛尾村はゆうちょ銀行も可

振込先の口座について、市町村の書き方を並べました。

市町村口座の扱い
葛尾村葬祭執行者の通帳。ゆうちょ銀行も可能と明記
小野町受取人名義の通帳(郵便局以外)と書いている
中島村世帯主か喪主の名義
広野町・西会津町口座は葬祭を行った方(喪主)の名義に限る
福島市・会津若松市・南相馬市・大熊町申請書で公金受取口座を選べる
三春町・玉川村・会津美里町・浪江町など喪主以外の口座なら委任状

葛尾村と小野町では郵便局の口座の扱いが反対に読めます。小野町の案内は2012年の掲載なので、ゆうちょ銀行の口座にしたい場合は申請の前に役場へ確かめてください。西会津町は申請書の表面と裏面(希望口座)の両方を書く必要があると案内しています。

前の勤め先の保険から出る場合|「選べる」と書く市と条例の違い

退職して国保に入ってから間もなく亡くなった場合の書き方は、市によって分かれています。

市公式の書き方
須賀川市国保加入後3か月以内の死亡なら、前の保険か国保かを選択できる
喜多方市退職後3か月以内の死亡なら、健康保険組合か国保かを選択できる(ハンドブック)
会津若松市加入後3か月以内で、直前が社会保険なら国保からは出ない
郡山市資格喪失後3か月以内の死亡など、対象外を3つの場合に分けて明記

須賀川市と喜多方市の条例は、ほかの保険から相当する給付を受けられる場合は「行わない」と定めており、公式の「選択できる」という書き方と食い違っています。本記事ではどちらかに決めていません。退職から間もない方が亡くなったときは、前の勤め先の健康保険と市の両方に問い合わせてください。

交通事故が原因のとき|損害保険から出ると支給されないことも

白河市は「交通事故などで死亡した場合には、損害保険などから支給されることがあります」とし、その場合は葬祭費が支給されないことがあるので国保年金課へ連絡するよう案内しています。大熊町もほぼ同じ書き方です。

福島市・会津若松市の申請書には第三者行為(交通事故等)の欄があり、伊達市の申請書には死亡の原因を老衰・病気・事故・その他から選ぶ欄があります。事故が原因なら申請書の欄を正しく選び、窓口にも伝えてください。

申請期限と国保税の未納|期限はどこも2年

期限を書いている市町村は、どこも2年でした。

市町村公式の書き方
会津若松市・郡山市・南相馬市・二本松市葬祭を行った日の翌日から2年
いわき市・白河市葬儀をした日の翌日から2年を過ぎると支給されない
福島市葬祭を行った日より2年が過ぎると時効
三春町・猪苗代町・南会津町・浪江町・飯舘村葬祭を行った日の翌日から2年
玉川村事実が発生した日の翌日から2年以内
大熊町葬儀を行った日の翌日から2年で時効

国保税の未納については、郡山市が「滞納があるときは、申請時に納税相談をしていただく場合があります」と書き、鏡石町は滞納が続くと葬祭費などの給付の全部または一部が滞納分に充てられると案内しています。天栄村の申請書には国保税の完納・未納を確かめる欄があります。いわき市の滞納者への措置の要綱では、給付を差し止める対象に葬祭費は入っていませんでした。

火葬の補助と火葬の予約|三春町と南会津町

三春町には、葬祭費とは別の町独自の火葬補助金があります。一定額以上の火葬場使用料を納めた場合に申請する仕組みで、申請期限は火葬を行った日から1年以内です。ほかの市町村で助成を受けた場合は、町からは出ません。葬祭費・火葬補助金とも口座振込です。

南会津町のおくやみガイドブックは「死亡届を提出される前に必ず火葬の予約をしてください」と書き、予約がないと火葬許可証を出せないとしています。南会津町では、葬儀社と相談して先に火葬場を押さえてから死亡届を出す順番になります。

終活の支援|会津11市町村の共同ノートと福島市の冊子

会津の11市町村は、会津権利擁護・成年後見センターの作業部会で共同のエンディングノート「わたしの思いノート」を作り、猪苗代町のページで記載例とともに公開しています。

市町村支援の内容
会津若松市・北塩原村・磐梯町・猪苗代町・会津坂下町・湯川村共同のエンディングノート「わたしの思いノート」
柳津町・三島町・金山町・昭和村・会津美里町同じノートの作成に参加
福島市終活支援冊子「私と家族の終活べんり帳」「相続ガイドブック」を長寿福祉課で配布
鏡石町「わたしノート~大切な人たちへ~」
古殿町・矢吹町終活・相続のセミナーと個別相談会(2026年10月)

福島市は終活と成年後見制度のセミナーや相談会も不定期に開いています。ノートに加入している健康保険と口座を書いておくと、家族が葬祭費の申請先で迷いません。

他府県と比べる|29府県の集計では5万円が多数派

終活.com編集部は、これまでに調べた29府県773市町村の葬祭費を集計しています(額を確認できたのは747市町村。葬祭費の全国の金額と申請方法で解説)。福島県はこの集計に含まれていないので、29府県の集計と並べて位置を見ます。

国保の葬祭費29府県の市町村数割合
5万円38751.8%
3万円25033.5%
2万円9312.4%
1万円〜2万5千円のその他9(1万5千円5・1万円2・2万5千円2)-
4万円〜7万円のその他8(6万円4・4万円2・4万5千円1・7万円1)-
福島県額を確かめた58市町村すべて5万円-

29府県では5万円の市町村が半分をわずかに超え、3万円以下も352市町村(47.1%)ありました。福島県は額を確かめた市町村がすべて5万円で、全国の多数派の側にあります。後期高齢者医療の広域連合も、29府県では5万円が14府県、3万円が9府県、2万円が6県で、福島県の5万円は多いほうの額です。

県国保の葬祭費後期高齢者医療
福島県58市町村で5万円(檜枝岐村は未確認)5万円
秋田県5万円が中心(大潟村7万円)5万円
栃木県5万円5万円
茨城県5万円5万円
群馬県5万円5万円

隣の栃木県・茨城県も5万円でそろっています。実家が県をまたぐ家族は、栃木県の葬祭費一覧や茨城県の葬祭費一覧もあわせて見てください。会社の健康保険に入っていた方は、市町村の葬祭費ではなく協会けんぽや健康保険組合に埋葬料(5万円)を請求し、両方は受け取れません。

福島県の葬祭費でよく聞かれること

福島県の葬祭費はいくらですか
額を確かめられた58市町村はすべて5万円です。檜枝岐村だけは条例を確認できず、額は未確認です。
檜枝岐村の葬祭費は3万円ですか
村の案内ページには3万円とありますが、同じページの別の給付が改定前の額のままで、更新されていない可能性があります。村の住民課で確かめてください。
後期高齢者医療の葬祭費はいくらですか
福島県後期高齢者医療広域連合の条例で5万円です。申請は住んでいた市町村の窓口で、振込まで約1か月です。
葬儀をせず火葬だけでももらえますか
二本松市は、葬祭を行っていない場合は火葬を執り行った人が受け取れると明記しています。福島市も火葬の領収書などで確認するとしています。
オンラインで申請できる市はありますか
13市ではいわき市だけです。マイナンバーカードの電子署名が必要で、会葬礼状などがない場合や喪主以外の口座にする場合は使えません。
郵送で申請できますか
相馬市・浪江町は郵送での申請を案内しています。富岡町も国保の手続きを郵送で受け付けています。
喪主が県外に住んでいても申請できますか
本宮市は、喪主が市外の人でも、国保に加入していなくても対象と明記しています。
避難先で亡くなった場合の葬祭費に特例はありますか
葬祭費の額や条件を変える特例はありません。避難指示が出た町村では支所や出張所、郵送で申請できるところがあります。
振込までどのくらいかかりますか
須賀川市は申請した月の翌月中旬ごろ、大熊町は2〜3か月かかることがあると案内しています。
おくやみ窓口は予約が必要ですか
伊達市は完全予約制です。いわき市は2026年度から予約なしでも受け付けています。
国保に入って3か月たたずに亡くなった場合は
前の健康保険から出る場合は国保からは出ないと書く市が多い一方、須賀川市・喜多方市は選べると書いています。市と前の保険の両方に確かめてください。
申請期限はいつまでですか
2年です。書いている市町村の多くは、葬祭を行った日の翌日から数えています。

福島県で葬祭費を申請する前に

要点

  • 福島県の葬祭費は58市町村で5万円、後期高齢者医療も5万円
  • 檜枝岐村は額が未確認
  • 二本松市は火葬のみでも火葬をした人が受け取れる
  • いわき市はオンライン申請、相馬市・浪江町は郵送
  • 避難指示が出た町村に葬祭費の特例はない
  • 申請期限は2年

福島県の葬祭費は、額を確かめられた市町村がすべて5万円です。差が出るのは、申請の方法、窓口の予約、振込までの日数です。

早見表で担当の課を確かめたら、喪主が分かる書類と通帳をそろえ、おくやみ窓口の予約が要る市では先に予約を入れておきます。檜枝岐村の方は、額を村の住民課で確かめてから申請してください。

本記事は、福島県内59市町村の国民健康保険条例(例規集)・公式ページ・申請書・おくやみの案内と、福島県後期高齢者医療広域連合の条例・案内・申請書をもとに、2026年9月時点で確認できた内容を整理したものです。檜枝岐村の額、南相馬市と会津美里町の条の番号、5町の担当の課は確認できていません。必要書類や窓口の運用は変わることがあり、公式ページに記載がない項目も、制度や決まりがないという意味ではありません。申請の際は、お住まいだった市町村の担当窓口で最新の内容を必ずご確認ください。

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