オンライン診療の受け方と費用|訪問診療・往診との違いと高齢者の始め方

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オンライン診療とは、スマートフォンやパソコンの画面を通して、医師の診察を受ける仕組みのことです。通院の負担が減る一方で、できることには限りがあります。そして高齢期には、オンライン診療・往診・訪問診療という3つの選択肢が出てきます。この記事では、受け方の流れ、必要なもの、費用の内訳、薬の受け取り方、そして3つの違いと選び方を整理します。

結論

  • オンライン診療は「画面越しの診察」です。検査も処置もできません
  • 往診は「頼んだときに来てもらう」、訪問診療は「定期的に来てもらう」。まったく別のものです
  • 通院が難しくなったら、まずかかりつけ医に相談してください。どれが適切かは医師が判断します
  • 費用は診察料(保険適用)のほかに、予約システムの利用料や薬の配送料がかかることがあります
  • 薬は自宅に届けてもらえます。薬剤師の説明も画面越しに受けられます
  • 高齢者がつまずくのは機器の操作です。家族の同席か、看護師の同席で解決できます
  • 元気なうちに1回試しておくのが、いちばんの備えです

目次

  1. オンライン診療でできること・できないこと
  2. オンライン診療・往診・訪問診療の違い
  3. 受け方の流れと、必要なもの
  4. 対応している医療機関の探し方
  5. 費用の内訳と、保険証の扱い
  6. 薬の受け取り方
  7. 高齢者がつまずくところと、その対処
  8. 通院が難しくなったときの選び方

オンライン診療とは

医師と患者が離れた場所にいる状態で、映像と音声のやり取りを通じて診察・診断・処方を行うものです。厚生労働省が指針を定めており、それに沿って各医療機関が実施しています。

できることできないこと
問診(症状を聞く)触診・聴診
見た目で分かる範囲の確認血液検査・尿検査
薬の処方レントゲン・画像の検査
慢性的な病気の経過の確認注射・点滴・処置
生活の指導・相談手術・入院の判断に必要な詳しい診察
薬の量の調整急な症状への対応

「通院の代わり」ではなく「通院を減らす手段」です

オンライン診療は、通院をすべて置き換えるものではありません。定期的な検査が必要な病気では、数回に1回は通院が必要になるのが一般的です。「もう病院に行かなくていい」ではなく、「行く回数を減らせる」と考えてください。どの程度まで置き換えられるかは、病気の内容によって医師が判断します。

オンライン診療・往診・訪問診療の違い

この3つの違いを知っておくと、通院が難しくなったときに迷いません。

比べる点オンライン診療往診訪問診療
医師はどこに画面の向こう自宅に来る自宅に来る
きっかけ予約して受ける具合が悪くなったとき、求めに応じてあらかじめ決めた計画に沿って定期的に
頻度必要に応じてそのつど月2回など、定期的
診察・処置できませんできますできます
対象通院できる人でも使えます急な体調の変化通院が困難な人
24時間の対応なし依頼に応じて体制が整えられていることが多い
費用最も小さい診療費+交通費等診療費+管理料等。継続的にかかります
向いている場面安定した慢性の病気、薬の継続急に具合が悪くなったとき自宅で療養を続ける、看取りまで見据える

よくある誤解を1つ

「往診」と「訪問診療」は、同じ意味で使われがちですが別のものです。往診は頼まれて行くもの、訪問診療は計画を立てて定期的に行くものです。在宅医療を担う医療機関では、訪問診療を基本としつつ、急変時には往診で対応するという組み合わせが一般的です。

どれを選ぶか

状況まず検討するもの
自分で通院できるが、回数を減らしたいオンライン診療
症状が安定していて、薬をもらうのが主な目的オンライン診療
感染症が流行していて外出を控えたいオンライン診療
急に熱が出た、動けなくなった往診(または救急)
足腰が弱り、通院そのものが難しくなってきた訪問診療
寝たきりに近い、点滴や処置が必要訪問診療
自宅で最期まで過ごしたい訪問診療(訪問看護と組み合わせます)

どれが適切かを決めるのは医師です

本記事の表はあくまで相談するときの目安です。実際にどの形が適切かは、病状を踏まえて医師が判断します。「訪問診療にしたい」と思ったら、まずかかりつけ医に相談してください。訪問診療を行っていない医療機関の場合は、対応できる医療機関を紹介してもらえます。

オンライン診療の受け方

  1. 対応している医療機関を探すかかりつけ医が実施しているかを、まず確認してください。
  2. 予約する電話、またはその医療機関が使っている予約の仕組みから申し込みます。
  3. 事前の情報を送る症状、体温、飲んでいる薬などを入力または伝えます。保険証の情報も事前に確認されます。
  4. 時間になったら接続する案内された方法で接続します。静かで、明るい場所を選んでください。
  5. 診察を受ける画面越しに症状を伝えます。お薬手帳を手元に置いておくと話が早く進みます。
  6. 会計する登録した支払い方法での決済、または後日の振込などです。
  7. 薬を受け取る自宅への配送、または薬局で受け取ります。薬剤師の説明も画面越しに受けられます。

必要なもの

もの補足
スマートフォン・タブレット・パソコンカメラとマイクが使えるもの
インターネットの接続映像が途切れない程度の通信速度が必要です
健康保険証・資格確認書・マイナ保険証事前に情報を伝えます
お薬手帳手元に置いておくと、薬の説明がしやすくなります
体温計・血圧計など自分で測った数値を伝えられると、診察の精度が上がります
支払いの手段医療機関の指定する方法によります
静かで明るい場所顔色が見えることが大切です。逆光を避けてください

対応している医療機関の探し方

個別の医療機関名は、この記事には載せていません。実施の状況は変わりますし、当サイトでは確認できないためです。代わりに、確実な探し方を載せています。

  1. まず、かかりつけ医に聞くこれがいちばん確実で、いちばん望ましい方法です。これまでの経過を知っている医師に診てもらえます。
  2. 厚生労働省が公表している一覧を見るオンライン診療に対応している医療機関の情報が、都道府県別に公開されています。「厚生労働省 オンライン診療 対応医療機関」で検索し、必ず厚生労働省の公式ページを開いてください。
  3. 都道府県・市区町村の医師会の案内を見る地域の医師会が独自にまとめていることがあります。
  4. 医療機関の公式ページで確認する実施の有無、対象となる診療科、予約の方法が書かれています。比較サイトの情報は古いことがあります。

かかりつけ医に聞くのが最善である理由

オンライン診療の指針では、日頃から診療している医師が行うことが基本とされています。これまでの経過、飲んでいる薬、体質を知っている医師のほうが、画面越しでも適切に判断できるからです。「オンラインでも診てもらえますか」と、次の通院のときに一言聞いてみてください。

費用の内訳

費目保険の扱い補足
診察料保険が使えます自己負担割合は通院の場合と同じです
処方箋の料金保険が使えます
薬の代金保険が使えます
予約システムの利用料保険外医療機関によって、かかる場合とかからない場合があります
薬の配送料保険外薬局から自宅へ届けてもらう場合
通信費自己負担ご自身の通信契約によります

※ 診療報酬は改定されることがあり、保険外の料金は医療機関・薬局によって異なります。本記事では具体的な金額を示していません。予約するときに「保険外の費用はかかりますか」と確認してください。

交通費と時間を含めて比べてください

診察料そのものは通院と大きく変わらないことが多いのですが、通院にかかる交通費、待ち時間、付き添う家族の時間を含めると、負担はかなり変わります。とくに通院に介護タクシーや家族の送迎が必要な方にとっては、差が大きくなります。

保険証・マイナ保険証の扱い

  • オンラインでも保険が使えます。自由診療ではありません
  • 保険証の情報は、事前に画像を送るか、番号を伝える方法が一般的です
  • マイナ保険証を使ったオンラインでの資格確認に対応している医療機関もあります
  • 方法は医療機関によって異なるため、予約時の案内に従ってください
  • 限度額適用の取扱いなども、通院の場合と考え方は同じです

薬の受け取り方

方法流れ向いている場合
自宅へ配送薬局が処方箋を受け取り、画面越しに服薬指導をしたうえで郵送します外出が難しい方
薬局で受け取る近くの薬局を指定し、家族などが取りに行きますすぐ受け取りたい場合
薬剤師が自宅を訪問訪問薬剤管理指導という仕組みがあります薬の管理が難しい方

オンラインでの服薬指導も認められています。薬剤師から画面越しに説明を受け、薬は配送してもらう、という流れです。配送料は保険外の負担になるのが一般的です。また、薬の種類によっては配送できない場合があります。

初診でも受けられるのか

受けられますが、条件があります

初診からのオンライン診療は認められています。かつては特例的な取扱いでしたが、指針の見直しを経て、恒久的な仕組みとして位置づけられました。

ただし、日頃から診療している医師が行うことが基本とされており、そうでない場合には、事前に医師と患者が情報を共有したうえで、オンラインで診療できるかを確認するといった手順が求められます。症状によっては「対面で診ます」と判断されることがあり、これは適切な対応です。

高齢者がつまずくところと、その対処

つまずき対処
機器の操作が分からない家族が同席する。1回一緒にやれば、次からできるようになる方が多くいます
画面が小さくて見えないタブレットやパソコンを使う。文字を大きくする設定にしておきます
声が聞き取りにくいイヤホンを使う。補聴器との相性を事前に確認しておきます
通信が不安定電波の届く場所で行う。接続できないときの連絡先を事前に聞いておきます
予約の仕組みが難しい電話予約に対応している医療機関を選ぶという手があります
支払い方法が分からない予約時に確認する。家族の支払い方法を登録できる場合があります
症状をうまく伝えられない紙に書き出してから臨む。体温・血圧の数値も控えておきます

看護師が同席する形もあります

訪問看護を利用している場合、看護師が自宅にいる状態で、医師とオンラインでつなぐという形が取られることがあります。機器の操作は看護師が行い、体温や血圧の測定、見た目の確認も看護師が補います。「機器が使えないから無理」と諦める前に、ケアマネジャーや訪問看護の担当者に相談してみてください。

向かない症状

次の場合は、オンラインではなく受診または救急要請を

  • 意識がおかしい、呼びかけへの反応が鈍い
  • 胸の痛み、強い息苦しさ
  • 手足に力が入らない、ろれつが回らない
  • 急激に強くなる痛み
  • 出血が止まらない、けが
  • 高熱が続く、水分が取れない

迷った場合は、救急安心センター事業(#7119)が使える地域なら相談できます。緊急性が疑われる場合は、ためらわず119番してください。

診察の前に用意しておくメモ

画面越しの診察は、対面より伝える力が問われます。医師が見て取れる情報が少ないぶん、こちらから言葉にする必要があるためです。紙に書き出してから臨むと、診察の質が変わります。

伝えること書き方の例
いつから「3日前の朝から」(「最近」ではなく日付で)
どこが、どんなふうに「右のひざが、歩き出すときだけ痛む」
強さの変化「昨日より強い」「夜のほうがつらい」
数値体温、血圧、脈、体重。測ったものは全部
食事・睡眠・排せつ「食欲は半分」「夜に2回起きる」
いま飲んでいる薬お薬手帳を手元に置く。市販薬やサプリメントも
聞きたいこと3つまでに絞って、先に書いておく

診察が終わったら、その場でメモしてください

画面が切れると、聞いた内容は驚くほど早く抜け落ちます。「次はいつ」「薬はどう変わったか」「気をつけること」の3点だけでも、終わった直後に書き留めてください。家族が同席している場合は、家族に書いてもらうと確実です。

訪問診療に切り替えるタイミング

オンライン診療で通院を減らしていても、いずれ「画面越しでは足りない」段階が来ます。目安になる変化を挙げます。

  • 通院そのものが体の負担になっている(帰宅後に何日も寝込む)
  • 付き添いがないと通院できない状態が続いている
  • 点滴や処置が定期的に必要になった
  • 薬の管理が自分では難しくなった
  • 急変したときにすぐ診てもらえる体制が必要になった
  • 自宅で療養を続けたい、自宅で最期を迎えたいと考えている

訪問診療は「通院が困難な方」が対象とされています。該当しそうな場合は、かかりつけ医、病院の相談室、ケアマネジャー、地域包括支援センターのいずれかに相談してください。

訪問看護との組み合わせ

担い手やること費用の仕組み
訪問診療の医師診察、処方、方針の決定医療保険
訪問看護師健康状態の確認、処置、服薬の管理、相談介護保険または医療保険(状態によります)
訪問薬剤師薬の管理、飲み合わせの確認医療保険・介護保険
ケアマネジャーサービス全体の調整介護保険(自己負担なし)
ヘルパー生活の援助、身体の介護介護保険

在宅で療養を続ける場合、医師だけでは成り立ちません。訪問看護が入ることで、急変の早期発見、医師への連絡、家族の不安への対応が可能になります。調整はケアマネジャーが行いますので、まずケアマネジャーに相談してください。

施設に入っている場合

  • 施設によって、提携している医療機関があります。まず施設に確認してください
  • 施設に医師が訪問して診療を行う形が一般的です
  • これまでのかかりつけ医を続けられるかどうかは、施設の方針と距離によります
  • オンライン診療を施設で受けられるかどうかも、施設の設備と方針によります
  • 入居前に「医療はどう受けられますか」と確認しておいてください。持病がある方には重要な選択の基準です

終活としての意味

「通院できなくなる日」は、たいてい急に来ます

転倒による骨折、入院、体力の低下。通院が難しくなるきっかけは、多くの場合突然です。そのときに慌てて医療機関を探すのは、本人にとっても家族にとっても大きな負担になります。

だから、元気なうちに次の3つを確認しておいてください。

  • かかりつけ医はオンライン診療をやっているか
  • かかりつけ医は訪問診療にも対応しているか。していない場合、紹介してもらえるか
  • この地域で、在宅医療を担っている医療機関はどこか

この3つを聞いておくだけで、その日が来たときに動けます。次の通院のときに、一言尋ねるだけです。

一度、元気なうちに試しておく

いちばん効く備えがこれです。体調が悪いときに、初めての操作を覚えるのは無理があります。

  • かかりつけ医に「一度オンラインで受けてみたい」と伝える定期の薬をもらう回のうち1回を、オンラインに替えてもらいます。
  • 家族と一緒に、接続の練習をする予約から接続までを1回やっておけば、次から迷いません。
  • うまくいかなかった点をメモする音が聞こえにくい、画面が暗い、など。次に直せます。
  • 接続できないときの連絡先を控えておく電話での対応に切り替えられることがあります。

よくある失敗

失敗何が起きたか
体調を崩してから初めて使おうとした操作が分からず、結局通院することになった
逆光の場所で接続した顔色が見えず、医師が判断しにくかった
お薬手帳を手元に置いていなかった飲んでいる薬を説明できなかった
保険外の費用を確認していなかった予約システムの利用料と配送料が別にかかった
比較サイトの情報で医療機関を選んだ実施していなかった。情報が古かった
「もう通院しなくていい」と思い込んだ必要な検査を受けられていなかった
訪問診療と往診を混同していた定期的に来てもらえると思っていたが、違った

オンライン診療の疑問

オンライン診療でも健康保険は使えますか。
使えます。自己負担の割合は通院の場合と同じです。ただし予約システムの利用料や薬の配送料は保険の対象外となり、別に負担が生じることがあります。予約するときに「保険外の費用はかかりますか」と確認してください。
スマートフォンを持っていません。
タブレットやパソコンでも受けられます。いずれも持っていない場合は、家族の機器を借りて同席してもらう方法があります。また、電話での再診に対応している医療機関もあります。まずはかかりつけ医に「どういう方法がありますか」と聞いてみてください。
初診でも受けられますか。
受けられます。初診からのオンライン診療は、指針の見直しを経て恒久的な仕組みとして位置づけられています。ただし日頃から診療している医師が行うことが基本とされており、そうでない場合は事前の情報共有などの手順が求められます。症状によっては「対面で診ます」と判断されることもあり、これは適切な対応です。
どんな病気なら向いていますか。
症状が安定している慢性的な病気で、定期的に同じ薬を継続する場合が向いています。ただし、どこまでオンラインで対応できるかは病状によって医師が判断します。本記事で「この病気なら大丈夫」と申し上げることはできません。かかりつけ医にご相談ください。
薬はどうやって届きますか。
薬局から自宅へ配送してもらえます。その際、薬剤師から画面越しに説明を受けるのが一般的です。近くの薬局を指定して、家族が受け取りに行くこともできます。配送料は保険外の負担になるのが通常で、薬の種類によっては配送できない場合もあります。
往診と訪問診療は何が違うのですか。
往診は「求めに応じて、そのつど来てもらう」もの、訪問診療は「あらかじめ計画を立てて、定期的に来てもらう」ものです。在宅医療では、訪問診療を基本としながら、急変時には往診で対応する組み合わせが一般的です。訪問診療は「通院が困難な方」が対象とされています。
訪問診療は費用が高いのではありませんか。
診察料のほかに在宅療養に関する管理料などが継続的にかかるため、通院より負担が大きくなることが一般的です。ただし高額療養費制度の対象であり、上限を超えた分は払い戻されます。また、通院にかかる交通費や付き添う家族の負担がなくなる分もあります。具体的な負担については、医療機関または病院の相談室にご確認ください。
親が離れて暮らしています。オンライン診療に同席できますか。
医療機関によって取扱いが異なります。別の場所から家族が同時に接続できる仕組みを用意しているところもあります。予約するときに「離れて暮らす家族も同席できますか」と確認してください。難しい場合は、診察後に本人から内容を聞き取る、あるいは診察の要点をメモしてもらうといった方法があります。
耳が遠くて、画面越しの会話が難しいです。
イヤホンを使うと聞き取りやすくなることがあります。補聴器との相性は事前に試しておいてください。また、文字でのやり取りに対応している医療機関もあります。訪問看護を利用している場合は、看護師が同席して伝達を補う形も取れます。予約時に事情を伝えておくと、配慮してもらえます。
認知症の家族に使えますか。
本人だけで受けるのは難しいことが多く、家族または看護師の同席が前提になります。画面越しでは状態の変化を捉えにくい面もあるため、訪問診療のほうが適している場合があります。どちらが適切かは医師の判断になりますので、かかりつけ医とケアマネジャーにご相談ください。
施設に入っていても使えますか。
施設の設備と方針によります。多くの施設では提携している医療機関の医師が訪問して診療を行っています。入居前に「医療はどう受けられますか」「これまでのかかりつけ医を続けられますか」を必ず確認してください。持病がある方にとっては、施設選びの重要な基準になります。
終活として、いま何をしておけばよいですか。
次の通院のときに、かかりつけ医へ3つ聞いてください。「オンライン診療はやっていますか」「訪問診療にも対応していますか」「対応していない場合、紹介してもらえますか」。この3つを聞いておくだけで、通院できなくなった日に慌てずに済みます。そして可能であれば、元気なうちに一度オンライン診療を試しておいてください。

まとめ|元気なうちに、3つ聞いておいてください

オンライン診療は「画面越しの診察」です。検査も処置もできませんが、症状が安定している慢性的な病気であれば、通院の回数を減らせます。保険が使え、薬は自宅に届けてもらえます。

そして高齢期には、オンライン診療・往診・訪問診療という3つの選択肢が出てきます。混同されがちですが、往診は「頼んだときに来てもらう」、訪問診療は「定期的に来てもらう」もので、まったく別のものです。通院そのものが難しくなったら、訪問診療の検討段階です。

探し方はひとつだけ覚えておいてください。まず、かかりつけ医に聞くこと。これまでの経過を知っている医師に診てもらうのが、指針の考え方からも、実際の使いやすさからも最善です。厚生労働省が対応医療機関の一覧を都道府県別に公開していますので、そちらも確認できます。

最後に、いちばん効く備えを。元気なうちに、次の通院で3つ聞いておいてください。「オンライン診療はやっていますか」「訪問診療にも対応していますか」「していない場合、紹介してもらえますか」。通院できなくなる日は、たいてい急に来ます。そのときに慌てないために、聞くのは今日で構いません。

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本記事は、編集部が厚生労働省をはじめとする公的機関の公開情報をもとにまとめたものです。本記事は症状の判断や受診の要否について助言するものではなく、医学的な助言を行うものでもありません。どの診療形態が適切かは、病状を踏まえて医師が判断します。必ずかかりつけ医にご相談ください。オンライン診療の実施の有無、予約方法、保険外の費用、家族の同席の可否、薬の配送の取扱いは、医療機関・薬局によって異なります。予約時にご確認ください。診療報酬および指針の内容は改定されることがあります。最新の情報は厚生労働省の公開情報でご確認ください。本記事には個別の医療機関名を掲載していません。対応医療機関については、厚生労働省が都道府県別に公表している情報、または各医療機関の公式の案内をご参照ください。緊急性が疑われる場合は、ためらわず119番通報してください。救急安心センター事業(#7119)は実施している地域が限られます。

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