家族葬の準備|当日までの流れと役所の手続き・自分たちでできる範囲の一覧

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家族葬にしたい、けれど何から手をつければよいか分からない——これがいちばん多い悩みです。家族葬は「小さくやる葬儀」ではなく、呼ぶ人の範囲を家族と近しい人に限る形の葬儀のことです。この記事では、生前にできる準備、亡くなった直後にすること、期限のある役所の手続き、見積書の見方、そして自分たちでできる範囲がどこまでかを、時間の順に整理しました。いま直面している方は「亡くなった直後にすること」から読んでください。

この記事の結論

  • 家族葬は形式の名前ではなく、呼ぶ範囲を限る、という決め方のことです
  • 準備の中身は「亡くなる前」と「亡くなった後」でまったく別物です
  • 生前にやることは1つだけ。誰を呼ぶかを決めて、紙に書いておくことです
  • 死亡届は7日以内。火葬許可がないと火葬できません
  • 見積書は総額ではなく、「含まれていないもの」から見ます
  • 自分たちでできるのは連絡・進行・飾りつけ・返礼。搬送と火葬の手配は専門に頼むのが現実的です
  • 呼ばなかった人への連絡を後回しにすると、あとで揉めます

この記事でわかること

  1. 家族葬と他の形式の違い
  2. 準備は2種類に分かれる
  3. 生前にできる準備
  4. 誰を呼ぶかの決め方
  5. 亡くなった直後にすること
  6. 役所の手続きと期限
  7. 葬儀社の決め方
  8. 見積書で見る12項目
  9. 自分たちでできる範囲
  10. 当日の流れ
  11. 費用はどこで差がつくか
  12. 香典を受けるか辞退するか
  13. よくあるトラブル7つ
  14. 葬儀後に続く手続き
  15. よくある質問12問

家族葬とは?一般葬・一日葬・直葬との違い

まず言葉の整理からです。家族葬に、決まった形式や決まった人数はありません。「参列をお願いする範囲を、家族と近しい人に限る」という決め方の呼び名です。

形式呼ぶ範囲日数特徴
一般葬広く知らせます2日参列者の数が読みにくいです
家族葬家族と近しい人だけ2日人数が読めるので準備しやすいです
一日葬限る場合が多いです1日通夜を行いません
直葬・火葬式ごく近い人のみ1日式を行わず火葬のみです
お別れの会後日、広く1日葬儀とは別に行います

「家族葬」と「葬儀を自分たちで行うこと」は別の話です

近ごろは、葬儀の一部を家族の手で行う葬儀DIYという言い方もされます。ただ、家族葬にしたからといって、自分たちで全部やる必要はまったくありません。逆に、一般葬でも飾りつけや進行を家族が担うことはできます。「呼ぶ範囲を決めること」と「どこまで自分たちでやるか」は、別々に決められます。

家族葬の準備は2種類に分かれる

ここを混ぜて考えると、いつまでも準備が進みません。亡くなる前にできることと、亡くなった後にすることは、内容がまったく違います。

生前にできる準備

  • 誰を呼ぶかを決める
  • 連絡先を一覧にする
  • 菩提寺の有無を確かめる
  • 葬儀社の候補を見ておく
  • 費用の出どころを決める

亡くなった後にすること

  • 搬送先を決める
  • 葬儀社を決める
  • 日程を組む
  • 死亡届を出す
  • 参列者に連絡する

亡くなった後にすることは、ほとんどが数時間から1日以内に決まっていきます。だからこそ、生前にできる部分を1枚の紙にしておくと、当日の負担がまったく違います。

生前にできる準備【チェックリスト】

  • 呼ぶ人の一覧をつくる(名前・続柄・連絡先。10人でも構いません)
  • 呼ばない人にも、あとで知らせる名簿をつくる
  • 菩提寺があるかを確かめる(あるなら連絡先を控えます
  • 宗派を確かめる(分からなければ親族に聞いておきます)
  • 葬儀社の候補を2社見ておく(見積もりだけでも取れます)
  • 希望する形式を書いておく(家族葬・一日葬など)
  • 遺影に使いたい写真を決めておく
  • 費用をどこから出すかを決める口座は凍結されることがあります
  • お墓や納骨先があるかを確かめる
  • 入れてほしいもの・着せてほしい服を書いておく

お金の置き場所に注意

金融機関が亡くなったことを把握すると、その口座からは自由に引き出せなくなります。葬儀の費用を故人の口座から出す前提にしていると、支払いのときに困ることがあります。誰がいったん立て替えるのかを、あらかじめ家族で決めておいてください。

誰を呼ぶかの決め方

家族葬でいちばん難しいのがここです。人数ではなく「線の引き方」を先に決めると、迷いが減ります。

線の引き方呼ぶ範囲の例向いている場合
同居家族まで配偶者・子ごく静かに行いたい
二親等まで親・子・きょうだい・孫最も選ばれる形です
三親等までおじ・おば・甥・姪まで親族の付き合いが深い
親族+親しい友人上記+数名本人の希望がある場合
本人が指名した人だけ名簿のとおり生前に決めてある

「どこまで」で悩んだときの決め方

迷ったら、線を1つ内側に引いて、外側の人には後日あらためて知らせるのが実務的です。呼ばれなかったことより、知らせがまったく来なかったことのほうが、後で問題になります。「近親者のみで済ませました」という連絡を、四十九日までに必ず入れてください。

呼ばない人への伝え方と時期

相手いつ伝えるか伝え方
親族(呼ばない範囲)葬儀の前に一報を入れます電話。事後だと角が立ちます
親しかった友人葬儀の後、早めに電話または手紙
勤務先・元勤務先葬儀の前後忌引きの手続きも兼ねます
近所葬儀の後回覧などで広げないよう頼みます
年賀状のやり取りだけの相手年末喪中はがきで足ります
本人の趣味の仲間葬儀の後代表者に一報を入れます

「参列はご遠慮ください」を必ず添える

葬儀の前に一報を入れる場合、「近親者のみで執り行いますので、ご参列はご辞退申し上げます」と明記してください。書かずに知らせると、相手は「行くべきか」で悩みます。香典や供花を辞退する場合も、同じ文面の中で伝えます。あとから断るほうが、はるかに気を遣わせます。

亡くなった直後にすること【時間順】

  1. 医師から死亡診断書を受け取る。これがないと何も進みません。原本は複数枚あると後の手続きが楽になります
  2. 搬送先を決める。自宅か、葬儀社の安置施設かの二択です
  3. 葬儀社に連絡する。病院で紹介されても、その場で決める義務はありません
  4. 搬送してもらう。搬送だけを頼んで、葬儀は別に決めることもできます
  5. 近しい人へ連絡する。まず家族、次に呼ぶ範囲の人へ
  6. 菩提寺があれば連絡する。日程はお寺の都合と合わせます
  7. 葬儀社と打ち合わせる。形式・人数・日程・費用を決めます
  8. 死亡届を出す。葬儀社が代行してくれることが多い部分です
  9. 火葬許可証を受け取る。これがないと火葬できません

病院で紹介された葬儀社に、その場で決めなくてよい

病院からは「搬送の手配をどうしますか」と聞かれます。ここで慌てて契約する必要はありません。「搬送だけお願いします」と伝えれば、それだけを頼めます。葬儀の内容と費用は、落ち着いてから別に決められます。搬送を頼んだ会社に、そのまま葬儀まで頼まなければならない決まりはありません。

役所の手続き|死亡届と火葬許可

ここには期限があります。ほとんどは葬儀社が代行してくれますが、何が行われているかは知っておいてください。

手続き期限どこへ備考
死亡届知った日から7日以内市区町村死亡診断書と一体の用紙です
火葬許可の申請死亡届と同時市区町村これがないと火葬できません
火葬死後24時間を過ぎてから火葬場法律で定められています
埋葬許可火葬後に受け取ります火葬場納骨に必要です。なくさないでください
世帯主の変更14日以内市区町村該当する場合のみです
健康保険の資格喪失14日以内市区町村・勤務先
年金の受給停止10日または14日以内年金事務所など制度により期限が違います

※ 手続きの窓口・必要書類は市区町村により異なります。詳細はお住まいの市区町村の公式ページと窓口でご確認ください。

葬儀社を決める手順

  1. まず搬送だけを頼む急いで決めなければならないのは搬送先だけです。ここで葬儀まで決める必要はありません
  2. 2社から見積もりを取る時間がなくても、1社だけで決めると比べようがありません
  3. 人数と形式を同じ条件で伝える条件が違うと、金額を比べられません
  4. 総額ではなく内訳で比べる安く見える見積もりほど、含まれていない項目が多いことがあります
  5. 追加になりやすい項目を確認する安置日数・搬送距離・料理・返礼品はあとで増えます

見積書で必ず確認する12項目

確認する項目なぜ見るか
1何人ぶんの金額か人数が変わると総額が動きます
2安置は何日ぶん含まれるか1日延びるごとに加算されます
3搬送距離は何キロまでか超えると追加になります
4ドライアイスの日数安置日数と連動します
5火葬料は含まれているか別払いのことがあります
6式場の使用料公営と民営で差があります
7お布施は含まれません寺院への謝礼は別です
8料理・返礼品の単価人数分の変動費です
9祭壇の写真があるか言葉だけでは分かりません
10遺影の加工代含まれない場合があります
11キャンセルの条件日程が変わることがあります
12支払いの時期と方法現金のみの場合があります

見積書は「含まれていないもの」から見る

総額の大小より、その金額に何が入っていないかのほうが重要です。とくにお布施・火葬料・安置の延長・料理・返礼品は、あとから乗ることが多い費目です。「この金額のほかに、当日かかる可能性があるものを全部教えてください」と聞くのがいちばん早い方法です。

自分たちでできること・頼んだほうがよいこと

作業自分たちで備考
参列者への連絡できます名簿があれば負担は小さいです
遺影の写真選びできます加工は葬儀社に頼めます
受付・会計できます親族以外に頼むのが通例です
進行の一部できますあいさつは家族が行います
飾りつけ・思い出の展示できます会場の許可を取ります
返礼品の手配できます数の読み違いに注意します
ご遺体の搬送現実的ではありません専用の車と手続きが要ります
安置と保全難しい部分です温度管理が必要です
死亡届・火葬許可できます葬儀社の代行が一般的です
火葬場の予約できます混み具合により日程が動きます
棺・骨壺の用意できる場合があります持ち込みを断る会場があります

葬儀社を使わずに進める場合

自分たちだけで進めることは、制度のうえでは可能です。ただし現実には、搬送・安置・火葬場の予約でつまずきます。行う場合に必要なものを整理します。

  • ご遺体を運ぶ手段(自家用車での搬送は現実的ではありません
  • 安置できる場所と、温度を保つ手段
  • 死亡届と火葬許可の申請を自分で行うこと
  • 火葬場の予約(受け付けの条件を先に確認します
  • 棺・骨壺の入手先
  • 火葬場が個人からの申し込みを受けるかどうかの確認
  • 当日の人手(棺を運ぶ人が数人必要です)

「安く済ませたい」が目的なら、別の方法があります

費用を抑えたいのであれば、すべて自分たちで行うより、直葬や一日葬を選び、葬儀社に頼むほうが結果的に安く、負担も小さくなることが多いです。また、生活保護を受けている方には葬祭扶助という制度があり、国民健康保険などには葬祭費・埋葬料の給付があります。先にこちらを確認してください。

家族葬の当日の流れ

時間の目安すること
1日目午前〜午後納棺。家族が立ち会えます
1日目夕方通夜(一日葬では行いません)
1日目通夜のあと通夜ぶるまい。家族葬では省くことも多いです
2日目午前葬儀・告別式
2日目式のあと出棺。お別れの時間を取ります
2日目昼前後火葬。1時間から2時間ほどかかります
2日目火葬のあと収骨(骨上げ)
2日目午後初七日を繰り上げて行うことがあります
2日目最後後飾り祭壇を自宅に設けます

費用はどこで差がつくか

費目差がつく理由抑える方法
式場の使用料公営か民営か公営の斎場を調べます
火葬料市区町村で大きく違います住民である市の火葬場を使います
祭壇大きさと生花の量写真を見て決めます
安置の日数火葬場の空き状況日程を早めに押さえます
料理人数と単価家族葬では省くことも多いです
返礼品人数数を多めに読むと余ります
お布施寺院との関係菩提寺に直接相談します
搬送距離病院から会場までの距離近い安置先を選びます

香典・供花を受けるか辞退するか

受ける場合辞退する場合
準備するもの受付・記帳・返礼品訃報に辞退の一文
あとの手間香典返しの手配が必要ですほとんどありません
費用への影響一部をまかなえます全額を自分たちで負担します
注意点名簿の管理が必要です当日持参されたときの対応を決めておきます

辞退しても持ってこられたら

「辞退しております」と一度伝えたうえで、それでも渡される場合は受け取って構いません。その場で押し問答になるほうが、双方に負担です。受け取った場合は記録を残し、あとで返礼を用意します。受付を置かない場合は、誰が預かるかを家族の中で決めておいてください。

訃報の伝え方と文面

葬儀の前に、呼ばない親族へ知らせる例

父 〇〇が △月△日に永眠いたしました。
葬儀は故人の希望により、近親者のみで執り行います。
そのためご参列・ご香典・ご供花はご辞退申し上げます。
まずは取り急ぎ、お知らせ申し上げます。

葬儀のあとに知らせる例

母 〇〇が △月△日に永眠いたしました。
葬儀は本人の希望により家族のみで相済ませました。
本来であれば早くにお知らせすべきところ、事後のご連絡となりましたことをお詫び申し上げます。
生前のご厚誼に、心より御礼申し上げます。

菩提寺がある場合・ない場合

あるときないとき
最初にすることまずお寺に連絡します宗派を確認します
日程お寺の都合と合わせます火葬場の空きで決めます
戒名菩提寺にお願いします付けない選択もできます
お布施お寺に直接相談します葬儀社に相談します
納骨菩提寺の墓地へ納骨先を別に決めます

菩提寺に連絡せず進めると、納骨で困ります

先祖のお墓があるお寺に知らせないまま別の僧侶に依頼すると、そのお墓に納骨できなくなることがあります。お墓がどこにあるか分からない場合は、親族に「うちのお寺はどこか」を必ず確認してください。これは家族葬でいちばん取り返しがつきにくい失敗です。

喪主は誰がやるのか・当日の役割分担

人数が少ないぶん、家族葬では一人が何役も抱えがちです。先に割り振っておくと、当日ずっと楽になります。喪主に法律上の決まりはなく、配偶者、次に子が務めるのが一般的です。高齢や体調の事情があれば、子が喪主を務め、配偶者は席に座っているだけでも構いません。

役割誰が向いているかやること
喪主配偶者または子あいさつと、判断を決めること
連絡係手の空いている家族参列者への連絡と質問への対応
受付親族以外に頼むのが通例です記帳と香典の預かり
会計受付とは別の人金額の確認と保管
寺院の対応年長の親族お布施を渡し、送迎を確認します
写真・思い出の準備孫世代でもできます展示するものを選びます
子どもの世話参列しない家族式中に別室を用意してもらえます

あいさつは短くて構いません

喪主のあいさつは、「本日はお集まりいただき、ありがとうございました」から始めて、故人のことを一言、最後にお礼で締める。これで十分です。覚えられなければ、紙を読んで構いません。家族葬では、参列者もそれを気にしません。

家族葬でよくあるトラブル7つ

起きること原因防ぎ方
呼ばなかった親族が怒る事前の一報がなかった葬儀の前に電話を入れます
菩提寺の墓に入れないお寺に連絡していなかった最初にお寺へ連絡します
あとから弔問客が続く知らせが後になった早めに一斉に知らせます
見積もりより高くなった安置延長・料理・返礼品追加になる項目を先に聞きます
費用が払えない口座が使えなくなった立て替える人を決めておきます
兄弟で意見が割れる形式と費用の負担生前に本人の希望を書き残します
写真がない遺影に使える写真が見つからない元気なうちに1枚選んでおきます

葬儀のあとに続く手続き

手続き期限の目安窓口
世帯主の変更14日以内市区町村
健康保険の資格喪失14日以内市区町村・勤務先
年金の受給停止10日または14日以内年金事務所など
葬祭費・埋葬料の申請2年以内市区町村・保険者
公共料金・通信の名義変更早めに各事業者
相続放棄をする場合3か月以内家庭裁判所
準確定申告4か月以内税務署
相続税の申告10か月以内税務署

葬祭費・埋葬料は申請しないともらえません

国民健康保険や後期高齢者医療制度には葬祭費、健康保険には埋葬料という給付があります。自動では支払われず、申請が必要です。期限は2年ですが、忘れやすい手続きなので、葬儀の領収書は必ず保管しておいてください。

納骨・散骨を考える場合の注意点

方法必要なもの注意点
お墓に納骨埋葬許可証納骨の日程を寺院や霊園と調整します
納骨堂埋葬許可証・契約継承の条件を確認します
永代供養契約あとから取り出せない形式があります
散骨粉状にする処理場所の制約があり、自治体の条例も関わります
手元供養残りをどうするか決めておきます
すぐ決めない自宅で保管して構いません。期限はありません

納骨に法律上の期限はありません。四十九日に合わせる家が多いだけで、決まらないうちは自宅に置いておいて差し支えありません。急いで決めて後悔するより、落ち着いてから家族で話すほうが確実です。

家族葬の準備チェックリスト

  • 呼ぶ人の名簿(名前・続柄・連絡先)
  • 呼ばない人へ後日知らせる名簿
  • 菩提寺の有無と連絡先
  • 宗派
  • 遺影に使う写真
  • 希望する形式(家族葬・一日葬など)
  • 香典・供花を受けるか辞退するか
  • 費用を誰が立て替えるか
  • 葬儀社の候補2社と見積もり
  • 納骨先の有無
  • 着せたい服・入れたいもの
  • 受付を誰に頼むか

よくある質問

家族葬は何人までですか
決まりはありません。数名のこともあれば、30名を超えることもあります。人数ではなく「呼ぶ範囲を限る」という決め方の呼び名です。
家族葬にすると費用は安くなりますか
参列者が減るぶん、料理と返礼品は減ります。ただし式場・祭壇・火葬にかかる費用は人数と関係なくかかるため、思ったほど下がらないことがあります。
親族にはどこまで知らせるべきですか
呼ばない親族にも、葬儀の前に一報を入れるのが安全です。「近親者のみで執り行います」と添えれば、参列を求められることはほとんどありません。
会社には伝えたほうがよいですか
忌引きの手続きがあるため、勤務先には早めに伝えます。そのうえで「家族葬のため参列と香典は辞退したい」と申し添えてください。
香典は辞退したほうがよいですか
どちらでも構いません。受けると香典返しの手配が必要になり、辞退すると費用を全額負担することになります。手間を減らしたいなら辞退が楽です。
病院で紹介された葬儀社に頼まないといけませんか
その必要はありません。「搬送だけお願いします」と伝えれば、葬儀の内容は別に決められます。
死亡届は誰が出しますか
親族などが届出人になりますが、実際の提出は葬儀社が代行することが多いです。期限は死亡を知った日から7日以内です。
菩提寺がありません。お経はどうしますか
葬儀社に相談すれば僧侶を手配してもらえます。宗教を伴わない形式にすることもできます。ただし先祖のお墓がある場合は、先にそのお寺へ連絡してください。
自分たちだけで葬儀を行えますか
制度のうえでは可能ですが、搬送・安置・火葬場の予約で行き詰まることが多いです。費用を抑えたいのであれば、直葬や一日葬を葬儀社に頼むほうが現実的です。
葬儀費用は故人の預金から出せますか
金融機関が把握すると、その口座は自由に使えなくなります。一定額を引き出せる制度もありますが手続きが要るため、まず誰が立て替えるかを決めておいてください。
納骨はいつまでにしなければいけませんか
期限はありません。四十九日に合わせる家が多いだけです。決まらないうちは自宅で保管して差し支えありません。
葬儀のあと、まず何をすればよいですか
期限の短いものから順に。年金の受給停止、健康保険の資格喪失、世帯主の変更が最初です。葬祭費・埋葬料の申請も忘れないでください。

まとめ

この記事の要点

  • 家族葬は形式ではなく、呼ぶ範囲を限るという決め方です
  • 生前にやることは名簿づくりと、菩提寺の確認の2つで足ります
  • 呼ばない親族にも、葬儀の前に一報を入れます
  • 死亡届は7日以内。火葬許可がないと火葬できません
  • 見積書は総額ではなく、含まれていないものから見ます
  • 菩提寺への連絡を飛ばすと、納骨で困ります
  • 葬祭費・埋葬料は申請しないともらえません(2年以内)

家族葬は、簡略化した葬儀ではありません。本当に見送りたい人と、落ち着いた時間を取るための形です。準備が難しく感じるのは、決めることが一度に来るからです。先に決められるのは「誰を呼ぶか」だけ。それが紙に書いてあれば、残りは順に決まっていきます。

本記事は一般的な情報を整理したものです。手続きの期限・必要書類・窓口、火葬場の受付条件、葬祭費や埋葬料の金額は、市区町村や加入している制度によって異なります。実際の手続きにあたっては、お住まいの市区町村の公式ページと窓口、および葬儀社にご確認ください。宗教・宗派・地域の慣習によって作法は異なります。

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