静岡県の葬祭費一覧|34市町で5万円・富士宮市は火葬のみ対象外【2026年版】

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静岡県で亡くなった家族の葬儀を終え、国民健康保険の葬祭費を申請しようとしている方へ。県内の23市12町、あわせて35市町(静岡県に村はありません)について、国民健康保険条例と公式ページ、請求書の様式を1件ずつ調べました。額を確認できた34市町はすべて5万円で、75歳以上の後期高齢者医療も5万円です。ただし県庁所在地の静岡市だけは、公式サイトの文字情報で額を確かめられませんでした。また富士宮市は火葬だけのときは支給しないと明記するなど、同じ5万円でも受け取れる条件や手続きは市町ごとに違います。

結論

  • 額を確認できた34市町はすべて5万円(静岡市は未確認)
  • 後期高齢者医療(広域連合)も5万円。申請は住んでいた市町の窓口
  • 富士宮市は火葬のみの場合は支給しないと明記
  • 御前崎市・菊川市は実際に葬祭を行ったことが条件
  • 磐田市・御殿場市は電子申請ができる
  • 三島市は申請した翌月の15日前後に振込
  • 長泉町はゆうちょ銀行の口座に振り込めない
  • 清水町は葬祭費と別に火葬場使用料を補助(2026年4月以降は上限5万円)

目次

  1. 静岡県の葬祭費はいくらか
  2. 35市町の早見表
  3. 静岡市の額と区役所の持ち物
  4. 浜松市の申請先
  5. 後期高齢者医療の葬祭費
  6. 火葬のみでは出ない市
  7. 電子申請と郵送
  8. 市から届く案内と振込の目安
  9. 申請期限の書き方
  10. 葬儀を確かめる書類
  11. 振込口座の決まり
  12. 国保税の滞納があるとき
  13. 他の保険や交通事故で出ない場合
  14. 支所での受付とおくやみ窓口
  15. 清水町の火葬場使用料の補助
  16. 終活の支援
  17. 他府県と比べる
  18. 会社の保険の埋葬料
  19. 静岡県の葬祭費で迷いやすい点
  20. 静岡県で葬祭費を申請する流れ

静岡県の葬祭費は確認できた34市町で5万円

国保の加入者が亡くなると、葬儀を出した人(喪主や施主)は、亡くなった方の住所があった市町に請求して葬祭費を受け取れます。静岡県では、浜松市のような政令市から川根本町・西伊豆町のような町まで、額が分かった市町はどこも5万円で、3万円や2万円の市町はありませんでした。

条例の条は第4条(小山町)から第9条(函南町)まで市町によって違い、請求書の書き方や窓口も一様ではありません。額が同じでも、火葬だけで済ませた場合の扱いや口座の決まりは市町ごとに違うので、早見表で住んでいた市町を探してから、その市町の節を読んでください。

静岡県で最初に確かめたいこと

通夜や告別式をせずに火葬だけで見送った場合に支給されるかと、市から請求書が郵送されてくるかの2点です。富士宮市・三島市・袋井市などは、死亡届を出したあとに市から書類や案内が届きます。

【35市町一覧】静岡県の葬祭費 早見表

23市12町の額・条例の条・担当の課です。条が「未確認」の市町は、例規集が特殊な閲覧方式で本文を読めなかったところです。

市町葬祭費条例担当
静岡市未確認未確認各区役所 保険年金課
浜松市5万円第6条各区の福祉事業所
沼津市5万円第6条国民健康保険課
熱海市5万円第6条(請求書様式による)保険年金室
三島市5万円未確認保険年金課
富士宮市5万円未確認保険年金課
伊東市5万円未確認保険年金課
島田市5万円第6条国保年金課
富士市5万円未確認国保年金課
磐田市5万円第6条国保年金課
焼津市5万円第7条国保年金課
掛川市5万円第6条国保年金課
藤枝市5万円第7条国保年金課
御殿場市5万円第6条(請求書様式による)国保年金課
袋井市5万円未確認保険課
下田市5万円第7条市民保健課
裾野市5万円未確認国保年金課
湖西市5万円第7条保険年金課
伊豆市5万円第6条市民課
御前崎市5万円未確認市民課
菊川市5万円第6条市民課
伊豆の国市5万円第5条国保年金課
牧之原市5万円第6条国保年金課
東伊豆町5万円第7条健康づくり課
河津町5万円第6条健康増進課
南伊豆町5万円第6条健康増進課
松崎町5万円第6条健康福祉課
西伊豆町5万円第6条健康福祉課
函南町5万円第9条住民課
清水町5万円第7条住民課
長泉町5万円未確認福祉保険課
小山町5万円第4条住民課
吉田町5万円第7条町民課
川根本町5万円第6条税務住民課
森町5万円第7条住民生活課

※2026年9月に、各市町の国民健康保険条例(例規集)・公式ページ・請求書を確認した結果です。三島市・富士宮市・伊東市・富士市・袋井市・裾野市・御前崎市・長泉町は、例規集の本文を読めない(御前崎市は例規集への入口を見つけられない)ため、額は公式ページで確かめました。熱海市と御殿場市の「第6条」は、条例本文ではなく市の請求書様式に書かれた条です。下田市・東伊豆町・河津町・小山町・吉田町は公式ページに額がなく、条例本文で確かめています。静岡市は下の節を見てください。

静岡市の額は未確認|区役所ごとに持ち物の書き方が違う

静岡市は、葵区・駿河区・清水区の各区役所の保険年金課で葬祭費の申請を受け付けています。ところが、国保の給付を並べた市のページに葬祭費の個別ページがなく、額が載っているとみられる「国保のしおり」の給付の章は画像だけのPDFで、文字として読み取れませんでした。各区の死亡の手続き案内やおくやみ窓口のガイドも調べましたが、静岡市の公式サイトの文字情報では葬祭費の額を確かめられませんでした。例規集も特殊な閲覧方式で、条例本文を開けていません。

このため、この記事では静岡市の額を「未確認」とし、推測では書いていません。静岡市の方は、申請の前に区役所の保険年金課で額を確かめてください。持ち物は、区ごとに次のように書き方が違います。

区葬儀を確かめる書類の書き方口座
葵区葬儀の領収書・訃報・会葬礼状のいずれか1点預金通帳(相続人代表と喪主が同じなら1冊)
駿河区訃報・会葬礼状・領収書・請求書のいずれか1点。亡くなった人と喪主の氏名、葬儀の日付が分かるもの喪主の金融機関の口座が分かるもの
清水区葬儀代の領収書・訃報・会葬礼状のいずれか1点葬祭執行者(喪主)の通帳など

葵区のおくやみ窓口の案内は、国保と後期高齢者医療の加入者には葬祭費があるので、窓口の利用は葬儀が終わってからを勧めると書いています。マイナンバーカードで一括申請できる「おくやみワンストップサービス」もありますが、葵区版の案内では葬祭費はその対象の印が付いていません。

浜松市|区によって担当課の名前が違う

浜松市は条例第6条で5万円と定め、公式ページと請求書にも5万円と書いています。政令市なので申請先は区ごとに分かれ、担当する課の名前も区によって違います。

区担当受け付ける場所
中央区中央福祉事業所 保険年金課中央区役所と東・西・南の行政センター
浜名区浜名福祉事業所 長寿保険課浜名区役所と北行政センター
天竜区天竜福祉事業所 長寿保険課天竜区役所

このほか、支所・協働センター・市民サービスセンター・ふれあいセンターの窓口でも受け付けます(一部の施設を除く)。会葬礼状か葬儀代の領収書は葬祭を行った人の名前が書かれたものに限られ、死亡時の手続きページには亡くなった本人名義の口座には振り込めないと書かれています。葬祭を行った人以外の口座に振り込むときは委任状が要ります。

後期高齢者医療の葬祭費|静岡県後期高齢者医療広域連合も5万円

75歳以上の方と、一定の障害で認定を受けた65歳以上の方は、静岡県後期高齢者医療広域連合の条例第2条により5万円です。広域連合は、葬祭費の申請や問い合わせは住んでいた市町の窓口へと案内しています。施行規則第14条は、申請書に死亡の事実を証明する書類を添えるよう定めています。

申請書(様式第24号)の欄書き方
葬祭執行者葬祭日・住所・氏名を書く
申請者葬祭執行者とは別の欄で、亡くなった方との続柄を書く
死亡の原因「第三者行為(交通事故等)」か「その他(自損事故・疾病等)」を選ぶ
死亡の場所記入欄がある
振込先銀行・信用金庫・信用組合・農協から選び、口座名義人はカタカナ

国保も後期高齢者医療も5万円なので、75歳の誕生日の前に亡くなっても後でも額は同じです。広域連合は記入例を公開していないため、書き方に迷ったら市町の窓口で聞きながら書くと確実です。

火葬のみでは出ない市|富士宮市は公式ページに明記

通夜や告別式を行わず、火葬だけで見送る場合の扱いを書いている市です。

市公式ページの書き方
富士宮市支給を受けられない場合として「火葬のみの場合」を挙げている
御前崎市実際に葬祭を行っていることが条件
菊川市実際に葬祭を行っていることが条件

富士宮市は、葬祭費の概要のすぐ下に、支給を受けられない場合として火葬のみの場合を最初に挙げています。富士宮市で火葬だけにする場合は、葬祭費が出ない前提で費用を考えてください。御前崎市と菊川市は火葬のみかどうかには触れていませんが、実際に葬祭を行ったことを条件にしています。ほかの市町の公式ページには、火葬のみの場合の扱いが見当たりませんでした。書いていないことは支給されるという意味ではないので、直葬を考えている場合は、葬儀の前に窓口に確かめておくと安心です。

電子申請と郵送|磐田市と御殿場市はインターネットで

窓口に行かずに申請できる市です。電子申請はどちらも「ロゴフォーム」という申請画面を使います。

市方法条件・注意
磐田市電子申請公金受取口座でも受け取れる。窓口に来るのが難しい人は相談を、と案内
御殿場市電子申請・郵送電子申請は本人か同じ世帯の人だけ。それ以外は委任状が要るので窓口か郵送
熱海市郵送「受付窓口にて直接、または郵送」
湖西市郵送受付の案内あり葬祭費が郵送の対象かは公式ページで確かめられず

御殿場市の郵送や電子申請では、申請者の本人確認書類の写しと、葬祭の領収書か会葬礼状が必要です。静岡市は郵送で受け付ける申請の一覧に葬祭費がなく、浜松市も窓口での受付だけを書いています。

市から届く案内と振込の目安|三島市は翌月15日前後

死亡届を出したあと、市や町のほうから葬祭費の書類や案内を送ってくるところがあります。

市町届くもの・時期
富士宮市死亡届から約1週間後に請求書を郵送。1人世帯なら死亡届の届出人あて
三島市死亡届の提出時に請求手続きのお知らせ
袋井市ほかの手続きも含めた案内の手紙。申請書は市が記入して用意
藤枝市死亡届の確認後にお知らせ
吉田町死亡届の提出時に案内
焼津市土日祝日に当直室へ死亡届を出した場合、後日届出人に案内通知

富士宮市は請求書が届いてから手続きする流れなので、1人暮らしだった方の場合は、死亡届を出した人の住所に請求書が届く点を家族で共有しておくと安心です。焼津市は、案内の通知を国保年金課の給付担当に持って行くよう書いています。

振込の時期を書いていたのは三島市だけで、申請した翌月の15日前後が支給日です。ほかの市町は振込までの日数を公式ページに載せていませんでした。

申請期限の書き方|起算日の表現が市町で違う

期限を書いている市町を並べました。どこも2年ですが、何日から数えるかの書き方が少しずつ違います。

市町公式の書き方
沼津市・掛川市葬祭を行った日の翌日から2年
熱海市・富士市・磐田市葬儀を行った日の翌日から2年
焼津市葬祭執行日の翌日を起算して2年
富士宮市・伊豆の国市葬祭を行ってから2年
清水町おくやみハンドブックに、葬祭を行った日の翌日から2年間
函南町後期高齢者医療のページに、葬儀をした日から2年
西伊豆町給付全般の質問への答えとして2年間(起算日の記載なし)

静岡市・浜松市を含む多くの市町は、葬祭費のページに期限を書いていません。どの市町も数える起点は亡くなった日ではなく葬儀の日という書き方なので、葬儀の日付が分かる書類は申請が済むまで捨てずに取っておいてください。

葬儀を確かめる書類|富士市は領収書、函南町は不要

葬儀を行った人を確かめる書類は、会葬礼状か領収書のどちらかでよいとする市町が多い一方、はっきり違う扱いをしているところがあります。

市町書類の扱い
富士市葬儀費用の領収書。支払者の名前がなければ請求書なども
掛川市会葬礼状・訃報・葬祭の領収書と明細書など。顔写真入りの公的な身分証も
熱海市会葬礼状なら記載の喪主か施主、領収書なら宛名の人に限る
函南町国保は会葬礼状・領収書・死亡診断書の写しが不要。町が戸籍の届出で確かめる
南伊豆町会葬礼状や領収書がなければ「葬祭費申立書」を添える
島田市・藤枝市・伊豆の国市香典返礼状(島田市)、会葬のご案内(藤枝市)、会葬はがき(伊豆の国市)も使える
袋井市会葬礼状や領収書の写しでよい

富士市は後期高齢者医療の葬祭費では会葬礼状も挙げていますが、国保の葬祭費は領収書を求めています。富士市の国保の方は、葬儀社の領収書を受け取ったら申請まで大切に保管してください。

印鑑の決まりもまちまちです。焼津市と小山町は朱肉を使う印鑑、湖西市・御前崎市・長泉町はスタンプ式の印鑑は不可としています。反対に袋井市は2020年9月から押印を不要にし、島田市は喪主が自分で署名すれば印鑑は要りません。

振込口座の決まり|長泉町はゆうちょ銀行に振り込めない

葬祭費は口座への振込です。口座について特別な決まりを書いている市町です。

市町口座の決まり
長泉町喪主の口座でゆうちょ銀行を除く。喪主以外の口座なら喪主の委任状
森町ゆうちょ銀行に振り込むなら通帳の見開きページのコピー
牧之原市ゆうちょ銀行なら必ず通帳を持参。申請書で公金受取口座も選べる
島田市喪主以外の口座にするなら委任欄に署名。その場合は公金受取口座を使えない
磐田市公金受取口座を使うならマイナンバーカードを持参
函南町申請書に公金受取口座を使う欄がある
藤枝市喪主以外の口座なら委任状の欄に署名か記名押印(スタンプ印は不可)

長泉町の請求書にも公金受取口座の欄はありますが、口座を用意するときは長泉町ではゆうちょ銀行以外の口座を用意する必要があります。反対に、同じ県内でも森町や牧之原市はゆうちょ銀行でも受け取れ、持ち物が増えるだけです。沼津市・掛川市・南伊豆町は喪主名義の口座、川根本町は喪主か施主の口座を指定しています。

国保税の滞納があるとき|差し止めや充当の書き方

国保税の未納と葬祭費の関係を書いている市町です。

市町公式の書き方
東伊豆町納期限から1年6か月を過ぎると、葬祭費などの給付の全部か一部を差し止める
長泉町国保税に未納がある方は、税に充当する場合がある
伊豆の国市亡くなった方か請求者に滞納があれば、手続きのときに納付相談

伊豆の国市は、亡くなった方だけでなく請求する人自身の滞納も納付相談の対象にしています。長泉町のように税に回されると、5万円がそのまま振り込まれないこともあります。

他の保険や交通事故で出ない場合|退職後3か月の扱い

会社の健康保険から国保に移って間もなく亡くなった場合、前の保険から葬祭に当たる給付が出るなら国保からは出ません。多くの市がこの点を書いていますが、細かい書き方には違いがあります。

  • 島田市・裾野市:国保に入って3か月たたずに亡くなった場合は、対象外となることがある
  • 藤枝市:亡くなった方が前の保険の被扶養者だった場合は、国保から支給すると明記
  • 袋井市:社会保険の本人としての加入が1年以上あり、国保に移って3か月以内なら社会保険から支給
  • 焼津市:国保に入って3か月未満でも、会社の健康保険の加入が1年未満なら対象

退職から間もなく亡くなった場合は、国保の窓口より先に前の勤め先の健康保険に問い合わせると二度手間になりません。

交通事故など相手のいる事故が原因のときは、熱海市と三島市が支給されない場合があると書き、袋井市は申請のときに必ず申し出るよう求めています。東伊豆町と西伊豆町は示談の前に連絡を、森町は必ず届出をと案内し、広域連合や南伊豆町・牧之原市の申請書にも第三者行為の有無を選ぶ欄があります。

支所での受付とおくやみ窓口|袋井市は死亡届を出した先で

本庁舎以外でも申請できる市です。

市本庁舎以外の受付
熱海市南熱海支所・泉支所
島田市金谷支所・川根支所の地域総合課
磐田市福田・竜洋・豊田・豊岡の各支所
焼津市大井川市民サービスセンター
藤枝市岡部支所
袋井市原則として死亡届を出した先(市役所か浅羽支所)
湖西市新居地域センター

伊豆の国市の国保年金課は木曜日だけ19時まで窓口を開けています。長泉町は、死亡による国保の脱退届は住民窓口課、葬祭費は福祉保険課と、担当の課が分かれています。

死亡後の手続きをまとめて案内する「おくやみ窓口」は、静岡市の3区ともインターネットでの予約が基本で、葵区は3開庁日前までの申し込みを求めています。伊豆市はインターネットか電話で、予約した日から4営業日以降の枠を選びます。伊豆市の「おくやみハンドブック」には、葬祭費5万円が振り込まれることと、喪主名義の通帳・認め印・会葬礼状か領収書を持って行くことが書かれています。清水町も冊子のおくやみハンドブックを死亡届の届出人に配り、浜松市は手続きのチェックリスト付きの「おくやみガイド」を公開しています。

清水町の火葬場使用料の補助|2026年4月から上限5万円

清水町は、国保の葬祭費とは別に、町独自の火葬場使用料の補助金を設けています。町民がほかの市町の火葬場を使ったとき、その火葬場を地元の住民が使う場合との差額(火葬炉と待合室1室の使用料に限る)を補助する仕組みです。

項目内容
補助の上限3万2千円。2026年(令和8年)4月1日以降に使った場合は5万円
添える書類火葬場使用料の領収書(原本)
申請先住民課 戸籍住民係
受け取り後日、申請書に書いた口座に振込

国保の葬祭費(住民課 国民健康保険係)とは係も申請書も別です。清水町では葬祭費5万円と火葬場使用料の補助の両方を申請できる場合があるので、火葬場の領収書は原本のまま取っておくと確実です。清水町は、葬祭費の申請者について国保の被保険者でなくてもよいとも明記しています。

終活の支援|熱海市は2026年10月から死後の手続きを支援

葬祭費の申請先と同じ市町が、生前の備えも支えています。静岡県内で公式ページを確認できた取り組みです。

市町取り組み
熱海市「終活あんしんサポート事業」(2026年10月1日開始)。身寄りのない単身の方と協力葬儀会社との3者で、火葬・納骨の死後事務委任契約を支援。預託金は基本額30万円
富士市「富士市終活サポートセンター」(2026年4月開始、社会福祉協議会に委託)。終活の総合相談(完全予約制)、終活情報の事前登録、葬儀と埋葬の事前準備の支援
磐田市市民相談センター内の「終活おうえん窓口」。電話か面談で1回おおむね45分
島田市・長泉町エンディングノート「もしもの安心ノート」(島田市)、「マイエンディングノート」(長泉町)
小山町町が作った「わたしの道のり」と、寄付を受けた「未来ノート」の2種類のエンディングノート
伊豆市伊豆市版の終活ノート「こころづもり書」

熱海市の事業は、熱海市に住む満70歳以上の単身の方(要介護認定を受けた65歳以上の方も柔軟に対応)で、支援できる家族がいないことなどが条件です。頼れる家族がいない方は、葬祭費を受け取る人がいない場合に備えて、生前に葬儀と納骨の段取りを決めておくことが大切で、熱海市・富士市はその相談先になります。

他府県と比べる|29府県の集計では5万円の多数派

終活.com編集部は、県別の葬祭費一覧を作るときに同じ手順で調べた29府県773市町村の国保の葬祭費を集計しています(2026年9月。額を確認できたのは747市町村)。数え方は葬祭費はいくら?国保・後期高齢者の金額と申請方法|埋葬料との違いにまとめています。

国保の葬祭費市町村の数割合
5万円38751.8%
3万円25033.5%
2万円9312.4%
1万5千円5-
6万円4-
1万円・2万5千円・4万円各2-
4万5千円・7万円各1-
3万円以下の合計35247.1%

静岡県の35市町はこの集計に含まれていませんが、29府県の集計と比べると、額を確認できた34市町がすべて5万円の静岡県は、全体の51.8%を占める5万円の多数派にそろって入ります。3万円以下の市町は1つもありません。後期高齢者医療の広域連合は29府県のうち5万円が14府県、3万円が9府県、2万円が6県で、静岡県は5万円の14府県と同じ側です。

県国保の葬祭費後期高齢者医療
静岡県確認できた34市町で5万円(静岡市は未確認)5万円
神奈川県33市町村で5万円5万円
山梨県5万円が中心(甲府市6万円、3万円の町村も)5万円
三重県29市町すべて5万円5万円

隣の神奈川県も5万円で、火葬のみでも支給すると書いた市町がありました。富士宮市とは逆の扱いなので、県をまたいで親の葬儀を出す家族は神奈川県の葬祭費一覧|33市町村5万円・火葬のみも対象の市町【2026年版】とあわせて確かめてください。同じ東海の三重県の内訳は三重県の葬祭費一覧|29市町すべて5万円・市町別の申請方法【2026年版】にあります。

会社の健康保険の埋葬料|国保の葬祭費と同時には出ない

亡くなった方が協会けんぽや健康保険組合に入っていた場合は、市町の葬祭費ではなく勤め先の保険に埋葬料を請求します。条例本文を確認できた静岡県の市町は、いずれもほかの法律の保険から同じ種類の給付が受けられるときは葬祭費を出さないと定めています。

静岡県の市町の葬祭費会社の健康保険の埋葬料
額5万円(静岡市は未確認)5万円
請求先住んでいた市役所・町役場(静岡市は区役所)協会けんぽの支部か健康保険組合
両方もらえるかもらえない(どちらか一方)

静岡県では額がほぼそろっているので、迷うのは額より請求先です。資格確認書やマイナ保険証で、亡くなった方がどの保険に入っていたかを先に確かめると、窓口を間違えずに済みます。

静岡県の葬祭費で迷いやすい点

静岡県の葬祭費はいくらですか
額を確認できた34市町はすべて5万円です。静岡市は公式サイトの文字情報で額を確かめられず、未確認です。後期高齢者医療は5万円です。
静岡市の葬祭費はいくらですか
公式サイトの文字情報に額の記載がなく、この記事では未確認としています。申請先の区役所の保険年金課で確かめてください。
浜松市ではどこに申請しますか
区役所・行政センターの国保の窓口のほか、一部を除く支所や協働センターでも受け付けます。担当は区の福祉事業所です。
火葬だけの場合も葬祭費は出ますか
富士宮市は火葬のみの場合は支給しないと明記しています。御前崎市と菊川市は実際に葬祭を行ったことが条件です。ほかの市町は公式ページに記載がありません。
インターネットで申請できますか
磐田市と御殿場市は電子申請ができます。御殿場市の電子申請は本人か同じ世帯の人に限られます。
郵送で申請できますか
熱海市と御殿場市は郵送でも申請できます。
いつ振り込まれますか
三島市は申請した翌月の15日前後です。ほかの市町は公式ページに日数の記載がありませんでした。
申請期限はいつまでですか
書いている市町はどこも2年で、葬儀を行った日の翌日などから数えます。静岡市・浜松市など多くの市町は公式ページに記載がありません。
会葬礼状がない場合はどうすればよいですか
南伊豆町は葬祭費申立書を添えれば申請できます。函南町の国保は会葬礼状も領収書も要りません。富士市は領収書を求めています。
ゆうちょ銀行の口座で受け取れますか
長泉町はゆうちょ銀行を除くとしています。森町は通帳の見開きのコピー、牧之原市は通帳の持参が必要です。
清水町で火葬場の補助はありますか
葬祭費とは別に、ほかの市町の火葬場を使った差額などを補助します。2026年4月1日以降の使用は上限5万円です。
会社の健康保険だった場合はどうなりますか
市町の葬祭費ではなく、協会けんぽや健康保険組合に埋葬料を請求します。両方は受け取れません。

静岡県で葬祭費を申請する流れ

要点

  • 額を確認できた34市町はすべて5万円、静岡市は未確認
  • 後期高齢者医療も5万円
  • 富士宮市は火葬のみなら支給なし、御前崎市・菊川市は葬祭の実施が条件
  • 磐田市・御殿場市は電子申請、熱海市・御殿場市は郵送
  • 長泉町はゆうちょ銀行を除く口座に振込
  • 清水町は火葬場使用料の補助も別にある

静岡県の葬祭費は、額が分かった市町ではどこでも5万円です。違いが出るのは、火葬のみの扱い、書類と口座の決まり、市からの案内の有無です。

早見表で担当の課を確かめたら、葬儀を出した人の名前が入った領収書か会葬礼状と、振込先の口座が分かるものをそろえて申請します。静岡市の方は、区役所で額と持ち物を確かめてから出向くと確実です。

本記事は、静岡県内35市町の国民健康保険条例(例規集)・公式ページ・請求書と、静岡県後期高齢者医療広域連合の条例・施行規則・案内・申請書をもとに、2026年9月時点で確認できた内容を整理したものです。静岡市は、公式サイトの文字情報と各区の案内資料に葬祭費の額の記載がなく、例規集も開けなかったため、額と条を未確認としています。熱海市・御殿場市の条は請求書様式の記載によります。必要書類や窓口の運用は変わることがあり、公式ページに記載がない項目も、制度や決まりがないという意味ではありません。申請の際は、お住まいだった市町の担当窓口で最新の内容を必ずご確認ください。

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